やるべきことをやっている子とそうでない子で差が開いてきました。毎年のことですし、普段の授業態度とノートを見ていれば、どの子がついていけなくなるかはある程度の予測も付いてますので、それほど驚きはありません。が、それにしても随分な差です。偏差値にすると、一番上の子と下の子とでは、27の開き。学校の5科目の点数では150点の開き。
学校でも塾でも同じ教材を使用し、同じ問題を解き、同じ解説を聞き、同じように理解していながら、1週間すると差が開いてしまう。その一番の要因は記憶力でしょう(もっと端的に言えば努力不足です)。
ですから、せっかく理解し覚えたことを忘れないように、「記憶力保持の為のさまざまなアイデア・アドバイス」を授業中に指示するのですが、残念ながら記憶力のない子は、そうしたアドバイスすら忘れてしまうという・・・。本当に落語やギャグの世界です。
たとえば、 これ 。
この日に4つのアドバイスをしました。
「4つのアドバイスの詳細は覚えていないのは仕方ないとして、4つのアドバイスをしたこと自体は覚えていますか?」と聞いたところ、成績中位から下位の子達は「4つのアドバイス」を受けた記憶さえ、すっかり忘れていました。
ただ、そんな中でも一応メモをとっている子もいたので、試しにその4つを読み上げてもらいました。すると、残念なことに、人によって4つの内容がバラバラ。やはり、普段話を聞けていない子や国語が苦手な子は、箇条書きで話した4ポイントを正確にメモすることすらできません。
今年の中3生。なかなか大変です。高校に上がるまで、あるいは社会に出るまでに、どうにかこのあたりだけは改善しておきたいところです。(高校入学後は誰も注意してくれなくなります)
ところで、数学の採点が終了しました。
授業内で指定した問題。そっくりそのまま、数字も変えずに4題出しました。
採点の結果ですが、なんと0点の子もいます。連休中何をやっていたのでしょうか。
不合格者は、次回の数学の授業は自習していてください
残念ですが、そろそろ「そういう時期」なのです。志望校の選択肢が徐々に狭まってくる頃です。春先の志望校は死亡校という名前に変わります。それが夏です。(反対に努力している人は、志望校の選択肢がどんどん広がっていきます)
さて、次回もう一度チャンスを与えましょう。木曜日の数学のテストと英語のテストで合格できれば、次回の数学の授業に参加することを許可します。
数学は、指定されたページから同一問題を出題します。数字も変えません。
英語は、2回行ったテスト(接続詞)からミックスして出題します。同一問題です。単語も変えません。
数学は再テスト。英語は再々テスト。どちらも新しい問題はありませんから満点合格でいいですね?そして、 このチャンスを逃したら、もう「終わり」でいいですね?そもそも入試は一発勝負です。
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