淨至庵にて

2017.07.08
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カテゴリ: 和歌・短歌


忘れ草願いは多し七夕の星空知らぬ昼の花ゆえ  浄至
今年も新暦の七夕の天の川は梅雨空ではよくみえない、旧暦のほうが空がよく澄んでいてくっきり見えるからいいのだが、今年の旧暦の七夕は8月28日である。
公園で藪萱草を見つける、古名は忘れ草で、和歌で多く詠まれているらしい。
萱草を身につけて願えば、いやな事、心配事など憂きことを忘れさせてくれる花となっている、奈良時代に中国の故事が伝わってきた、七夕伝説も中国から伝わってきたらしいが。
七夕には笹に願い事を短冊に書いて天の川に願うのであるが、それは夜でないと叶わない。
ところで、藪萱草は朝になると花を開き、夕方なると閉じてしまう一日花である。
七夕の願掛けは夜の星空が対象である、星空が拝めない萱草では効力はないはずだ。
だから七夕の日は萱草の厄日であろう。
などなど、つまらぬ事など考えながら皮肉を込めて短歌を詠んだ七夕の夜であった。





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Last updated  2017.07.08 00:50:44
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