1月28日
短歌入門(今からはじめる人のための)(27)(抜粋)
岡井隆著 昭和23年9月25日発行
型について(2)
一、短歌の形式は、五音、七音、五音、七音、七音の五句、三十一音律(五つの句から成り、全部で三十一の音によって、律(リズム)をととのえている、という意味)だから、この五句の構成と、各句の音数を厳密に守ることを学ぶ。
二、万葉集巻一の歌、できれば巻二までの歌をくりかえし学べば、短歌の「調べ」を自分のものにすることができる。さしあたり、万葉集巻一の歌を「大体の定跡と考えて好い。」
茂吉の警告:
定跡(注:万葉集巻一を手本にして体得した型)を体得したものは、作歌力量はずんずん伸びるし、定跡を体得しないものは、形態がくづれて、いつまで経っても素人の域を脱することが出来ない。生を写すべき大切な技法も、「おたのしみのお道楽で満足すべき程度に終始して、終りを告げることになる。
(つづく)
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