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ヤマト2199の新設定の一つは、サーシャが来る一年前に、もう一人のイスカンダルの使者が地球に来ていて波動エンジンの設計図を地球に手渡していたことになっている。これは旧作で、サーシャが到着して、わずか一週間で波動エンジンが完成したことになっている、その矛盾（いくらなんでもやエンジンの完成が早すぎる）を考慮しての設定変更と私は認識している。では、そのもう一人の使者とは？が、この2199のオリジナルで、当初、思わせぶりな行動や言動をする森雪が最初のイスカンダルの使者、ユリーシャでは？と作品スタート時から言われていました。

ですが話が進むにつれ、おや？と思うようにな演出もあり、第5章で、ようやく、そういうことか！となり、ついに第6章で精神と肉体が分離していたユリーシャが一体となって現れるようです。予告PVだけだと、どれがユリーシャの声か、わかりづらく、さらに森雪も拉致されてイスカンダルの皇女の格好になっているので最初にPVを見たときは混乱しました。ですが情報をかき集めて、だいたいわかりました。ユリーシャですが天然キャラクターとして描かれているようです。異常に頭がいい？わりには「はてな？」と言ったりする、アンバランスなキャラクター設定のようで実際に見るのが、とても楽しみになりました。

こうなるとサーシャが、ちょっと可哀想。私としては新作でも、いきなり死人として出てきたのには、実はガッカリ。伏線があって実は死んでいなかった・・・ということを期待していたのですが、どうやらそんな伏線はないようです。死に損ですね。サーシャがもったいない、ということで旧作ではサーシャの名前で新たにキャラクターを作り上げ、しかも一年で17年分の成長をする、という、トンデモ設定で、シラケさせただけに生かしてイスカンダル三姉妹をそろえた方がよかった気がするのですがどうでしょうか？