淨至庵にて

2024.03.11
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カテゴリ: 和歌・短歌


​今日は東日本大震災発生から13年。各地で追悼式が行われていることだろう。あのとき私はどうしていたのだろうか。思い出してみると 京都にいたのであるが。我が家の菩提寺の本山が京都であり その本山で三泊四日かけて ささやかな修行を遂行していたが その最後の日の終了式が終わり車で帰路に就いて30分も経ってない頃だと思う。たしか地震発生したのが3月11日午後2時46分だから そうだと思う。だから午後9時に我が家に帰宅するまで地震の事はまったく知らず驚いた事を覚えている。それからはテレビに釘付け 絶えず放映されていく惨劇とその甚大な被害の有様に 声も出せずただ呆然とテレビを見ていた。自分ではどうすることもできないが せめてと画面に向かって手をあわせ本山で修行の通り【何阿弥陀仏】 と唱えていた。それから数日間はその繰り返しである。そうかあれから13年かと 改めて思い出せば まだ避難生活をされている人たちのこと また 二万人近くの犠牲になられた方 まだ2500名余の行方不明者の事を考えるに心がいたたまれない。それに今年の元旦の能登半島地震の発生により多数の犠牲者も出ており まさしく日本は地震大国であると有り難くない名をいただいている。これらの地震で不幸にも犠牲になられた方々には 心より哀悼の意を述べたいと思う。合掌

​念仏を 唱えて思う 弥生月 
     忘れ得ずして また手を合わせ     淨至 ​



ちなみに 淨至 は修行のさい本山から授かった法名である。
以来 様々なところで 号として使わせていただいている。 
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Last updated  2024.03.11 18:12:17
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