1月25日(火)
「選択本願念仏集」(法然著)(344)
岩波書店:1997年4月16日発行
(十六) 釈迦 如来 、弥陀の名号をもつて 慇懃 に 舎利 弗 等
に付属したまふの 文 (25 )
後の時に、本を脱し 竟已 りぬ。また
さらに心を至し、 要 ず七日を 期 して、 日 別 に阿弥
陀経十遍を 誦 し、阿弥陀仏三万遍を念じ、 初夜 ・
後 夜 に、かの仏の国土の 荘厳 等の相を 観想 して、
誠心 に 帰命 して、 一 ら 上 の法の如くす。 当夜 に即
ち 三 具 の 磑 輪 の、道の辺りに 独 り転ずるを見る。
(つづく)
本を脱し 竟已 りぬ:脱稿した。
初夜・後夜:一日を六時(日没・初夜・中夜・後夜・晨朝・日中)に分
けた一で、初夜は午後六時から十時、後夜は午前二時から六時までの時
をいう。
三具の 磑 輪 : 磑 は石臼のことで、訓馬の法として道に 磑 輪 を立てて馬を
つなぐことをいう。茶臼ともいい、ここでは三箇のそろった石臼のこと。
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