10月31日(土)
昭和萬葉集(巻十)(358)(昭和二十七年~二十九年の作品)
講談社行(昭和 55 年)
Ⅴ(65)
愛と死(47)
茂吉の死(2)
土屋文明
死後のことなど語り合ひたる記憶なく 漠々 として 相 さかりゆく
慰めむ味噌汁を吾が煮たりしも口がかわくと歎きつづけき
ただまねび従ひて来し四十年一つほのほを 目守 るごとくに
此の山の 温泉 よろこぶ君がへに左千夫歌集も編みにしものを
鳥がねも霧たちこめて雨の降るこの青山に涙のごはむ
(つづく)
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