女番長野良猫ロック | メタボの気まぐれ

1970年に当時の若者を描いた日活の
「女番長野良猫ロック」は土曜日の
新宿の街を舞台とした映画である。

新宿西口の工場現場で二つの若い女性グループが対立。
番長・メイ（梶芽衣子）と他方の番長・トシエの合図で
ナイフとパンチの乱闘がくり広げられたが
バギーを運転する勝也（藤竜也）率いる
黒シャツ隊がトシエ達に加勢してきた。

それを見守っていた流れ者・アコ（和田アキ子）は
素早くオートバイに跨り敵を蹴散らし
メイ達を助け出したのである。

一方、アジトに潜んでいたメイの恋人、
道男（和田浩治）は黒シャツ隊の元締めである
青勇会にボクシングで八百長試合を行い
会員にしてもらおうとしていた。

そして、その夜の試合では負けを強いられていた
道男の幼馴染でボクサーのケリーは得意のパンチを出せず、
ＫＯ寸前であったがアコやメイの強烈な声援に奮起し、
八百長の事も忘れ相手をＫＯしてしまった。

八百長をひっくり返された青勇会は怒り狂い
道男におとしまえをつけた。

恋人を殺されそうになったメイはアコの協力を得て、
青男会になぐり込み瀕死の道男を救い出そうとしていた。

主役を演じた和田アキ子は1968年「星空の孤独」で
レコードデビューし２曲目の「どしゃぶりの雨の中で」が
大ヒットし人気歌手の仲間入りをしました。

そして本作品で映画デビューし歌手だけではなく
俳優としても活躍しました。

その後、バラエティ番組「うわさのチャンネル」で
ゴッド姉ちゃんと呼ばれデカくて・コワい・強いという
イメージが全国的に広まりました。