進学塾キャラベル 西東京市 都立自校作成・難関私立高校受験

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2022年09月09日
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カテゴリ: その他
9月から10月上旬にかけ、塾生の中学校は定期試験期間に入ります。キャラベルはいろいろな中学校から生徒が通塾しているので、この1ヶ月は常にどこかの中学校で定期試験が行われています。


◆さて、 塾生は必ず計画を立てるようにしてください 。特に5科目450点に届いていない子は、計画自体が非常に甘いケースが多いです。心配な場合は提出し、私のチェックを受けるようにしましょう。


​​ <計画の立て方;補足> ​​

具体的な計画の立て方は、授業中に各クラスで「のべ3~4時間」は話しているので、そのメモを読み返しておきましょう。

​(メモを取ってない子達は残念ながら、その3,4時間を無駄にしてしまったということです。中3Bクラスと中2クラスはメモを取っていない子が多いです。8割程度の子が聞いているだけです。中1クラスは3割程度の子が全くメモを取っていないようです。 ​私からは「メモを取りなさい」とはめったに言わないので各自でご判断を​


さて、授業中に話したこと以外にいくつか補足しておきます。​




(1) 計画を立てる際には、自分が到達したいゴール地点を決めることから始めてください。

これはごく当たり前のことなのですが、そもそもゴール地点が明確でない子が多すぎます。 合計で何点取る必要があるのか。その合計点を取るために、どの教科でどれくらいの点数を取るべきなのか決めてください。 ​何となく5科目400点というぼやーっとした目標では大抵失敗します。

目標は必ず定量化・数値化し、現在地(現時点の点数)とのギャップも必ず可視化 (最近では某自動車メーカーの真似をして「見える化」とでも言うのでしょうか)してください。



(2) 1で決めた目標を達成するために必要な項目を科目毎に全て書き出してください。

いわゆるToDoリストと呼ばれるものですが、そのリストを全部やれば1の目標点に到達できるのかどうかよく考えてみてください。5科目450点に達していない子はこのあたりが非常に甘い子が多いです。


​​計画表を見ると、「 ​たったこれだけの計画(勉強量)で90点取れるわけないでしょ​ 」と一目で判断できる計画を立ててている子がいます。そんなに虫の良い話は世の中に転がっていません。

※ちなみに、「目標は高いけれど、努力はしたくない」というタイプの人は、将来鬱病にかかる可能性が高めとのことなので気をつけてください。理想の自分と現状のリアルな自分がどんどん乖離していくからだそうです。


ところで、中1も中2も関数の授業をやったので、次の話を理解できると思います。
​​


テスト結果がy、みなさんの勉強量がxだとすると、基本的に結果yは勉強量xに比例します。この勉強量の変数が小さすぎる場合は、結果は付いてきません。

しかも、厄介なのは「比例定数a」には個人差があることです。AくんとBさんが、同じ勉強量xをこなしたとしても、Aくんの比例定数が3で、Bさんの比例定数が6の場合、結果は2倍程度変わってきます。





(3) 期限を考える

計画を立てたら、それを期限までに終えるようにしてください。5科目450点に届かない子のほぼ全員が、期限までに課題を終えることが出来ていません。ダラダラしている時間が多すぎるので、せめて定期試験前2週間程度は、起きている時間の全てを勉強に使ってください。




ということで、ダラダラしている諸君(特に中1、中2、中3Bクラスに多め)へ次の話です。




​<勉強法について>​

この時期になると「勉強法」について尋ねてくる生徒がいますが、勉強法なんてものは単純かつ簡単です。



1 まずは取りかかる


2 できるようになるまで続ける


以上2点です。


​ほとんどの子は1が出来ていません。 机の前に座って、教科書とノートを開き、ペンを持って、目の前のことに取りかかかるだけ です。本当にそれだけ。勉強ってそうやってやるんです。


成績が上がらない多くの子は、そんなことすら出来ていないのです。ネットを見たり、漫画を見たり、テレビを見たり、音楽を聴いたり、のんびりジュースを飲んだりしている暇があったら、早く取りかかってださい。まずは取りかかる。とにかく取りかかる。それだけ。さあ、早く立って、スマホを置いて、机の前に行ってください。すぐに。3秒以内に。本当にそれだけの単純な話なんです。こんなブログ見ている暇があるなら、早く机に向かう。


​そして、次の段階。


出来るようになるまで続けるだけ 。​



​以上の2点で成績は劇的に変わります。 ​とくに5科目300点台の子達は一気に5科目合計で50点は上がるのでは?



もっと何か良い勉強法はないかって?​



​まあ、一つだけアドバイスするならば、今やっている勉強が、 あなたが受ける試験で要求されている力に直結するかどうか 考えてください。



たとえばですが、英語のリスニング対策をしているならば、単語や英文を何度も何度も書いても、リスニング試験の点数には直結しないですよね?


数学で言えば、定石や典型解法は覚えなければならない理由もそこです。数学的な能力を高めるという点では、専門家の方々や理系の方々から大ブーイングが来てしまいそうですが、1科目50分しかない定期試験や高校入試会場の場で、鶴亀算や図形の解法を生み出している時間は受験生にはありません。


そういうことです。


​自分のやっていることが次の定期試験の結果に直結するのかどうかよく考えてください。



特にノートまとめが好きな人へ。つまり、今まさに黄色の蛍光マーカーを持って、ノートを色分けしようとしているあなたへ。ちょっとキャップをしめて考えてみてください。ノートの その部分を黄色く塗ると、定期試験の問題が解けるようになりますか?


そこをよーく考えてください。


​せっかく「机に座って取りかかる」という段階をクリアしたのに、無駄なことをやっている時間があまり多すぎる子がいます。


その色分け作業が得点に結びつくならいいのです。私は何も言いません。ただ、 その色分けが、ひまわり幼稚園のさくら組の園児達がやっている塗り絵と同じレベルの話なら、それは今すぐやめるべき です。そんなことをやっているから成績が上がらないのです。で、お母さんから塾に電話がかかってくるのです。「机には向かっているようなんですが、どうも成績が上がらなくて・・・。なんだか空回りしているようなんです」

いや、それは空回りではなく、カラフルすぎるんです。ノートが。


保護者の方も、お子さんの蛍光マーカーがあまりにすぐになくなるようであれば、お子さんの勉強法を疑ってください。「もうノートがなくなったから新しいノートを買って」ならば、きっとよく勉強している証拠ですが、「もう蛍光マーカーがなくなったから新しいマーカーを買って」はかなり怪しいです。カラーペンやマーカーの消費が激しい子は、ノートの消費が激しい子に比べ、成績の伸びは少ないはずです。





◆ついでにもう1つ。

今まで勉強をしてこなかった子に新しい勉強法を教えたり、あるいは今まで勉強してこなかった子が新しい勉強法を発見したりしたとします。



でもね。その勉強法は、あなたたちにとっては「新しい」勉強法に見えるかもしれませんが、「出来る子達」であれば既に昔からやっている勉強法であり、全く新しくありません。ほとんどの勉強法が昭和から実践されているものばかりで、もう勉強法なんてものはほぼ出尽くしており、きっと皆さんが編み出した勉強法は、既に誰かがやっている方法ばかりなんです。



​しかも、「出来る子達」はその方法をより良い方法へブラッシュアップしており、 しかもその方法で「大量に」やります 。つまり、 方法論で互角にならんだとしても、結局は「方法論」ではなく「量」で負けてしまう のです。



要するに、成績が上がらない生徒の問題点について話そうとすると、最初の話に戻っていくわけです。​すなわち・・・


1 まずは取りかかる

2 出来るまで継続する

の2点を心がけてください。

その2点だけで一気に何十点も上がるはずです。 ​​​

勉強法の質問にくる暇があるなら、日夜その2つだけに励んでください。​



反対に勉強ができない生徒は、一人の例外もなく


1 まずは取りかかれていない

2 出来るまで継続していない(途中でやめている)


の2点が原因です。


自分の努力不足を「方法論の問題」に転嫁しないように。



​​





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最終更新日  2022年09月09日 06時13分22秒


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 ↑  塾の考え方は、上記「Freepage List」をご覧になってください。


「キャラベル(Caravel)」は、大航海時代に活躍した小型船です。操舵性が大変高く、逆風でも前進できるのが特長でした。

「キャラベル船」と同時期に活躍していた大型帆船「キャラック」は、大量の物品を積むことができたので、商業・貿易は大きく発展します。つまりビジネス向け・お金儲け向けの船です。しかし、多くの人員・スタッフが必要で、航行精度という面で弱点を抱えていました。とりわけ、強風は苦手で、逆風が吹くと転覆する可能性も大きかったと言われています。

そこで登場したのが「キャラベル」です。キャラベルは大変優れた操舵性とスピードを兼ね備えていました。必要な人員も少なくて済み、費用面でも大変優れていたと言われています。小型で小回りが利き、逆風の時でも風を味方につけ、精度の高い航海が可能になりました。「キャラベル」の登場により、大航海時代の活動範囲は大幅に広がっていき、数々の偉業が達成されました。


塾も船と同様です。

大型の塾には大型の塾なりの良いところがあります。しかし、規模が大きくなればなるほど、多くのスタッフが必要となり、授業料も高くなってしまいます。「生徒の学力アップのため」に各種講座や合宿を行うのではなく、「社員の賞与(ボーナス)のため」に特設ゼミや合宿を開催するという本末転倒な経営になってしまいます。

こうした大手塾が都立高校を受験をする上で必ずしも適している訳ではありません。
せっかく授業料の安い都立高校に入れたとしても、その前段階として、塾に何百万円ものお金をつぎ込んでいては、あまり意味がありません。

進学塾キャラベルは、教室の規模を最小限に抑え、高い操舵性を重視しております。また、塾長が指導にあたることにより、授業料も最小限に抑えています。キャラベルは、保護者の方が求めている操舵性と経済性を兼ね備えた進学塾です。

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