明石海人歌集
白描(191)
岩波文庫より
(注)明石海人(本名野田勝太郎)は、大正7年沼津町立沼津商業学校(現:県立
沼津商業高等学校)卒業で、私の先輩であることを知りました。
翳(二)(23)
水無月(1)
窓による日ごとの影のうつろひのきはまるはてに翅をひらく
かの島の罌粟の実青くふる雨か往き交ふ船のけうとき
無言
空のをち根雪のごとくのこされて木草に凝る胚も思はず
短夜のしじま険しく山梔の酸ゆき毒にも染みかねにつつ
(つづく)
後藤瑞義入選歌(令和2年)(1) 2026.05.29
渡辺順三歌集「日本の地図」1952年(… 2026.05.29
与謝晶子の歌(370)花のある風景――(… 2026.05.29