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2014.03.18
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カテゴリ: 中学受験
 つらつらと4月6日の公開授業に向けて話す内容などを考えています。この時期、子ども達の学習の進度は本当に様々ですので、4月に受験した公開模試の成績だけで、来春の入試結果が云々としてしまうのはいかにも早合点であって、要は模試の結果をどのように活かせばいいのか、の一点に話は尽きるわけです。

 とはいっても、実際に子どもたちを教えていると様々なケースに出くわします。徒然なるままに以下話を続けますと……
例えば6年生の今の時期で地理が苦手な子でよくありがちなのが、方角の分からない子。方角が分からないと、地図の読み取り問題だけでなく、季節風の吹いてくる方角などもピンとこず、気候区分だったり、川や交通路の延伸状況だったりを理解するのに支障をきたしてしまうこともあります。


 地図上で、方位記号の指定がなければ「上が北」となるわけで、ここまでは「約束事として」飲み込める子も多いのですが、その後の三方位がなかなか決まらない。「北の反対は?」「えっと・・・南?」「そうそう。じゃあ、東はどっち?」「・・・こっちかな?あれ、でも反対かな?あれれ??」こんなやり取りは珍しくありません。

 「南を向いてごらん。お日様の昇ってくるほうが東」
 「お日様ってどっちから昇るんだっけ?」
 「左手のほうだね」
 「そっかぁ。じゃあ右手が西だね!」

……となってくれればまだいい方で、中には

 「え、左っていうと、どっちだっけ??あれ?あれれ?」

となってしまう子もいました。ここまでくるとなかなか珍しいケースですが、やはり、

 < 子ども達の中で「当たり前だった生活経験」が抜け落ちている一例 >

だよなぁ。。なんてことをつくづく思います。

そんな子であっても、東西南北を自分の中で確定できるようになると、今まで混乱していた色々な項目が整理できるようになって、ちょっと誇らしげになったりするわけで。何はともあれ、彼らの中に一つでも「出発点になる、そこから出発できる知識、情報」が増えてくれることが、次の伸びにつながるわけです。


 そんなささやかな「出発点」になりうるのが、子ども達がささいな日常のやり取りの中で吸収できる「大人たちにとっての当たり前」だったり、自然や社会の様々な出来事を通じて気付く「意味」だったり「法則」だったりします。
 これは別に受験学年に限ったことでもなく(そして、社会や理科などの特定の教科に限ったことでもなく)、中学受験勉強を面白くもするし進めやすくもしてくれる一つのポイントだなと、よく思います。





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最終更新日  2014.03.18 19:19:32
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