ベストキッド | メタボの気まぐれ

1984年に製作された「ベストキッド」は
少年が日系人に教えてもらった空手を通して
成長していく姿を描いたアメリカ映画である。

高校生のダニエルは母の都合により
カリフォルニア州へ転校してきた。
そこで、お金持ちの少女アリにひと目惚れ
相思相愛の仲になるが、
それに嫉妬したアリの元彼で空手を習っているジョニーが
ダニエルをボコボコにしてしまう。

それ以来、ジョニーとその空手仲間達から
壮絶なイジメにあうようになり、
友達もダニエルの元から去ってしまい
ダニエルの地獄の日々が続いた。

そんなダニエルにアリとアパートの管理人である
ミヤギ老人だけが彼に優しく接してくれるのだ。

ハロウィンパーティの夜、
ダニエルはジョニーに袋叩きに遭ってしまう。
ダニエルの意識が朦朧とする中、
どこからともなく現れたミヤギがジョニーたちを
あっという間に倒してしまった。
実はミヤギは空手の達人であった。

ダニエルはミヤギに空手を教えてくれるよう
哀願するが断られてしまう。

翌日、ミヤギはダニエルと共にジョニーが通っている
空手道場・コブラ会に抗議に行ったが
コブラ会の指導方針に怒ったミヤギは、
3ヵ月後の学生カラテ・トーナメントで決着を付ける事にした。

その日からミヤギの家でダニエルの特訓が始まり
ミヤギがいう練習方法とは、車のワックスがけ、
床磨き、垣根のペンキ塗りであった。

ダニエルはミヤギに抗議をするが、
ミヤギがダニエルに拳をつきだすと反射的に防御していた。
単純な作業によって知らず知らずのうちに、
基本的な防御の構えを取得していたのだ。

そしてトーナメントの日
ダニエルはコブラ会の対戦相手を悉く連破。

いよいよジョニーとの決勝戦が向かえたが・・・

この映画はジャッキーチェン主演の
「スネーキーモンキー・蛇拳」をモチーフにした感じであり
老人の空手師匠と弟子という図式でありました。

ちなみに「ベストキッド」は今年２０１０年に
主役を少女にして空手師匠をジャッキーチェンにした
リメイク版を公開しました。

また本作の吹き替えはダニエルに水島裕
ミヤギには久米明が担当しておりました。