日々のあぶく?

日々のあぶく?

June 23, 2007
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カテゴリ:
池袋ウエストゲートパーク第7弾。

IWGPシリーズ  池袋ウエストゲートパーク&少年計数機 骨音 電子の星 反自殺クラブ 灰色のピーターパン

・要町テレフォンマン
「オレオレ(振り込め)詐欺」の電話担当だった高槻陽児は
騙したお年寄りが自殺したことをきっかけに会社を抜けたいとトラブルシューター・マコトに依頼。
"会社"はヤクザに繋がっていて、足抜けも簡単ではなさそうだというのだが―

電話を通してなら人とコミュニケーションが取れる青年の物語。

・詐欺師のヴィーナス
ローンを組ませ、高額の値をつけた絵を売るセールスレディ・エリーに恋心を抱き、
3枚も絵を買ったキヨヒコが彼女の気持ちを知りたいとマコトのもとを訪れる。

ちょっと綺麗過ぎるオチだが、いつもながら巷にはびこる問題ある商法を取り上げている。

・バーン・ダウン・ザ・ハウス
英才教育をされていた、"いい子"だった13歳・水谷祐樹はある日自分の家を放火。
祖母が重傷を負うも、嘆願書などもあったことから処罰は軽かったらしいが、
進学校での居場所がなくなった彼は町をうろつき、マコトと出会う。
その頃、池袋では放火事件が続いていて―

自分の罪を見つめなおし、再出発を計る少年の話。
現実はこう綺麗にまとまらないだろうが、物語でくらい綺麗な夢は見たい、ということだろう。

・Gボーイズ冬戦争
Gボーイズの武闘派でNo.2のヒロト派のグループが目だし帽をかぶった奴らに襲撃される。
ヒロトらはタカシの指示ではと疑い、分裂・独立を狙う。
また、裏組織も"影"と噂の男に襲撃される事件が続いていた。
仕掛け人は誰で狙いは何か?
一方、フリーターのアキヒロがマコトのコラムをもとに映画を撮りたい、
ひいてはマコトも出演してほしいとお願いに来る。

池袋のパワーバランスの一端をマコトが握ってるんだなぁと改めて感じる話。
マコトとタカシ(キング)の友情物語でもある。(女性ファン必見と作者も書いている・笑)
サルも結構頻繁にマコトに協力してるよなぁ。

―ネタバレメモ―

・要町~ ・"会社"のバックにヤクザはおらず、社長が皆をだましていたことが判明。
        Gボーイズやサルの手も借り、襲われた陽児も借りを返し、社会復帰へ。

・詐欺師~・絵の価値がないことなども調べた上で反撃に出る二人。
        だが、キヨヒコは騙された事を知りながら、エリーの為にクーリングオフせず。

・バーン~・ユウキの活躍もあり、放火魔を無事逮捕。ユウキは入院中の祖母に謝罪する。
        放火犯は世間の注目を浴びたかった高校生。ここらは現実的かな。

・Gボーイズ~・
池袋のパワーバランスは豊島開発・羽沢組系氷高組・京極会+Gボーイズ。
そこに割り込もうとした北関東のマル権総業の企業舎弟マルス・エンタープライズが仕掛人。
裏組織を"影"に襲わせるも、"影"の逆鱗に触れてしまい、逆に襲撃される。
目だし帽の男の頭は千早の女子高生監禁事件の犯人で自殺未遂した成瀬彰(現在刑務所)の弟・優。
マコトに復讐する為、マルス~と手を組み、Gボーイズ乗っ取りを企む。
"影"と協定(?)を結び、ヒロトの件を治め、
優はマコトのBGを買って出たキングが撃退。(影にスカウトされるキング)
影と似た空気を持つキングだが、彼はマコトという友人がいるところが大きな差だと言うのだった。





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Last updated  June 24, 2007 01:37:27 AM


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