貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

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アジアの星一番Ver4

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2024.10.28
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カテゴリ: 作家



あらすじ
悠介は、長野県安曇野の隣、池田町に産まれ、長野高校に進学した。大学は東京のM大学である。その間、小平由樹枝と良いお付き合いをした。大学2年になりとあるコンパで飲み過ぎて矢代美恵子と深い関係となる。小平由樹枝を愛していたが、愛想をつかされ振られてしまった。その後、美恵子とは変則的な付き合いを行い、1年先輩の美恵子は就職して大学もアパートも去った。悠介は大学4年になり就職活動も終わり、希望の会社に就職も決まった。そして友人高橋の結婚披露宴も無事終了。その後新婦の友人の唐橋由美子と親しくなったが、別れたいが別れさせてくれない。一方、美枝子は玉の輿と言える結婚する事になった。3月末、悠介は就職したが、実習中に由美子が自殺未遂をしたと言う連絡を受けて真っ青になった。由美子の父親に会い、慰謝料も支払い問題は解決した。悠介は希望の鹿沼工場に配属され社会人生活が始まったが、女性問題がありタイのシラチャへの出張が決まった。



写真はネットより借用

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ダイビングショップでライセンスを取れることは確認したが、3泊4日もかかるのでそのコースに参加するにはハードルが高いことが分かった。シュノーケリングで気分が高揚し非常に楽しい気分になったが、少し落ち込んでいる。考えながら歩いていたら宿に着いた。ハンサと一緒にシャワーを浴びる。色白のハンサの下半身の陰りと見ると興奮して来る。

シャワーを浴びて、ベッドに寝転んでいたら、ウトウトと寝てしまった。ハンサも同じように居眠りしたらしい。起きて見ると、ニューハーフショーに出かける時間である。すぐに着替えて二人揃って出かけた。まだ時間はありそうだったが、ソンテゥを捕まえて目的地に向かった。

劇場に着いた。すぐに会場に入ったが、既に半数以上の座席は埋まっている。悠介達は、会場のほぼ中央であった。舞台はそんなに近くない。見えるのかなー? と心配である。悠介は周囲を見回して見た。
「何人位座れるのかなー?」
ハンサも周囲を見回す。
「そうねー?」
「500人位は入れるかなー?」
「その位はいる見たい。」
そんな話をしていたら、開演になった。カーテンが開くとその後ろには数十人の着飾ったダンサーのような綺麗な女性が並んでいた。豪華である。一頻り踊ると、ダンサーたちは袖に引き下がった。そして豪華なセッティングステージの上に一人の、色鮮やかな衣装に身を包んだニューハーフが出て来た。ちょっと遠くて顔の輪郭ははっきりしないが、とても美しい女性に見える。音楽がかかっている。そして唄い出した。上手である。まるで歌手だ。唄いながら、表情豊かに踊っています。

次々と踊り手は替わって出て来る。其々のニューハーフは美しく優雅で楽しめる。時間の経つのを忘れて見ていたが、1時間ほどでショーは終わった。
「凄いね。皆さん男と思えないよ。綺麗すぎる。」
「そうでしょう? 一度見て欲しいと思っていたの。」
話ながら会場を出て出口に進むと、出演者のニューハーフさん達が並んで見送りをしてくれる。今度は近くで顔も身体も見えるが、やはり美しい。女性よりも派手な美しいと思える人もいる。チップを払うと一緒に写真を撮ってくれるらしい。悠介は止めた。写真まで撮りたいとは思わない。本日は、シュノーケリングを体験し、ダイビングの話も聞き、ニューハーフショーも見た。充実した1日である。それより、さらにハンサと深い関係になれた。素晴らしい大晦日と正月元旦である。

{さぁ、夕食はどこへ行こう?」
「何を食べたい? タイ料理は?」
「そうだなー? タイ料理より、昨日食べたステーキを食べたいな。美味しかったよ。ハンサはステーキは好きかい?」
「ええ、好きよ。昨日のステーキ美味しかったね。でもさー、別のお店の方が良くない? 2泊での夕食、2回とも同じお店では芸がないわ。」
「そうか、じゃー、そうしよう。歩きながら良いお店があったら入ろうか?」
二人は帰りは歩いて帰る事にした。歩いているとテーブルに鍋を置いてあるお店があった。鍋も良いなー、と悠介は思った。
「あれは何? 鍋があるよ。」
「あれは、タイスキと言ってタイの鍋料理よ。」
「辛い?」
「タレを選べば辛くない。」
「じゃー、この店にする?」
「いいよ。私もタイスキは大好き。」

お店に入った。2名と指を2本出すと、店員さんがテーブルに案内してくれた。具材がお店の中央のテーブルに並んでいる。ここは食べ放題のようである。ハンサに聞くと、食べ放題のようだけど聞いて見るとの事である。店員さんが来たのでハンサが聞いた。やはり食べ放題で飲み物のみ別料金である。料金も安い。
店員さんが、鍋に火を点けてくれた。鍋の中の水は既に沸かしてあるようである。
「じゃー、料理を取りに行こう。」
ハンサがそう言って、席を立った。悠介はハンサの後に付いて行く。
「俺は、肉を持って行くから、ハンサは肉以外を持って来て。」
豚肉、鶏肉、牛肉の各部分をどっさり持って来た。6皿ある。ハンサは野菜の他、豆腐や揚げ物のような物も持って来た。
「ビール頼んでよ。」
悠介がハンサに要求した。パタヤのお店の店員さんは英語を話す人が多い。さすが、アメリカ人が多い街である。悠介はハンサと不自由なく英語で会話しているが、どうも初めての人と英語で話す勇気が湧いてこない。タイ語は勿論全く話せないから、自然、ハンサに頼んでしまうのである。これでは遺憾と思っているがハンサに甘えているのかも知れない。一人ならば自分で頼むはずである。

「乾杯!」
「乾杯!}
今日は2度目の乾杯だね。悠介は今日の1日は長いと感じている。初めての体験が多いからである。昨日から初めての体験続きである。何だか自分が成長した気がした。

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Last updated  2024.10.28 13:50:46
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