フランケンシュタインの花嫁 | メタボの気まぐれ

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1931年に公開されたボリス・カーロフ主演の映画
「フランケンシュタイン」の続編が1935年、同じく
アメリカのユニバーサル映画が製作した
「フランケンシュタインの花嫁」である。

前作にてフランケンシュタイン博士が死刑囚の死骸を
墓場から掘り出して嵐の夜電撃によって再生させた怪物
（ボリス・カーロフ）は燃え落ちる風車小屋の中で焼死した。
しかし怪物は地下水道で生きていた。

一方、重傷を負ったフランケンシュタイン博士は
新妻エリザベスの介抱に向かおうとした所
フランケン博士に生命創造の思想を吹き込んだ
科学者プレドリアスが訪れて独自の生命創造の協力を依頼。

フランケン博士は拒絶したがプレトリアス博士も
創造に成功したフランケン博士の話に好奇心を起こして
その奇妙な創造人形を見に赴いた。

その頃、村人たちは羊飼いの娘が怪物に殺された報せを受け
再び怪物狩りに向かった。そしてついに補縛された怪物は
町の石牢に鉄鎖で繋がれたが怒り猛った怪物は苦もなく
牢を破って再び森の奥に逃げ込んだ。

途に迷った怪物は盲目の老隠遁者が住む小屋に逃げ込み
彼の奏でるヴァイオリンの音に心引かれると
小屋の主の盲老人は親切にもてなした。

初めて火との親切を知った怪物は老人から言葉を教わり
楽しい幾日かを送ったが追手に発見されて逃れ納棺堂に隠れた。

そこで処女の骨を求めに来たプレトリアス博士と会い
博士が彼の為に女を創造すると聞いて怪物は喜んだ。

プレトリアス博士はフランケンシュタイン博士の新妻エリザベスを
怪物に襲わせて怪物の花嫁製造にフランケンシュタイン博士を
否応なく協力させたのだ。

そして実験室で遂に花嫁（エルザ・ランチェスター）が誕生した。

この映画に出演したエルザ・ランチェスターは
ダンサーとしてミュージック・ホール等に出演した後
1927年より映画デビューを果たし本作に登場した。

その後、アメリカの市民権を取得し「メリー・ポピンズ」
「情婦」で一躍人気女優となりゴールデングローブ賞
助演女優賞を受賞しました。