2 月22日(火)
昭和萬葉集(巻十一)(355)(昭和三十年~三十一年の作品)
講談社行(昭和 55 年)
Ⅳ(75)
愛と死(63)
亡き人を偲ぶ(1)
宮 柊二
生ひ 長 けし 合歓 も椿もみ墓 べに安らぐごとし秋日浴みつつ
夏すでに過ぎむとしをりまかりこし能登一之宮の寂しき浪の穂
田邊耕一郎
播磨野や竜野の山のいばらみち石は語らずひとつ立ちおり
獄死すとは何たることぞ眼つむれば雪ゆきし人の背姿
歎異鈔一章よめばやすらかに眠れると言いし三木清かも
(つづく)
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