日々のあぶく?

日々のあぶく?

March 2, 2013
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recursive:再帰的な。自分自身に戻ってくるような。

父が横領したとして姿を消し、義母、義弟・サトルとともに引っ越してきたハルカ。
商店街のシャッターが閉じられたままの店が並び、中学の生徒数も減り・・・すでに“終わっている”ことがハルカにも感じられる町。
住民が望みをかけた高速道路建設計画も中断されたままらしい。
入学した中学でリンカと仲良くなるハルカ。
気が弱く、臆病なサトルは予知能力の発現か、
はじめてのはずのこの町のことや事故を見たことがあると言い出した。
そして、この町にある「タマナヒメ」なる伝説上の女が、実在することを知る。

不穏な空気と、不安定な年頃の主人公の揺らぎがうまい具合にリンク。
転校したて、父が犯罪者ということで神経質になりすぎているのか、
でも、それにしては怪しい住民の反応。

ラストはちょっと唐突な感じもするけれど、一気に読める一冊。



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町は高速道路誘致に夢と最後の希望を抱いており、
ハルカにタマナヒメのことを教えた外から来た教師・三浦は、
高速道路誘致を見直す会のビラを持っていたことから反対派とみなされ、妨害を受け負傷。
町のために身をささげ、自害する歴代タマナヒメと、直後に死ぬ関係のあった男たち。
サトルは予知能力があったわけではなく、以前、この町に住んでおり、
交流があった前タマナヒメが亡くなるところに居合わせていた。
彼女からサトルが託された、高速道路誘致に有利な報告書を作成した亡くなった(殺された)教授のデータを隠した場所を現タマナヒメらは探していた。
サトルを守るために町から離れた母は、生活の不安からサトルを利用されるとわかったうえで町に戻っていた。
現タマナヒメはリンカで、サトルの記憶を取り戻させるために近づき、
過去にサトルの前であったことを再現。それが未来予知に見えた。
また、そのためにサトルを攫う。
実父に見捨てられた自分はもとより、サトルも守る存在がいないと気付いたハルカは、
疎ましく思ったこともあるサトルの話から隠し場所を導き出しリンカと交渉。
サトルを取り戻し、死んだ前タマナヒメと火事の再現も阻止。
タマナヒメは代々(適当に選ばれるのではなく)生まれ変わっているのかの疑問を抱きつつ、終幕。





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Last updated  March 2, 2013 03:38:37 PM


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