大アマゾンの半魚人 | メタボの気まぐれ

1954年、ユニバーサル映画がドラキュラ、
フランケンシュタインに続くモンスター映画が
「大アマゾンの半魚人」である。

アマゾンの奥地探検中に有名な地理学者カール・マイアは
アマゾン河沿岸のジャングル地帯で
指に水かきのある化石化した手を発見した。

報告を受けたデイヴィド博士、マーク博士、
研究助手でリードの許婚ケイは探検隊を結成し
調査に向かったのだ。

探検隊は現地人が「魔物が住む」と言う
黒い入江を調査中に人間の体に全身・鱗を持つ
怪物・半魚人ギルマンの網に掛かり
ギルマンは大暴れして爪を残して逃げ去った。

怪しい生物の存在が明らかになり探検隊は
更に調査を続け水影から突如現れたギルマンを
デイヴィド博士が写真に撮そうとしたが
マーク博士がモリを射ったため失敗に終わった。

傷を受けたギルマンは怒って乗組員の1人を殺した。
デイヴィド博士は甲板上に水槽を作り、
木の根から取った毒薬を湖中に流してギルマンを捕えようとした。

ギルマンは船を襲ってケイを抱き、
水に入ろうとする所を毒が回って船に生け捕りにされ、
水槽に入れられてしまった。

しかし息を吹き返した怪物・半魚人は復讐心に燃え
物凄い力で水槽を破壊して逃げてしまった。

デイヴィド博士は、これ以上の危険を避ける為
調査打切りを提唱した。

しかし船がアマゾン河に合する狭い入口に来た時、
流れに横たわった樹木が邪魔になって通れなくなっていた。

樹を除く作業途中にギルマンの妨害に遭い、
更にケイが奪われてしまった。

果たして探検隊の運命や如何に・・・

この映画は水中撮影を多用し
その技術はその後の特撮映画に影響を与えました。

また本作は特撮初の青赤眼鏡による立体視方式の
３Ｄ映画であり、この３Ｄ方式は現在、
「アバター」へと受け継がれているのです。

このギルマンの仮面はフランケンシュタイン、狼男に次ぐ
おもちゃのマスク、人気仮面となりました。