『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

2007.05.05
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カテゴリ: 禁じられた数字
もともとは『禁じられた数字』というタイトルでした。

しかし、「禁じられた数字」の内容自体が上巻には入らなくなったので
慌てて変更しようということで、このブログで投票してもらった結果
『バイトより食い逃げ』になりました。

ところが、これまたこれでは誤解を招くということで振り出しに戻った結果、
以前サブタイトル案として用意していた『食い逃げされてもバイトを雇うな』という
言葉をタイトルとして使うことにしました。


……でも、本当はタイトルとか文章とかは、どうでもいいんですよねー。

真意が伝われればいいというか、読んだ人になにか得られることがあれば、
本としては成立していて、文章自体はすべて忘れられてもいいと思っています。


本を書くときは、いつも荘子の「外物篇」にある次の言葉を念頭に置いています。

 ―――



 蹄は兎を在るる所以なり。兎を得て蹄を忘る。

 言は意を在るる所以なり。意を得て言を忘る。

 吾安くにかかの言を忘るるの人を得て、之を言わんかな。


 ―――

意味は
「センは魚を捕る道具だけど、魚を捕ったらセンを忘れてしまう。
 蹄は兎を捕る道具だけど、兎を捕ったら蹄を忘れてしまう。
 言葉は意味を伝える道具だけど、意味を会得したら言葉は忘れてしまう。
 どこかでこの言葉を忘れ、意味を会得した人と出会って、語り合いたい。」
というものです。


言葉は「意味を伝える道具」に過ぎません。

ですから、タイトルや文中の一言一句に至るまで死ぬほど考えますが、最終的には
まあどうでもいいというか二の次です。

大事なのは、その本の伝える意味であり、その本自体の存在する意味です。


(次に続く)





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最終更新日  2007.05.06 01:06:21
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