アルジャーノンに花束を


著者名:ダニエル・キイス
出版社:早川書房

感想:
 障害のある子どもや人に関わっている人、教育関係者におすすめ。もちろんそうでない人にも感動を与えてくれるo 
 以前ユースケサンタマリアが主演でTVドラマでやってた原作と思います(ドラマは見てないのではっきり分かりません)
 主人公である精神薄弱の人が手術でだんだんと天才になっていき,ある時点から元に戻り始め、最後には元の知能に戻ってしまう。
 その全過程の、主人公の心の動き、周りの人の気持ち、行動の変化等々、刻々と変わっていく様子が、日記形式で綴られている。
 「アルジャーノン」というのは、その主人公より少し前に同じ手術をして、手術が成功した天才ねずみの名前。でも、そのねずみも、ある時点でだんだん知能の衰えが見え出す事から、天才になった主人公は自分の行く末もアルジャーノンによって分かっていく。
 「知能が遅れていても気持ち、感情、心は人間皆同じ」ということを再認識させてくれる。やっぱりどんな人でも,命を持った大切な人として扱うべきという事を感動的に教えてくれる。




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