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今日2015年9月20日は、日本百名山第71座目として、中央アルプスの空木岳(2864m)にナイトソロでアタックです。
今回は、駒ヶ根高原スキー場の脇の林道を利用し、林道終点の登山口からのスタートです。登山口には、午後8時頃到着、駐車場は15台程停められるスペースに2台程の空きがあり、難なく停める事ができました。ちなみに駐車場が満車の場合、最悪は、麓の菅の台バスセンターの駐車場に停める事になりますが、その場合は、登りに約2時間程余分に費やすことになります。
簡単な夕食準備をしていると、ちょうど麓での花火大会が開催されていて、花火を見下ろしながら食事とワインを楽しむ事ができました。
数時間の仮眠の後、午前2時20分、満天の星空の中、登山口を出発です。登山道は極めて整備されていて、ナイトでも、まったく不安はありません。
途中、池山小屋を超えマセナギに午前5時に到着です。ここから先は、大地獄、小地獄と呼ばれる鎖場、ロープ場を通過するヤセ尾根道で、転落、滑落事故多しの看板があります。
すでに夜も白み始め、コースも目視で出来ますから、なんの不安もなく尾根を通過する事が出来ました。
午前6時45分空木平小屋経由頂上、駒石経由頂上の分岐点に到着です。登りは空木平小屋経由で登る事にしました。しばらくすると樹林帯の中からポッカリと視界が開け、空木岳の頂上を望む事が出来ました。
程なく午前7時に空木平小屋に到着しました。森林限界を超えてハイマツの先には、抜けるような青空をバックに、頂上が際立っています。ハイシーズンでありながら、ここまで登山者とは一人も会っていません。
小屋から先は、沢を登る事になりますが、ピンクテープはほとんど無く登山道はやや不明瞭です。登山者が積んだ小さなケルンだけが目印になりますので、少々注意が必要です。頂上まで標高差は300m程度、最後の登りは、頂上が見えているのですが、なかなかの急登で、けっこうツライものがあります。
駒峰ヒュッテを右手に、最後の踏ん張りで午前8時20分、無事に、空木岳(2864m)に登頂です。ハイシーズンでゲキ混みかと思えば、頂上には、小屋で宿泊されていた空木岳が記念すべき百名山100座目という年配のグループ他、数人だけでした。この100座を達成された女性の方は、わずか2年で完登されたとの事で驚きです。
しばらくすると、頂上には私だけとなり、360度の眺望を静かに独り占めする事が出来ました。遠くに富士山も見えます。これもナイトハイクだから味わえる醍醐味であり、皆さんから、「なんでナイトソロなんて!?」ってよく聞かれますが、これが大きな理由の一つです。(後編に続く。。。)