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5年前に書いた『食い逃げされてもバイトは雇うな』とその続編『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』を読み返しました。出版時以来、読み返すことなどほとんどないので、本当に久々でした。食い逃げされてもバイトは雇うな「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字下 光文社新書 / 山田真哉どうしてこの2冊を読み返すことになったのかというと、それはまた後日ご報告することになると思います(^^
2012.05.26
本日、「ありがとう!2周年!『ビジネス選書セミナー』特別企画講演会」にお越しくださった皆様、本当にありがとうございました。今回は事前に拙著をたくさん読んで来られている方が多くて、嬉しかったです。講演時間はたっぷり2時間あってよかったのですが、数字センス・会計センス・決算書など物量的に多すぎたかもしれません。ただ、時間オーバーはしてしまったのですが……。さて、講演会で最初にフリとして申し上げたまま、最後まで登場しなかった「お金=価値」についてのネタばらしを。↓↓↓――――――――――――――――――――――――――――――――――――――工業化 → 供給側有利 → 原材料・工賃等を基準に価格が形成 → 「お金=価値」情報化 → 需要側有利 → 広告・他商品バランス等を基準に価格が形成 → 「お金≠価値」 (消費者側) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――↓↓↓という真相でした。(講演会の内容をちゃんと覚えていないと、なんのこっちゃという話ですが)
2008.04.11
3月26日に行われた勝間和代さんとのトークショーの内容について書かれたブログがいくつかございましたので、ご紹介いたします。眼鏡会計士進化論「山田真哉さん&勝間和代さん お金セミナー in 大阪」ちょっと足りない心技体。課長!明日はもっと頑張ります「勝間和代&山田真哉“お金”トークショー in 大阪」Let's enjpy!!--仕事と家庭--「勝間和代氏と山田真哉氏のお金セミナーに参加しました」なーんにもない「勝間和代&山田真哉“お金”トークショー in 大阪」本気で生きる!のブログ「ホテル日航大阪にて」東京、大阪ともにたくさん質問を書いていただいたのですが、なかなかお答えできなくてすみません。持ってかえって読んだりしておりますので、なにか機会があったらこのブログなどでお答えできたらなぁ、と思っております。
2008.03.29
J-WAVE「PLATOn(プラトン)」(22:00~23:45)に出演してきました!今回のコンセプトは「やさしく経済を語る」だったので、けっこう関西弁を混ぜてしゃべりました。なんで!? と思う方も多いでしょうが、理由は「なんとなく標準語よりやさしく感じるかな?」と思ったからです。お聴きになった方、いかがでしたでしょうか?長時間、いろんな話を語れたので楽しかったです。パーソナリティであるアンジャッシュの渡部建さんにお会いできて、本当に嬉しかったです。10年近く前から、アンジャッシュさんのコントは大好きで何回も見てましたしね。収録前には、ちょっと個人的なお話もさせていただきました (^^
2008.03.28
今日は勝間和代さんとの“お金”トークショー第2弾を大阪で行ってきました。今回は前回(東京)以上の激戦で、1800人の応募のなかから抽選に当たった170人の方にお話ししました。さて、今回は二人とも前回とは異なった内容をしゃべっています。後半の「質問コーナー」は当然としても、前半部分は意図的ではないのですが、なぜかまったく違った方向の話になりました。予備校時代に、先輩講師が「授業に同じ授業は一つとしてない。だから授業は何度しても楽しい」と言っていましたが、講演会やトークショーというのも同じかもしれませんね。 (写真は、新大阪駅構内のキオスクで。山田と山田の看板が勝間さんを挟むの図)いらしてくださった皆さま、ありがとうございました!勝間さん、またいつの日かどこかでぜひやりましょうね。
2008.03.26
昨日のブログでお話しした丸善丸の内本店さんでの“1回限りの講演会”ですが、「行きたかったのに行けませんでした」というメールをいくつか頂戴いたしました。主な内容をお知りになりたい方は、下のサイトにエッセンスがうまくまとまっておりますので、ぜひこちらをご覧ください。 (私が勝手にリンクを張っておりますので、都合の悪い方はご連絡くださいませ)結婚プロジェクト「山田真哉さん「食い逃げされてもバイトを雇うな」なんて大間違い~元気に過ごす(19)時代を読む」こころの栄養研究家の加速成長の記録「山田真哉さんの 出版記念イベント行ってきました。」幸せ父さん 金持ち父さん「2008年3月19日 山田真哉氏 公演会 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い」恵比寿の艶嬢 ◆女社長の上品質コンサル&コーチ◆「山田真哉さん刊行記念講演」好印象ファシリテーターSTORY ☆あらゆる境界線をふわり♪と越えよう☆「山田真哉さん刊行記念講演会に行ってきました☆」私が見つけられていないブログもあるかもしれませんが、それはご了承くださいませ。「講演会の後は参加者が同士が感想をいろいろ見たほうが いろんな“気付き”があって講演会を何倍も楽しめる」というのは勝間和代さんとトークショーをした時に学びました (^^
2008.03.20
今日の丸善丸の内本店での『「食い逃げされてもバイトを雇うな」なんて大間違い』刊行記念講演会&サイン会に、大雨のなかいらしてくださった皆さま、本当にありがとうございました!7時過ぎから始まった講演会は予定通り1時間ほどで終えたのですが、サイン会は今回も1時間半かかりました (^^;最後のほうの方には、長い間お待たせしてしまって、本当にすみませんでした。これに懲りずに、またいらしてくださいね。
2008.03.19
明日19時から丸善丸の内本店さんで行われる『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』の刊行記念講演会の構成を、いま考えております。普段の講演では、「数字・会計センスを高める」という目的がハッキリしているので、ほぼ決まったフォーマットが存在しているのですが、今回のような自著をテーマにした講演では毎回直前にいろいろと考えているのです。さて今回ですが、まずは、 ・上下巻の真逆タイトルの経緯 ・上下巻の真逆タイトルの本当の意図ですよね。そして、次に ・計画幻想と文明(若者論を含む) ・効率化と金融(サブプライムローン問題を含む)といった、本書では触れられなかった内容についてお話しようと思っております。ただ、これだけだとお堅いので ・著者にとって“会心の部分”は、なぜ誰にも注目されないのか? ・次回作をあれやこれやと考えるといった話もぜひさせてくださいませ。このテーマでお話をするのは、今回1度限りですので (^^;あと、質疑応答も行いますので、ぜひ質問も考えてくださると大変ありがたいです。事前に質問用紙を配って書いていただいたりしようとも思っているので、よろしければお早めにいらしてくださいませ。
2008.03.18
NHK-FMで日曜のお昼(12:15~14:00)に放送している「トーキング ウィズ 松尾堂」の収録に行ってきました。本を中心としたトーク・バラエティで、司会は松尾貴史さんとグラビアアイドル(だった?)佐藤寛子さん。一緒にゲストに呼ばれたのが、「数」の研究で知られる中央大学准教授の飯田朝子先生。(飯田先生については、また後日ブログでその御本を紹介する予定です。 めっちゃ面白かったです。)『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』の話はもちろん、世間にあふれるさまざまな数字・会計の謎や不思議についての話をしました。NHKらしくない自由なトークがウリの番組らしく、本当に自由にトークしてきました。松尾貴史さん、本当に面白いっす (^^放送は、NHK-FM・3月30日(日)12:15~14:00です。
2008.03.17
今日の日経新聞夕刊に『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い禁じられた数字・下』が、変わった形で紹介されました。――――――――――――――――――――――――――――――――――プロに聞く目からウロコの投資塾 クイズで学ぶ株式投資(5) 窪田真之氏 昨今の会計本ブームは2005年に刊行された山田真哉氏の「さおだけ屋は なぜ潰れないのか?」が火をつけたといわれています。 それまで堅苦しい学問として見られてきた「会計学」を、身近な経営や 生活を考える道具として、わかりやすく解説した功績は大きいですね。 山田氏の最新刊「食い逃げされてもバイトは雇うななんて大間違い」 ほか、最近はおもしろい会計本の発行ラッシュです。 でも、会計って、本来、おもしろくて当然ですよ。 もともと身近な生活や経営を考えるためにできていったのが会計なのだから。 それが、いつの間にか、生活実感から遠い学問の世界に埋没してしまって いたのです。 現場感覚から遠いところで会計が語られるようになってから、 会計不信が広がるようになりました。 そこで今、基本に戻れー、現場に帰れーって、会計本が叫んでいる ような気がします。 さて、株式投資にも会計センスは必要です。 (以下略) 2008/03/11付 日本経済新聞 夕刊6面――――――――――――――――――――――――――――――――――窪田真之さんは著名なファンドマネージャーの方です。書評でもなんでもないところに『食い逃げ~』を取り上げてくださったことも嬉しいのですが、いまの会計本ブームのある種の本質をちゃんと汲み取って発表してくださったことがとても嬉しかったです (^^
2008.03.11
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』ですがここのところ日経新聞さんの中心とした広告・紹介が続いております。2月27日(水)夕刊 読書面 話題の一冊「NEW ポイント・オブ・ビュー 著者に聞く」 “数字にだまされない考え方を伝授 投資家資本主義のもう一つの顔を知る”3月5日(水)夕刊 読書面 ベストセラーの裏側 “自己否定に見せ関心呼ぶ”3月6日(木)朝刊 3面 全5段広告 先日ブログでも紹介した小飼弾さんやジュンク堂書店の工藤社長にコメントを頂きました。 ありがとうございました。そういえば、昨日の勝間和代さんとのトークショーも、後日、日経新聞紙上でその模様が掲載されますね。週末には、テレビでも本がちょこっと紹介されることになりました (^^
2008.03.06
このブログやHPでも一切告知しませんでしたが、今日、勝間和代さんとのトークショーを行いました。告知しなかった理由は明白で、新聞で告知を出した途端、応募が殺到してけっこうな倍率の抽選になってしまったからです。さすがは、いまをときめく勝間さん。ものすごい人気です。私の伯母も応募して落選しました (^^;さて、今回の内容ですが、60分間の対談&60分間の質疑応答。後半、お客さんの質問を読む点以外は、まったくのフリートーク。私がフリートークをする場合、よく哲学めいた話やとんでもない方向の話になるので、そういうのに耐性がある方じゃないと、私の話を聴くのは苦痛だと思うですが、そんな私を気遣ってか、勝間さんが前半の最後に「スペシャルな魔法の言葉」を言ってくださったのです。それが、セレンディピティ(serendipity)偶然から何らの必然を発見する能力のことです。レントゲン博士がまったく別の研究から「X線」を発見した、といった能力もこれです。勝間さんは、お客さんに「興味のないことでも、そこから必然を見つけましょう」と話してくださったのです。つまり、私がとんでもない方向の話をしても、それはムダ話ではなく、そこにも必然がある、と間接的に言ってくださったのです。それはすなわち、私が話をしやすくなったのです (^^)対談をする上で一番大事なことは、お互いが話をしやすくすることです。勝間さんは、たったこのひと言で見事に対談の要諦をクリアしたのです。これを意図的におっしゃっていたら、天才ですし、無意識におっしゃっていたなら、それこそ“神”です。―――というわけで、私はお金のセミナーであるにもかかわらず、「現代アート、デュシャンの便器の話」「織田信長の活躍した本当の理由」「神の視点」といったムダ話を存分にしたのでした (--;
2008.03.05
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』の序盤の売れ行きの結果がほぼ出揃いましたので、ここに列挙いたします。―――――――――――――――――――――――――――――― ジュンク堂書店池袋本店 総合第1位 (2/18~24) 丸善全店 新書第1位 (2/14~20) 丸善丸の内本店 新書第1位 (2/14~20) 三省堂書店神保町本店 新書第1位 (2/11~17) リブロ池袋本店 新書第1位 (2/14~20) ブックファースト渋谷文化村通り店 新書第1位 (2/18~24) 有隣堂書店全店 総合第2位 (2/17~23) 八重洲ブックセンター本店 新書第2位 (2/10~2/16) 八重洲ブックセンター本店 新書第2位 (2/17~2/23) ブックストア談浜松町店 教養新書第2位 (2/17~23) ブックファースト梅田店 新書第2位 (2/18~24) 紀伊国屋書店新宿本店 新書第2位 (2/18~24) 紀伊国屋書店梅田本店 新書第2位 (2/18~24) 紀伊国屋書店全店 新書第3位 (2/18~24) 日販 新書第3位 (2/15~21) 文教堂書店全店 新書第3位 (2/18~24) ブックファースト渋谷文化村通り店 総合第3位 (2/18~24) ブックファースト梅田店 総合第3位 (2/18~24) 文教堂書店全店 総合第4位 (2/18~24) 八重洲ブックセンター本店 総合第4位 (2/17~2/23) トーハン 総合第7位 (2/26調べ) (「新文化」やネットで調べられる範囲内です)――――――――――――――――――――――――――――――あとはもうテレビといった媒体に取り上げてもらえるかどうかと、クチコミ次第なので運を天に任せる感じです。細く長く広がっていけばいいなぁ、と思っております。
2008.03.01
2週間ほど前に発売された『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』。徐々にランキングが発表され始めているのですが、全国規模のランキング「トーハン週間ベストセラー」が発表されました。週間ベストセラー<総合> 初登場 第7位 (2008年2月26日トーハン調べ)おそらく初登場の順位では、私の過去最高順位だと思います。下巻を待っていてくださった方が全国にいらっしゃったんだなぁ、と改めて実感いたします。本当にありがとうございました!そして、遅くなってすみませんでした (--;
2008.02.27
昨日書いた小飼弾さんのブログに取り上げられたという話。その記事とそこにあるコメントを見て「自分もうかつだったな」と猛省していることがあります。それは、本というのは著者一人で完結しうる商売では決してないということが、世間ではあまり認知されていないのを失念していたということです。世間的には「本というのは著者のもの、もしくは編集者との二人三脚で作られている」と思われがちですが、実際、著者や編集者の役割はちっぽけなものです。特に、本が完成してからは。出版というビジネスの担い手は、明らかに出版社と書店です。出版社は、製作費を全額負担するという巨大なリスクを背負ってビジネスをしています。書店は約2割という薄い粗利で消費者と接しています。これらの頑張りなくしては、出版はビジネスとして成立し得ません。ミリオンセラーになるような本も、これらの頑張りがなければミリオンなんて成し得ません。つまり、著者という出版界の川上で関わっている人間も、出版社や書店のことを考えて行動するのがビジネス常識であり、それが業界全体を上向きにさせるキモだと思うのです。ただ、そのことを忘れて「ベストセラーになったのは自分の手柄だ」と思って天狗になる著者もたくさんいますけど。まあ、これは出版に限った話ではなくビジネス全体に言えることだと思いますが、特に本の場合、著者の名前が前面に出ますから、勘違いを起こしやすいんでしょうね。特に、アノ人に言ってやりたいですよ――――――そう、3年前の自分にね! (^^;
2008.02.22
話は『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』の発売1週間前までさかのぼります。 担当編集者 「山田さん、献本は誰にします?」 山田真哉 「小飼弾さんとかどうです?」 担当編集者 「……うーん」 山田真哉 「……うーん」「小飼弾さん」とは著名なアルファブロガーさんで、書籍においては日本で最も影響力のある方です。『食い逃げされてもバイトは雇うな』も評じられています。 ↓ 「404 Blog Not Found」書評 - 食い逃げされてもバイトは雇うなさて、なぜ二人がとても悩んだのかというと、その理由は小飼さんの公平性にあります。「友達だから」とか「献本だから」といったヨイショは一切なく、つまらなかった本は「ツマラナイ」とハッキリと書かれる方のです。つまり、ちゃんと書を評する人なのです。(公“平”に“言”うと書いて「評」ですからね)それで影響力が大きいだけに、クソミソに評じられた場合はダメージも発生します。これが私一人のプロジェクトだったらクソミソに言われてもへっちゃらですが、光文社さんが社運をかけて販促活動をし、発売前の期待から大展開でスタートする書店さんがあるなか、私の一存でみんなの足を引っ張るわけには行きません。そのため、「自分が小飼さんだったら、どう評価する?」というのを想定してからでないと、うかつに献本はできないのです。そして今回の本も散々考えた挙句、「微妙かな?」と判断し、献本はしなかったのです。――ところが、です。小飼さんのブログで、『~なんて大間違い』が書評されているではありませんか!! ↓ 「404 Blog Not Found」反?会計本 - 書評 - 食い逃げされてもバイトは雇うな/なんて大間違い以下、一部を抜粋――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――〈「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い〉は、ダントツで山田真哉の最高傑作。 (中略)「さおだけ屋」はブックオフ行きでかまわないしどうしても読みたければそこで買えばいい。「食い逃げされてもバイトは雇うな」は「さおだけ屋」よりも良著なので、読めば得だが読まねば損ということはない。しかし「なんて大間違い」は、読まねば損レベルの快著である。 (以下略)――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――い、いや、いい評価じゃないですか!こんなことなら悩まずに本をお送りすればよかった、と大変後悔しております。それにしても、小飼さんの書評にはいつも唸らされるものがあります。今回の書評も、『なんて大間違い』を読んでいない人にとっては新鮮な情報でしょうし、「すごい商売人との対比」や「韓非の比喩」などは読んだ人なら思わずニヤリとしてしまいます。(「韓非子」ではなく「韓非」と書くあたりも、通にはシビれるところです。)すなわち、単に評じているだけでなく、誰が読んでも楽しめるように書かれいているのです。そして、(私のも含めて)普通の書評は「ふーん」とか「へぇ」で終ってしまいがちですが、小飼さんの書評の場合、確実に誰かと語れちゃいます。書評自体に付加価値があるのです。「“本”を肴に語る」ではなく、「本の“書評”を肴に語る」ことができるレベルなのです。書評だって作品ですから、付加価値があるのは当然といえば当然ですが、それが一定以上のレベルで毎回できるのが、影響力のある書評家たる所以なのでしょうね。小飼さんのブログ「404 Blog Not Found」
2008.02.21
YouTube(ユーチューブ)で『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』の書評が流れているようです。プランナーの友典さんという方の書評動画です。http://www.youtube.com/watch?v=ewcb67EYa_c(動画をそのままUPできなくて、すみません)プ、プロの方でしょうか。いい声していますね~~。
2008.02.20
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』のJR山手線&大阪環状線で実施された中吊り広告の件。 さて、上記の広告が実際に車内ではどのようになっていたかというと、次のような感じでした。↓ よかった点・ごちゃごちゃしなかったので、ちゃんとタイトルは認識してもらいやすかったと思う。・ちょっとオシャレな感じはする。反省点・周りの広告も女性モデルが主体だったので、いまいちアピール度は落ちたかも。・山手線周辺の書店さんがこの広告に合わせて展開していたかというと、 (私が回った限り)いまいち微妙?うーん。もともとの私のアイデアが、「女性モデルが、コミカルなポーズをとりながら本を読む」というものだったので、そのほうがより目立ったかな? と一瞬思ったのですが、それはそれで左横のポスターとかぶった感じもするので、まあ今回ので良かったかな、と思い直してみたり。本の装丁と同じで、やはり現場で実際に並べてみないとわからないものですね……。
2008.02.20
2月15日に発売された『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』、最初の売れ行き(初速)が好調のため、5万部の増刷が決まりました!発売4日で17万部です。上巻のときは、8日で20万部でしたから、上巻を上回るペースで伸びている模様です。全国的には、上巻の1.2倍の売れ行きだとか。最終的にはどうなるのかはわかりませんが、この数字は下巻への評価というより下巻への期待度が高かったからだと思います。みなさま、本当にありがとうございます m( _ _ )m
2008.02.19
本格的に広告宣伝が始まった『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』、おかげさまをもちまして、2月18日19時半にAmazonで第1位になりました。「アマゾンの第1位は作られた数字だ」「ネット書店よりリアル書店で買ってほしい」「この上下巻は書店で見ないと意味がない」などと散々言ってきましたが、やはり第1位というのは嬉しいものです (^^;大変ありがたいことでございます。ありがたや、ありがたや(拝)。
2008.02.18
先週の金曜日に発売された『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』の告知活動が、今週から本格化します。今日・明日と、日本一広告効果の高い路線である「JR山手線」で車内吊り広告が行われます。↓↓↓イメージ広告に近いテイストなので、単行本の広告としては非常に珍しい部類です。本の内容などは、全く入っていないですし。本好きな人にとっては、物足りない広告だと思います。しかし、改めて考えてみると、この「さおだけ」3部作の本質は“本好きじゃない人”向けに書いていることです。普段本を読まない方に興味を持ってもらう、会計を避けている人に好きになってもらう、というのが、この3部作の目的です。そこから導き出される広告コンセプトも、やはり「本好きじゃない人に、まず目に留めてもらう広告」じゃないかなぁ、と思ったのです。先週、先行して車内広告を出したJR大阪環状線では、このポスターを気に入ってブログに書いてくれた方もいたので、とりあえず全く反応がないわけではないようです。ちなみに、そのブログに書いてくれた方は「広告の感じがほぼ日っぽい」と評価してくださったのですが、私とほぼ日との関係を知っていたのか、知らなかったのか……。それでは、この結果については、また後日!
2008.02.18
(前編からの続き) 三省堂書店有楽町店さんへ。バックオフィスでサイン本作り。本を手にしているのが、副田店長。その右隣が虎谷さん。左のお二人は光文社さんの販売の方々。 ブックストア談浜松町店さんへ。バックオフィスでサイン本&色紙作り。HP用の写真を撮られました。近々、ブックストア談さんのHPにUPされると思います。 時刻は夕方に。JR品川駅の構内にあるブックエキスプレス品川店さんへ。光文社さんの社員が店頭販売を行っていました。バックオフィスでサイン本を作った後、私も店頭販売へ。人通りの多い品川駅構内を通行中の方々に向かって、私も大声を張り上げます。「『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』シリーズ最新作、 『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』、 本日発売です! みんな、ジロジロと横目で見ながら通り過ぎて行きます。だから、さらに大声を張り上げます。「現在、著者である私、山田真哉が手売りを させていただいております! もしよろしければ、お手に取ってご覧ください!」さらに奇異の目で見られながら、みんなが通り過ぎて行きます。せ、せつない…… (>_<、)でも、1時間で20冊ぐらいは売れたと思います。買ってくださったみなさま、本当にありがとうございました。(イベントでもなんでもなく)著者が店頭で手売りをするって前代未聞だそうです。楽しかったですよ。また、やってもいいと思いました。いや、それにしても喉が枯れました……。
2008.02.16
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』発売日。発売日恒例の書店営業に行ってまいりました!営業スタートは、JR上野駅構内にあるブックエキスプレス ディラ上野店さん。バックヤードでサイン本&色紙を作成。写真は、担当の林さん。 続いて、東京駅に移動して、ブックエキスプレス ディラ東京店さん。同じくバックヤードでサイン本&色紙を作成。写真は、担当の津越さんと荒井さん。続いて、紀伊国屋書店大手町ビル店さんへ。お昼休みに、「著者本人が語る! 店内放送ライブトーク Vol.72」に出演。その後、サイン本作り。野口店長となぜか結構な時間、書店経営について談笑。(写真撮り忘れました……すみません) 丸善丸の内本店さんへ。斎藤店長さんたちと談笑しながら、サイン本作り。写真は、1階入り口のコーナー。3月19日の講演会&サイン会のポスターも → 詳しくはこちらへ 八重洲ブックセンターさんへ。中村店長さんたちと談笑しながらサイン本作りを。写真は、1階の入り口付近。1階担当の内田さんと。(前代未聞の出来事が起きた、後半に続く)
2008.02.15
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』、無事に発売日を迎えました!本の感想はすぐには伺えないと思うのですが、日経新聞等での広告も本日出ているはずなので、タイトルの感想などは各所から伺えるのかなぁと思っております。本の主な目次は、次のような感じです。↓↓↓【(主な)目次】◇はじめに 宝くじは有楽町で買うべきか否か◇第1章 数字の達人は、特になにもしない――数字のウソ 少子化対策のトンデモ結論 思考停止させるテクニック 経済効果のウソ 求人広告のワナ 数字に対して、「特になにもしない」◇第2章 天才CFOよりグラビアアイドルに学べ――計画信仰 ケーススタディ(1) 1億円を1週間で使い切れ!? ビジネスの自由を奪う2つのもの 10ヶ月で会計士になった勉強法 グラビアアイドルに学ぶ「カードの切り方」 脱予算経営◇第3章 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い――効率化の失敗 ケーススタディ(2) 合理的に儲けようとする大学生 ケチケチ会計士はなぜ結婚したのか? 費用対効果をよく使う人にご用心 効率化コンサルタントの結末 デキる人は二分法で話す◇第4章 ビジネスは二者択一ではない――妙手を打て ライバル店から客を奪う 人件費が3倍なんてありえないはずが…… 在庫の恐怖から逃れる インターネット書店に対抗する ステークホルダー理論のあいまいさ◇終 章 会計は世界の1/2しか語れない――会計は科学 内部統制とビジネスのソリが合わない理由 タイトルの意味は?◇あとがきあと、本日お昼頃には今年最初のメールマガジンも配信いたします。ある意味ネタバレも書いているので、この本を読まれるならメルマガは全部読まないほうがいいかも……。
2008.02.15
ついに発売日が明後日になりました、『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』どういう評価になるのか?12万部がちゃんとはけるのか?ずっとシークレットにしていた○○がどう思われるのか?など、考え出すとなかなか寝付けないのですが、今週末には届いちゃうんですよね (○'ー'○)ノ公式HPのほうで特設ページも作りました。→ 特設ページそこにもありますが、今回はオリジナル広告も作りました。↓ (本物とはちょっと違います)キャッチコピーは、「会計だって、おもしろくなくっちゃ。」大阪では15日~17日にJR大阪環状線で、東京では18日~19日にJR山手線で車内吊り広告としてお目見えいたします。
2008.02.13
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』の見本ができました!さて、光文社の偉い人から「ノーミスですね」と言われました。『えっ、ミスってなんだろう……?』と思いながら、「ええ、まあ」と曖昧な返事をしたのですが、後になって「ノーミツ(濃密)ですね」だったと気が付きました。 そりゃそうだ。まあ、以前の2冊と比べると、そういう印象を持たれる方も多いと思います。発売は、15日(金)です。
2008.02.09
今回の帯は、タイトルを目立たせるために極力シンプルに作ってもらったのですが、ちょっと左下のコピーが大きかったかも。目立たないですけど、ポイントは右下の小さなコピー「数字に騙されない「考える力」を身につける」です。以前の本も帯を変えたので、並べると次のようになります。↓↓↓ どちらでご購入いただいてもいいのですが、できれば書店の店頭で見ていただきたいですねー。この上下巻のタイトルを実際に並べて見ると、どんな感じがするのか。―――まあ、違和感しか出てこないないと思うのですが、本を買わない方にもその違和感だけでも感じ取っていただければ、このタイトルにした目的の半分は達成です。「世の中にはいろんなモノの見方があるんだよ」ということだけでも伝わればいいのです (^^
2008.02.05
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』の作業がすべて終了いたしました。いまごろ印刷所では、10万部+2万部がジャンジャカ刷られているはずです。あとは、来週金曜日(15日)の発売を待つばかりです。さて、今回の本作りで、とても印象に残ったことを3つ挙げると……1.執筆作業が遅れに遅れた本当は上巻が出た2ヶ月後に出す予定でしたからね(去年の6月ごろか)。いろいろと書く内容を増やしたり、減らしたりしているうちに時間がかかってしまいました。2.○○を入れたこれはまだネタバレになるので言えないのですが、「○○を入れる」というアイデアが本当にいいのかどうか、ずーっと悩むハメになりました。私的にはOKなのですが、初めて見る方は面食らうと思います。3.タイトルでもめた詳しくは1月中旬のブログをご覧いただきたいのですが、今回のケースは本当に精神的に疲労困憊。その節は、みなさまにもご心配をお掛けいたしました。ただ、このタイトルについては、発売後もひと悶着ありそうな気もします…… (^^;
2008.02.04
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』が1万部増刷して、160万部になりました。ありがとうございます。そして、2月15日(金)発売の『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』も増刷が決まりました。2万部の増刷で、12万部です。……不思議ですよね。私も聞いたことがありません。発売半月前に増刷って。「だったら、初版を12万部にすればいいんじゃない?」とか思うんですが、「第2刷」が2万部刷られるそうです。書店さんからの注文に対応するためだそうです。なにがともあれ、大変ありがたいことです。ありがとうございます m( _ _ )mただ、期待の高さにプレッシャーも……。
2008.02.01
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』の中身以外の準備もどんどん進んでいます。まず表紙ですが、とにかくにぎやかで煽る感じの帯が多い昨今ですが、今回の下巻の帯は極めてシンプルです。帯のコンセプトは、「煽らない、騒がない、ゴチャゴチャしない」です。書籍本来の落ち着いた感じが出せていると思います。近日公開です。(同時に、上巻と『さおだけ屋は~』の帯もシンプルなものに変えます)また、今回も新聞広告や電車広告を行いますが、こちらも同様に「煽らない、騒がない、ゴチャゴチャしない」広告になる予定です。ただ、電車広告は“これまで誰も見たことのないような”書籍広告にしようと思っています。煽らなくても、騒がなくても、ゴチャゴチャしなくても、斬新な広告はできるでしょうから。
2008.01.31
2月15日発売『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』の作業が、今週の金曜で終了します。そんな終盤にきてもなお、またネタを丸ごと1つカットしました (^^;少しでもつまらないものはカット、カット。いま盆栽のような作業をしながら、最後の推敲をしております。各章のタイトルが(ほぼ)固まったので、ここに記しておきますね。↓↓↓『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』 章タイトルはじめに 宝くじは有楽町で買うべきか否か第1章 数字の達人は、特になにもしない第2章 天才CFOよりグラビアアイドルに学べ第3章 「食い逃げされてもバイトを雇うな」なんて大間違い第4章 ビジネスは二者択一ではない終章 会計は世界の1/2しか語らないあとがき この上下巻の隠れた使命
2008.01.30
昨日のブログのつづき(今回で終わりです)。「光文社内の朝の会議で決定するので、昼過ぎには連絡します」と担当者に言われたので、事務所で結果発表を待っていたのですが、12時を過ぎても1時を過ぎても連絡が来ません。1時半にようやく電話が来たのですが、担当者の口から出たのは「まだもめています……」という一言。『新タイトルもやはり冒険しすぎたか……』 と、出版断念が頭のなかを支配しました。そして、3時半。運命の電話が鳴り響きました。担当者からでした。「いまからタクシーで山田さんの事務所に向かいますね」「いや、それより結果はどうだったんですか?」「ちゃんとお会いしてお話しますから」「いやいや、気になって仕方がないんですけど」「そうですか……驚かないで聞いてくださいね」「(ゴクン)……はい」「『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』に決まりました」「えっ?」「タイトルは 『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』 です」「………………は、はは、はっはっはっはっ」驚くよりもなにも、思わず笑ってしまいました。なんなんでしょうね、この感情は。とにかくよかったです。嬉しかったです (;_;)なんでも「新タイトル」を見た上の方々が、みんな唖然としたらしく「いったいどうしよう……」と頭を抱えたため、長時間の会議になったそうです。そこで、『なんて大間違い』というタイトルが一番しっくりきて、山田の一番言いたいことなのだ、と全員が再認識した結果、社長以下腹をくくってこのタイトルでいくことに決めたそうです。(なお、幻となった新タイトルについては、またイベントの時にでもお話しますね)これで100点のタイトルと120点の構成で、2月15日に本が出せます!! >書店の方々へ いろいろありましたが『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』、 タイトル正式決定で2月15日に発売されます。 こういった事情もあって、発売スタート時から過去に例を見ない販売・広告展開を 全社挙げて行うそうです。一週間、このトラブルにかかわった全員、七日間戦争のような状態だったともいます。深夜3時頃まで、私の事務所で打ち合わせをしてくださった光文社新書の方々や、連日この対応に追われた私の仲間に対して、大変感謝しております。―――そして、このブログをご覧の皆さまにも、大変ご心配をお掛けいたしましたことをお詫び申し上げます。コメントくださった方々にもお礼を申し上げます。最後に、「『なんて大間違い』というタイトルに決まって、販売部のみんなから歓声が起きたんですよ」という話を伝え聞いて、私がウルッとしたことを付け加えさせていただきます。
2008.01.19
昨日までのブログの続きです。アクセス数もとても増えておりまして、こんな話題に注目してくださって、ありがとうございます。また、コメントを付けてくださっている方々、本当にありがとうございます。皆さまのコメントに、なるほどなぁと刺激になったり、励まされたりしております。さて、『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』に変わる新タイトルが、なんとが出来上がりました。『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』というのは、100点満点なのでこれを追い抜くのはムリでしたが、80点のものはできました(できた当初は100点だ! と思ったのですが、改めてみると80点かなと(^^;)。新タイトルは、副次的な効果も起こしました。タイトルが変わったため、構成も見直しを行ったのですが、その新しい構成は前よりもさらにメリハリが利くようになったので、よくなったと思います。前の構成が100点なら、新しいのは120点です。あとは、この新タイトルが上の人たちの許可をもらえるかどうかにかかっています。現時点の情報では、上の人たちは猛反対しているそうです。ただ、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』にしても、(当時としては斬新なネーミングだったため)、猛反対を受けましたが結果はご覧のとおり150万部越えで、いまでは当たり前のタイトルになっています。『食い逃げされてもバイトは雇うな』のときも反対されました。しかるに、反対されたものほど売れるという傾向があるので、今回の本も出せば売れるとおもうのですが…………まもなく、出版の可否が判明します。
2008.01.18
昨日のブログの続きです。1.平凡かもしれないが、最小限の書き直しですむタイトルを付けて出版する(2月15日発売)2.いいタイトルが見つかるまで出版しない(延期、発売日未定)……どちらがいいのか、真剣に悩みました。正直、「2.いいタイトルが見つかるまで出版しない」ということも考えました。しかし、すでに上下巻ということで上巻を出しているので、下巻を待ってくださっている方もいらっしゃると思います。その方に、「100点満点の原稿はできているけど、100点満点のタイトルが却下されたから出さない」というのは、著者のわがままかなと思ったのです。ですから、前のタイトル(『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』)が100点満点だとして、80点のタイトルができたら2月15日に出版するということに決めました。しかし、79点以下のタイトルしかできなかったら、タイトルにひきづられて本文中もおかしくなるので出版しません(私はタイトルが決まってから本文を書くタイプなので……)。発売は、無期延期になります。―――タイトルを決めるデットラインは、18日(金)です。ギリギリまで粘って考えています。
2008.01.17
昨日のブログのつづき。『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』というタイトルについて、上のほうでも意見が分かれ、社長以下激論が交わされたのですが、結局、「このタイトルでは出せない」という結論になりました。光文社新書というレーベル全体のバランスを考えれば、わからなくもない結論です。しかし、困ったのは担当編集者や私のほうです。ダメだしを出されるタイミングが、あまりにも遅すぎたのです。入稿のタイムリミットはすでに迫っています。タイトルを変えればいいという話なのですが、こんな短時間でいいタイトルが出るものではありません。また、私は最初にタイトルを決めてから、構成を組み立てて、本文を書くタイプなので、タイトルを変更するということは、もう一度ほとんど書き直さなければならないという死刑宣告のようなものなのです。2月・3月はすでに私のスケジュールが埋まっているので、出版を3月や4月にズラすということもできません。ここで、私は決断を迫られました。1.平凡かもしれないが、最小限の書き直しですむタイトルを付けて出版する(2月15日発売)2.いいタイトルが見つかるまで出版しない(延期、発売日未定)どちらがいいのか、真剣に悩みました……(つづく)
2008.01.16
昨日のブログでもちょっとお話ししたトラブルの件についてのご報告。↓↓↓話は遡ること数日前。『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』の入稿が目前に控えていました。その日も光文社新書の担当者との打ち合わせが予定されていたのですが、彼は1時間ほど遅刻してきました。いったいなにがあったのかを尋ねたところ、「いや、それはあとで……」と切り出しにくそう。改めて聞くと、彼は言いにくそうに口を開きました。「実は、上のほうからタイトルのダメだしがありまして……」「えっ!」「その局長レベルまでは話を通していたのですが、まさかその上から反対されるとは予想もしていなくて……」「じゃ、じゃあ、この本はどうなるんですか!?」「これからなんとか上を説得してみますが、もしかしたらダメかもしれません……」(つづく)
2008.01.15
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』の「あとがき」をいま書いております。15日が最初の入稿日なので、本当にギリのタイミングになってしまいました。さて、「あとがき」なので、上下巻の総括を書いているのですが、ここでも少し総括をさせていただきますと『さおだけ屋~』が単に会計の紹介だったのに対し、『食い逃げ~』上下巻は数字というフィルターを通した考え方の紹介なんだと思います。そういう意味では、『さおだけ屋~』のほうがわかりやすくて単純なので、よく売れると思います(^^一方、『食い逃げ~』は、(特に下巻で顕著なのですが)文字だと大丈夫なのに数字だと思考停止になってしまう人に考える力を鍛えてもらうの本なので、まあマニアックといえばマニアックです。数字を通して「考える力」を鍛える、というこのコンセプト。しかし、このコンセプトだけを言っても売れないよなぁ~(;^^) ※ ちなみに、その「考える力」を鍛えるための下巻のクイズの数は、 上巻の8問を上回る10問に決まりました。
2008.01.12
2月15日発売『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』というタイトルですが、みなさんはどのように感じていらっしゃるのでしょうか?このタイトルについては、去年4月のトークショーの時点で発表していたとおり、『食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字・上』が出る前から、もっと言うと今回の『禁じられた数字』を上下巻にすると決めた時点でほぼ決まっていたタイトルです。『食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字・上』『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』という同一著者の本が2冊並ぶと面白いよね、というのが意図では勿論ありません。逆のタイトルを付けるというのは、特に目新しいこととは思いませんし。(堀紘一さんが『サラリーマンなんか今すぐやめなさい』 という本を書いた後に、 『一番いいのはサラリーマン』という本を出したというケースとか)もともと今回の執筆の動機が、「数字や会計にはホントとウソがあることを、体系的に伝えたい」だったので、上下巻に分けることが決まったときに「上巻はホント、下巻はウソを取り上げる」ことにしました。だったら、下巻タイトルも上巻タイトルを否定するものが一番コンセプトが伝わるだろうなと考えるのが普通の思考。今回は、すごく素直に出てきたタイトルです。近日、サンプル版か未収録版をこのブログで公開しようと思っています。
2008.01.11
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』(光文社新書)の発売日が決定しました。2月15日(金)です。『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』も2月中旬の発売だったのですが、別に縁起を担いだわけではありません。
2008.01.05
2月中旬に発売する『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』の本筋は、年末の時点で出来上がっているのですが、いまは“推敲作業”や“その他の作業”をやっております。“その他の作業”とは、まあいろいろあるのですが、たとえば「付録」。「付録」は毎回付けているので、今回も作ったのですが、ちょっと問題が発生。「付録」自体は面白いものができたのですが、本筋とはちょっと外れているかもしれないので、本全体のコンセプトがぼやける可能性が出てきたのです。本全体の統一感は保つ必要があるので、「付録」を直すのか、「付録」自体を取ってしまうのか。はてさて、どうしましょう?
2008.01.04
4月の『食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字・上』の発売以来、長らくお待たせいたしました。『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字・下』の原稿がほぼ完成いたしました!!いやー、連日徹夜続きで作業を進め、今日は完徹しました。そして、なんとか年内に仕上げることができました。あとは、「まとめ」やら「あとがき」やら「おまけ」やらを書いて、小見出しを洗練させたり、太字を指定したりして、2月中旬には発売されます。今回のコンセプトは、「数字のウソから数字を学べ」です。「数字が強くなる本」の決定版としての役割と、「これからのビジネス」の未来預言書としての役割を持っている本です。従来の常識を否定し、ビジネスの裏側を暴き、会計に叛旗を翻します。序盤は、従来のノリと同様、世の中にある様々な数字のウソ・不思議を取り上げています。そして、中盤以降は従来とは異なる構成・展開になっているのですが、……それについてはまた今度。
2007.12.29
地獄です。地獄の真っただ中ですよ。現在、『食い逃げされてもバイトは雇うな』の下巻、『食い逃げされてもバイトは雇うな、なんて大間違い』の終盤の執筆作業をしているのですが、また、やっちゃいましたよ。ええ、やっちゃいました。―――ちゃぶ台返し、をです (O_O;)おそらく書いた原稿の半分ぐらいはボツですね。前半はすべて書き直しです。まあ、そんなものです。「書きたいもの」と「読んでもらうもの」は、全く違いますからね。それにしても、今回の本は、か・な・り凝っています。構成自体が従来の新書には存在しなかった形になっています。良く言えば「実験的」、悪く言えば「破滅的」?まあ、『食い逃げされてもバイトは雇うな、なんて大間違い』というタイトルの時点で、十分「破滅的」なんですけどねー ( ̄ー ̄;)とにかく、2月には出版します。年末年始は地獄です……。
2007.12.27
「あなたと合体したい・・・」話題のCMソングが大ブレイクの兆し (オリコン) 「一万年と二千年前から愛してる♪」というフレーズが印象的な、女優・多岐川裕美の娘、 多岐川華子が出演するパチンコ『フィーバー創聖のアクエリオン』のCMソング 「創聖のアクエリオン」(歌:AKINO)がここにきてブレイク寸前となっている。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ついに来ましたね。私の中では2000年代を代表する名曲が、一般にも知れ渡る日が。「作詞: 岩里祐穂 作曲・編曲:菅野よう子」のコンビは、本当に名曲が多いですが、なかでもこの曲の“暗闇ながらも綺麗” “哀しいながらも爽やか” というインパクトは、(あくまでも私の中では)渡辺美里「My Revolution」に匹敵します。そして、この「一万年と二千年前から愛してる~♪」というフレーズが気に入ったあまり、『食い逃げされてもバイトは雇うな』の34ページに、こっそりと書き入れてしまったぐらいなのです(←オイオイ)。いったい何人の方が、気付いたかどうかはわかりませんが…… ※某団体のために念のため申し上げると、歌詞を本に載せたのではなく、 「一万年と二千年前から愛してる」というネット上では一般化した フレーズを使用例として載せたまでです。念のため、念のため。
2007.10.23
10月14日のブログの流れで、上巻のあらすじを書くことになったのでここにメモしておきます。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――『食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字・上』のあらすじ1.文字と違って、数字は変化しません(国や時代が変わってもつねに同じ意味を示す)。 変化しないからこそ信頼性を与え、また変化しないからこそ暴力性も持ち合わせています。 そして、同じ数字でも「世間一般で使われる数字」と「会計で使われる数字」とでは、 その役割がまったく異なります。2.「世間一般で使われている数字」では、いかに人の感情を揺さぶるかが ポイントになってきます。 たとえば、「6時53分に集合」とあえてハンパな時間で指定することで、 なにか背景があると思わせるのも感情を揺さぶる手法です。 また、数字そのものだけでなく、それに付随する“単位”を変えることで 感情を揺さぶることもできます。たとえば、タウリン1グラムを 「タウリン1000ミリグラム」を表現するようにです。3.「会計で使われる数字」では、いかに数字に感情を入れないかが ポイントになります。 食い逃げの損失よりも防止のためのバイト代のほうがかかるのであれば、 食い逃げされて悔しくてもバイトは雇わないほうを選択するのが、 会計における合理的な考え方です。この「感情よりも勘定」という 考え方を金額重視主義と呼びます。会計は、感情を抑える技術でもあるのです。 そして、会計や(その集合体である)決算書の分析においてのコツは、 比較などしてその変化を見ることです。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――220ページのエッセンスをかなり凝縮するとこんな感じ、かな?
2007.10.17
意外と当事者だけが気が付かなかった、という事例はたくさんあるわけで。実は昨日、3月までバイトに来ていた青年(いまは新入社員)が久しぶりに遊びに来て、現在執筆中の『食い逃げされてもバイトは雇うな』下巻を見てもらったのですが、読み終えて一言。「……『下巻は上巻の逆です』とか書かれていますけど、 これを読む人は上巻の内容をほとんど覚えていないと思いますよ」た、たしかに。下巻を12月に発売できたとしても、8ヶ月のタイムラグがありますからね。冒頭に上巻のあらすじを書いたほうがいいですね(^^;こういう視点って、当事者ほど忘れていたりするものなのです。
2007.10.14
執筆が難航中の『食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字・上』の下巻『食い逃げされてもバイトは雇うな、なんて大間違い(仮)』 ですが、骨格はほぼ固まりました。もう壊したりしないでしょう。これからは、いろんな人に意見を聞きつつ修正を入れていく作業になるのですが、ダメ出しが奇跡的になれければ年内に本は出ると思うのですが……。うーむ。ちなみに、これまでの原稿を整理していたら、ボツ原稿が山のように出てきました。これだけで十分、新書1冊分はあります。書いたものの半分以下しか、本として世には出ない―――そんな感じです、著者によって全然違うのでしょうけど。
2007.10.09
『女子大生会計士の事件簿』に比べて、執筆がはるかに難航している『食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字・上』の下巻『食い逃げされてもバイトは雇うな、なんて大間違い(仮)』 ですが(↑この仮タイトルをブログに書くのは初めて?)、ひさびさに担当編集さんと打ち合わせをしました。……原稿の文章量としては、もう十分なんですけどね。構成というか、仕掛けというか、社会の動きというか、そういうものをすべてひっくるめて考えると、悩むことが次から次へと出てくるわけです。当然、出版社や書店さんもそれなりのヒット(最低10万部とか)は、期待しているわけですから。でも、プロとして売れ行きは期待してもらっても一向に構わないのですが、内容は期待を裏切るもの、期待をはるかに上回るものを作りたいわけです。つまるところ、本って自分が死んだあとも残るものですしね。(やべっ、これじゃ遅れている言い訳にしか聞こえない……)
2007.10.05
今日は、なぜか1年に1度ゲストで呼ばれるNHKラジオ第1「ラジオほっとタイム」内の「いきいきホットライン」に生出演しました。今週のテーマは「数字は苦手ですか?」。私がゲストで呼ばれた今日のテーマは、「数字で失敗したことありますか?」でした。『食い逃げされてもバイトは雇うな』でお話したような“数字の話”が中心でしたが、アドリブでいろんな話ができました(私の数字の失敗談など)。50分近くしゃべることができるので、ゆっくりお話ができる楽しい番組です。あと、全国のいたる所で聴いてもらえるというのも嬉しいですね。
2007.09.05
『食い逃げされてもバイトは雇うな』に久々の増刷がかかりました。1万5千部の増刷で、計34万5千部です。この半端な数字の増刷は、「リアルな数字としての増刷」さらには、「実売の動きを伴った増刷」を意味しています。つまり、売れ筋の本の場合は見込みで増刷することも多いので、なかには50万部刷っても実売はその半分という場合も多々あったりするのですが、そういう場合、更なる増刷はまず行われません。そういう意味では、こうして半端な部数で増刷がかかるということは実売もそれなりに良いということになります。とりあえず、よかったです。『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』も1万部の増刷がかかりました。計158万部です。
2007.08.02
e-講演.tvというサイトで、『食い逃げされてもバイトは雇うな』のインタビュー動画が放映されることになりました。山田真哉がネット上で動画配信されるのは、たぶん初めてだと思います。視聴はなんと無料です。→こちらそして、最初の4分程度はユーチューブでもアップされました。http://jp.youtube.com/watch?v=ZkBumiOSj9Y私の目つきがちょっと変ですが、よかったらご覧ください。
2007.07.20
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