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第75回全日本合唱コンクール全国大会がすべて終了して10日ほど過ぎました。昨年、新しく常設団体になった男声合唱団に入って、全日本合唱コンクールに参加し都大会を抜け、全国大会でも同声部門1位金賞という、ある意味コンクールの頂点に行ってしまいました。そして今年はシード団体としていきなり全国大会に出場、3位金賞という成績となりました。ということで、コンクール全般を経験したのを踏まえて、合唱コンクールに対する私見を書いてみたいと思います。合唱や吹奏楽のアマチュア対象のコンクールに対しては、いろいろな意見があります。音楽に順位をつけるのは間違っている。審査基準が明確ではなく、審査員の好みで結果が左右される。とくに学生さんですが、コンクールで良い成績を取ることが目標となってしまっているため、ブラック部活問題などが発生している。これらは全てある意味事実でもあり正論でもあるかと思っています。では、なぜ自分自身がコンクールに参加しているのかを振り返って考えてみると、一番の原点としては、メンバーと一緒に創った音楽を多くの人に聴いてもらいたいということだと思います。多くの人に聴いて頂く方法としては、演奏会とかイベントで演奏するというのももちろんありますが、コンクールの特徴として、少ない曲を徹底的に追及した演奏が出来る。いろんな他団体と比較して自分たちに不足している点などを客観的に見つめ直すことが出来る。ということが、通常の演奏会とは違った面になるかと思っています。井の中の蛙にならず、いろんな音楽へのアプローチを実感できる場なのではないかと思っています。私の中で、音楽を演奏する意味というのは、聴いて頂いた人の心を動かすことだと思っています。聴衆無しでの音楽芸術は成立しないと思っています。ただし、人の心を動かす演奏というのは、そんなに簡単なものではなく、その目的を達成するためのツールの一つがコンクールなのだと思っています。
2022.11.29
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私が所属する合唱団WAKAGE NO ITARIは、先週三重県津市で行われた全日本合唱コンクール全国大会同声部門に出場し、金賞NHK賞(3位)を受賞することが出来ました。昨年は、同じ大会で常設団体になって1年未満で1位シードを獲得しており、今回は団としていろいろプレッシャーも感じながらの活動になりましたが、なんとか2年連続の金賞を受賞できてほっとしている気持ちが強いです。さて、この合唱団WAKAGE NO ITARIですが、常設団体としてはまだ2年たっていないということもあり、いきなりコンクールに出て来てどんな団体なのよく分からないという声も多いので、すこし説明します。まず、名前の通り20代のメンバーが主流なのですが、私を含め60代も2名、40代、30代の方も若干在籍しています。メンバー構成としては早稲田大学出身(現役)が多いのですが、早稲田自体、フリューゲル、早稲グリの男声2団体、早混、早合という混声2団体という大きな学生の合唱団がありそれら4団体から集まっています。指揮者は、フリューゲルで指揮をされている真下先生ですが、けっしてフリューゲルのOB団体ではありません。また、他の大学(都立大、東工大等)出身者も在籍しています。なので、いろんな背景や合唱経験を持った方の集合体ということが言えると思います。昨年コンクール全国大会の講評(雑誌ハーモニー)で作曲家の千原先生から「バリバリ歌える人が多い合唱団でブレンド感を求めたい」というご意見も頂いていますが、まさにその通りだと思います。ただ、歌える人が勝手に歌っているのではなく、指揮者が表現したい音楽を実現しようと、それぞれの背景にある技術をつかって合わせて行こうとする意識は非常に高いと思っています。例えば、テナーに対して「軽く明るい声質で、浮遊感があるように・・・」という指示に対して、個々の発声法は違っていても、それを実現させるアプローチを個々で行っているということ、自分はこの声質しか出せない、この声質が一番良いという考えはまったくない。とにかく合唱表現を合わせる意識が揃っていることが強みなのだと思っています。さて、この合唱団の次の本番は、来年3月5日に行われる第2回演奏会になりますが、ここに客演指揮者として宮崎学園を長く指導されてきた、有川先生をお呼びして演奏しますので、ぜひよろしくお願いします。
2022.11.26
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2021年も残すところ今日、明日の二日間になりました。ということで、今年の合唱活動を団体別の時系列で書いていきたいと思います。コロナ禍の影響で公募で東京男声合唱フェスティバルしか歌えなかった2020年とは違い、私の合唱人生上もっとも華やかな1年になりました。・合唱団 WAKAGE NO ITARI今年の合唱はこの団体の「春こん。」出場からスタートでした。WAKAGEは、2019年からスタートしたイベント合唱団で、2021年の春こんに向けて若干名の参加者を募集していたのをツイッターで見かけて、2020年から歌う場所が無くなっていた私が応募して参加させていただいたのがスタートでした。それ以降、3月より常設団体になり歌ってきたのが以下のイベント等になります。2月23日 春こん現代曲部門男声指揮者あり、1位金賞5月22日男声合唱団ジョイントコンサート「四男組歌」7月18日東京都合唱祭9月26日東京国際合唱コンクール現代曲部門銀賞10月16日全日本合唱コンクール東京都大会同声の部1位金賞11月13日東京男声合唱フェスティバル人気投票第2位11月21日全日本合唱コンクール全国大会(岡山シンフォニーホール)同声の部金賞、文部科学大臣賞(1位)、来年の全国大会出場権(シード団体)・メンネルコール広友会東京国際合唱コンクール出場に向けて、参加者を募集していたのでOBである私も復帰させて頂いた。9月23日東京国際合唱コンクールシニア部門2位銀賞9月26日同上グランプリ大会出場11月13日東京男声合唱フェスティバル以上が、今年私が歌った本番になります。来年もこの2団体がメインの活動になりますが、出来れば公募で混声合唱も歌っておきたいと思ってます。
2021.12.30
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まず、ツイッターのプロフィールでは「男声合唱の再発見と新発見」をモットーに20代を中心に都内で活動中!全日本合唱コンクールにて金賞及び文部科学大臣賞受賞、 見学、演奏依頼等の連絡はDMまで ★次回本番:第一回演奏会inひらつかホール(2022/4/23) ★指揮:真下洋介 ★ボイストレーナー:久保田敏生 となっています。で、これだけではよく分からないと思いますので、参加させて頂いている私から少し追記させていただきます。(何か間違っていたらご指摘ください)まず、この団体のスタートは、男声合唱組曲「今でも・・・ローセキは魔法の杖」という曲を歌うために、2019年につくられた公募合唱団でした。春こんとか男声合唱フェスなどのイベント参加をその都度行ってきたようです。そして、私が参加させて頂いたときは、2021年春こんの公募時でした。その時はローセキではなく柴田作品を歌いました。そしてその春こんの現代曲指揮者有男声合唱部門で1位金賞を頂くことができました。そして、3月から公募ではなく常設団体としての活動を開始しました。メンバー構成ですが、年齢はプロフィール通り20代を中心に、30代、40代、60代が数名参加してます。(私が今のところ最年長)出身は、早稲田大学が一番多いですが、その他の大学もけっこう参加しています。まあ、あえて母体というと大学インカレの「早稲田コールフリューゲル」ということにはなりますが、そこのOB団体というわけではありません。団費は、練習1回につき社会人1000円というショバ代制を採用しています。これは若い人が多いということで、仕事の都合などで参加出来ない期間が多くなることを考慮し、公平な負担になるようにという意味があり、これにより休団みたいな対応は不要になってます。また、演奏会、コンクールなどそのイベントごとに参加費用を分担割して支払うことになります。これだと参加できないメンバーはその費用負担は発生しないことになります。そしてイベント参加の可否は個人で決めるのが前提になります。出場歴は、常設団体になってからは以下になります。2021年5月 四男組歌(男声合唱ジョイントコンサート)7月 東京都合唱祭9月 東京国際合唱コンクール 現代曲部門銀賞10月 東京都合唱コンクール 同声の部1位金賞11月 東京男声合唱フェスティバル 人気投票2位11月 全日本合唱コンクール 同声の部文部科学大臣賞(1位)金賞、シード団体
2021.11.29
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先日、岡山市の岡山シンフォニーホールで行われた第74回全日本合唱コンクール全国大会に、合唱団WAKAGE NO ITARIのメンバーとして大学職場一般部門同声合唱の部に、東京支部代表で出場してきました。結果は、なんと金賞で部門1位に相当する文部科学大臣賞を受賞し、2022年に三重県津市で行われる第75回全国大会出場のシード権を頂くことが出来ました。この合唱団(以降WAKAGE表記)は、今年の3月から常設団体として活動を始めたばかりの20代中心メンバーの団体になりますが、団体の詳細はまた別に書きます。で、常設団体活動半年ちょっとで、コンクール都大会で1位になり全国大会に出場決定ということに・・・まさにメンバーもびっくり状態での初全国大会になりました。大会日程は、11月20、21日の二日間、初日が大学ユースの部と室内合唱の部、二日目が同声合唱の部と混声合唱の部で、各部9~10団体、コロナ禍の影響で全体の出場団体減少ということで以前よりは若干少ない出場団体となりました。この中での私たちの行程は、各自で移動宿泊を行いまず20日夜に倉敷市の公共施設で練習、当日は朝7時から9時まで練習して10時過ぎに集合、11時過ぎに本番という流れで12時前に同声の部終了、そしてHP、ツイッターで1時間後に結果発表、夜は歓喜の打ち上げでした。コロナ禍の非常事態宣言も終了して、今回の全国大会は、有観客でほぼ今までと同じ流れ(集合→リハ→更衣→本番→写真撮影→更衣→解散)だったのは歌いやすかったです。もちろん、本番以外はマスク着用(本番のみ任意)、換気、消毒、SDなどは徹底されていましたけど・・・
2021.11.27
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Ⅰ(男声合唱のためのコンポジション第6番 より) / 合唱団 WAKAGE NO ITARI二群の男声合唱とピアノのための『路標のうた』 / 合唱団 WAKAGE NO ITARI良かったらぜひ視聴よろしくお願いします。
2021.10.28
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10/16(土)に、北とぴあで第76回東京都合唱コンクール、ユース・一般が行われた。私が参加させて頂いている合唱団WAKAGE NO ITARIは同声部門1位金賞を頂き岡山で行われる全国大会に進出することができた。同声部門の出場団体は4団体、WAKAGEを除く3団体は近年この部門の常連で一昨年全国大会で2位金賞という団体も参加していた。当然ではあるが、今年3月から常設団体になったWAKAGEの知名度は低く審査結果が出た後でSNSに「WAKAGEメンバーもWAKAGE以外もこの結果に驚いている」という書き込みもあった。もちろんこれはその通りで、一緒にいたWAKAGEメンバーも全く1位で全国などは想像しておらず、結果発表時に皆驚いていた。しかしながら、合唱コンクールオタクの私は、自分たちの演奏が終わったあと勝てる可能性はゼロではないと思っていた。この朝日新聞主催の合唱コンクールの審査基準は、「相対評価」つまり出場した団体で各審査員が一番いい演奏したと感じた団体が多数決で1位になる。そしてもうひとつ重要な点は「課題曲と自由曲の比率は同じ」ということ、例えば自由曲で完璧な演奏をして客席をいくら感動させて100点満点の演奏でも、課題曲が0点だと合計の評価は50点になってしまう。いままで素晴らしい自由曲の演奏しても全国に行けなかった団体を数多く見て来ていた。ここがこのコンクールの難しいところで面白いところでもあると思っている。今回のコンクールは、コロナ禍ということで「合唱祭形式」で行われた。すなわち他の部門の演奏も客席で聴いてからステージに上がる。WAKAGEの出演順番は最後なので他の演奏をすべて聴いてからの演奏となった。しかも男声2団体とWAKAGEの選んだ課題曲は同じM3、となると他の演奏で技術的な問題点も見えて来て自分たちの演奏で注意しなければいけない点も確認できたりしていた。それとWAKAGEは、3週間前のTICCでM3を自由曲にしてすでに一回ステージを経験済み、TICC自体は現代曲部門最下位銀賞という残念な結果だったので、今回に向けてのモチベーションもアップはしていた。演奏後発表までは、自分たちがどんな演奏だったかは詳細がわからなかったので、結果についての確実な自信はまったく無かったのだが、演奏録音を聴いて納得、当然自分たちの演奏もまだまだ傷があり精度も不足してはいるが、相対的に評価すると・・・ということで、常設団体としては1年未満、コンクール初出場でいきなり全国大会進出という結果になった。当然ではあるが、全国に行けなかった他の団体の思いもあるし、都代表としての責任も重いが岡山でも頑張って行きたいと思っている。もちろん狙うのは・・・
2021.10.20
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コロナ禍の方は、オリンピックに絡んでまたもや無意味な緊急事態宣言が出てる東京ですが、ホールへの人数制限などを除けば通常活動に近くなってきました。で、私の今後の予定ですが、まずは今週末に都合唱祭がありWAKAGEでオンステします。都連行事もやっと一般聴衆をこの合唱祭から入れるようになりましたが、例年のように無料ではなく有料(500円)で北とぴあさくらホール2階に限定・・・でも一歩前進かと思ってます。WAKAGEはその後、9月に東京国際合唱コンクールTICC、10月に都合唱コンクール同声部門、11月に東京男フェス、そして来年4月には、第一回の単独演奏会を開く予定になってます。で、今のところ常設団体はWAKAGEだけなのですが、広友会がTICCのシニア部門本選に出場が決まっていて、OBに復帰声掛けがあり復帰することにしました。これでTICCには2部門(WAKAGEは現代曲部門)参加になります。あとは、例年恒例の男フェスだけの公募団体に参加するくらいで今年は終了、かなりコロナ禍前の予定に近づいてきています。
2021.07.15
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ある若手団体のボイトレ指導「もやっとした声ではハモリにくいので、声に枠が出来るように歌うこと・・・」凄く納得、上手い若手団体って、ハモリを中心に考えて歌うため、耳を使って自分の声を溶け込ませようとすることで、逆にこのような弊害で出てしまうのか・・・私の場合は逆だったなあ、アホトップの典型で自分の声中心、トップは正確に歌うから下は合わせてハモって下さいという傲慢な態度、声がデカく歌が上手いのが正義だった。ただ、当然レベルが高い団体に行くと注意されるのは当然。で、やったのはいろんな枠を作れる発声が出来るようにすることいろいろな発声法を調べ行きついたのが、当間先生の合唱講座、ファルセットを基本とした、まあ一般にミックスと呼ばれる発声で、ファルセットから胸声まで、その場面で必要とされる柔らかさで歌うことが出来る発声だった。一応、発声はある程度出来るようになった。ここまでくると、同じ男声合唱団で注意されることは消えたのだが、大人数でトップを歌っていると「耳を使う」という技術が身につかない。しかし、声は柔軟になってるので、調子に乗って歌っていると、1500人の観客の前でソロを歌い、ピッチが上づるという大失敗ということで、発声の師でもある当間先生の関連混声に入団し3年間、内声テナーで「耳を使う」技術を習得して、最近は、まあまあ納得できる合唱(男声合唱メイン)を歌えてるかなあと思っているところ。ただ、最近コロナ禍で混声を歌う機会が無いのがちょっとなあ・・・
2021.06.03
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合唱団 WAKAGE NO ITARIで以下のジョイントコンサートにオンステします。歌うのは合同曲のほかに「今でもローセキは魔法の杖」全曲になります。よろしくお願いします。【情報解禁 & 予約開始クラッカー】5月22日(土) 13:15開場 13:45開演楽譜スターツおおたかの森ホールきっぷチケット前売り1500円(当日券あり※)・Doro Numa・合唱団 WAKAGE NO ITARI・合唱団 酒・Speranza Oriente / Ohta Laboratory※3/31現在200席限定。なくなり次第終了。https://sites.google.com/view/shimensokaensemble-2021-news/
2021.04.01
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先日参加した、東京都連の「春こん。」審査結果が団内で共有された。総合結果は金賞とわかっているのだが、どのような点が評価され、どのような点が不足していたのかを知る良いデーターとなった。審査方法は、5人の審査員(声楽家、合唱指揮者、作曲家)による絶対評価で、技術系と芸術点の2項目に分かれており(今年度から変更されたらしい)技術系は、リズム、音程、演奏解釈、発声および声のブレンドの4項目を各100点満点で採点しその平均値を技術点、芸術点も100点満点で各審査員ごとに採点し技術点と芸術点の平均が各審査員の採点で、5人トータルの平均値で各賞が決定されていた。大体、コンクールやコンテストの審査員は、合唱の場合、声楽家、合唱指揮者、作曲家という組み合わせが多い。これは各審査員の専門が違うことにより着眼点を広く取ってると思われる。例えば声楽家なら、発声や声のブレンドなどが一番気になるだろうし、作曲家なら曲解釈、指揮者は全般的になるのだろう。ということで、昨日の詳細な審査結果は審査員名は匿名であるが、すべての項目の点数が表記されていた。今回の私たちの団体の場合、詳細な点を書くことは控えるようになっているので書かないが、言葉で表現すると、技術的には粗削りな部分があるが、それを芸術性で補っていた・・・という感じになる。技術点は、それぞれ項目が細かく決まっている中での、審査員各々の主観で評価されているが、芸術点の方は、全て審査員の主観で決まっている。すこしかっこよく書くと、芸術点とは、どれだけ審査員の心を動かせたかということだと思われる。ここで勘違いしてはいけないことは、気持ちの入った演奏が一番大切という精神論、これは私は間違っていると思う。ちょっと嫌な書き方をすると、いかに気持ちが入っているように聴かせるか演技している、すなわち、総合的な技術力なのではないかと考えている。
2021.03.02
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春こん。の話題の続きです。今回演奏した曲は、柴田南雄作曲の無伴奏男声合唱曲2曲でした。男声合唱メインでの活動が多い私には柴田作品は初体験。しかしながら、当間先生の団体ではわりとよく演奏されているので聴く機会は多かったです。歌った感じでは、作品自体は古いのですが、なかなか面白い進行だったり、構成だったりして楽しめました。本番は、当初予定メンバー20人でオンステできましたが、トップテナーのソロ担当がなんと本番前に入院、退院したのが本番の前々日ということでしたが、若いということもありしっかり歌っていただけました。このような社会人男声合唱団ではよくあることなのですが、メンバー全員が揃ったのは本番だけだったのですが、それでも金賞が頂けたのは個人の能力の高さの証明だと思います。演奏自体は、youtubeを聴いて頂ければ嬉しいのですが、今回面白かったのはトップテナーの最後のハーモニーが第3音で終わること・・・2曲目の「しようがない」は、アーメン進行で最後は消えるように終わって行くので、きっちりハマるピッチで消えていくだけで簡単だったのです。しかし1曲目の「群芳譜」クレッシェンドで音程も上がってきて、最後はGisという高音でffキープ・・・さすがにこれは純正律を意識している場合ではなく、いかに美しくffの高音を出せるかということに留意して歌い切りました。それにしても、第一生命ホールの響きは極上・・・実は私は活動してきた合唱団の関係で、第一生命ホール規模(中規模500~1000)のホールでの経験はあまりありません。第一生命ホールは2回目、紀尾井、大和田さくらは未経験、浜離宮朝日ホールだけは、東京男フェスの会場になっているので10回以上経験はあるのですが、今回、このようなホールでレベルの高いメンバーと一緒に歌えて、さらに金賞まで頂けたことは、幸せな瞬間でした。やはり合唱は楽しいです、決して不要不急なものではありません。
2021.02.26
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ご無沙汰しています。このコロナ禍で合唱活動が制限されており、なかなかブログを書くネタがありませんでしたが、久しぶりにイベントに参加させて頂いたので書くことにしました。昨年、唯一の本番だった男声合唱フェスティバルも終了し、合唱ジプシーの私はどこか歌うところないかなあと探していたところ、ツイッターで合唱団 WAKAGE NO ITARI(男声合唱団)が、春こん。(東京都合唱連盟主催のアンサンブルコンテスト)に出演するにあたって、若干名の追加メンバーの募集があったのを目ざとく見つけて参加させて頂きました。この合唱団は所謂、企画合唱団というスタイルで目標のイベントに対して参加者を募集するという形でした。ここの演奏は、一昨年の裏男フェスと昨年の男フェスで聴いており、なかなか実力者が揃っていて上手い団体だなあという印象を持っており、良い機会に恵まれました。春こん。の出場部門は、「クラシック・現代音楽部門(指揮あり)男声」ということで、歌った曲は、《三つの無伴奏男声合唱曲》より群芳譜、しようがない(作曲 柴田南雄)で私にとって、柴田作品は初体験であり、春こん。自体も初体験でした。そして、会場が第一生命ホールということもあって、なかなか気持ちよく本番で歌えました。そして、結果はなんと4団体中の1位金賞・・・ビックリこの春こん。は、一般のコンクールの相対評価とは違って、審査員の採点項目得点による絶対評価。すなわち、良い演奏でなければ金賞団体も無しというシステム・・・実際に金賞無しの部門も今回ありました。私自身、今までのコンクールなどで金賞は初体験でした。都合唱コンクールで銀賞が最高だったので正直すごく嬉しかったです。で、結果を受けて実際にどのような演奏だったのかというのは、長くなってきたので、次回に書きます。演奏は、すでにyoutube に公開されていますので、良かったら聴いてみてください。群芳譜(三つの無伴奏男声合唱曲より) / 合唱団 WAKAGE NO ITARI - YouTubeしようがない(三つの無伴奏男声合唱曲より) / 合唱団 WAKAGE NO ITARI - YouTube
2021.02.25
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私の今年唯一の本番である、先月の東京男声合唱フェスティバルの録音がYoutubeにアップされましたので、良かったら聴いてください。このご時世なので、検温等徹底した感染症対策で行われた中、リハと本番はマスク着用は自由でした。ということで、マスク無しの団体がほとんどでしたが、年齢層の高い団体はマスク着用でオンステしてました。いつもは50団体を超えるのですが今回は19団体で一般客無しで、出演者が客席で聴くという合唱祭スタイルでした。演奏自体は、練習回数は少なかったのですが、ちょっと気合入りすぎの演奏ですね。ただほとんどが昨年バトンタッチを歌ったメンバーなのでレベルは高いです。演奏録音
2020.12.09
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第20回東京男声合唱フェスティバルは、先日11/15に行われました。私は、Ensemble Espoirという初出場の団体で歌いました。この団体は今年で3回目となる公募団体で、私は昨年のバトンタッチプロジェクトからの参加で今回は2回目のオンステでした。今回は、コロナ禍での開催ということもあって、出場団体は18団体と少なく団体の人数制限も27人とステージ上で距離が取れる人数に制限されていました。あと一番大きな違いは、一般の観衆は入れずに出場団体のみが客席で聴く、いわゆる合唱祭形式でした。なのでリハも事前に終了し前半ブロックスタート時には、全団体が個人指定席に着席する形でした。入退場も客席から行いました。感染対策の方は、合唱連盟の指針に従い、SD、マスク、消毒は徹底されていました。ただし、リハとステージ上でのマスク着用は無しでも距離が取れているのでOK、結果的に高齢者の多い団体ではマスク着用で歌っていました。私が参加した団体はマスク無しで演奏、ちょうど昨年の男フェス以来のステージとなりました。東京男フェスは例年50団体以上参加するのですが、今年は18団体と少なかったので集合が12時前、全部聴いて終了が15時半過ぎという短い時間でしたが演奏自体は、このコロナ禍で参加するくらいなので、かなりの熱の入った演奏になってましたね。youtubeとかにアップする団体も多いと思いますので、ぜひ聴いてみてください。私の団体もアップされればいろいろ載せますのでよろしくお願いします。
2020.11.16
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先週週末、当間先生のOCM演奏会を聴きにルーテル大阪教会に行ってきた。演奏されたのが、H.シュッツの受難モテット(ラテン語)とマタイ受難曲(ドイツ語)。私にとっては半年以上ぶりに生の合唱に触れる機会となった。まだまだコロナ禍の中で演奏会、メンバーはマスク着用(ただし、OCMで作られた合唱用のマスク)、あと換気を十分に行うために、窓はかなり開け放たれ、外の騒音も演奏前には多少入っていた。前半は、受難モテット・・・マスクを着けたまま歌うとはどんな響きになるのか、初体験なので全く想像はつかなかったが、先生からは「響きに問題ない」というお話は聞いていた。そして第一声のハーモニーからまさに先生の言われた通り、いつもの純正ハーモニーが教会中に響いていた。演奏が始まってからは、外の騒音もまったく気にならないくらいだった。ただ1点だけ、この時はマスクの影響かどうか半信半疑だったのだが、子音の鋭さが少し欠けるのかなあという感じはしていたのだが、その原因は後半ではっきりした。後半は、マタイ受難曲・・・これはハッキリ言って凄すぎ、受難モテットでは通奏低音(オルガン・チェロ)が入っていたのだがこちらはすべてアカペラ、今回は換気の関係で2部構成にはなっていたが、音を取ったのはそのスタートだけ、場面は各登場人物のソロ、合唱などすごく多彩でイエス受難の場面を描いていた。特に主役の2名エヴァンゲリスト(テナー)とイエス(バリトン)の歌唱は素晴らしいの一言につきる演奏だった。そして、この2名がマスク全く無関係での歌唱と比較して他のソリストは、若干マスクで口の動きを制限され歌いにくそうな感じだった。モテットで感じた違和感はこれだったのかと感じた瞬間だった。とはいっても、演奏自体は素晴らしく感動的だったことは言うまでもなかった。
2020.09.18
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2か月ぶりの合唱ネタになります。東京都連は、秋のイベントに関してまず10/4のシルバーコーラス開催を決定、引き続き翌月の東京男声合唱フェスティバルも決行ということが発表されました。もちろん合唱連盟等のガイドラインに従うため、マスク着用とか人数制限とかの制約はありますが、都連としても動き出す感じです。また、東混や当間先生のシュッツ、あとおえこらなども制約の中での演奏会を開催しています。当間先生組は、恒例の伊豆夏合宿も行ったようで写真などを見るとさすがに参加者はいつもの半分くらいにはなっていました。その中で、合唱活動停止中で毎月くらい一人旅で遠出をしていた私ですが、いよいよ10月から合唱復活させようと動き出しました。目標イベントは東京男フェスで昨年出た公募でのプロジェクトに参加することにしました。昨年は三善作品のバトンタッチのうたで、今までで最高レベルの演奏ができたのですが、今年は人数制限もある中同じく公募で松下耕作品の「今年」を歌います。ただし今年の男フェスは一般公開はなく、参加団体だけが客席で聴く形になってますのでリアルで聴いていただくことが出来ないのが残念ですが今の現状では仕方ないと思います。
2020.08.21
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今回のコロナ禍で日本人の思考形態がいろいろ解ってきた。まず、一番の戦犯はテレビ・新聞の「マスゴミ」・・・これらは、真実を伝えるのが仕事の一つのはずなのだが、テレビでは視聴率、新聞などでは発行部数を上げるために「危機感や恐怖心を煽る」ことを第一に考えている節が見え隠れする。たとえば一旦収束しかけたに見えた東京都の感染者数について、ここ数日増加傾向、特にここ二日の100人超えを速報で報道している。速報値であるので感染者数しかわからないのだが、この数値だけしか見ない人も数多くいる。そしてその陰にかくれた数値は、ほとんど報道していない。実は東京都のコロナによる重症者数はすでに9人まで減っている。3月末から感染者数が増えてきたときは、それに少し遅れて重症者数も増加し100人を超えていた。感染者数はほぼ同じでもここが大きく異なる。またPCR検査に関しても、3月4月は、本当に少なくて陽性率も30%を超えていた。これは検査体制が脆弱であったため、最初にCT検査を行って肺炎を起こしているような人とか、高熱が続いているような人しか検査できなかったため。それが現在では、怪しい夜の街関連のPCR検査を無症状の若者にもどんどん行って感染者を焙り出している。3月4月と現在の違い、これはテレビの報道だけでは理解できないし、理解させないような報道しかされない。そして多くの情報弱者の方は、これらの報道に煽られて自分で考えることを放棄してしまう状態になってしまっているように見える。ネットでは国とか東京都のHP、あるいはいろんな情報をまとめたサイトも多く出ている。しかしながらテレビとか新聞などから与えられる情報だけを信じていると何が大切なことなのかが見えなくなってくる。勿論、メディアであるので基本的に嘘はついていないが、情報の小出しは情報弱者を危険な方向に導いていると思う。「木を見て森を見ず」ということわざの通り、多くの情報弱者の方はこの状態になって、最前線で戦っている医療関係者を非難や差別をしてみたり、自粛警察なんて行動も出てくる。(本気で自粛警察やるなら歌舞伎町に行ってやってみれば良い)
2020.07.03
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現在、コロナ禍によってリアルな合唱活動はまったく行えない状況になってます。ということもあって、合唱指揮者の黒川氏が主催する通読会に参加することにした。使用するテキストは、リチャード・ミラー著「歌唱の仕組み」・・・この本は、ほぼ専門書で私は購入して持っていたものの、ほぼ読めずにお蔵入りしていた本で、これをZOOMを使ったオンラインでの読み進めながら、黒川氏の解説で理解していくというものだった。毎週金曜日の夜9時から80分、で参加費は月2000円となっている。 私の発声の基本は、当間先生のHP「合唱講座」とその元になっている、リード著「ベルカント唱法」で、この本は読破している。ミラーの本は時代的に新しく日本語に翻訳され出版されたのが2014年と新しい。またボリュームもあるのでなかなか読み切ることは出来なかった。現在まで6回行われているが、まだまだ前半戦という感じではあるが、今やっている発声の基本にいろいろ応用を加えることができるものだと思っている。今は実践で歌うことはできないが、アフターコロナでは実践に使ってみようと考えている。 通読会自体は80分で終了するのだが、その後引き続きZOOMを使って雑談会が行われる。これは合唱練習後の飲み会に変わるもので、同じ趣味のメンバーから話が聴けるのは楽しいし、オンラインであるので、地域がまったくバラバラ、日本だけでなく海外からも参加しているメンバーもいるため、地方色様々な話も聞くことができるのもなかなか楽しい時間となっている。
2020.05.10
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私は、基本的に自分が歌っている以外の合唱音楽を、CDとかyoutubeなどで聴くことは無い。他のクラッシックとかポピュラーはわりと聴く機会は多いのだが、ほとんどの場合すぐ飽きてしまう。しかし、合唱の演奏会はよく聴きに行く。この違いはなんだろうと考えた時、合唱の演奏はデジタル化した2次元では地味というか単調にどうしても聴こえてしまう。逆にオーケストラのように音色が違った楽器の集合体だと2次元でもわりと色彩が出てくる感じはしている。合唱音楽は人間の声がメインになる。男声女声とそれぞれの音色は多少違うが楽器の種類としては同じとなる。全ての音楽でもそうなのだが、特に人間の声メインの場合はホールでの響き、3次元の音の広がりが観客の耳から全感覚に影響を与えているのだと思う。素晴らしい合唱演奏は、前から聴こえてくるだけでなくいろんな場所から自分に向かって降り注いでくる感覚はなんともいえない快感になる。今、世界は新型コロナウィルスのパンデミックで合唱演奏会はもちろん、全てのエンタテイメントが停止した状態になっている。もちろん皆で集まっての合唱練習も完全に不可。その中でどうしても合唱が好きという合唱人(プロ、アマ問わず)が1か所に集まれない問題点をネットを通してリモート合唱練習の試みを行っている。もちろんその試みに批判などはしないし、練習形式のひとつとしては、今後遠隔地団員との練習にも有効なことに間違いはない。先日、NHKの番組である高校合唱部が個人での録音を合わせて合唱として放送していた。もちろん編集とか調整はNHKという専門団体がやっているので、すごくまとまったものにはなっていた。しかしながら私には、2次元ベースの音源を合わせても2次元の音楽にしか聴こえなかった。コンクールなどの一次審査程度ならこのような個別を合わせた録音審査でも、団体ごとに差はつくかもしれない。しかしながら全国大会レベルになると録音では不可能というか、やはり「ホールの使い方」とか「観衆との一体感」とかに大きく欠けるものではないかと思っている。やはり合唱は皆で集まって呼吸とかハーモニーとかを肌で感じながら歌い、本番ではさらに観衆も一体となった演奏が一番の醍醐味なのではないかと思っている。
2020.04.30
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私は、感染症に関しては全くの素人ですが、今までの状況を考えてこれから日本の社会がどうなるのか想像してみたいと思います。まず、この感染症が完全に収束したと言えるのは、ワクチンや治療薬などが開発されてコロナがインフルと同じレベルになったときだと考えます。すると、山中教授も言われているように最低でも1年、今年中はいろいろな制約を受けるのではないかと思います。4/7に出された国の緊急事態宣言、一応一か月を目途にしています。ここでとりあえずその効果が発揮されてある程度感染者数や死亡者数が落ち着いたとします。まあ良い方への希望的観測です。そうすると、緊急事態宣言はとりあえず解除になる。しかしながら最初に書いたように完全に収束ではなく感染のぶり返しも懸念されます。ここで、現状の自粛体制で何が一番有効だったのか、どこを緩めることができるのか考えてみると、当初からのクラスター感染を発生させる「3密」は、継続して自粛になるでしょう。大人数での飲み会、夜の街のサービス業、カラオケ、合唱練習、ライブハウス、学校では大人数が近接する部活なども難しいと思います。なので、これらは今年中(治療薬完成まで)のまともな営業は無理、もし強行しても感染者を出した時点でアウトになるでしょう。仕事については、出来る部分はリモートワークとかフレックス、会議などは全てネット会議、という形に進化していくのではないかと思います。まあ、言ってみれば企業として「働き方改革」を強力に進めなければ未来は無いということになるのではないかと思ってます。仕事絡みでは、通勤混雑も挙げられますが、リモートワーク、フレックスとマスク、おしゃべり無しなどの対策でかなり感染リスクは低いのではないかと思います。逆に緩めることが出来るのは、家族単位での旅行や外出(もちろん一人旅はベター)、クラッシック演奏会、大きな会場でのコンサート(ただしマスク着用、発声や立ち上がり禁止)、同じ条件でのスポーツ観戦、映画館などはある程度緩和しても大丈夫なのではないかと思われます。いままで日本人が大好きな団体行動および同調圧力が、かなり規制されてくるので「個」が強くなる社会に変わってくるように思います。
2020.04.15
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昨日、全日本合唱連盟から申込みしていた7月下旬の全日本男声合唱フェスティバル中止のメールが届いた。吹奏楽の方では、静岡県がコンクール県大会を中止するというのがツイッターで流れた。さて、今回のコロナウィルスによるパンデミック、現在の緊急事態宣言などでの外出自粛でどの程度収まってくるか、いよいよ今週末から来週にかけての状況である程度効果がわかってくる。で、それに応じて追加の対策などが必要になるのかもしれない。しかしながら、インフルエンザのようにワクチンとか治療薬が無い現状では、感染リスクが非常に高い合唱練習を再開することは不可能だと思っている。そうなると今年中に合唱練習を行うことはほぼ不可能だと思っている。それにしても、合唱関係での感染クラスターが岐阜での一か所しか出てきてないのは奇跡としか思えない。合唱は練習だけでなくその後に飲み会が付いてくることが多い、この二大3密状況を連続して行っていたということ・・・私の今の目標としては、合唱では「コンクール全国大会出場」で他には「日本全県を訪問する」となっている。とりあえず、今年中は歌えないのであれば、旅行を目標に近づけようかなと思っている。
2020.04.14
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2/2から現在までの2か月間、コロナの影響他で合唱練習に参加していない。今のところ予定している本番は、トウキョウ・カンタートのクロージングコンサート5/6、フリーダム演奏会5/24となっている。 最近の状況を見ると、中国では徹底的な移動制限などの効果で減少している。しかしながらその反面、イタリアを中心にヨーロッパ諸国が感染爆発を起こしておりイタリアでは死者が中国を超えた。対して日本は、まだ死者が50人を超えていない状況、これは日本の医療体制が高度で発達していることを表していると思う。とはいえ、日本でも感染経路不明の感染者も増加しており、いつオーバーシュート(感染爆発)を起こしても不思議ではないが、日本人の特性の同調圧力によるマスク着用率とか、潔癖かと思えるような対策が各個人レベルで行われているので、ヨーロッパほどではないかとは勝手に考えている。さて、合唱練習であるが、これはクラスターになりやすい3要素(密閉、大人数、発声)と完全に一番危険地域になってしまっている。もちろん各団体はそれらのことを考慮した練習体制を組んでおり、練習を実施することに批判などはしないのだが、私自身もモチベーションとしてあまり練習参加に気乗りしていない。何が一番嫌なのかというと、自分が感染したり他人にうつしたりすること以上に、もしクラスターになった場合の合唱に対するマイナスイメージ・・・とくに高齢者の合唱人も多いので、もし重症から死者という最悪のストーリーは見たくないと思っている。
2020.03.23
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最近SNSで以下のような意見がよく聞かれるのだが・・・ ・正確な演奏はつまらない ・音楽は演奏者の熱量だ、頑張って熱量持って演奏すれば伝わる。・正確な音程よりエモい演奏はっきり言って、音楽に対しては全く当てはまらないと私は思っている。どんな正確な演奏がつまらないのかは、よく理解できないが、合唱で確実に言えることは、ハモらない演奏は聴いていて気持ち悪い。あと本人は表現力満々だと考えて歌ってるのだろうけど、自己満足な歌には聴いていて怒りすら感じることもある。また「熱量」とか「一生懸命」とかは、ライブの舞台だとすると音楽と違う意味で観ている人の心を動かす可能性は否定しない。しかしそれは音楽とは別物の感情。音楽として録音や客席で目をつぶって聴けば下手くそな演奏に心を動かす可能性は0だと思う。 「心を込めて演奏しました」というのもよく聞く言葉なのだが、演奏しているときに演奏者が感動してしまってはダメ、この音楽は客席にはほぼ届かない。というか本番で感動しているのは練習不足・・・本来なら本番前に演奏者は曲に対して感動し、どの部分に心を動かされるのかということを分かった上で、どんな演奏がその曲を最もうまく表現できるかを考えながら演奏しなければならないと思う。これほど、観客を前に音楽を演奏することは難しい。これを単に一生懸命とか熱量で語れるほど音楽は小さいものではないと思っている。表現力は、あくまで的確な演奏スキルの上にしか成り立たない。それ以外の要因は別物だと考えた方が良いと思う。
2020.02.21
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昨年12月と今年1月に、事情があって参加していた常設の合唱団を退団した。ただ、本番の予定が無いわけではなく2020カンタート公募が5/6に、かながわフリーダムシンガーズの公募が5/24に控えてはいる。どっちも5月なので2/2以来合唱練習はなく、次の予定は3/8のカンタート公募練習と一か月以上空くことになる。いままで病気などで歌えない場合以外にこれだけ空いたことは無かった。ということで、合唱は「ひとやすみ」状態なのだが、これの理由のひとつは所謂「燃え尽き」・・・昨年、男声合唱では今までに技術的に最高のステージが2回、観客を含めとても良かった大きな演奏会で歌い切ったこと・・・これによって今までのように貪欲に歌うことを求めなくなった。また歌う場所も選ぶ必要が出てきたということが大きい。さて、次の目標をどうするのか・・・もちろん控えている本番には全力を尽くすのだが、常設団体を辞めている以上、その先の予定はイベントごとに行われる公募以外にはないことになる。私自身ももう還暦であといつまで良い状態で歌えるのかということもあるが、残された大きな目標というか望みというかは、やはり合唱コンクール全国大会で歌ってみたいということがある。今まで合唱コンクールはいろんな団体で、県大会銅賞、都大会室内5位銀賞、都大会混声8位と3回経験している。もちろん合唱コンクールなので一人でできるものでは決してない。でも残された合唱人生での目標としては置いておきたいと思っている。
2020.02.14
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以前、音楽は個人の才能が与える影響が大きいという記事を読んだことがある。たしか努力しての成果が全体の55%で残りが才能というか先天性のもの。逆に絵画などは70%ということだった。まあ、どの段階を100%なのかはよく分からないので話半分に思っていた。私が趣味でやっているメインは合唱、でこのなかのスキルというか技術に関しても努力でわりと早めに上達するものとか、才能というかセンスが影響するものがあると感じている。まずは一番基本的な発声に関して、これは一定レベルの合唱に用いる場合なら、指導者にもよるが個人の努力によるものが大きいと思われる。次にハーモニー感覚能力、これもかなり努力の要素が大きいのではないだろうか?もちろん音楽的な才能があれば早めに習得することは可能なのだが、ここでは時間的な要素はとくに制限はないので考慮はしていない。とすると、何が才能によって大きく変わってくるか、まあざっくり言ってしまえば表現力。細かく言っていくとメロディーのフレージング、テキストのディクション処理などなど、聴く人に対して曲をどう聴かせるかという部分。これが長く練習を続けていてもなかなか上達しない項目なのではないだろうか?とくに合唱において主旋律をあまり担当しないパートについては、アンサンブル練習においても重点的には練習を行わない項目になるという面もある。もちろん、トップソプラノやテノールのように最高音部で主旋律を多く担当するにしても、ある程度のラインまでは行くのだがその先、観客の心を動かすような歌い方が出来るかどうかは才能(センス)が影響すると考えられる。最後にあるのは、これは合唱には限らないがその人の声自体の魅力ということが言えると思う。歌は身体が楽器、ここの部分だけはほぼ天性による部分がほとんど・・・なのだが、そのような楽器であればあるほど使いこなすにはかなりの努力は必要になると思われる。
2020.01.31
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前回の話題について引き続き書いてみるのだが、その前に私は決して人間関係を重要視する団体をダメと言っている訳ではない。音楽の楽しみ方はそれぞれなので、音楽的に進歩しなくてもメンバーがそれで楽しければそこにケチをつけるつもりは全くないので・・・ さて、練習中において注意や指摘を受けるとなぜ気分を害するのかということについて考えてみたい。まず、自分の経験で言うとレベルの高い団体でいろいろ言われることに関しては、もちろん気分的に落ち込むことはあっても、そこから修正していこうという意欲も湧く。しかしながら、明らかに自分よりレベルの低い相手からいろいろ言われるのは無茶苦茶気分が悪い。まあ人間的には当然な感情なのだろう・・・では、レベルが残念な団体での注意指摘でなぜ修正しようとする意欲が起こるのではなく、単に気分を害するのだろうか?と考えたところで一つの仮説にたどり着く・・・もしかして、言われた方は注意指摘の意味がわからずただ単にディスられていると感じているのではないのだろうか?こう考えるといろいろ説明がつく、結局、音楽的にレベルの低い人は、そのレベルの低さを理解していない。とくに老舗の合唱団などでいままでこれでやってきた自信(根拠はない)や経験も大きいのだろう。うーん、なるほど・・・こう考えると自分があまりストレス無く歌える場所は、例えば目的として音楽的なレベルアップとするなら、積極的に団体としてのレベルの高い場所を選ぶ必要がある。ただしかなり修行的な要素も大きくはなる。あるいは、人間関係のストレスを少なく、ある程度のレベルを求めるのなら公募でイベントごとに集まるのも一つの方法かもしれない。今までの私の経験でも、スキルの高いメンバーが集まった公募での本番は、かなり満足できる演奏になっている場合がほとんどなので・・・
2020.01.22
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合唱団の音楽的なレベルアップを妨げる最も大きな要因は、人間関係だと感じている。これは、最近様々な音楽レベルの合唱団で活動して感じること・・・例えば、音楽レベルが高い合唱団の団員だけでの練習では、各メンバーからいろいろな意見や指摘が活発に出る。合唱団の音楽的レベルというのは、もちろん指導者の力量も大きいのだが、メンバー各自の音楽レベル、スキルによって決まってくる。その音楽レベルの高いメンバーがお互い意見や指摘をして良い音楽を目指す。なので他メンバーよりレベルが低くなったり練習不足になったりすると、当然そこにはいろいろな指摘や注意が飛んでくることにもなる。それに耐えてレベルアップの努力をするか逃げ出すかはその人次第・・・合唱団としては音楽中心にとくに何も変わらずに進化していく。 反して、少し音楽的に残念な団体がレベルアップしようとするのに一番邪魔になるのが人間関係。いくら残念な団体とはいえレベルの高いメンバーも少なからず存在し、もし同じように注意や指摘などした場合、その人を中心に人間関係が悪くなる。上昇志向の無いメンバーにとって、他からいろいろ言われるのは気に食わないし、今のぬるま湯状態の方が楽、それを壊されたくないのは当然・・・となると上昇志向を持つ人は邪魔者になるということで、その人はそこから出るか、おとなしくするしかなくなる。しかし人間関係は平穏になるということ・・・音楽を一番にするのか人間関係を一番にするのかで、団体のレベルは大きく変わって行くと思う。
2020.01.21
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三連休の中日、以前少しだけ所属していた、かながわフリーダムシンガーズの練習に5年ぶりくらいに参加した。フリーダムは今年で30周年になり、その記念演奏会でのメインステージにメンバーを公募していた。演奏する曲は、木下作品「アンファンス フィニ」だった。フリーダムは、30周年ということでちょうど私より少し下の年齢層が集まった男声合唱団。この年齢だとさすがに仕事等の関係で継続して活動していける人数が少なく、だいたい10人から20人の間で推移している感じだが、毎年、コンクールにも参加しており全国大会にも出場した経歴を持っている。私が参加したときは、まだまだ私自身のスキル(特にハーモニーに関する)が未熟での少人数だったので、練習に着いて行くのにけっこう苦労した。ということもあって、久々の練習ではあったのだが団としてのレベルは相変わらず高かった。それはどこで感じるかというと、シニア男声合唱団によくありがちな、どうしようもない歌い方は全く無く、練習初期段階なのに、かなりハーモニー的にも良い感じで揃ってくる。で、今回の「アンファンス フィニ」は私自身初めて歌う曲だったので、一応予習はして練習には参加したのだが、なかなか骨のある組曲。木下作品なので当然、ハーモニーの色彩がとても重要な上、曲数は4曲だけなのだが、それぞれかなりハードな技術も要求されている。ということで、今後の練習も楽しみ。演奏会の詳細に関しては以下の通りです。かながわフリーダム・シンガーズ創立30周年記念 第8回演奏会2020年5月24日(日)13:30開場 14:00開演 川崎市総合福祉センター(エポックなかはら) 入場無料指揮 中館伸一ピアノ 遠藤有子パーカッション 法嶋太郎■第一ステージ ・男声合唱組曲「草野心平の詩から」より「石家荘にて」(草野心平 作詩、多田武彦 作曲)・無伴奏男声合唱のための「沖縄小景」より「安里屋ユンタ」(瑞慶覧尚子 作曲)・男声合唱による10のメルヘン「愛する歌」より「さびしいカシの木」(やなせたかし 作詩、木下牧子 作曲)・男声合唱のための「カンティクム・サクルム」第2集 男声合唱のための3つの聖母賛歌《マリア、アレルヤ!》より「アヴェ・マリア」(千原英喜 作曲)・Wedding Qawwali(A. R. Rahman 作詞・作曲、Ethan Sperry 編曲)■第二ステージ ・酒と泪と男と女(河島英五 作詞・作曲、源田俊一郎 編曲)・糸(中島みゆき 作詞・作曲、源田俊一郎 編曲)・男の勲章(Johnny 作詞・作曲、西條太貴 編曲)・大都会(田中昌之、山下三智夫、友永ゆかり 作詞、山下三智夫 作曲、北川昇 編曲)ほか■第三ステージ ・男声合唱組曲「Enfance finie(アンファンス・フィニ)」~過ぎ去りし少年時代~(三好達治 作詩、木下牧子 作曲)
2020.01.14
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三連休の初日、銀座で食事、買い物をした後に銀座線で渋谷に行ってきた。目的は二つ、つい先日完成した銀座線渋谷駅を見ることと、昨年春に完成した東口歩道橋を見ることだった。銀座線の渋谷駅については、多くの報道がされているように、肋骨型の天井を使用し柱を排除、広い空間が確保されていた。東口歩道橋は、一部分ではあるが5年前に設計に携わっていた。完成したことは知っていたのだが、なかなか機会が無く(大和田さくらホールやNHKホールに行くくらいしか用事がないので、ほぼ西口ばかり使っていたので)昨日になってしまった。この歩道橋、以前は50年くらいの間に継ぎ足し継ぎ足し、利用者の増加に対応するために歪な形で造られていた。それを今回の100年に一度と言われる再開発に合わせて完全にリニューアルされたもの・・・(詳細は最後のリンク参考)以前の幅員は2.5m程度しかなかったものを、6mでバリアフリーの形で造られている。設計の詳細については専門的になるのでここでは書かないが、私の仕事的には、このように完成した構造物を見ることは、少し感慨深いものもある。それにしても、設計当時から比べると渋谷駅周辺の変貌は凄まじいという感じはした。http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000742965.pdf#search=%27%E6%B8%8B%E8%B0%B7+%E6%9D%B1%E5%8F%A3%E6%AD%A9%E9%81%93%E6%A9%8B%27
2020.01.12
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2020年も今日から仕事始めになります。まあ、仕事の方は例年通りということで、今年の合唱活動に関して書いてみたいと思います。 実は、今年の合唱活動、今のところ保留事項が多くてあまり決まっていませんが、昨年末からの動きでの決定している本番は・・・5/6 Tokyo Cantat クロージングコンサートでオルトナー氏指揮の2020公募合唱団、歌うのはブラームス(オルトナー氏の指導でのドイツロマン派は、外せない)5/24 かながわフリーダムシンガーズ30周年記念演奏会で公募(OB)参加、木下作品 アンファンス フィニ東京都合唱祭で公募(混声)によるブルックナーのモテット(日にち未定)となっている。今後、固定の団体で歌うことになれば、多少予定も増えると思うが現時点では後半戦は決まっていません。
2020.01.06
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いよいよ今年も残すところ10日となってきた。ということで今年の合唱演奏に関する総括をしておこうと思う。まず、昨年11月に混声合唱と男声合唱のハードなスケジュールでかなりきつかったことを考慮し、今年は男声合唱中心で活動することを決めてスタートした。その活動の中で一番重心を置いたのは、広友会40周年記念演奏会にOBとして参加、4ステージ全て歌うことで、最近広友会の弱点だと感じていたアカペラ曲をハモるということを一番の念頭に置いていた。結局、今年混声合唱でオンステしたのは、Tokyo Cantatの2019公募合唱団でラインベルガーのカントスミサの1ステージだけだった。男声合唱最初のステージは、1月に行われたタダタケを歌う会での演奏会だった。昨年も同じく1月に演奏会があったのだが、体調調整に若干失敗しあまり個人的には良い演奏が出来なかったので、今年はそうならないように十分注意し、良い演奏が出来た。次の本番は、Cantatでの紅白合唱合戦、広友会でピエロ、栗山先生指揮の公募男声合唱団で信長作品から「くちびるに歌を」から表題曲を含む2曲・・・この公募合唱団は凄かった・・・歌った感じでも今までの中でも一番のクォリティの演奏が出来たのではないだろうか。その後は広友会中心で、都合唱祭を経て7月中旬に40周年記念演奏会だった。35周年記念演奏会時はOBではなく正会員で、この時のメイン「水のいのち」も素晴らしかったのだが、今回は、多田作品ステージと月光とピエロがアカペラ・・・完全にハモり切ることは出来なかったが、それでも私が知っている広友会の演奏では一番良かったのではないだろうか、しかも全ステージにわたって良い演奏が出来たのはすごく嬉しかった。後半のメインは、東京男声合唱フェスと裏フェス、公募2団体を含む3団体を1日で演奏した。中でも公募で歌った三善作品「バトンタッチのうた」は、広友会で10年ちょっと前に歌った時は、まったく手に負えなかった曲を、今回はリベンジ出来た。男声合唱トップテナーとして高音をきっちり歌いきれたのではないだろうか・・・演奏録音を聴いても、なかなかの出来栄えで人気投票順位も午前中の演奏だったのに54団体中8位とすごく満足できる結果だった。ということで、男声合唱中心の活動は、来年も続けたいが少し混声の活動が少なかった感じもするので、公募などでまたいろいろ歌って行きたいと考えている。
2019.12.21
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先日の日曜日、当初は行く予定ではなかったOCM演奏会に、大阪まで日帰りで遠征してきた。目的は、今年2回ほどバッハを聴いたのだが、それがバッハに聴こえなかった原因を探るため。まず夏に聴いた少人数アンサンブルでは、ソプラノが重い発声でオペラのように聴こえた。これはさすがに前半だけで会場を後にした。もうひとつは京都の全国大会で、オケ付でバッハを歌った大人数の団体があったのだが、まるでベートーベンの第九に聴こえた。何故だろう・・・OCM演奏会は、フランスバロックのカンプラ、レクイエム。バッハのマニフィカトがメインだった。両方ともオケ付なのだが、最初から素晴らしい音楽、オケとのピッチも寸分の狂いもないハーモニー。ここのハーモニーは独特で、当間先生ご自身が、「こうゆうハーモニーの音楽を作るには、まず発声から」という理念のもと、完全に統一された発声で素晴らしいハーモニーを聴かせてくれる。特徴というと、アルトから下3声での完璧なハーモニーの上に、この上なく軽く美しいソプラノが乗る形・・・天から降り注ぐような美しく立体感のある音楽だった。さて、ここで今年聴いてきたバッハとの大きな違いに気が付いた。それは「メリスマ」・・・OCMのバッハのメリスマは音が一つ一つ切れてそれがつながっている歌い方になっている。私が違和感を感じたのはまさにこの部分、他の演奏では通常のレガート歌唱だったので、オペラとか第九に聴こえたのだった。バロック音楽については、当時の録音があったわけではなく、文献に残っているだけだと思うので、どのような歌唱法が正解なのかは私のような素人には解らないのだが、今回の日帰り大阪遠征で何が違うのかは確認できた。それにしても、素晴らしい演奏会だった。
2019.12.18
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ここのところ、ブラック業界の洗礼にあいストレスが溜まる毎日を過ごしてきた。先月の9日の表裏男フェス以来歌ってなかったのだが、やっと昨日来年4/26に本番があるタダタケを歌う会で久しぶりに歌ってきた。調子は相変わらず良い感じだったのだが、練習では他メンバーは、毎回同じような指摘を受けている。なんで修正できないのかなあと思っているのだが、一番の原因は、おそらく何が悪くて怒られているのかしっかり理解できない。または、理解できたとしても修正方法がわからないと言った感じではないだろうか? 一番良い方法は、録音をしてそれを聴くことで自分の歌の質を知ること、そして修正点を見つけて地道に修正していくこと、これの繰り返しなのだと思う。でも練習録音は指揮者の位置でしか録音しない。これでは自分がどう歌っているのかはっきり分からない。私の場合、人よりかなり声量があるため、指揮者位置での録音でも自分がどう歌っているのかハッキリ確認できる。でも一般的な声量では大人数で歌っている場合、録音からの修正は難しいだろう。 本当に修正する気持ちがあるのであれば、自分専用の録音をすることだと思う。それを聴いて本当に人に聴かせる歌になっているのかどうか、もし自分が聴きたくないような歌を歌っているのであれば、それはその合唱団にとって迷惑になっていると思った方が良い。 上記は個人の「歌」について述べたが、合唱でもう一つ重要なことは、ハーモニーになる。こちらはまず重要なことは、他のパートを必ず聴きながら歌うこと、常に和音に意識を持つことが重要。練習録音からは、ハモっいない部分の自分のピッチをチェックすることなのだろう。 合唱は「縦と横」を常に意識し、他パートを聴きながら自分の「歌」を歌う。これをつねに意識しながら冷静に歌うことが重要なのだろう。
2019.12.08
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二日目後半は混声部門16団体、一昨年東京で行われた全国大会を聴いたとき、この部門は本当に凄くて聴いていてものすごく疲労したのだが、今回もそれ以上だった。まず3団体目、たしか昨年は出場してなかったMODOKIの演奏。ここは一昨年の東京大会で物凄く精度が高いブラームスを聴かせてもらっていたので、とても期待していた。さらに自由曲のシェーンベルグ地上の平和も私自身実際に歌っている曲なのでとても関心を持っていた。技術的な面では素晴らしい演奏だったが自由曲の精神性というか曲の表現のところで今一歩だった感じはした。...続いて5団体、6団体目は東京からCA、あい混という2台ピアノを使う2団体。都大会の審査ではCAが上だったのだが、私はあい混の自由曲にすごく惹かれていたのでどれだけ進歩しているのか楽しみだった。結果としては、CAが課題曲、自由曲とも都大会から大きく進化し素晴らしい演奏表現だったのに対して、あい混の方は自由曲で都大会ほど感動はしなかった。あい混の自由曲は土田先生への委嘱作品で、かなり発声的に難易度が高く都大会でソプラノが最後に力尽きていた。しかし今回ソプラノはすごく頑張って最後まで表現しきっていたのに対して、下3声のハーモニーが決まり切っていなかった感じがした。合唱の場合、どんなに凄い歌い手を集め たとしてもハーモニーが決まらなければ烏合の集団にしかならず客席には届かない。あくまで私の聴いた感じだけなのだが、テナーが力みすぎてバランスやピッチを崩していたように聞えた、はっきり言って期待していただけにとても残念な演奏だった。クールシェンヌは、課題曲、自由曲ともすごく安定して素晴らしい演奏だった。基本的な混声合唱の見本というかロマン派やルネバロはこう歌うんだよという、完璧な演奏という感じだった。広島から来た合唱団ぽっきりも魅力的な演奏、とくに自由曲の三善作品は今まで聴いたことない作品なのだが、若い指揮者、歌い手が見事に躍動的に歌っていたのが印象的だった。やえ山組は、コンクールでまさかのロ短調ミサ・・・もうコンクールというか演奏会に来ているような雰囲気だったが、バッハがまるでベートーベンの第九みたいに聞こえたのはどうなのか、審査結果から見ると今一歩だったのかも・・・アルモニカは、一昨年の全国、三善晃のレクイエムで金賞で今回も金賞・・・はっきり言って物凄い演奏には間違いないが歌ってみたいかと聞かれると私はちょっと遠慮しときます。そんな個性的な各団体の中でも、コンビニは物凄かった。あの人数で精度、表現、音圧もう異次元の演奏だと思った。私の中でも断トツ1位だった。
2019.11.28
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11/24(日)宿泊のホテルは、今晩も滞在する予定なので天気を考慮して、コート、マフラーは置いていくことに、そして交通機関も行きやすい方法を見逃していたので、京都を超え山科から地下鉄で東山へ、昨日のランチ失敗に懲りたので、途中のコンビニでパンを持参した。会場時間より早めに到着したので暫し隣の平安神宮を散策して入場し、見やすく前の圧迫が少ない中央通路前真ん中席をゲットし、長時間の観戦に備える。まず前半は同声部門、ここは男声合唱、女声合唱、児童合唱、の少人数から大人数までが同じ土俵で審査されるという、審査員泣かせと思われる部門だった。私の活動は、男声合唱メインなのでどうしてもそちらに注目してしまう。まず最初に印象に残ったのは、カンサォン・ノーヴァ、ここは先日東京で行われた兄フェスにも参戦しておりかなり評判が高くて注目していた。課題曲の三善作品から自由曲、武満2曲のペンデレツキ1曲というバライティーに富んだ選曲で楽しめた。特に武満はかなり精度が高く緻密にきれいにまとめられていたと感じた。メンズ・ウィードは初めて聴いたのだが、昨年の東京男フェスで公募で多田作品を指揮され私も参加していたので、まあなるほどなあという素晴らしい演奏だった。昨年1位のOCは、今回でコンクール一時撤退という噂が流れる中、自由曲は振付つきの「ヨイトマケの唄」これは、先日私の地元での合唱祭でゲスト演奏されていたが、もう私くらいの年代では泣くしかない曲。私は映画でもドラマでも泣かされるのは嫌いなのであえて避けているのだが、今回もダメ・・・泣くのがわかっていて泣かされるのは辛い・・・これは私の勘ぐりすぎかもだが、コンクールに来年出ないということからの問題提起の選曲だったかもしれない。審査結果の銀賞も最初から織り込み済みだったのかも・・・女声合唱、とくに数多く歌われる鈴木輝明作品にあまり今まで興味を惹かれなかった私なのだが、今回、東北代表のL’albaが歌った曲は素晴らしかった。どこの言葉か分からなかったのだが、その音による色彩感というか表情というか、すごく心に残る演奏だった。今回、2位金賞だったムウプロ、今まで常任の指揮者を置かない演奏を行ってきたのだが、今回は指揮者に雨森先生、ピアノに平林先生という名指導者を得て、今まで各個人バラバラの表現過多の演奏が見事にまとまった感じがした西村作品「永訣の朝」だった。しかしながら、男声合唱クラスターの私からすればトップテナーが不満、声にきらびやかさがあまり感じられず、しかもまとまっていない。まあ、歌ったのがこの曲だったのであまり目立ってはいなかったのだが、他の男声合唱曲だったらどうだろうか・・・そして、この部門1位は愛知のブリランチで雨森先生の指揮・・・同声部門は雨森先生のワンツーフィニッシュだった。
2019.11.27
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11/23(土)冷たい小雨が降る早朝6時前、家を出発して6時50分発の新幹線のぞみで京都に向かった。途中、静岡手前から雨が上がり車窓から虹を確認、その後、白黒のはっきり分かれた富士山を写真に撮って、9時過ぎに京都着、天候は東京とは真逆で晴れ、しかも20度近くあるので、コートがすっごく邪魔だった。会場がある地下鉄東山駅で下車し京都ロームシアターへ向かうものの、方向音痴がたたってすんなりたどり着けなかった(泣)1日目は、まず大学ユース部門の10団体、今回は全て大学名を冠した団体の出場だった。さすがに各地区大会を勝ち抜いてきた団体の演奏で、私が聴いている感じではほとんど差は感じなかった。私的に好感が持てた団体は、北海道大学、同志社の男声二団体だった。今回、関学は少し印象薄かった感じがした。結果は都留文1位、名大2位に北大は3位だった。ここで昼休憩・・・しかし食物も探して外に出たのだが、結局コンビニでもパンは売り切れ、昼食抜きになりました。(泣)後半は室内部門、ここには埼玉代表の女声合唱団Lamerに、TCMCで一緒だった方がいたので応援、自由曲はツイッターで作曲者ご本人も言われてた通り、かなりな難曲の木下作品(今回、木下先生は審査員の一人)そんな難しい曲にもかかわらず、きっちり歌い切れて言葉もよくわかる好演だった。結果は銀だったのだが、10年ぶりの全国で力は出し切れたと思った。この部門で圧倒的に強いのは、九州の女声合唱団ソレイユ・・・今回もとても良い演奏だったので1位シード権獲得・・・もう何年もこの部門で1位を独占している強さを感じた。私が一番印象に残ったのは、長野のまい・・・自由曲は指揮者も一緒に歌っていた「不完全な死体」・・・室内部門って、人数制限あるのだけど指揮者も歌い手の数に入るのかな?という疑問があったのだが、ピアノに三味線まではいった、言ってみれば「歌のみで表現したシアターピース」という感じでとても興味深かった。
2019.11.26
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バトンタッチのうたこの曲は、三善晃作曲の「遊星ひとつ」という組曲の終曲。私が10年ちょっと前に広友会で男声合唱を復活させたとき、演奏会で最初に取り組んだ組曲のひとつだった。当時は、この曲に関して全く聴いたこともなく知らなかった。ただ練習に取り組んでいると、まず最初にアカペラで2.5/8拍子とか今まで見たこともないような変拍子だったり、後半部分でフォルテ3っつでハイAを連発したり、凄く難しい曲だなあと思っていた。そして当時はまだまだ今より若かった、高音自慢のアホトップだったのだが、その高音が本番でも最後まで持たない。フォルテ3つでファルセットでしか出せない本番になってしまった。 その後、コンクールなどでOCやしなのがこの曲を歌って金賞を取るのを聴いたりして、もう一度取り組む機会はないものか、リベンジしたい気持ちというか、歌ってみたい気持ちをずーと持っていたところに、ネットでの東京男フェスでこの曲だけ歌う公募が募集されていた。ということで、この曲を歌いたいばっかりの私はもうすぐ飛びついたということになった。 この企画を実行した真田さんは、まだまだ若い指揮者でいろいろな合唱団で練習責任者などをしている方だった。公募で若い指揮者、しかも男声合唱の中でも最高峰に難しい超難曲・・・まあ本人も言っていたのだがある意味無謀な企画と言えるのだろう。結局集まったのは25人・・・OCやしなの、広友会でも60人以上で歌っていた曲をこの少人数で・・・ さて、本番は・・・なかなか良い感じで歌いきれた。当時のようにただ高音を出すアホでなくなっている私は、手を抜くところは抜いて、一番最後、当時はまったく出なかったハイA連発をクリアできた。他のパートのメンバーもなかなかの実力者も多かったので終わってみれば午前中の出場団体の中で唯一の人気投票10位以内の8位・・・実は今回順位はあまり気にしていなかったので、ネットでの速報を見てビックリした。まあたしかに聴いてくれたお客さんは少なかったのだが、コンクールなどでの好演の証でもある、メンバーが舞台から履けるまで拍手が続くということが起こってはいたので・・・ この演奏が、youtubeに正式アップされましたので、良かったら聴いてみてください。OCやしなの、AZなどと比較して頂くと面白いかもです。
2019.11.17
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ここのところ、いろいろな公募団体で歌わせて頂いているのだが、その関係で若い方(学生さん、20代社会人)と一緒に歌ったり、お話しさせて頂いていると、最近の合唱団というかグループというかその体制についていろいろな変化が見られる。その大きな要因の一つになっているのがSNSではないだろうか。インターネットが現在ほど普及していないころの合唱団は、高校大学PTAのOB団体とか昔から活動している老舗団体、あるいは、カリスマ性のある指揮者の元に集まり団体を結成するとか、地域の市民合唱団とか、それぞれ決まったテリトリーの中での活動だったと感じられる。それが現在は、大学生の間から学内の合唱団の活動にとどまらず、SNSを通じて知り合い、活動している小規模なグループも多く、特に東京男声合唱フェスなどでは、とてもレベルの高いそのようなグループの演奏が聴かれるようになってきた。ここで面白いと思うのが、どうしてレベルが高くなってくるのかということ・・・以前であれば、その団体の練習法、先輩後輩の枠は無いとは言っても古くからいる団員に対して新人が意見を言う雰囲気はなかなか難しい。それが、SNSで集まった同好の人であるため、それぞれが自分がどんな合唱、音楽をやりたいのかという主体的な考えをもってレベルアップを目指して活動しているからだと思う。 合唱というか、音楽は当然だが練習しなければ上手くはならないし、合唱のようにアンサンブルになってくると全員の底上げが必要になってくる。この練習を自分たちで勉強し作り上げてレベルが上がるというのは、指導者の言うままでの練習とは異なる楽しさもあるのではないだろうか? 古くからの合唱人からは、いろいろ眉をひそめるような意見も聞かれるのだが、実際に上手くなっているグループの演奏を聴いていると、アマチュアの音楽の楽しみとは、こういうのが原点だったように感じられる。
2019.11.12
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昨日は、一日3団体で表裏男フェスに出演してきたので、その感想などを書いてみたいと思う。 まず1団体目は、東京男フェス(表)9番目午前中の出演だった「バトンタッチプロジェクト」・・・ここは、東京男フェスで三善晃作曲の「バトンタッチのうた」を歌うために集まった公募合唱団。けっこう合唱界隈では顔は広い方だったのだが、今回のメンバーは全て初めての方ばかりだった。個人的には歌える若手やベースには重厚な声を持っている同年代の方も・・・ただし人数は25人くらいで練習も10回と、男声合唱曲の中でも最高峰に難しいバトンタッチへの厳しい挑戦だった。結果は人気投票54団体中第8位と大健闘。午前中だったのでお客さんも少なかったのだが、大きなリアクションでの拍手と何より嬉しかったのが、メンバーが舞台から履けるまで拍手が続いたことだった。演奏音源も聴いてみたのだが、久々に「高音を張る」という男声合唱トップの麻薬を十分味わえる出来だった。 2団体目は、時間を置いて18時前のオンステ、タダタケを歌う会での富士山と草心第三から2曲。こちらは富士山で「大和言葉で歌う」という挑戦だったのだが、残念な演奏・・・昨年の人気投票7位から20位以下(名前が発表されない)結果だった。一番ダメだったのは、大和言葉うんぬんより基本的にハーモニーが崩れる箇所が多かった。浜離宮朝日ホールでハモらないのは致命的・・・本番は来年4/26なので、今の段階でこの結果は返って良かったのかもしれない。もっと各パートがハモらせることを意識しないとダメ・・・ 3団体目は、今年初めて開催された裏男フェス、正式には「男声合唱祭り」でこれも公募団体のBOSO族、歌ったのは多田作品組曲「雨」から4曲目を除く全5曲(裏男フェスは持ち時間が表の倍近く)。多田作品はもちろん結構歌ってはいるのだが組曲として「雨」は初だった。でメンバーはほとんどお初の若い方で9人での演奏。練習はたったの4回だった。多田作品は、実はとても難しいのだが、でもなかなか頑張った演奏が出来た感はある。まだ音源は聴いていないが、ソロもAZで一緒だったメンバーが聴いてくれていて、褒めてくれたし、本人的にも綺麗に歌いきれたかなあという感触だった。 裏男フェスは、途中と最後に全員合唱で男声合唱の新旧愛唱曲の定番である、斎太郎節と酒頌を歌ってとても楽しかった。 しかし、かなりハードだけどいろいろ充実し勉強になった一日だった。
2019.11.10
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7月に広友会の記念演奏会が終了して以来、11/9(土)は久々の本番・・・あれ?久々って4か月もたってない・・・これでこの久々感はちょっとヤバいかもですね。さて、この3連休は、この本番(東京男声合唱フェス、男声合唱まつり(通称、裏男フェス)に向けての練習だった、ただし日曜日はお休み(笑) 土曜日の午前中、タダタケを歌う会の練習は、もちろん男フェスに向けた2曲の徹底的な細かい曲つくり・・・とくに富士山の作品第拾捌は、通常と表現を変えた歌い方の練習に終始した。細かい内容はネタバレになるので書くのは控えるが、お楽しみに-・・・出演時間は17時50分くらいです。 午後は、裏男フェスの方、BOSO族の練習・・・こちらは多田作品組曲「雨」から、4曲目の「雨・雨」を除く全曲の演奏・・・公募合唱団のBOSO族で集まったのは10名弱での本番となる。ということで、少人数での多田作品をどのように表現できるのか、とても楽しみ。トップは二人しかいないので、武蔵野の雨と終曲のソロは私が担当する。この組曲自体歌うのは初(もちろん終曲は何度もアンコールなどで歌ってはいるが・・・)とにかく頑張ります。演奏は、20時40分ころ・・・ただし場所が異なり、牛込箪笥新宿区民ホール、入場無料なのでぜひ・・・月曜日は、バトンタッチのうたの練習・・・こちらも公募合唱団、バトンタッチプロジェクト(そのまんま)で総勢25人強・・・いよいよ本気を出して最近使ってなかった完全実声で高音を張る必要が・・・何せフォルテ3っつでハイA連発する情け容赦ない三善作品・・・高音を張る・・・これは決して混声合唱では出来ない男声合唱トップテナーの麻薬的なものなので、今回は思いっきり中毒にならせてもらいます。こちらの演奏時間は、9番目11時半過ぎになりますので、よろしくお願いします。
2019.11.05
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現在、私が活動中の合唱団は、公募と休団中を除くと「タダタケを歌う会」の1団体だけ。何故、ここの団体なのかというと、一番大きいのはもちろん多田作品を歌いたいからという理由になる。では、何故、多田作品を歌いたいのかということになると、もちろん多田作品が好きというのは大前提なのだが、好き嫌いとは別に大きな理由がある。それは、日本語男声合唱のアカペラ曲に対応する技術のほとんどが詰まっているということ、言い換えれば、多田作品が歌えれば、他の日本語作品に対するアプローチが楽になるということ。これは、男声合唱や伴奏の有無にも関係しないと考えている。 多田作品での重要なポイントは、近現代の詩人の作品を表現するための歌唱技術、ハーモニー感覚、表現能力の全てが上質な演奏をするためには必要になる。東京男フェスなどでいろいろな団体が、多田作品を選曲するのだが、なかなか上質な演奏は聴かれない。その理由はまさに上に書いたような技術が必要になるから・・・一例をあげると、日本語のディクション処理、分かりやすく言うと、聴いている人に日本語として歌詞が分かるように歌えるか・・・ここだけでもいろいろな歌唱テクニックが必要になり、それを歌い続けることで、日本語曲を例えば初見で歌うときでも自然とその技術が使えるようになってくる。ここからは宣伝になります。タダタケを歌う会では、来年の4/26(日)の演奏会で男声合唱組曲「富士山」に取り組んでいます。そこで、富士山を一緒に歌いたい方を募集しているのですが、一般的な公募とは異なり正会員の紹介が必要(すなわち紹介した正会員がその方に責任を持つ)になりますので、私の顔見知りで歌いたい方は連絡よろしくお願いします。とくに低声系を募集しています。
2019.10.21
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久しぶりの日記になりました・・・汗 日記は久々ですが、合唱活動を行っていなかったわけではなく、11/9(土)の東京男声合唱フェスティバル、男声合唱まつり(通称、裏男フェス)のオンステに向けて練習に励んでいるところ・・・実は、今年の東京都連主催の「東京男声合唱フェスティバル」は、参加希望団体が多くなりすぎて多少参加団体数を絞ったところ、募集期限に間に合わない団体が続出、それの救済策として表と同日の夜に裏男フェス、翌日におにいさんフェスティバルと合計3っつのイベントが立ち上がった。で、私のオンステ予定は東京男声合唱フェス(浜離宮朝日ホール)・バトンタッチプロジェクト 11:30過ぎ ・タダタケを歌う会 17:40過ぎ裏男フェス(牛込箪笥区民ホール)・BOSO族 20:40過ぎ演奏曲目は・・・ バトンタッチプロジェクトでは、三善作品 バトンタッチのうた タダタケを歌う会では、 男声合唱組曲『富士山』 より作品第拾捌 草野 心平 作詩/多田武彦 作曲 男声合唱組曲『草野心平の詩から・第三』 より宇宙線驟雨のなかで草野 心平 作詩/多田武彦 作曲BOSO族では ・男声合唱組曲「雨」 より(作曲:多田武彦) Ⅰ.雨の来る前(作詩:伊藤整) Ⅱ.武蔵野の雨(作詩詩:大木惇夫) Ⅲ.雨の日の遊動円木(作詩:大木惇夫) Ⅴ.雨の日に見る(作詩:大木惇夫) Ⅵ.雨(作詩:八木重吉)ちなみに、裏男フェスは各団体の演奏時間が長く12分あるため、組曲がほぼすべて演奏できることになっている。ちなみに、私は組曲として「富士山」「雨」は歌ったことがないので、今回はとても楽しみ。
2019.10.17
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先週までの仕事による忙しさから、やっと少し開放されたこの3連休、約一か月ぶりに合唱練習三昧の連休となっている。 まず、土曜日は「タダタケを歌う会」の練習。ここはまず11/9の東京男フェス、来年4/26にコンサート第捌(漢数字で8の意味)、ここで大曲「富士山」全曲を歌う。練習は、若い指揮者が担当するステージから2曲と男フェス曲1曲の練習で、私はいままで歌ったとの無い曲。ということで、一応音源から簡単な音取りをしてから練習参加。まあ、まだ不安定な部分も多くあるが、このスケジュールだと全く問題は無いだろう。この団体は、年齢層が様々なのだが、団員も段々増加していてけっこう勢いはある。やはり確実にタダタケを歌えるというメリットはかなり大で、いまだに大学生にも人気がある多田作品は、その意味で凄いと思う。 さて、昨日と今日は、同じく男フェスに参加する公募の「バトンタッチを歌おうプロジェクト」の練習。三善晃作品「遊星ひとつ」の終曲「バトンタッチのうた」だけを歌うもの。私は広友会で12年ほど前にこの曲を本番で歌っている。当時は難しくてよくわからん曲、で最後は高音が苦しくなるを痛感しながらうたってきた。 10年以上過ぎて私自身の経験値が上がって、凄く良い曲ということは実感できるようになってきたのだが、難しさは相変わらず・・・アップテンポで流れ続ける変拍子、音程もかなり難解、そして終盤での高音域連発、音量の要求(フォルテ3っつが頻発)、文章にするとまあ当たり前なのだが、今まで私が経験した合唱曲の中でも最高峰の難曲で、だから公募に応募したというのはある。 とりあえず、リズム、音程の精度を上げ、終盤部の高音、音量に対応できる発声を熟考し練習するしかない、とにかく12年前にはわからなかったことがわかるようになってきた事が大きいかな?いろいろな方法を試行錯誤していこう。
2019.09.16
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今週初めまで、かなり久しぶりに仕事に追われた日々を過ごしていました。広友会40周年記念演奏会を無事、納得できる演奏で終えてから、激務がやってきてそれがほぼ収束したところで一息ついています。 今後の合唱活動で決まっているのは、タダタケを歌う会での男フェスと来年4月26日の演奏会、それと公募で名曲(超難曲)「バトンタッチのうた」を男フェスで歌う。昨年秋の男フェス付近をピークとした合唱活動からかなりのスローダウン。ところで、今週末は合唱コンクール都大会の大・一般があるので、久しぶりに全部聴く予定、この2年間は出場していたのであまり聴けなかったので楽しみではある。また、10/13の関東大会も松戸ということで、かなり近いので行く予定。また全国大会もすでに宿泊先確保したので、これも全部聴きに行こう。 今月末には、シュッツの京都公演が9/23にあるので、これも行く予定、なにせ、現代日本人作曲家での4ステージ、しかもかなりの難易度、それだけでなく聴きがいもありそう(ありすぎ)ということで、しばらく聴く方に重心を置く感じにはなるものの、これだけ聴くとまた歌いたい気持ちも出て来るかな?
2019.09.04
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お盆休みもなく、会社で仕事をしていて、少し飽きてきたので、しばらく書いてなかった文章を書いてみることにする。さて、私の合唱歴は、大学男声合唱団からスタートして卒業後20年のブランクを経て10年ちょっと前に再開した。もちろん再開したのも男声合唱。声質的には、軽くて高音が出るので最初からトップテノール担当だった。まあ、上のAとか特に苦も無く出せたのでこのパートでの適性は問題ないだろう。逆に低い声はまったく出ない。5線から下の音があるとけっこう苦しく全体のフレージングにも影響が出てくる。ということで、調子に乗って一般男声合唱団で歌ってきたわけなのだが、3年ほど前から、ピッチが上ずるようになってきた。原因としては、周りが下がるのを食い止めようとしているうちに上ずる癖がついてしまったようだ。もともと男声合唱トップだけしか経験していないため、ハーモニー感覚やそれを聞き分ける「耳」が出来ていなかったことが大きい。ということで、修行として今まで嫌ってきた混声合唱しかもかなりレベルの高いところに3年間お世話になった。ここできっちりハーモニーについて訓練を受けたことが、今年からまた男声合唱メインに戻ったときに、3年前とは違った景色を見ることになった。 合唱にとって、ハーモニー構築は、これが出来なければ合唱にならないくらい大切なもの、もちろん、それ自体も重要なのだが、この和声感を感じることができる「耳」があると、実はフレージングにも大きな影響を与えているということが、最近実感できている。もともと高音はあまり苦にしない声なので、この感覚を得るまでは、勝手に一人で歌っていた感じが今になって思い当たる。それが今の状況は、あくまで合唱のハーモニーの中でのフレージングが出来てきた感じが強い。これは主旋律を歌うときにとても重要な要素、ハーモニーはその色彩を持っているので、その中に主旋律の表現も入ってきている感じはしている。ということで、最近の本番はけっこう満足できるものが多く、改めて男声合唱のトップテナーは一番自分には合っているなあと実感している。
2019.08.15
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昨日から、東京国際合唱コンクールが始まっている。今年は、私は今日から聴きに行くのだが、ここでは本当の意味での「暗譜」の演奏が行われる。 さて、先日の広友会記念定演、演奏自体は私が広友会に関わってきた10年以上の中で最高レベルの演奏だったことは間違いない。しかしながら、この中でも「なんちゃって暗譜」の問題は発生していた。今回のステージは、私をはじめ多くのOBも参加していた。その中で現役は、第一ステージ最初の団歌(エール)と4ステの月光とピエロ、そしてアンコール2曲は暗譜という指示、ただしOBは練習回数のこともあるので、譜面を持つ、持たないは個人の判断に任せられた。 ということで、なんちゃって暗譜が大嫌いな私は、エールとアンコールの富士山2番だけ暗譜で歌い、他は譜面を開いて歌っていた。で、やはり、なんちゃって暗譜・・・言い方が悪いので「暗記」に変更・・・これは、楽譜に書いてあることの半分以上を理解することなく、ただ単に歌詞とメロディを覚えただけのもの・・・なので暗記・・・ 結果に表れたのは、最後のアンコール曲、途中のオブリガードで半分程度が落ちた・・・まあ、80人以上で歌っているので、オブリガードで半分落ちても聴いてる方にはわからないだろうが・・・こんな中途半端な音楽は無い。このような「暗記」で演奏することは、曲を愚弄することだと私は思っている。 合唱の楽譜は、オケのようなパート譜でなく、全パートが記入されている。暗記演奏はこの楽譜の3/4を無視していることになる。しかも暗記しきれず落ちるとは・・・しかし、アンケート結果にも、「暗譜が素晴らしい」とか「暗譜して当然」とか・・・もう情けない・・・ さて、最初に書いた「本当の暗譜」とは・・・まあ、勝どきの第一生命ホールまで聴きに行っていただければよく理解できると思います。
2019.07.27
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昨日は、メンネルコール広友会創立40周年記念第35回定期演奏会にOBとして3年ぶりにオンステして、全ステージ歌ってきた。ホールは杉並公会堂、朝からの雨にも関わらす、定員1100人に対して900人超えのお客様に来場して頂き、盛会のうちに終わることができた。 今回は、メインステージに男声合唱の名曲「月光とピエロ」が選曲されたのだが、創立40年という長い歴史の中で、この名曲が組曲として一回も演奏会で歌われていないという、とても珍しい(一般の男声合唱団ならきっと歌ってるし、私も大学時代に全曲歌ってる)状況で、団員のテンションもかなり上がり、このステージはOBを含め82人という大人数での演奏となった。 その他のステージも40周年ということで、多田作品を集めたステージや、今まで歌ってきた名曲を集めたステージもあった。 私的には、最近3ステージの演奏会が多かったのだが、久しぶりに4ステージ構成だったので、かなり疲労はしたのだが、演奏的には満足できる演奏だったと思う。小さい事故はあったものの、全ての曲に対してハモリ切るという私の個人的な目的は果たせたと感じている。 前回の定演は、私は客席で聴いていたのだが、伴奏つきの曲はなかなか素晴らしい表現が出来るのだが、アカペラ曲では崩壊までは行かないが、きっちりハモっていない演奏だった。これは、私が歌ってきたときから同じ・・・ で、今回は3年間の当間先生の団体での修行を生かして、アカペラ曲もハモリ切れればと思って全ステージ歌うことにした。まだまだ、団員の中には、ハーモニーを構築することについての理解や意識が低いメンバーも多いが、今回は指揮者の方もハーモニーつくりに関する指導が多かったのが好結果につながったのではないだろうか? 今度の土曜日には演奏録音を聴く反省会もあるので、そこまでは参加しようと考えている。 ご来場して頂いたお客様、本当にありがとうございました。
2019.07.15
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昨日は、3年ぶりとなる広友会での、東京都合唱祭への出演となった。広友会は、40年前の都合唱祭が創立で今回で40回連続出場ということ、メンバーの中に40回連続で出演されている方は代表を含め4人もいる。これってかなり凄いということを実感した。私はちょうど60歳なのだが、40年前ってまだ学生(とは言っても夜間学部なので年金には加入)だった。そこから連続って、団体として続いているのも凄いが個人でも凄いと思った。さて、今年は定演が7/14ということもあって、ちょうど2週間前の時点で定演曲2曲を演奏できるという、絶好の機会だった。演奏したのがシューベルトの「Die Nacht」と寺嶋作品「風になりたい」というこれまた全く脈絡のない2曲だった。で、広友会はBブロックのラストでの演奏、実はその前の団体が私たちより1~2まわり若い60人の男声合唱団で、演奏したのは、広瀬作品「海はなかった」他・・・都連理事長が男声合唱祭りと興奮していたが・・・ その団体の演奏は、もう男声合唱らしく袖で聴いていたのだが、ものすごい迫力・・・さすが60人の若い男声・・・で、実は袖でトップのパトリとにやり・・・広友会の選曲は、まったく正反対・・・これは、弱音の美しさを出せればということでちょうど良いなと話していた。結果的には、シューベルトは前日練習での先生からの厳しい言葉通り、他パートがTOPの主旋律を聴いて歌ってくれたので、まあまあ良い演奏になった感じはしている。講評者からの講評もなかなか良い感じだった。 講評者は合唱指揮者協会の先生方なのだが、講評の読み方で注意しなければいけないのは、具体的な講評がなく、長年の積み重ねだの、人数が確保されて羨ましいだと、演奏的なことが少ない場合はあまり良い演奏ではなかったと言える。良い演奏の場合、賞賛と指摘が両方バランスよく講評されていることが重要。だって、ダメな演奏の場合、書くことないので・・・
2019.07.01
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今年の5月、大学合唱団で音楽監督(顧問だったかな?ずいぶん昔なので・・・)だった先生が病気で亡くなられた、73歳だった。そこで、合唱団OB会を取りまとめているS君より、お別れ会を団員有志で行うというラインが届いた。現在、名古屋工業大学第二部合唱団はすでに存在しないため、OB有志ということ・・・日にちは8/10(土)で、先生のご自宅を弔問して、その後お別れ会という段取り・・・ということで、夏休み初日は名古屋遠征ということが決定した。 先生は、私が大学1年のときに、当時の音楽監督が指揮する「枯れ木と太陽の歌」でのピアノ伴奏を担当。その翌年から前音楽監督を引き継ぎ大学合唱団の指導をして頂いた。もともと先生は、名古屋大学男声合唱団で学生指揮者をされており、本業はピアノ教師なのだが、合唱の指導も的確だった。当時の大学グリーで私たちはビクトリアのステージを入れたくらいだった。あと、自ら編曲もして頂き、いろんなポピュラーソングから、北欧、朝鮮、中国などの曲も男声合唱曲に編曲し、大学の演奏会で歌っていた。その中でも忘れられないのが、私の十八番というかテーマソングにしている、S&G「明日に架ける橋」・・・これの編曲は、もうソロ中心で歌ったのはもちろん私、1番がピアノとソロ、2番で合唱がバックに入って3番で合唱して終わるというものだった。この曲、今の私のカラオケでも1番で99.8点まで出している。 当日は、集まったメンバーで思い出話に花が咲くという状態になるのだろう・・・
2019.06.27
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