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2010.06.10
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カテゴリ: 外国映画
カリガリ博士.jpg


1920年にドイツで制作された「カリガリ博士」は
最初期のホラー映画の一作品としても挙げられる
ドイツ表現派のサイレント映画(無声)である。

物語は精神に異常をきたした医者・カリガリ博士と
その忠実な僕である夢遊病患者・チェザーレが引き起こした
ドイツ山間部の架空の村での連続殺人が舞台である。

本作は幻覚や悪夢をテーマとし、奇抜で歪んだセットのデザイン
卓越した視覚的効果において今日でも
世界的に高く評価されており、アルフレッド・ヒッチコックなど
多くの映画監督が手本としていました。

夢遊病患者・チェザーレのメイクは目の周りを隈取しており
これは不安感を煽るものであり、
また字幕も普通に文字を表示させたセリフ説明を行うだけではなく
手書きの文字を使用し感情や心理状態を適切に表している。

またフィルムは白黒フィルムが使用されているが、
場面に応じて緑、茶色などが着色されているなど
奇抜なアイデアが取り入れられているのも特徴です。

カリガリ博士の強迫観念を示す場面では
すでに撮影されたフィルムに文字が書き込まれ
心理状態を実体化させカリガリ博士の心理を印象づけている。

本作品を自らの意思を持たない眠り男と
彼を僕とし巧みに操り殺人を犯させる
精神異常のカリガリ博士の関係性を取り上げ、

その後のアドルフ・ヒトラーによる政権掌握による大衆操作、
そして国民の盲従的なヒトラー崇拝と第二次世界大戦や
ユダヤ人迫害をはじめとした国民の破滅的行為への
加担を象徴化した作品であると見る映画研究者も多いのです。

日本での初公開は大正10年であり英語字幕での上映に、
活動弁士・徳川夢声が台本に即し日本語で演技や
状況説明を行っていました。


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カリガリ博士 新訳版





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Last updated  2010.06.10 19:37:03
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