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「メタファー」 についてwikipediaで調べてみた。
・隠喩、暗喩。比喩の一種でありながら、比喩であることを明示する形式でないものを示す。
・類推能力の応用。
・人間を把握する時に、避けることのできないカテゴリー把握の作用原理。
などと記載されていたが、もっともぴったりきたのは、
「メタファーが用いられるのは言語に限らない。絵画・映画などの視覚領域でもおこる」
という説明だ。
文章に書かれてあることの奥にあること、絵に描かれていることの奥にあること。
それを丁寧に描いていくことがこの物語のコンセプトになっていると思った。

「イデア」 についてブリタニカ国際大百科事典 小項目事典調べてみる。
いろいろ記載されているが、次の説明がこの物語にはぴったりくると思う。
「現代語のイデー・アイディアは理想・理念・観念などと訳され。プラトン的イデアとはほとんど無縁になっている」

つまり、騎士団長等は、メタファーの世界に存在するイデア=観念なのである。
そして、主人公「私」の不思議な体験が、彼にイデアとしての存在、メタファーとしての存在を意識させる。

長い物語だったが、最後まで読んで、初めてこの本のテーマにたどり着いたように思う。​​
2018-05-11





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最終更新日  2019.08.27 22:21:09
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