1月29日(水)
島木赤彦歌集(117)
中公文庫:日本の詩歌6より
昭和五十一年四月十日初版
歌集「柹蔭集」(12)
大正十四年(10)
高木村(2)
信濃下高井郡野沢温泉
雪のこる遠山白し湯の庭の 桑
の高木に実の 熟
るるころ
桑のみを 爪
だちあがり我は 摘
む幼きときも 斯
くのごとせし
はるけくも年はなりにけり桑のみを口さへ 染
みて我は 食
みけむ
二月三日寺沢・高田二氏と舟遊す
土肥
の海 榜
ぎ 出
でて見れば 白雪
を 天
に 懸
けたり富士の高根は
富士が根はさはるものなし久方の 天
ゆ傾きて海に至るまで
(つづく)
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