歩人のたわごと

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2016/06/08
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吉備津神社から吉備津彦神社に向かう途中で
鼻ぐり塚 なるものに出会いました


0608はなぐり塚1

0608はなぐり塚2

0608はなぐり塚3
プラスチックの鼻ぐりが山と積まれている
鼻輪の数は600万個を超えるという
(この画像はネットからお借りしました)

鼻ぐりとは牛の鼻につける鼻輪のことで
食肉になった牛たちの鼻輪を全国から集めて
供養しようというもの(対象は牛と豚)

福田海(ふくでんかい) という宗教法人が
始めたもので塚はその敷地内にあります。


鼻ぐり塚について
かつてわが国の農村では、牛を飼い、田畑の耕作の
労役等に使用していました。牛は家族の一員のように
大切に育てられました。その際、牛の鼻に穴を穿ち
鼻輪(鼻環、鼻ぐり)をはめ、それに縄を結んで
使役していました。

やがて牛は飼い主の手をはなれて売りに出され
解体されて肉となり皮となりその最期を迎えます
牛はその一生のすべてを人間のために
尽くしてきたといえましょう。

こうした牛の大恩に報いるため、死後残された鼻輪
(鼻環、鼻ぐり)を牛の唯一の形見として集めて
浄祭することを福田海開祖中山通幽師が
発願されたのであります。

篤信の方々のお力により全国から鼻輪は収集され
現在もその事業は続いています。

鼻ぐり塚はもと円墳であり、その墳丘上に鼻輪を
積んでいます。石室内には真鍮製の鼻輪を溶かして
作った阿弥陀の宝号を刻印した
金属板が安置されています

また、正面には馬頭観世音菩薩を祀っています。
昭和初年に塚が建立されて以来、現在までに
おさめられた鼻輪の数は六百八十万を超え
現在も畜類供養のため、春秋二回畜魂祭を
行っており、年間数万個の鼻輪が塚におさめられ
ています。(福田海のパンフレットより)



ボクが小学生くらいの時には近所の農家が
牛を飼っていて農耕に使っていました。

牛は家族の一員のように大切に育てられました
という文章を読むと懐かしい気分です。
当時の鼻ぐりは木製だったと思いますが
今はみなプラスチックになっているようです。

供養の意味合も使役から畜産に
変わってしまいました。













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Last updated  2016/06/08 03:56:13 PM
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ビッグジョン7777 @ Re[1]:ナツキの行動力(06/26) New! ふろう閑人さんへ >石ぬい・・・初めて…
ビッグジョン7777 @ Re[1]:ナツキの行動力(06/26) New! かめさんランナーさんへ >ナツキさんが…
ふろう閑人 @ Re:ナツキの行動力(06/26) New! 前々からお孫さんの行動力感心氏ていまし…
かめさんランナー@ Re:ナツキの行動力(06/26) New! ナツキさん、相変わらず活動的ですね。 と…
神風スズキ @ Re:ナツキの行動力(06/26) New! Good evening.  世の中、落ち着かない日…

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