かめさんの百名山日記

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2016.11.05
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今回10月1日、2日は、日本百名山第78座目として、白馬岳(標高2933m)を選びました。本来なら王道の猿倉から大雪渓を登り、頂上アタックとしたいところですが、今年は、残雪が少なく、クレバス崩落の危険があり9月初旬より登山道が通行止め。仕方がなく北に北上して新潟県の蓮華温泉から白馬大池経由での頂上アタックを計画しました。

今回は、白馬岳頂上宿舎でのテンパクの為、恒例のナイトでは無く、うっすらと夜が明け始めた午前5時39分にクライムオン。天気が悪く今回も雨男全開です。レインウェアにテンパクの重装備、蒸暑いし、まとわりつくような小雨は、うっとおしいし、テンションは下がりまくりです。

白馬蓮華温泉ロッジの裏手の登山道から、まずは、最初の目標である白馬大池をめざします。



登る事、約15分、南方向を振り返ると、もうもうと湯気を上げている黄金湯、薬師の湯、仙気ノ湯と名付けられた露天風呂を持つ源泉帯が目視できます。

「連華の森」と呼ばれるブナ林の登山道をしばらく登り、午前6時31分、白馬大池まで120分の道標(1)に到着です。ペース配分を確認するには、この道標が役立ちます。



途中で、体調10cmはあろうかと思われる山ナメクジに出会いました。山ナメクジは、山ヒルのように悪さをしないので、なんとも愛着がわきます。

眺望のまったく無い樹林帯を登り、ようやく標高が2000mを越えると、植生が突然変わり低木林が増えて来ます。午前7時52分、天狗の庭(標高2093m)に到着です。天気が良ければ朝日岳などの眺望が良いらしいのですが、ガスガスで眺望ゼロ。

ここで、朝ごはんのソーセージパンを頬張り、小休止。目標の白馬大池までは、コースタイム1時間20分。あとひと踏ん張りとダケカンバの樹林帯の登山道を先に急ぎます。徐々に岩がゴロゴロと多くなり重装備には、じわじわと脚に負担がかかって来ます。やがて、草原地帯に飛び出すと、ガスガスの中に、白馬大池山荘が見えて来ました。人気が全く無い山荘に、午前9時48分に到着です。

天気が良ければ、目の前に白馬大池が広がっているハズですが、真っ白で、まったく見えず。気温も低く、じっとしていると汗冷えで、体が急速に冷えて寒さが襲ってきます。休憩もそこそこに次の目標である小連華山(標高2766m)を目指します。雷鳥坂と呼ばれるハイマツ帯のガレ場を登ります。ここには大小のケルンが積んでありますが、この場所で遭難死されたグループがいらっしゃったと後に知りました。





午前11時10分に船越ノ頭に到着です。この先、稜線部の登山道は明瞭な上、勾配もキツク無いので、順調に距離を稼ぐ事が出来ました。










そして幸運にも上空には青空も広がりて、時折ガスが晴れると、周囲の紅葉の山々や白馬大池も望む事が出来ました。そして、雷鳥も至近で迎えてくれて、天気の回復に期待が持てて来ました。まさか、あんな酷い悪天候が、待ち受けているとも知らずに。。。午後0時38分に小連華山(標高2766m)に到着です。小連華山は、再びガスガスで風も出て来ています。殺伐とした頂上に鉄剣が突き刺さっている様子は、なんとも信仰の山という感じと不気味さすら感じました。





この先の白馬岳方面の眺望は、またガスが巻き始めて来て、一末の不安が襲ってきました。幾度かの下りと登り返しを経て、日本ニ百名山の雪倉岳との分岐点である三国堺に午後1時26分に到着です。

ここから馬ノ背を越えて、白馬岳頂上まで、もうひと頑張りです。時折、風も強くガスは酷くなるばかりですが、ガスが切れると雪倉岳方面には、長池も目視できました。

午後2時36分、白馬岳(標高2932.2m)に登頂成功です。写真を撮影していると、やはりソロで登って来られた山岳小説家のIさんに出会いました。

Iさんも、同様に頂上宿舎のテン場でのテンパクとの事、一緒にテン場まで下ります。本来、この季節であれば、ハイシーズンで、たくさんの登山者が登っているハズですが、大雪渓が通行止めに加えて、この悪天候。白馬山荘にも人影はゼロ。まるで廃墟のような寂しさです。

約15分ぐらいで白馬頂上宿舎のテン場に午後3時15分到着して1000円支払いチェクイン。このテン場は、100張のキャパがありますが、先着は1張のみです。雨は止んでいるもの、時折の突風が凄まじく、テントを張るにも、油断をするとテントが吹っ飛ばされる程です。後から聞くと、このテン場は、ふだんでも風が強い事が有名で、過去にも、テントを吹っ飛ばされた方が何人もいるようです。やっとの思いでテントを張り、お楽しみのビールを買いに行くと、スタッフからは、「今日は風が強いので、もし小屋泊に切り替えるなら午後6時までに申し出てください。」との事。と言っても、財布には、ビールを買う小銭と千円札2枚しか持ち合わせておらず、選択枝は、テンパクしかありません。ビールと自参したワインで、まずは、78座目登頂記念の一人乾杯。鍋は、お決まりのちゃんぽんのスープで、まず切り落としベーコンとカット野菜を煮込んでツマミに。〆にちゃんぽん麺を投入して、お腹は満足。

午後7時過ぎには、シュラフにもぐり込んだものの、風は、増々強く、加えて夜半からは雨も加わり、まさにテントの性能試験をしている状況に。バタバタバタ~とフライがバタつく音と雨音が凄まじく、とても寝られるものではありません。耳栓を持ってこれば良かったと、耳に人差し指を差し込んで寝てみようと試みるも、指が気になって寝られるものではありません。何度かウトウトはしたものの、結局、長い夜をじっと朝が明けるのを待つ事になりました。こんな時に考えるのは、このまま天候が更に悪化したら、再度、白馬岳まで登り返して、無事に下山できるか?とか、万一、下山できない場合、会社にどう連絡しようか?とか更に悪い事ばかりが脳裏をかすめてゆきます。一方で、いつものナイトピストンではありませんから、最悪はテントでビバーク出来るとも考えて心を落ち着かせます。ともかく早く出発する事が賢明と午前3時30分に起床、朝ごはん済ませ撤収準備です。幸運にも相変わらず風は強いものの雨は小康状態、午前5時50分にテン場を出発。ここでIさんは不帰のキレット経由で唐松、八方尾根へ行かれるとの事、またお会いしましょうと再会を約束して、一人、白馬岳頂上へ登り返します。

幸い稜線部の風は、それほど酷くは無く、無事に頂上へ登り返し、小連華山もクリア。雷鳥も姿を見せてくれました。


ここまで来たところで、急速に天気も回復、稜線部も素晴らしく、遠く白馬大池も望めるようになりました。











午前9時分には、白馬大池山荘に到着、もうピーカン状態で、あの悪天候は何だった?というほどの素晴らしい天気になりました。早めのお昼とアルファ米のわかめご飯とコーヒーとクッキーで、わずかな時間ですが、至極のまったりした時間を過ごしました。

午前10時15分、白馬大池を出発、じりじりとした日差しの中を汗だくで下山、無事に午後0時50分、駐車場に戻りました。節約の為にテンパクばかりを考えていましたが、こんな悪天候は小屋泊もありだと考え直す山行となりました。次のブログは、10月中旬に登った北アルプス笠ヶ岳ナイトピストンをアップ予定です。



【コースタイム(休憩・食事含む)】
白馬蓮華温泉 - 天狗ノ庭 - 白馬大池 - 小連華山 - 白馬岳 - 白馬頂上宿舎
・登り:9時間36分
・下り:7時間

【歩行距離】22km

【歩  数】31428歩






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Last updated  2016.11.05 16:35:32
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Re:白馬岳(2933m 新潟県・長野県)(日本百名山 第78座目)(11/05)  
山の天候は変わりやすいというか、気まぐれというか。雨男かどうかという議論は無意味な気がしました(笑)。
抜けるような青い空と、厳として居座る稜線のコントラストが美しいですね。
岩肌に隠れるような雷鳥の姿は可愛らしいですね。これから冬になると毛が白くなるとは、不思議です。
山ナメクジですか。私は愛着は感じませんが(爆)。
(2016.11.12 19:04:46)

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