今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

2018.09.21
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カテゴリ: 短歌

明石海人歌集

白描(40)


岩波文庫より


(注)明石海人(本名野田勝太郎)は、大正7年沼津町立沼津商業学校(現:県立
沼津商業高等学校)卒業で、私の先輩であることを知りました。


春夏秋冬(1)


春(1)


裏山の歯朶のつもり葉ふふませて昨日も今日も雨のけむらふ


転(まろ)びゐる枯歯朶山の日だまりに近づく声は大瑠璃(るり)のたぐひか


鳶二つ舞ひもつれつつ草丘に昼の陽あしはうつるともなし


うつらうつら眼下海(まなしたうみ)に照り翳る春日のうつろひ見つつ遥けさ


海寄(うみより)の風に堪へつつ閑かなりさくら一むら昼をかがよふ


坂道をくだり来つれば薔薇苑は香に籠りつつうすら日の照る


いつしかもミシンの音はやみてをり立藤のはな黄なる曇りに

(つづく)







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最終更新日  2018.09.21 08:34:45
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