こころのオアシス

こころのオアシス

October 8, 2011
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香山リカの本が届いたので
さっそく読んでみた。

3.11以後、精神科医として
どんなことに気づいたか、
ということが平易に書いてあり
まあまあ参考になった。

避難所の人たちをインタビューして、
けっきょく、人は
雨露の凌げる所と、暖かい毛布と、
いくらかの食べ物があれば
いいのかもしれない、というのが
印象的だった。

換言すれば、衣食住が確約されているだけで
人は幸せなのだろう。

今日、日本の家庭には
物が1.000点以上あるというくらい
豊富な物品に囲まれて暮らしている。

かく言う我が家でも、
車は3台もあるし、テレビは6台、
パソコンは5台もある。

本一冊、CD一枚をそれぞれ
一品と考えたら、それだけで
2.000点を超えてしまうほどだ。

それでも、新しい本やCDが出た
といっては、すぐに欲しくなるのは、
物の豊かな先進国に住む
現代人の物欲なのかもしれない。

世界の20億もの人は
一日2ドル以下で生活しており、
さらに1億人ほどは1ドル以下で
生活しているという。

一冊1.200円の新刊は16ドルほどなので、
それで2週間生活している人々も
この地球上にはいるのである。

3.11以後、
当たり前に物が食べれて、
本が読める、という
この国の幸せを
十分にありがたく思って暮らさねば
と思うようになった。





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Last updated  October 8, 2011 09:12:03 AM


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