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今日は、春を思わせる陽気(15度ぐらい)だった。 賢浩のテニスのレッスン日だったので、室内コートまで歩いていったら、暑くてコートを脱ぎたくなったほど。テニスのあと、惠子と賢浩は、庭で遊んでいたのだが、賢浩なんて半そでになっていた。
「近くの公園でピクニックをしたいからお弁当をつくって!」といわれた。飲み物や食べ物をリュックサックに詰めて、二人で出かけていった。1月にこんなことができるなんて珍しい。今日は、夕方から、また惠子のバイオリンレッスンがあるので、ゆっくりは遊べないが、こんな日は、やっぱり子供らしく外で遊んで欲しい。
ところで、昨日の話の続きなのだが、ドイツで子供のいる家庭は、たいがい「個人賠償責任保険」(Privathaftpflichtversicherung)に入っている。子供が、他人の家の物を壊してしまったり、他人に危害を加えてしまった場合にその損害にたいして支払われる保険である。昨日書いたように、誤って他人の車を傷つけてしまった場合にも適応される。だから、BMWの持ち主は、もともとついていた傷を誰かの保険で修理させるために、カモを待ち伏せしていたのではないか・・と思っている。(ちなみに、自分たちの車を使って、自転車のペダルでどのような傷ができるか実験してみたが、傷はできなかった。)
BMWの事件があるまで、私たちはこの保険の存在をしらなかった。 しかし、この事件のあったあと、私たちも、個人賠償責任保険に加入した方がいいのではないかと思うようになり、いろいろ資料を取り寄せた。資料には、最高賠償金額が、300万ユーロ(約4億5000万円)と書いてあった。 そもそも、この保険は、保険契約者本人とその家族が、誤って他人の所有物を壊したり、傷つけた時の損害賠償のために加入しているものなので、300万ユーロの賠償が必要になるとは、想像できない。 きっとドイツ人は、何かあったら困るから、とりあえず加入しておけば安心、という気持ちで、本当にこの保険が必要なのか深く考えずに加入しているのだろう。そして、何か起こっても、安易に保険に頼り、本当に賠償が必要かどうかなど考えないのではないだろうか? 悪用する人も少なからずいるに違いない。 この種の保険は日本にはないと思うのだが、どうなのだろうか? 私たちは、この保険の存在自体に賛成できないのだが、安心料だと思って加入することにした。
語学学校に通っていた時に、この事件を題材にして、「間違って犯人呼ばわりしたことを、男性がいまだに誤らないのは、許せない」というエッセイを書いた。そうしたら、「えっ、日本人ならこんな時、謝るんですか?」と先生に驚かれ、わたしが遭遇した不運は、別にたいして珍しいことではないようなコメントをされた。 もし、本当にこんなことが日常に起こっているとしたら、それは、保険制度に問題があるからであり、この社会は病んでいるとしか思えない。 ドイツ生活に多少なりとも不満はあるが、少なくともそんな社会ではないと信じたい。