進路の最終決定を目前にし、中3塾生の各自がおのおのの「決断」をしています。
素晴らしいと思います。こうやって人は成長していくのでしょう。
その決断が、私立単願であろうと、初志貫徹の都立であろうと、また、挑戦であろうと、回避・撤退であろうと、自分が出した結論が正しいと信じて進むしかありません。
「どちらを選ぶべきか」ということに正解はなく、自分の選んだ道が正解と思いこむことです。大切なことは、自分が選んだ道に誇りを持ち、自分自身で認めてあげること。選んだ以上はもう振り返らず、前に前に進むことです。ただただ前進、突き進むのみです。
タイトルは忘れましたが、以前、読んだ本に書いてあった話です。アメリカのお年寄りにアンケート調査が行われました。その質問の中に「後悔していることは何ですか?」という項目があったそうなのですが、最も多かったのが「 もっと挑戦しておけば良かった 」だったそうです (確かそんな内容でした)。
「挑戦」は生きている時にしかできません。しかし、だからといって、毎年毎年、1年中、いつでもどこでも出来るものでもありません。人生の中で「大きな挑戦」をできる機会は限られています。中学受験、高校受験、大学受験、就職活動、資格試験、留学、転職、独立、起業などごくごく僅かです。
そんな人生の節目節目の貴重な機会に、「あえて難しい道を選択した」ということはきっと大きな財産となるでしょう。
生きていれば「失敗」はつきものです。しかし、 絶対に失敗しない方法 があります。それは、 挑戦しないこと です。挑戦しなければ、失敗は間違いなく起こりません。そのように考えると、「失敗が多い人」というのは、「たくさん挑戦している人」と言い換えることもできるかもしれません。そして、世の中で大成功を収めている多くの人は、例外なく、失敗もたくさんしているはずです。
受験に不合格はつきものです。合格と不合格は表裏一体。誰かが合格すれば、その裏で必ず誰かが不合格になっています。そんな不確定要素の多い受験において、挑戦の道を選ぶ勇気に敬意を表します。
※このブログは、何でもかんでも「挑戦すればいい」と言っているわけではありません。回避や撤退という選択も、ものすごく勇気がいるものです。
ここで言いたいのは、そうした勇気ある決断(挑戦であろうと回避であろうと)を、15歳という中学生が自らしていることに価値があるということです。本当に素晴らしいと思います 。
(というわけで、本日はうちの塾らしくないブログを書いてみました。)
※追記
今ネットで確認したところ、初めて偏差値60に達した子がいました。
これで、今年度の中3塾生、 全員が偏差値60以上 を達成しました。おめでとうございます 。
なお、 17名中15名が「偏差値65」 を達成しています。どうにか全員偏差値65を達成したいところです。
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