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5月30日(土)バーデンバーデンの優雅な朝食。パステルカラーが心にくい配色のインテリアだった。ドリンクコーナーにはロシア紅茶のサモワールがあったし、ドストエフスキーもこの地にハネムーンで来たとか、何故かここにもロシアの香りがするのだった。名残惜しい、バーデンバーデンを散策し、欧州ベストチョコ店にも選ばれているカフェ・ケーニッヒにてひと休み。キリシュトルテを食べたけれど、今までのトルテはなんだったのだろう、というくらいの美味しさだった。そうそう、前日は水着着用のカラカラ浴場でまったりもしたのだった。こんなことが出来るのは、この地だからこそ。そして最終旅行地・ミュンヘン目指してEC1217に乗った。ミュンヘンには3時間半ほどで到着して、翌日のコンサートチケットを駅のインフォメーションオフィスで受け取ったが、その時、なんとミュージカル「エリザベート」の上演を知った。ウィーンや東京でも観てはいるが、気になり当日券状況を知りたくて劇場まで行ったが、到着後1時間後に開演というのは、なんとも落ち着かず今回は見送ることにした。ドイツ劇場(Deutsches Theater)夕食は、安、旨、騒の3拍子、楽団演奏も楽しきビアホール”ホーフブロイハウス”にて、ミュンヘン第1日目の夜は更けていった。拡大写真仕掛け時計 拡大写真新市庁舎(Neus Rathaus)
February 14, 2016
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5月29日(金)ストラスブールからバーデンバーデンへの移動日。今回の旅は、結構乗り換えがスリリングなことが多かった。アッペンヴァイアール駅の乗り換えは、ホームが100メートルほど離れていたり、列車遅延で、間違った電車に乗りそうになったり。しかし、なんとか、今回の旅で一番の憧れ「バーデンバーデン」に到着。美しい、優雅な緑の楽園、ヨーロッパ屈指の高級保養地だ。ホテルはとても素敵で、やはり旅のホテル選びは大事だとつくづく思う。ホテル「ゾフィエンパーク」は、なぜかロシア貴族の残り香もするのだった。背景はシュバルツヴァルト(黒い森)、その中に広がる絵のような風景。オース川沿いのリヒテンターラ・アレーを歩き、カラカラ浴場でひと風呂浴びた。この世に天国があるとすれば、ここは最も近い場所かもしれない、とすら思った。突然、森の中から貴族を乗せた馬車が・・・拡大写真超高級ホテルBrenners Park Hotel上流社会の夏の社交界で、ほんの少しだけの王侯貴族気分。「トリンクハレ」という飲泉場、上流社会夏の社交場の「カジノ」休暇&散歩には、事欠かない場所だったのだ。純白のクアハウス内のカジノトリンクハレ
February 7, 2016
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5月28日(木)コルマールからリクヴィルへこの日は、コルマール移動日。といってもストラスブールから電車で30分の距離なのだが、駅でのチケット入手がむづかしく、係員に辿りつき、自販機にてどうにか購入し、出発時間ぎりぎりで間に合った。その間、私は全く役に立たず・・・。コルマール駅前には、緑溢れる公園が広がり、そこを抜けて15分くらいで、旧市街に着く。有名なイーゼンハイム祭壇画鑑賞。グリューネヴァルトのキリストは苦痛に満ちて生々しい。ここから、アルザスの真珠と言われているリクヴィルへ、バスにて向かう。滞在時間は2時間くらいしかなかったが、屋根にコウノトリが巣を作り家並みの間からは、ワイン畑が見えるのんびりと愛らしい町。そしてワイン街道だけあって勿論、ワインは美味だった。拡大写真アルザス地方特有の木骨組み(コロンバージュ)その後、コルマールに戻る途中、バルトルディ「自由の女神」像を発見する。そのバルトルディ美術館、プティ・ヴェニスなど街並み散策後、ストラスブールに戻った。バルトルディ美術館プティ・ヴェニスプフィスタの家 宮崎映画「ハウルの動く城」のモデルになった昨日と同じく、家庭的な雰囲気のアルザス料理を同じ店で堪能した。アルザス ゴハン
February 1, 2016
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もう1年半ほど、ブログ投稿をしていない。理由は色々あったのだけど、兎に角、海外旅だけは備忘録としても残さねば、というわけで7ヶ月たった今書いてみることに。果たしてどのくらい覚えているだろうか。2015年5月26日(火)羽田発11時30分⇒フランクフルト16時半実はフライト直前に、個人的なアクシデントがあったが、機上の人になった後であり、不安を抱えながらの旅立ちとなった。しかも、フランクフルトからの列車は、遅延情報も出ず最初から不安な思いを抱えての出発と相成ったのだが・・・羽田空港ラウンジ今イチな機内食フランクフルトから古都ハイデルベルグへ。5月27日(水)機能的で清潔なホテルの美味しい朝食、下は綺麗で大きなスーパーだし駅も近いし、なにもいうことはない。案外、こういうシンプルなホテルは好みだった。Holiday Inn Express Heidelberg City Centreハイデルベルグ城もっと青空なら、綺麗に映ったのでしょうが。大学周辺、マルクト広場、テオドール橋、哲学者の道などを午前中いっぱい歩く。学生街のかほりのするロマンティックな街だった。ハイデルベルグ城から望むテオドール橋↑ マルクト広場から望むハイデルベルグ城 ↓ここから、隣国仏東部のストラスブールまで2時間少しで着く。ドーデ『月曜物語』の「最後の授業」を思い出す場所だ。フランス第7の都会、ストラスブール、程よいサイズ、治安とても快適な滞在だった。ホテルは旧市街の中心だったし此処の大聖堂は、今まで観た大聖堂の中で、一番圧巻で印象に残った。外壁の彫刻が素晴らしく、夕日に映えてバラ色に光っていた。拡大写真拡大写真プティ・フランス、グルメ、街歩きどれをとっても、1粒で2度美味しい、良いとこどりの街ストラスブールは大満足の街だった。プティ・フランスこの季節限定の白アスパラガス(シュパーゲル)
January 31, 2016
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花は今年も咲きました。桜真っ盛りの定番・千鳥ヶ淵の桜お堀と桜はいつ見ても絵になります。拡大写真昭和記念公園の桜と菜の花の対比は素晴らしくその1週間後のチューリップの行進。オランダにまけていませんね。拡大写真ムラサキダイコンの群落にも目を奪われます。でもこんな可憐な盆栽もあり東御苑の久留米つつじは、今年も整然と花を咲かせています。拡大写真百花繚乱とはまさにこの季節のことですね。<番外編:花とメジロ>椿寒桜河津桜 拡大写真白梅
April 27, 2014
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年を越して、如月も末となってしまいました。相変わらず懸案事項が山盛りの日々ですが、備忘録も兼ねているので、1、2月の思い出として今更ですが載せておきます。年末に行った箱根です。この季節は空気が澄んで富士山が神々しい。元箱根から見る富士山と箱根神社鳥居 拡大写真1月中旬にご招待された、三茶マダムリリーの午餐風景はいつもながらの豪華さです。赤ピーマンのムース(これが絶品!)から始まり、イギリスモードの私に合わせて下さったのか、ローストビーフや煮野菜、プディングなど半年前のイギリス旅が蘇ってきました。旅先のイギリスでは専ら惣菜系ばかりで、ローストビーフとは縁遠かったのですが。最後のりんごのデザートは、甘酸っぱさのバランスが絶妙でした。本当に、優雅で美味しいひと時を有難うございました。その他にも、誘われて行った新進気鋭のピアニストのコンサートは、久しぶりのピアノのフレッシュな音色が心地良く、友人御嬢さんのランチコンサートのマンドリンは、区民に開放された無料のコンサートでしたけれど、時間が短い分、聴衆も集中力が途切れないし何よりも親しみやすい。我が家近くでも演奏して頂きたいです。海老蔵の1月歌舞伎、宝塚のシャルウイダンス、話題の永遠のゼロなど。年初もエンタメの女神は微笑んでくれたようです。昨日は、上野の「世紀の日本画」展へ。古径、青屯、紫江、土牛、遊亀・・・。日本画は心落ち着き癒されます。土牛晩年の「閑日」のハガキを買いました。背景と南天の赤が効いて題名の閑日というこの上なく平和な響きに憧れます。パンダ来日40年以上?にして初めて遭遇出来た元気に動くパンダ。一心に竹をむさぼり食べる、不思議な模様の熊猫の姿はいつまでも眺めていたい。内憂外患という4文字熟語が妙に、しっくりしてしまう今の私には無心に竹食むパンダは、なぜか禅を組んでいる高僧に見えるのでした。もうすぐ、春がやってきます。
February 23, 2014
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9月25日~26日ヴァージンアトランティックは昼過ぎ出発なのでもう数時間しか、ロンドンにはいられない。気づけばホテルの目の前にも、立派な教会があった。ホテルの至近距離にあったロンドン塔だが中には入らずじまい。幼い王子たちや、アン・ブーリンの悲劇の舞台は変わらずテムズ河畔にそびえている。ヒースロー空港ラウンジを経て、機上の人となる。朝食はこんな感じだけど、見た目よりもシンプルで美味しかった。窓から見えるユニオンジャック。初めての英国旅は終わった。古くて新しい、そして妙に居心地の良かったイギリス。又、是非訪れてみたいと、切に願うのでした。「ロンドン盛り沢山な1日」へ戻る ←
December 22, 2013
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9月24日ロンドンを自由に歩ける実質、最後の日だ。今日は後悔のないように歩かなければ。セントジェームズ・パークを経由して、あのバッキンガム宮殿へ。池越しに見えるホワイトホールの姿はまさにお城のイメージそのものだ。セントジェームス・パーク 拡大写真ホワイトホールバッキンガム宮殿エリザべス女王の住まい、歴代の英国国王の住まい内部に今は私たちも夏の間は入れる。良い時代になったもの。女王戴冠式時のポスターが若くそして美しい。庭園はこんな風になっている。ここでパーティが行われるはずだ。バッキンガム・パレス・ガーデン次にシャーロック・ホームズで名高い「ベイカーストリート」へ。駅の壁にはシルエットがタイル画になっていたり、名場面が文章とイラストで説明されていて、感動する。これは、ついこの前見た「美しき自転車乗り」の一場面。こういうところが、現実と夢の世界を行き来出来るロンドンの素敵なところ。その後、バラで有名なリージェンツ・パークを歩き、テレビドラマ「シャーロック」でシャーロックの住まいになっている建物に行く。「SPEEDY'S SANDWICH BAR & CAFE」の2階が住まいの設定で、1階は普通のカフェだがここでも撮影が行われ、ロケ時の写真が店内に沢山飾られていた。美しい街角の花と、雰囲気の良い通り。小花柄プリントで有名な「リバティ」のカフェで一休みする。こじんまりして落ち着くし、何よりも紅茶と焼きたてのスコーンが美味しい。壁紙の色ひとつとってもシックで上品だ。テューダー様式の建物が特徴なリバティストランド通りを抜けて、本日最後の予定はミュージカル鑑賞。劇場のあるコヴェントガーデンは、ミュージカル「マイフェアレディ」冒頭のイライザが花を売っていた場面(白い円柱が特徴的)に出てくる。大道芸人が通行人を巻き込んでのパフォーマンスも面白い。ストランド通りコヴェントガーデンコヴェントガーデンの夕暮れは、数ある劇場の華やかさとざわめきが独特の雰囲気で、それも決して気取ったものでなく、私が最もロンドンらしく感じたエリアだった。ライシアム・シアター「ライオン・キング」オルドウィッチ・シアター「トップ・ハット」今夜の演目は、かって(戦前)アステアとロジャースが演じて大ヒットした「トップハット」→山高帽の意味。程よい大きさの劇場は全てが身近に感じられる。心酔わせる一夜は過ぎていった。劇場ロビー「コッツウォルズとミュージカルの1日」へ戻る ←→ 「ロンドン最終日」へ
December 7, 2013
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9月23日この日は、日本で予約した日帰りツアーでコッツウォルズに行った。細かいストレスから夫は開放されたわけ。待ち合わせ場所のヴィクトリア駅に行くと、も~う日本人のみずらり。「憧れのコッツウォルズ・ハイライト周遊」です。コッツウォルズはアクセス悪く、レンタカーかツアー利用しかないのです。しかし、天気がどんよりで今にも雨が降り出しそうだ。バーフォードを通り、バーフォード教会街並みイギリスで最も美しい村、バイブリーに到着。川の藻はミレーの絵「オフェーリア」を連想するし、まさに絵に描いたような小さな田舎の町。人の気配がないのが不思議だ。早朝の散歩なんて気持ちよさそう。ザ・スワン・ホテル拡大写真アーリントン・ロウ 拡大写真ボートン・オン・ザ・ウォーターコッツウォルズのベニスだそうです。美しい水辺に多くの人が集まる、のんびりした田舎。ここでランチタイム。ここでも、フィッシュ&チップスを食べたけど、これも美味しかった。私は茹で野菜が好きなので、かすかな塩気の豆は大いなる喜びでした。↓の写真を見るとあんまり美味しくなさそうでしょ。そ・れ・が違った♪フィッシュ&チップスホームメイド・ステーキ有名なB&Bダイアルハウスを抜けて、骨董の街ストウ・オン・ザ・ウォルドに寄り、ロンドンへ帰ります。4箇所周っただけなのになぜかぐったり。バスの乗客の皆様も爆睡…。でも効率よく周れたのと、日本人ガイドの人の勉強ぶりと気配り具合にも感心しました。お勧めのみゅうトラベル。今夜はヴィクトリア駅近くの劇場にて「ビリー・エリオット」観劇予定。その前に、気になっていたエリザベス・ストリートの「ポワラーヌ」でパンとクッキーを購入した。ロンドンに来てまでパリのパンを買う私。この界隈は、お洒落で良い感じ、泊まりたかったライムツリーホテルも発見した。観劇前に、犬も歩けばというくらいロンドン中にあるプレタマンジェにて、オーガニックのサンドイッチを食べた。この店はちょっと高級なチェーン店だけど、質が高く気軽でこういう店が沢山あるロンドンはまずくないし、便利便利。(日本にもちょっと出店したけど、高すぎて撤退した。残念)観劇前のひとときか、中学生くらいの団体もいた。皆オシャレで可愛い。ヴィクトリア・パレス・シアターは駅前の劇場だが、大きさもちょうど良く、クラシックで温かみのある劇場だ。ヴィクトリア・パレス・シアター劇場ロビー味のある階段何気ない窓の装飾劇場内部さて「ビリー・エリオット」、映画名はリトルダンサー。全編エルトン・ジョンの曲で、炭鉱町に育つビリー少年がロイヤルバレエスクールに入団するまでを綴った感動編だった。子供達の卓越した演技、バレエ、ダンスも素晴らしく、2009年にはトニー賞を総なめにしたそうな。このミュージカルが見れて良かった♪コッツウォルズで鄙びたイングランドに触れた後、今のロンドンを堪能した充実した1日が終わった。「優雅な街、バースへ」へ戻る ←→ 「ロンドン盛り沢山な1日」へ
November 27, 2013
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9月22日(日)今日は日曜日、又又パディントンから列車に乗ってバース(Bath)へ向かう。バースは、ローマン・バス(ローマ支配時代の浴場跡)で有名な、優雅な街。ローマン・バスだけだったら、あまり興味はなかったけれど、上流階級の保養地独特の雰囲気を味わってみたかった。「Bath」という町の名前を英語の「bath」の語源とする説があるらしいが、実際は、温泉があるから「Bath」という地名を付けたようで、順序が逆らしい。駅を降りて歩いていくと、直ぐに優雅な公園や寺院、ローマン・バス、ギルドホールなどの建築物にぶつかる。美しいことこの上ない…。Parade Gardenバース大聖堂ローマン・バス 拡大写真三日月形の建物のロイヤル・クレッセントまで、散策にはうってつけの街並みを歩く。まるで映画のセットのような出来過ぎた美しさだ。The Circusジョン・ウッド父設計 1768年完工The Royal Crescent 拡大写真ジョン・ウッド息子設計 1774年完工ロイヤル・クレッセント前の公園街の中央を蛇行した川が流れ、優美な建築物とハンギングバスケットと青々とした芝生・・・。拡大写真バースを後にしてロンドンに戻る。ハロッズの食品売り場の装飾には目を奪われっぱなしだった。アールヌーヴォーと食肉の組み合わせがなんとも贅沢だ。そして喧騒のハロッズ付近から、300メートルも離れていない所にハイドパークの森があるというこの不思議。夕暮れのハイドパークは上野・不忍の池に似ていなくもないか。アラブ系の人の姿が目立つ。ここでティーブレイクにした。拡大写真今日の夕食は、正しい観光コースでフィッシュ&チップスにした。モルトビネガーをかけると、さくさくほかほかと、思いのほかさっぱりと美味しい英国名物だった。コヴェントガーデンのレストランRock & Sole Plaice手前が cod(タラ)、奥が fish cake「LONDON PRIDE」はエール「ロンドンとウィンザー、イートン」へ戻る ←→ 「コッツウォルズとミュージカルの1日」へ
November 23, 2013
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9月21日(土)朝からビッグベン~ウェストミンスター寺院を外観のみ見学した。ウェストミンスター寺院はウイリアム&キャサリンの結婚式が執り行われた訳だけども、私にはダイアナのお葬式のほうが印象に残っている。ウイリアム王子は、その後も、自分が生まれた病院をジョージ王子の出産場所に使ったり、洗礼は母の遺体安置場所だったセントジェームズ宮殿を使ったりと、悲しみの記憶を幸せの場所へ塗り替えたいのだなという気持ちが伝わってくる。ビッグベンウェストミンスター寺院ダウニング・ストリートジェフリー・アーチャー「めざせダウンニング街~」を思い出す首相官邸。警備の人は機関銃を持っている。でも首相の部屋位置なんか教えてくれて、案外、親切だった。ここからホース・ガードの衛兵交替を見学。正しき観光旅行を続けています。セントジェームズパーク池というか湖というか、の向こう側に見える宮殿や建築が美しい。宮殿近くのせいもあり、格調高さを感じる。池の向こうはバッキンガム宮殿 拡大写真 午後は、クマやアガサ・クリスティの作品で馴染みのパディントンから電車に乗り、クイーンに愛されてるのどかな街、ウィンザー&イートンに行った。パディントン駅構内週末のせいで、人は多かったけれど、こののどかさとゆったりした時間がロンドンから1時間ほどで味わえるなんて素晴らしい。しかしウィンザー城内部見学は長蛇の列のため諦め、ロングウォークというウィンザーの南に延びる遊歩道でのんびりしたり、さらにテムズ川を超えてイートンまで歩いた。5km続くロングウォークイートンの街は上品で、アンティークの店や、カフェが連なる程よい大きさの風光明媚な街。イートン校では文化祭だったらしく、ペンギンのような制服の未来の紳士たちが目に付いた。テムズ川拡大写真ウィンザー、イートンを満喫し、ロンドンに戻りセルフリッジ、マークス&スペンサーで少しだけ買い物。セルフリッジの外装は素敵だった。拡大写真夜、ホテルにて再度の部屋移動。結果グレードアップのスーペリアダブルに。「初秋のイギリス旅」へ戻る ←→ 「優雅な街、バースへ」へ
November 13, 2013
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初のイギリス旅から、もう2か月がたってしまった。季節は移ろい、もう初冬の気配だが、9月に遡り書いていきます。9月19日(木)朝9時半、成田空港のユナイテッドのラウンジ。2箇所のビュッフェは奥のほうがゆったりしていて良いことを、今回発見。今回は、初のヴァージン・アトランティック(VS901)。エコノミーがいつも通りの狭さだった以外は案外快適だった。悪名高きヒースローのイミグレを通り抜け、送りのみ付いていたバスに乗り、渋滞を抜けロンドンの下町タワーブリッジ至近のホテルに着いたのは20時半。自宅を出てから22時間かかった!9月20日(金)フルイングリッシュのビュッフェをしこたま食べ、最寄駅でオイスターカードを購入、ロンドン散策を開始する。セントポール大聖堂ヴァチカン・サンピエトロ大聖堂に似た造り、1981年のチャールズ、ダイアナの結婚式は忘れられない。大英博物館ポイントを絞ってほんの少しだけの鑑賞だけれど、無料というのは有り難い。トイレ、お食事休憩、お土産買いと多目的に使える。うちの近所にもあったら良いのに。エジプト、オリエント、ローマ、ギリシアの展示物中心に。世界最大級の博物館。ラムセス2世の胸像翼のあるライオン(アッシリア)アフロディーテゲイヤー・アンダーソンの猫この近くにある有名なブックショップ、日本の特集をしていた。London Review Book Shopラッセルスクエア・ガーデンズドラマ・シャーロックでワトソンとシャーロックが初めて出会った場所である。こういう変哲もない緑陰が、街のあちらこちらにあるところがとても好きです。コートールド協会美術館ロンドンのギャラリーで今回、一番行きたかったところ。瀟洒で小ぶりな館に、マネの名作「フォリーベルジュール劇場のバー」が展示されていた。らせん階段の美しさもとても印象的だ。本当は家にある某社カレンダーの1月・トーマス・ガーティン「ティンターン・アビー」が見たかったのに水彩画は貸し出し中だそう。残念。トーマス・ガーティン「ティンターン・アビー」バラ・マーケット大人気のフードマーケット。テレビで見たラクレットが美味しそうで、そして、緑のアイアンの屋根が気になって訪れた。隣の教会の芝生で暫し軽めのランチにする。ラクレットこの後、ホテルまでテムズ川沿いのミレニアムマイルを歩いた。目の前にはランドマークのタワーブリッジとロンドンらしからぬ青空が。この青空はこの時が最後だったなあ・・・。拡大写真ナショナルギャラリー夜になり、再び行動開始。ナショナルギャラリーは金曜日の夜、オープンしている。ここも無料、仏蘭西の印象派が充実している。そしてここのレストランもとても良さそうだった。モネ「サンラザール駅」ルノワール「初めてのお出かけ」ターナー「解体のために錨泊地に向かう戦艦テメレール号」日没寸前のトラファルガースクエアこの写真が今回の一番お気に入りかもしれない。ナショナルギャラリー側の高い位置からこの景色を見ると、遠くにビッグベンが見え、まるで、舞台の中にいるような錯覚に陥ります。拡大写真チャイナタウンの「新世界酒家」にて、麺類と炒飯。不思議に無国籍な、ロンドンチャイナタウンの一夜だった。夜、ホテルのシャワーが熱湯しか出ず、なんちゃって4★半の力を思い知る。おかげで睡眠時間を削られた。→ 次の「ロンドンとウィンザー、イートン」へ
November 10, 2013
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覚悟はしていましたが、それを遥かに上回る猛暑の日々。こんな暑さにはもう飽きました~。膝の具合はお蔭さまで大分マシにはなりましたが、階段を上るとミシミシと音がして、炎症が治まっているだけというのは大いに納得できます。8月は実家のヘルパーさんがお休みをとったため、代行ヘルパーとして汗だくになった印象でしたが、やっと今日から9月です。8月は、私の誕生日前後に、友人や子供とランチしたり歌舞伎に行きましたっけ。納涼歌舞伎は華やかで楽しめましたが三津五郎の病には驚きました。病を押して親友勘三郎縁の演目を演じきった役者魂。勘三郎には護って頂きたいです。つい先日行った軽井沢は、ほんの数時間、東京を離れただけでどうしてこんなに爽やかなのかと思うほどの心地よさ。こんなところで、日常を淡々と過ごしてみたいものです・・・。ついつい歩きまわり、自転車に乗ってしまいました。何時もながらに美しい、夏の雲場池です。初めて行った南側のタリアセン。写真で見ていた朝吹登水子邸のインテリアはこれぞ、良き時代の軽井沢でした。イングリッシュガーデンもこの場所にあると、わざとらしくなく癒されます。サイクリング途中で見付けた、小さなカフェ。別荘族経営らしく品質、価格に余裕が感じられます。気に入って2日間通いました。もう秋の気配の軽井沢、時はどんどん過ぎていきます。
September 1, 2013
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闘病シリーズ3弾。今日は2軒行ってるうちの1軒の整形外科にてリハビリ&リューマチ検査結果を聞きに行った。結果は、先日看護師さんからちらりと聞いていたので余裕だった。炎症反応もCCPも正常値で、因子はあるもののなんとか免疫力が頑張っている模様だが手にも痛い個所があったりとなんかすっきりとしない。膝の具合は、自転車に乗ると下りてからガクガクし、連続15分くらいの歩行でやや違和感が出てくるが、突き抜けるような痛みはなくなってきている。しかし、暑さと膝の関係で、最低限の外出しかしないため今や電車が懐かしい乗り物になりそうだ。ところで、私は本当なら今頃、ロンドンのキャサリン妃の入院予定病院近くのホテルにいるはずだった。春ぐらいから、入念に計画し、いつもどんよりのイギリスのパラダイスの夏・7月を満喫するはずだった。し・か・しこれもまたこの病にてチャラになった。キャンセルしました・・・。自分と家族の体調、家族の留守の間の処遇、両親のことなどすべてが大丈夫な時ってむづかしくなってきているとつくづく思います。せめて、イギリス式朝食の再現をしてみようと遊んでみました。ベイクドビーンズは、大豆のカレー煮に、マッシュルームソテーはしめじに、ソーセージはないし、トーストは薄くないけれど。トマトはソテーして、マーマレードの代わりに友人お手製の杏ジャムにしました。次はアフタヌーンティを真似てみますか…。週末には「エリザベス」(1世の物語)をDVD鑑賞するつもり。イギリス映画の題材って面白いものばかりなり・・・。
July 16, 2013
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どうしたのかと思うほどの、膝の調子の悪さでこのブログも果たして、闘病ブログになってしまうのでしょうか。発症して3週間になりますが、状態は改善されません。階段は家の中では這うように、下りは一段ずつ。一番困るのは、歩くときにゴリゴリミシミシっと音がして、引っかかるようにロッキングされること。特に歩き始めや自転車に乗った後に顕著です。整形外科には、2軒行って、各々ヒアルロン酸注射(痛い!)やリハビリ始め、暇が有ればストレッチやら良いとされる運動もしています。ちょっと怖いのは、私にはリューマチ因子が通常値の15倍くらいあるので、ドクターに申告し、さらに調べております。心なしか手の関節にも痛みが有るような・・・。と、まあ暗い日々なのですが、熱波到来の今日、思い切って乃木坂の国立新美術館に行ってきました。ロキソニン飲んでね。バリアフリールート探しは、普段は全く考えなかったことですが下北の階段が困った以外はスムーズに終わり、こういうことも日本は素晴らしい。ご近所の方の出品された水墨院展。作品は多いですが、やはり馴染みのある題材が多いのと力作ぞろいで、あっという間に見てしまいます。同じ美術館で、パリのクリュニュー美術館からきた「貴婦人と一角獣」の6枚のタペストリー全部が展示されています。これが2回目の海外出展、工事でもしているのでしょうか。中世ヨーロッパ美術の最高傑作です。なんといってもこれは絵画でなくタペストリーというところが驚き、そして背景の真紅の未だに鮮やかなこと。千花模様(ミルフルール)、動物や寓意など謎に包まれていていますが最後の一枚「わが唯一の望み」の答えは、私には「愛」に思われます。「我が唯一の望み」 377×473cm青い天幕の前、宝石を手にする貴婦人「聴覚」 369×290cmテーブルの上の小さなオルガンを弾く貴婦人「視覚」 312×330cm貴婦人の鏡に映った自分に見入る一角獣「嗅覚」 368×322cm花冠を編む貴婦人の背後には、花の匂いを嗅ぐサルが「味覚」 377×466cm貴婦人の左手にとまった鳥がお菓子をついばむ「触覚」 369×290cm旗を掲げ、一角獣の角に触れる貴婦人溶けそうな陽射しでしたが、ランチは2か月の間に3回目!の青山「カフェ・ジェルボー」。コスパの良さから大人気のランチは40分ほど待ちました。良い作品を見てハンガリー気分でランチを頂き、ああ、娑婆は良いと。又風を切って歩ける日がきますように!
July 7, 2013
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前回のブログを書いてから、私の身体に試練が襲った。小指を骨折後、偏った歩き方をしていたこともあったのか休火山状態だった膝が爆発噴火したのだった。う~~ん。膝が痛いのってつらいです。何せ、一歩踏み込むとびりびり~っと神経に触る痛みが脳に伝達するのです。医者に行き、ステロイド注射もしたけれどイマイチの様子。そして著しく低下するQOL。鬱になる人がいるっていうけど、分かるなあ・・・。変形性ひざ関節症って…。今月の楽しい思い出だけを記しておきましょう。膝爆発前にお声を掛けていただいて行った海老蔵の助六、怖いほどに美しく、まさに助六そのもので、類稀なる美貌だなあと改めて感じ入ったのでした。技術的に云々というのじゃなくって、佇まいがこれほど必要とされるお役もないでしょう?そしてふらりと行ったのはウディ・アレンの最新作「ローマでアモーレ」。前回の「ミッドナイト・イン・パリ」がちょっと余韻の残るファンタジーだったとすれば、これはまさにウディ・アレンがローマの熱い風にあてられて一気に作ったような魅力的な作品だった。つっこみどころもあるけれど、笑えて、オシャレで、ロマンティックでスノッブで、そしていつもながらの楽曲のセンスの良さは健在で観た後の気分は上々。ラストシーン、スペイン階段でマーチングバンドが奏でる「ボラーレ」は実に魅力的だった。歌い上げるボラーレも素敵だけれど、こんな律儀なボラーレも良いものです。今日は、以前から約束していた青山・カフェジェルボーでのランチ。私以外の人たちは来月、プラハ、ブダペストに行くので予習も兼ねている。カフェ・ジェルボーはブダペストの老舗カフェの初の日本支店で本店は、彼のエリザベートも贔屓にしていたらしい。ハンガリー料理はパプリカの香りも良く美味しい。このビルの上にはウィーンの直営カフェもあるし日本て凄いです。私もハンガリーに行った気分になれました。久しぶりに娑婆に出た私は、友人たちとの楽しい会話に癒されこの後、階段を避けながらもなんとか、銀座の友人の展覧会も見ることが出来ました。全てロキソニンのおかげです。さて明日の膝はどうなっているのでしょうか。少しでも良くなっていますように。
June 21, 2013
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とても梅雨とは思えない、今日この頃のトーキョーです。この半月ほど、自宅軟禁状態でした。なぜって足指骨折してしまったから。15年前にも同じ個所を骨折し、この時は剥離(ひび)骨折でしたが、今回は横にぽっきんと。いかに雑なのかが分かるエピソードですが、おまけに又、ここを一昨日ぶつけました~。(泣)膝はサポーターしているし、足先は包帯、と散々な姿です。こんな日々ですが、じっと家に居ると、色んな汚れが目に付いて掃除したり、沈思黙考する時間が?増えたりするからこれもまあ、いいかと思ってます。自宅のポスト脇に、植えた覚えのない薔薇が茂り、今年は開花して、非常にお得な気分になったりとささやかな幸せで日々過ごそうと。ついでに今日は結婚記念日で夫が薔薇、ワイン、ケーキを買ってきてくれました。ああ、早く靴が履きたい。当たり前のことが出来るのって本当に幸せなんですよね・・・。
June 4, 2013
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鎌倉は今、世界遺産絡みで話題に上っていますが、久しぶりに湘南へ出かけました。毎年、お正月に夫の高校時代同級会があり、参加しているのですが、今年は体調不良で欠席したこともあり、かねてから行きたかった寺社もあり新緑の鎌倉へいざ。山側の我が家からすると、鎌倉はとてつもなく遠く感じますが、電車に乗ってしまえば、それほどでもありません。新緑の円覚寺は、すがすがしい。円覚寺山門、新緑と山門のコントラストって美しいです。山門居士林国宝の洪鐘(おおがね)富士山が見えるはずですが・・・その後、東慶寺に行きます。尼寺で縁切り寺として人々を救済したらしいですが、私も色々、救済して頂きたいわ~。奥行きのある境内は、ただ今百花繚乱の趣で山門辺りは、京都・法然院を思い出します。次に、一番の目的地、浄智寺に向かいます。鎌倉五山第四位、静かな鎌倉の山懐に抱かれて、30年近く前に亡くなった澁澤龍彦、自由に独特の感性で生きた澁澤の墓があります。自筆の「彦」の字が龍の尻尾のように伸びていていかにも澁澤龍彦。ここだけひんやりと、別の風が吹いているようでいかにも渋沢龍彦好みの、美意識の感じられる静寂感溢れる地に眠っています。まだご存命の龍子夫人の名も並んであります。龍彦、龍子…。ご自宅も直ぐ近くのはず。龍の小皿とウイスキーが供えてありました。次に向かった明月院はアジサイで有名ですが、余りにも観光客相手がみえみえでちょっとげんなり。お花に罪はないけれど、寺というよりもフラワーセンターのよう。ここから歩いて、鎌倉の鶴岡八幡宮を経て由比ヶ浜でランチにしました。夫の高校時代の友人ご夫婦たちとのランチは、ここまた静かで鎌倉界隈の喧騒とは無縁です。しらす丼も美味しかったし・・・。でも話が弾みすぎて大仏さんまでは行きつけず、次回にいたしましょう。膝が悪くなければもっと歩くのだけど、それでも北鎌倉から由比ヶ浜まで歩いたから、まあまあ満足です。由比ヶ浜辺りの教会や住宅の美しいこと。鎌倉は奥が深い・・・。鶴岡八幡宮日本基督教団鎌倉教会由比ヶ浜しらす丼
May 4, 2013
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台風もどきの強風があったりと、どこかヒステリックな天候もさすがに暦には勝てないようで、春爛漫と感じる時が確実に増えています。突然ですが、OSKってご存知ですか? 正式には大阪松竹歌劇団。今年、90周年を迎える由緒ある劇団ですが、私は昨年まで知りませんでした。去年の2月に、ひょんなことでチケットを頂き宝塚も知らない友人を誘い、初観劇したのですが、もうびっくり。熱い、そして抜群のテクニックを感じさせるレビュー劇団だったのです。そしてこの4月、日生劇場にて「春のおどり」。たった4日間の公演でしたが、実にすばらしかったです。プログラムに載っている名倉加代子(ジャスダンス界の第一人者)のご挨拶によると「劇団が一度解散した際には、街頭に立ち、署名を集め存続の危機を乗り越えた劇団員」とあります。そうです。様々の苦労を経ての日生の舞台だったのです。熱くない訳がありません。特に群舞のスピードとパワーは圧巻で、ダンスを見ていて泣きそうな気分になったのは初めてだったかも。これからも応援して、そしてわくわくさせて欲しいOSK、頑張れ~♪そして一幕(熊谷陣屋)だけでしたが、ついに足を踏み入れた新・歌舞伎座。中に入ると、本当に前と全く変わらないのに驚きます。絨毯がふかふか過ぎて、よろけそうになりましたわ。2階から見た1階の風景も変わりなし。吉兆の前には蘭の花の行列が。しかしワタクシにはご縁のないお店です。「熊谷陣屋」は自分の子供の命を絶った生々しい記憶などすべてを自分の胸に納めていく男の姿を吉右衛門が演じます。「16年はひと昔、ああ、夢だ」と一人花道に立ちつくす出家した姿の熊谷。さすが吉右衛門の十八番、うるっとしながら見て聞いておりました。仁左衛門、玉三郎、菊之助となんと豪華なメンバーでしょう。大向こうの掛け声も、この日を待っていたのでしょう。響き渡ります。3階にある物故者の写真に一際若さの目立つ、勘三郎の写真が哀しく「なんでいないんだろうね」という声が聞こえました。このお江戸気分満載の新しい劇場に、誰よりも似合ったであろう勘三郎がいないのは本当に寂しい限りですが、二幕「お祭り」の孫の七緒八君の2歳児とは思えぬ、堂々たる舞台姿(テレビで見ただけですが)からは、確実に彼の天才子役だった勘九郎坊やを彷彿とさせ中村屋希望の星となりそうです。中村屋頑張れ~♪最後に、今日行ったばかりの昭和記念公園のチューリップとポピー。劇場も公園も、春爛漫です。
April 14, 2013
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弥生も終わりに近づくと或る日、ランチのご招待がありました。感謝の気持ちも込めてこの記事をマダム・リリーに捧げます。この日のテーブルセッティング。実はこの日のランチのテーマはハプスブルグ帝国。たまたま、お招きされた方たちが、皆さん、昨年ウィーンに行ったという共通項があります。食事前のナプキンにはフランツ・ヨーゼフとエリザベートの絵。先ずは生ハムの前菜。フルーツの酸味に合いますね~。それに2段重ねのトレイって華やかと改めて思いましたです。帆立のムース。軽やかで美味しい♪皇帝・フランツヨーゼフも大好物だったターフェルシュピッツ♪ボイルした牛肉を、バラエティに富んだソースで頂く日本人好みの一品はソースが命。私も大好物なんです。ソーセージ盛り合わせと野菜たち♪程よい塩味にワインがすすみます。何気に思い出されるドイツ語圏です。マダム曰くの本番!デザートたち。彼の有名なザッハートルテ&アプフェル・シュトゥルーデル♪お見事、お見事。彼の地で購入された、アウガルテンの食器にケーキが映えます。最後に、自ら創作したケーキを前に物憂げなマダム・リリー。千年帝国の栄華と薫りに再び酔いしれたひとときを、三軒茶屋にて味わいました。ご馳走様でした♪
March 31, 2013
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今年も桜の季節になりました。ここ数週間に撮ったトーキョー桜編。上野にラファエロを見に行き、東博の庭が穴場と知りました。数百メートル離れた桜並木は相変わらずのカオスでしたが、ここは静寂そのもの。入場料を払うところは、はっきり、空いています。夫の撮った浜離宮の黄色と近代建築のコントラスト。拡大写真定番・千鳥ヶ淵の濠と桜の絵になる風景はトーキョー1番?でしょうか。同じく夫が撮影。拡大写真そして、冷雨の中、潰されそうになりながら行った「お練り」の混雑ぶり。プロカメラマンの立ち位置は確保されとりますが、一般人は哀し・・・。ちなみに上の混雑状況のみは、わたくし。下の4枚は勿論、プロのもの。海老蔵や中車の目線の先はテレビカメラでしょう。その後、歌舞伎座前を通ったら、開場式だったんですね。「勘三郎に捧ぐ」という文字が哀しかったのですがつい先ほど見たお練りの海老蔵のふっきれたような笑顔と人々のざわめきから、歌舞伎座に明るい未来を見ました。新しくなった稲荷にも私なりのお願いをしました。今年一番の花見日和。六本木・国際文化会館の上品な桜と庭園。ライト調の建築と庭園の調和が見事です。昼食で友人が食べた、可愛らしいチラシ寿司。わたくしの食べた豚バラ料理は可愛くないので割愛。ここから六本木ヒルズの毛利庭園を経て、ミッドタウンの庭園へ。桜並木を眺めながら飲む珈琲は格別でした。この季節のトーキョーの桜、なんだか天からの妖艶なるプレゼントのようでした。
March 28, 2013
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長い寒さのトンネルから、やっと抜け出たような今日この頃、早春の箱根に行ってきました。以後、某旅サイトの如く、コメントは短く、写真を載せていきます。強羅公園の温室で咲いていたクリスマスローズ。地味なのに、妙に心惹かれる花のひとつです。大涌谷から見た、雲に浮かぶマウント・富士。拡大写真湯煙のぼる大涌谷いつの間にかパワースポットとして名を馳せている箱根神社にもお参りして、恩賜箱根公園に行きました。恩賜だけあって抜群の眺めなのに、空いていて無料で良いことずくめ。富士山は雲に隠れて次の日もまたまた、芦ノ湖遊覧船から、富士山を追いかける。まさに霊峰、やはり真白き富士が良いです。拡大写真帰路は、最近の流れとして小田原で下車しました。老舗「だるま」で天丼食べたり、小田原城を眺めたり、ここって海が目の前ですね。だるま料理店本店河津桜ごしの小田原城天守閣小田原城跡公園から見る海小旅行でしたが、癒しの旅になりました。宿は、友人Oさんのお計らいで、東急ハーヴェストクラブ箱根甲子園でした。快適この上なかったです。有難うございました。箱根って、山あり、湖あり、美術館あり、温泉有り、アクセス良しと、何拍子も揃ったリゾートと、改めて思いました。春爛漫や若葉の箱根も素敵でしょうね。
March 16, 2013
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またまた月1ブログになってしまいそうです。今月は、新年早々、整形系疾患に陥りただ今検査中。これ以上、ストレスを増やす生活にはしたくない。というか、ストレスが多すぎてよく人に鬱にならないと感心されるくらいなんですけど。ブログには反映してないですけどね。去年の最終記事が勘三郎だったのに、今年の最初の記事もまた、追悼になってしまいます。常盤新平が亡くなりました。新聞記事などでは翻訳家として紹介されているけれど、私にとっては断然、短編の名手でした。常盤新平の文章から見えてくるニューヨークの、なんとオシャレだったことか。数十年前に読んだ「ニューヨーカー短編集」の「夏服を着た女たち」。私の常盤新平認識はここから始まりました。「遠いアメリカ」で直木賞を受賞された常盤新平ですが、数年前のインタビューでは「もう5番街なんてどうでもよくって、グリニッヂビレッジがのんびりしてて、物が安くて、あ、こういうとこが好きだったんだ」と、そして東京は浅草橋や吾妻橋が落ち着き、奥方が決めた住まいの町田市つくし野は、あんなとこだとは思わなかったと・・・爆。以前住んでいた西葛西の下町ぶりがお気に召していたようです。憧れだったアメリカからトーキョーの下町へと興味は移っていき、そして意外や意外にも、情念、性愛の世界を描いていた作品が多いけど、私の好きなのはやはり散歩する常盤新平で、池波正太郎~山口瞳~常盤新平というオジサマたちの洗練された散歩道が絶たれてしまったなあという感がします。話は変わり、昨年末に行った竹橋の国立近代美術館の帰りにふらりと寄ったG会館。古めかしさが好きだったけど流行のリノベーションをされて、とても艶やかになっていました。ン十年前に披露宴を行った会場を覗いたらなんか豪華になってました。華麗なる一族のロケも行ったとか。レトロ系の建物はどんどん消えていってしまいます。さようなら昭和・・・。G会館披露宴会場
January 27, 2013
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あっという間に、22012年最後の日も終わりそうです。皆様、お世話になりました。今年は、なかなか苦しいことが多かったのですがとにもかくにも、なんとか新年を迎えることが出来そうで、感謝です。今月初旬に、勘三郎が亡くなりましたね。あんなに元気で誰よりも溌剌としていた人がいなくなるなんて・・・。突然幕を下ろされたようで、茫然と致しました。27日の本葬の日は、なぜか気になって仕方なく本願寺までお焼香に伺いました。沢山楽しませて頂きました。有難うとお別れが言いたくて・・・。沢山の沢山の人たちが私と同じ気持ちで並んでいました。本願寺内に入り、遺影を見た途端にすすり泣く声がさざ波のように広がっていきました。若すぎました・・・。串田和美言うところの「芝居小僧」が花道を小走りに走り抜けていってしまったよう。あの本葬の日の沢山の人々を見たら、きっと勘三郎は「俺って凄いと思わない?やるねえ」ときっと大喜びだったことでしょう。喝采が誰よりも好きで似合った役者中村勘三郎丈のご冥福をお祈り致します。そして来る2013年が、天災や病のない平和な年となりますように。
December 31, 2012
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諸般事情により、ウィーン日記が滞り、なんと2か月が経過してしまった。なんとか先を急ごう。この日は、朝からウィーンなのになぜかスペイン?スペイン乗馬学校の朝練見学に行った。結構言うことを聞かない馬もいて、そのフォローが面白かった。ユニークな建築、「フンベルトヴァッサーハウス」。テーマである自然との共存は、一目で分かる。近くにある「クンストハウス」は、すぐそばに交通量の多い道路があるとは感じさせない静けさと緑の多さ。ここで珈琲で一服。この後、代表的世紀末建築の「郵便貯金局」に行くが、なんとなんと、休みらしく、押しても引いてもドアは開かずこの旅唯一の心残りとなった。又、応用美術館ではウィーン工房の家具や食器も見た。郵便貯金局応用美術館の内部この日の夜は、彼の国立歌劇場にてオペラ「蝶々夫人」鑑賞。だったが、席が見切り席で、背伸びをしないと舞台が観られないのと、疲れていたので、残念ながら途中退席・・・。しかし、個室同席した現地の人はどうも音楽専攻者らしくドレスアップした姿で、振りをつけて小声で歌っていた。なるほど、音さえ聞こえれば学生などは良いのだから、こういう利用の仕方もあるのだろう。なんといっても1500円でこんな一流の音楽に触れられる幸せ。歌手は素晴らしかった・・・。しかし、今回はエンタメを入れ過ぎた感があり、ついにお疲れでした。拡大写真拡大写真見切り席次の日(最終日)は、観光出来るのは数時間だけ。ホテルの窓から見るウィーン最後の朝の風景、今日も好天だ。ウィーンの老舗カフェ「ツェントラル」に行った。文士たちの仕事場である、豪華なカフェだ。常連だった作家アンテンベルクの人形が出迎える。店内は落ち着いたインテリアで、こんな素敵なカフェに日常的に行けるウィーンっ子が羨ましい。ウィーンを去る本当の最後に、王宮礼拝堂にて毎週日曜日に行われるウィーン少年合唱団の歌声を少しだけ聞いた。ミサの行われる礼拝堂はもう満員なので、外から垣間見て聞いただけだが、それでも満足だった。そういえば、私の小学生時代に、ウィーン少年合唱団の大ブームがあり、団員はアイドルのようだった。あの人たちは今はどうしているのだろう。ここを最後に、空港に向かった。治安が良く、美術、歴史、音楽、建築と見どころは沢山あり、食事はフランスやイタリアの良いとこどりのような美味しさ、そして自然の素晴らしさと、感じの良い人たち。この国のことはなにも知らなかったとつくづく思い、そしていつか又訪れることが出来たらと思う。Bis dann →またね。 オーストリア♪ウィーンの秋ザルツブルグ2日目【part2】へ戻る ←
December 6, 2012
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旧市街に戻り、レジデンツ広場(馬の噴水、モーツァルト像)、大聖堂などを見てから、電車で一緒だったおばさんご推薦の老舗カフェ「トマッセリ」で一服後、15時半からの祝祭劇場ツアーに行く。トラップ一家が音楽祭で「エーデルワイス」を歌いあげた劇場で、岩肌をくりぬいて作られたフェルゼンライトシューレ(岩の乗馬学校)、元・厩舎風が印象的だ。ツアーでは、この舞台の上にも上ることが出来、ちょっぴりエーデルワイスなど小声で口づさむ。馬の噴水モーツァルト像大聖堂 - モーツァルトの洗礼、カラヤンの葬儀はここでモーツァルトも訪れたカフェ「トマッセリ」のガーデン席(Kiosk)祝祭劇場フェルゼンライトシューレ拡大写真♪ さようなら、ごきげんよう ♪♪ So Long , Farewell ♪♪ エーデルワイス ♪この日というか、今までの旅で一番、私が歓声を上げた場所。それが、ここザルツのシンボル、ホーエンザルツブルク城塞だ。ザルツは雨の多い場所で、今日のように終日上天気はなかなか無いらしいが、ここからのウンスターベルク山の風景は平和な街並みと対照的な神秘的なもので、忘れられない風景となった。この雄大さは、写真には収まりきらない。拡大写真拡大写真ホーエンザルツブルク城塞から見る旧市街その後、ナチスに追われた一家が隠れたペーター教会の墓地。この場面は、結構スリリングだった・・・。(映画のこの場面は、ペーター教会をモデルとしたセットで撮影された。)そういえば、「サウンド・オブ・ミュージック」は、本国・オーストリアでは評価は低いらしい。背景は複雑で、実話を元にして製作されてはいるが、歌はアメリカ風、修道女としてはあり得ないマリア像、一家が逃亡して越えていくアルプスの山々も、なんと逃亡先にはヒットラーの別荘が!そしてなんといっても実際にナチス進軍があったとき、圧倒的に多くの人が、熱狂的に迎えたという事実。これらを踏まえて見るザルツブルグの人たちの、気持ちは複雑というわけだ。電車のおばさんも、ザルツに行くと言ったら、「モーツァルト」と即答。「サウンド・オブ・ミュージック」と言った私には曖昧な笑顔だったっけ。でも良いの。地元の複雑な事情はともかく、あのメロディとザルツカンマーグートの稀なる景観を知っただけでも「サウンド・オブ・ミュージック」は私にとっては、意味ある映画なのだから。ザルツブルグを去る前に、夕方のザルツァッハ川を目に焼き付ける。小さい街ながらも、澄み切った空気と、文化の香りがミックスされた素晴らしい街だった。ザルツブルグ中央駅に着くと、掲示板にはウィーン行の時刻が表示されていた。こういうところが、ゲルマン系の国って正確で助かる。充実した2日間のミニトリップは、無事終了し、ウィーン西駅目指し電車は夕闇の中を走り抜けて行った。ザルツブルグの地図ザルツブルグ旧市街ザルツブルグ2日目【part1】へ戻る ←→「ウィーン最終日」へ
November 19, 2012
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海外旅は、早起きするに限るといつも思う。まあ、年のせいもあるけれど、この日もご多分にもれずの早朝起き、でもこれがとってもお得だったのです。ホテル部屋からの眺め、三位一体教会初秋の日の光を浴びながらの早朝散歩。ホテルの隣は、なんとカラヤンの生家。とても恵まれたお生まれだったよう。朝7時のミラベル庭園は貸切状態だった。サウンド・オブ・ミュージック・ロケには、「ドレミの歌」の背景として沢山登場、良く手入れされた花壇やこんもりと茂った樹木との調和が素晴らしい。遠くにホーエンザルツブルグ城塞拡大写真ホテル朝食はやめて行った超穴場カフェ「フィンガーロース」は朝食が€12くらいで、このボリュームと質、雰囲気も良く、大満足だった。本格的に歩き出す。先ずはロケ地(以下、これにて省略)のメンヒスブルク展望台へ。旧市街を一望できるビューポイントだ。拡大写真モーツアルトの生家などを見てから、ロケ地「馬洗い池」から市バスに乗り、一番楽しみしていた「レオポルツクロン宮殿」へ向かう。1756年11月27日、モーツァルトはこの建物の4階で生まれた馬洗い池映画の中でトラップ大佐の家として重要なそして印象的なロケ地である。現在はアメリカの財団所有で、中には入れないとのこと。最寄りのバス停(馬洗い池から3つ目)から15分ほど歩くと、かすかに白鳥のような優雅なパレスが顔を覗かせる。パレスの前は、池だったのだ。そして遠くにはホーエンザルツブルグ城塞や山々が見える。最高のロケ地、ここを選定した人ってすごいと思う。拡大写真拡大写真拡大写真以下、【part2】に続きます。「ザルツカンマーグート地方への小さな旅」へ戻る ←→ ザルツブルグ第2日目【part2】へ
November 16, 2012
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ウィーンからザルツブルグ方面へのショート・トリップは、大きな荷物はウィーンに置いたままで、とてもお気楽です。朝早くの電車に乗り、途中(アットナング・プッハイム)で乗り換え、ハルシュタットまで。天気がどんよりで、一番晴れて欲しい日なんだけど・・・。2等車で十分に快適な電車の旅。個室で一緒になった地元のおばさん(アメリカドラマ、デスパレートワイフにそっくりな人がいた)がとても親切で、天気の回復を祈ると言ってくれた上に、お菓子まで頂いてしまった。頂いたお菓子車窓からの田園風景、右はトラウン湖。どんよりとした雲が一面に。乗り換え1回を含め4時間ほどで、ハルシュタットに着いた。小さな無人駅を降り、渡し船に乗ると、目の前には息をのむような美しい光景が広がった。山間の最深部に広がる小さな小さな世界で一番美しい湖岸の街、ハルシュタットは世界遺産の街だ。街並みが鏡のように映る湖面も、屏風のように山がそそり立ち、所々に、雲のかかる光景もなにもかも出来すぎの夢のような風景が広がる。祈りが通じたのか晴れ間も見えてきた。拡大写真拡大写真空には晴れ間も拡大写真ここには、1時間半ほどしかおられず、また電車に乗り、次の目的地バート・イシュルを目指す。と言っても、ここから電車で25分で着くのです。バート・イシュルは温泉の町。イシュル温泉ですね。可愛い駅に降り立つと、ここも澄み切った空気と、そして絵のような街並みが広がる。ちょっと軽井沢に似ているかな。バート・イシュル駅街並みそしてここは、15歳の皇妃エリザベートがフランツ・ヨーゼフに一目惚れされた(本当は姉との見合いだったのに)縁の地でもある。皇帝や貴族に愛された街だけあって、上品さがどこか漂う。カイザー・ヴィラは皇帝の別荘。建物は意外に質素だが庭は素晴らしく、エリザベートが歩いたであろう森の中は、さながらエリザベートの小路といった風情だ。ヴィラの近くを流れるイシュル川庭越しに見る、カイザー・ヴィラと山々のなんと絵になることよ。拡大写真皇室御用達「カフェ・ツァウナー」に行く。程よいざわめきとパステルカラーの店内はとても居心地が良い。外に出ると、トラウン川が近い。夕暮れの灯りがともる頃にここを歩いたらさぞかし、夢心地だろう。泊まってみたい街だった。バート・イシュルからは、路線バスに乗り、ザルツブルグを目指す。観光スポットのザンクト・ギルゲンを通るこの路線の車窓は、まさに絶景の連続で、農地の豊かさ、美しさが次々に目に飛び込んでくる。1時間半ほどで、ザルツブルグ着。今夜の宿泊は5ツ☆「ザッハーホテル」。ウィーンでは手が出ないが、ザルツなら割に安い。それでも部屋の中はキュートな内装だし、廊下はこんな具合。石鹸はザッハートルテ発祥のホテルだけあって、なんとチョコレートの香りでしたわ。今日は、自然を堪能出来た。ザルツカンマーグートは世界でも指折りの美しさと聞いていたが、期待を裏切られない美しさだった。小さな旅の行程ウィーン西駅発8:441=OIC 690アットナング・プッハイム着10:58発11:112=REX 3414ハルシュタット着12:46発14:303=REX 3423バート・イシュル着14:52発17:244=Bus 150ザルツグルグ着18:53・OIC:オーストリア InterCity 特急列車・REX:RegionalExpress 快速列車「ウィーン第4日」に戻る ←→ 「ザルツブルグ2日目【part1】」へ
November 1, 2012
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旅も中盤になってきた。1日のエネルギーの源はこの朝食にあり。朝から宴会状態で、シャンパンなんて飲んでます。朝からホテル至近の王宮へ。ハプスブルグの名のもとに・・・。ここには神聖ローマ皇帝の冠やら、銀器コレクションやらのいわゆるお宝満載だ。ミヒャエル広場に面して建つホーフブルグ(王宮)王宮内で一番行きたかった国立図書館は、世界一美しい図書館とのこと。なるほど凄いバロック空間だ。しかし、この蔵書たちは日の目を浴びることがあるのだろうか。外に出てすぐの所にあるこの宮(パラヴィチーニ宮)は、なんと「第三の男」の主役(ハリー・ライム=オーソン・ウェルズ)の住居として使われた。この2階から管理人が顔を出すんだわ。玄関の女像柱がもっと黒ずんでいたっけ・・・。そしてウィーンといえばここ、ハプスブルグ家が収集した名画の数々がある「美術史博物館」へ。世界一と言われるブリューゲル・ワールドに魅せられ、懐かしきラファエロに再会し、ベラスケス「マルガリータ王女」やフェルメールも♪しかし美術館は疲れるので、ガツガツは見られない。ブリューゲル「無辜の虐殺」ラファエロ「牧場の聖母」ベラスケス「白い服の王女マルガリータ」フェルメール「絵画芸術」建物が例によって美しく、中でもカフェ・コンデトライは3階から見ると、床の幾何学模様が圧巻だ。美しい。拡大写真もうひとつの美術館、ホテルの前にあったMQクオーターの屋外のカフェも独特の雰囲気で和めて美味しい。格式高いブルク劇場を眺め、カフェ・ラントマンをちらり見学した。青山店より格調高くエレガントだが、新聞が置いてあるのがいかにもウイーンのカフェ、パリとも違う。ブルク劇場>カフェ・ラントマンさて、この日の夜はミュージカル「エリザベート」観劇だった。毎日のシアター通い、こうなるとお仕事のようだが嬉しいことだ。ライムント劇場は、中心部からも駅からもちょっと離れていたが突如、シャンパンを楽しんでいる、観劇前のお客達を見つけた。舞台は・・・。素晴らしかった。私は日本では4~5回観ているが俳優たちの迫真の演技、声量、声質、舞台装置どれもがさすがの本場舞台だった。劇場があまり広くないのも舞台との一体感があり、観劇後は、慣れ親しみ殆ど諳んじて歌えるメロディが頭から離れなかった♪主演女優Annemieke VAN DAMの写真フィナーレ次の日は、ザルツカンマーグート方面への小旅行だ。「ウィーン第3日」へ戻る ←→ 「ザルツカンマーグート地方への小さな旅」へ
October 28, 2012
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3日目の朝は快晴です。ベルヴェデーレ宮殿に行きましょう。夏の離宮のここは、名前の通りベルヴェデーレ(美しい眺め)です。なんといっても世界最大のクリムト・コレクションが有名だけれど、初期のクリムトは、別人のような作品も多く、イメージを覆される。そしてシーレ、ココシュカなど世紀末画家の作品が数多く展示されている。クリムト 「接吻」エゴン・シーレ 「死と乙女」前庭の池に、鏡のように映る、美しい宮殿と不思議にリアルなスフィンクス像。拡大写真ここから市電に乗ると、中央墓地に着く。音楽の巨匠が数多く眠り、広大な敷地は緑で埋め尽くされている。世界中のウィーン音楽ファン巡礼最終地である。ここは又、戦後間もない暗い世相を反映させた映画「第三の男」のロケ地としても印象深い。ラストシーンの並木道、すれ違う男女のシーンとチターの響きが蘇ってくる。ベートーベンの墓シューベルトの墓ヨハン・シュトラウスの墓モーツァルトの墓ここから市内へ戻り、ガラリ変わって今度は世紀末ウィーン建築へ。マヨルカ・ハウスとメダイヨン・マンションの美しいこと。皆、立ち止まって見上げているが、道路を挟んで市場があり黄金のメダルを配したマンションは、今も現役だ。左がマヨルカ・ハウス、右がメダイヨン・マンション(ともにオットー・ワーグナーの作品)黄金のメダルこの人は何を叫んでいるのか?この建物至近にある、ナッシュマルクト市場。市場はどこの国も、活気あふれて楽しい。セセッション(分離派会館)に着く。2012年はクリムト生誕150周年のメモリアルイヤーにあたるため、階段が設けられ、クリムトの連作壁画『ベートーベン・フリーズ』が目前で鑑賞できる。屋上の球形のオブジェは、「黄金のキャベツ」の愛称。ベートーベン・フリーズ<第3場面-歓喜・接吻>オットー・ワーグナー建築初期の代表的作品「カールスプラッツ駅」。黄金の装飾が、日の光に映えます。ウイーンは、こういう建築が街の中に満載なんですよね。この日の夜は、フォルクスオーパーでのオペラ「カルメン」。歌手は素晴らしかったけれど、席が狭く、後ろが現地男子高校生で背中に長い脚がどんどんと当たり落ち着かず、疲れていることから1幕で帰宅。ちょっと勿体なかったかも。今日の気になる1枚。リング沿いの秋の気配。「ウィーン第2日」へ戻る ←→「ウィーン第4日」へ
October 20, 2012
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毎日、空を見ながらその日の計画を決める。今日は曇天。雨になる前に、大物観光地・シェーンブルン宮殿に行くことにした。地下鉄はご覧の通りの綺麗さで、伊仏とはかなり違う。治安の良さは、旅人にはとても有り難く、オーストリアのお宝かもしれない。ホームにいた女子。物凄い美形でした。シェーンブルン宮殿は、ハプスブルグの離宮としていた建物を女帝マリア・テレジアが改造し、威光を天下に知らしめ、16人の子供を育て上げた宮殿だ。その末娘はかのマリー・アントワネットだ。宮殿は、マリア・テレジア好みのイエローで、この色はウィーン市内でもよく使われていた。泊まったホテルも然り。宮殿内部は撮影禁止だが、この階段は実は、個人宅として使用している部分に繋がっている。国が貸しているらしく、つまり宮殿に住むことが出来るのである。ミュージカル「エリザベート」、「アントワネット」などで有名な作曲家・クリストファー・リーヴァイもここの住人だ。でも近くにお店もないし階段で家にたどり着くまでが大変そうで、膝が悪くなったら住めないですね。小高い丘の上の「グロリエッテ」という建物からは、ハプスブルク家の威光が感じられるが、庭はあくまでも可憐だ。グロリエッテ拡大写真旧市街に戻ってから、市立公園~ブルク公園を歩く。秋の日にしては暑いような日の光を浴びて、緑が一層濃く感じられた。市立公園のヨハン・シュトラウス像ブルク公園のモーツァルト像ブルク公園温室好きの私が行きたかった、温室レストラン・パルメンハウス。開放的で、どこかエキゾティックな素敵な空間で、軽い食事を摂った。アウグスティーナ教会王家の婚礼場で、マリア・テレジアやエリザベート皇妃もここで結婚式を挙げたハプスブルク家ゆかりの教会は、シンプルな清潔感が漂う。カプツィーナ教会ハプスブルグ家146体の棺が安置されているここに来て、何故か息が詰まるような思いをした。心臓はアウグスティーナ教会、内臓はシュテファン寺院へ納められている。夫婦仲の良さを象徴するマリア・テレジア夫妻の像は、互いに見つめあい、フランツ・ヨーゼフ、エリザベート(暗殺)、ルドルフ(情死)の家族は、ここでやっと平安な眠りを得たかのようだ。左から、エリザベート、フランツ・ヨーゼフ、ルドルフこの日のハイライトは国立オペラ座見学ツアー。各言語に合わせてガイドが説明してくれる。オペラ座のチケットは別の日にとったが、席が悪いので、他のフロアは見られないかもと、見学ツアーを申し込んだ。やはりここも、階段部分やホワイエ部分が豪華絢爛だった。日本語堪能な、素朴なドイツ美人の解説はとても興味深かった。トヨタが、毎年1億円の寄付をしているらしいが、経営はなかなか大変らしい。この日の夜は楽友協会のコンサート。ウィーンフィルの本拠地である。ニューイヤーコンサートのシュトラウス・プログラムは、世界に放映されているから、馴染み深い。有名な黄金ホールでの今宵のコンサートは、ウイーンフィルではなく、観光客向きのモーツァルト・オーケストラだったが、「ラデッキー行進曲」の手拍子で、観客を大いに乗せて「美しき青きドナウ」へもっていく、なかなか心憎い演出で、音楽にそれほど興味のない夫も十分に楽しんだようだった。しかし某国観客のマナーの悪さといったら・・・。右に見えるドームはカールス教会黄金ホール 拡大写真気になる今日の1枚・朝6時半のウィーンの小路。「2012年初秋のウィーン」に戻る ←→ 「ウィーン第3日」へ
October 12, 2012
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身辺色々なことが有りすぎて疲れ切っていたこの夏。思い切って、ウィーン&ザルツブルグに旅立った。雨、それもかなりの豪雨の中、早朝9時に成田到着。今回は訳あって、ユナイテッドのラウンジを使うことが出来た。つかの間のリッチ気分だが、朝食はたっぷり摂っているので、珈琲だけ。ビュッフェスタイルで美味しそうなものが沢山、食べられなくて残念~。オーストリア航空502便・11時15分に無事離陸した。この時間の出発は、朝5時起床となり結構つらいです。2時間後の機内食は、あら~。ちょっと冴えないわ。味は悪くないけど。それに映画がうまく観れなくて、おまけに揺れること揺れること。ドリンクサービスは中止になったほどで、ちょっといまいちな旅の始まりとなったのでした。(でもCAの制服はかなり好きです。赤い靴とストッキングがとても機能的で、真似したくなったほど!)16時ウイーン着。東のせいか西欧よりも僅かに近く、ちょっとありがたい。空港内の広告がウィーンに来たことを実感させる。クリムト・イヤー広告の隣は、ウィーンの老舗・フィグルミュラーの巨大ウィンナーシュニッツェルの広告、名物ですからね。ホテルにはあっという間に到着した。ミュージアムクォーターの真裏、美術史博物館はその隣、ショッピングゾーンのマリアフィルファー至近という便利且つ閑静な場所だった。石畳の道が美しい。美術史博物館ホテルは、パリで大満足だったK+K系列のマリアテレジアにした。カー・ウント・カーと読み、オーストリア・ハンガリー二重帝国の意。重々しいネーミングだが、ホテルはいたってシンプルだ。もっとゴージャスなホテルは沢山あろうが、この系列ホテルは実に過ごしやすい。部屋に湯沸しポットはあり(ヨーロッパはないことが多い。後述のザルツブルグのホテルはお湯のルームサービスで6ユーロとられた。)ちょっと涼しくなるとバスルームに床暖房が入り、洗濯物はすぐ乾くし、部屋に置いてある珈琲紅茶類も美味しく、そして勿論、朝食はばっちりです。外は十分に明るく、早速街へ出てみる。多分大部分の旅行者がチェックイン後に歩くであろう、旧市街中心部へ~。王宮を通り、コールマルクト、クラーベン、ケルントナー辺りを流すと、なんと高級食材店・ユリウスマインルの前でグランドピアノでがんがん弾いているピアニストがいた。ベート―バン「悲愴」、ショパン「英雄ポロネーズ」など、私の大好きな曲が、夕暮れ近いウィーンの街に響きわたる。通りの間から、介間見えるペーター教会。ウィーンの魂と言われている街のシンボル、シュテファン寺院。そして、今回の旅で楽しみにしていた世紀末建築物群。第一弾「ロース館」今見れば、王宮前にごく普通に存在しているこのビルは、建築当時、あまりにシンプル過ぎて、バロック建築群の中では衝撃的且つ挑戦的であったとのこと。隣のビル1階のカフェ「グリーンシュタイドル」はウィーンきっての文士カフェだったそうで、クラシックな雰囲気。「マンツ書店」も同じくロースがデザイン担当。やはり名建築は事前知識がなくとも、自然と目に留まる。ロースハウスカフェ「グリーンシュタイドル」マンツ書店再び、王室広場を抜ける頃、ウィーンの街の灯がしっとりとした雰囲気を醸しだしていた。扉の向こうはどうなっているのか・・・。気になる今日の一枚。→ 「ウィーン第2日」 へ
October 7, 2012
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軽井沢・・・って響きからして、なんて涼やかなんでしょう。そろそろ夏の終わりの感じられる軽井沢に行ってきました。到着してすぐに、見晴台まで行き、山道を下ります。ちょっと雲がありましたが、なんとか群馬方面が見渡せます。山道は、歩いているのは我々だけ。クマよけ鈴を鳴らし、私は、ずっと歌いながら下ります。集会場から、犀星別荘へ。いつもの管理人さんには今年もお会いしませんでした。どうしたのかしら。犀星別荘の苔は相変わらずの見事さでしたが、驚いたのはお向かいの森瑶子(が、借りていた)別荘がカフェになっていたこと。灯りがついていたから、あら?とは思いましたが・・・。集会場元・森瑶子別荘室生犀星の別荘そしてお宿のハーヴェスト旧軽井沢・アネックスへ。友人のHさんのお蔭で、今年も快適な軽井沢ライフが過ごせます。翌朝、祝節目誕生日記念ということで、万平贅沢朝食です。トーストは2度焼き、オムレツも絶妙、全て結構なお味と雰囲気です。この日は夜も「栄林」にて記念夕食とのことで、朝夕共に子供の奢り、ご馳走様でした。空の青さが水面に映え、雲場池は本当にきれいです。ここにいると、嫌なことを全部洗い流してくれそうです。拡大写真拡大写真夕暮れとススキが秋の気配を感じる矢ケ崎公園。帰りたくないけれど・・・。プリンス側から空を見ると、まるで舞台のような夕暮れの一コマです。アビヤント、軽井沢・・・。矢ケ崎公園PRINCE SHOPPING PLAZA 拡大写真
September 8, 2012
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ストレス満載の日々にプラス暑い!外出するのもためらう8月ですが、先日は出かけて良かった。ワタクシの誕生日でした。偶然、お若い友人たちとランチの約束があり、行ったのはウイーンの老舗カフェ・ラントマン青山店。青山とか原宿って人が多い印象で苦手だったんですが、ここは穴場です。朝早かったせいもあり、新しいビル内は人が少なく空気まですっきりした感じです。ランチはフランツ・ヨーゼフの好物だったウイーン風ボイルドビーフやら、ザッハートルテやらなんやら・・・。美味しく、リーズナブル、そして居心地が良くて楽しいひと時でしたが、驚いたのは友人がケーキに名前を入れてくれたこと!こういうのって嬉しい♪おまけにこんな素敵な鳩居堂の扇子も頂きました~。この日の夜も、家では普段は食べない(られない)ホールのケーキが用意されていたりと、嬉しいハプニングでした。まあ、人生のちょっと節目の年でしたのでね。ちょっと元気になれた、思い出に残る夏の日でした。最後はちょっと前に送られてきたハワイのお土産。珍しいフルーツマスタードや、抜群の美味しさコナ珈琲。ハワイのかほりがたっぷり。皆様、有難う~。
August 11, 2012
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5月以降、自宅療養となった父親と、ひときわ老いが鮮明になった母親の元に通うことが多くなり、心と体の疲労が溜まっています。こんな時に、身近な自然に触れたくなり、青梅の吹上しょうぶ公園に行ってきました。ここは、里山の景色の中に、突如ぽっかりと広がる、懐かしいような空間なのです。入口からのアプローチは、さながら山の小道といった風情。なによりも、背景の森が素晴らしいです。拡大写真しょうぶは、この時が見ごろで、沢山の種類が咲き誇っていました。それにしても、ショウブの名は誰がつけるのでしょう。優雅そのものです。色とりどりの、しょうぶや、タチアオイを見ながら持参した昼食を摂ると、涼やかな風が吹き抜け気持ちの良いこと。当分は、こうした小さな旅をしながら気分転換をしていきたいと思っています。7月はちょっと平穏でありますように。
July 1, 2012
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梅雨寒の日々が始りました。私の心もどんよりしています。実家の父の具合が悪く、諸々が重くのしかかってきています。さてこの梅雨前には、こんな日々もありましたっけ。ある日曜日に、近くの「お鷹の道」を歩き「おたカフェ」なるカフェを発見しました。読書をしながら一人でまったりも良さそうです。或る日の皇居東御苑、撮影者は夫です。ここのショウブは場所柄からお手入れが行き届き、実に綺麗です。拡大写真モラタメの「タメセル」で届いた「スゴイダイズ」大豆まるごとの栄養分と乳酸菌のWパワーが、強力に健康をサポート、しかも国産大豆100パーセント、で、美味しくて4日くらいで全部完食しました♪さて、どんな夏に向かっていくのでしょう。
June 12, 2012
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目にも鮮やかな新緑の季節が到来しました。我が家近くの、私のお気に入りスポット、玉川上水べり。ここを歩いていると、意識はトーキョーから飛ぶのです。でも不思議だったのは、いつもはむせかえるような新緑の樹液の香りが、殆どしなかったこと・・・。何故かしら。平櫛田中彫刻美術館有名な鏡獅子の彫刻群はもちろんだけれど、さらに魅力的なのは、晩年を過ごしたこのお屋敷。画家や彫刻家の家というのは、当然ながら美の結集で、それ自体が作品です。鏡獅子(試作)気楽坊そして或る日の都心・日比谷公園。好きな一画の松本楼の巨大銀杏エリアは、新緑も、色づく秋も都心を忘れさせます。この隣に松本楼があって、オープンカフェになっているのも、この場所ならではの特権です。清々しい季節は、空気をいっぱい吸い込みたくなります。
May 13, 2012
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今年の連休はお天気に恵まれません。こんなに雨天が多い連休って余り記憶にないかも。連休初日に下町散策に出掛けました。10年ぶりの清澄庭園です。有名なのは、典型的な日本庭園だけれども、私の好きなのはその奥の、一画。突然視野が広がり、そこには八重桜やシャガの花が。なんとなく、秘密の花園めいているのです。その後、ずいぶんオシャレになった深川横丁を通り東京都現代美術館へ。ここで私の旧姓と同姓同名の作家の展覧会をやっていたからという単純な理由です。前から気になっていたこの方、サークルが特色のようです。見ているうちに、親しみが湧いてきました。深川横丁の洒落た本屋東京都現代美術館のホールこの日のシメは、吉田兄弟。迫力は想定していましたがいやあ、凄かったです。完全に三味線を超越してました。昔、渋谷・ジャンジャンで演奏していた高橋竹山の演奏も聞いてみたかったです。演奏会のお供に持参したモラタメの試せるで送られてきた「ネスカフェ・ブラック・チョコレートフレーバー・無糖」です。コーヒー味と、チョコフレーバーがミックスした大人の味。熱い演奏のほとぼりをさましてくれる、そんなドリンクです。
May 4, 2012
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終わってしまったけれど・・・。2012年の桜の季節もあっという間に過ぎてしまいました。終わってしまったけれど、楽しい日でしたのでここに残しておきましょう。今年は、駒場東大エリアでお花見をしました。東大駒場構内、昔と違いなんと綺麗で洗練されたキャンパスでしょう。グラウンドのある裏側にもこんな桜並木が。キャンパス内を歩く、熟女たち…。掲示板にこんな魅力的な講義内容が。う~。おばさんにも開放して欲しい。今ぐらいだから分かることってあるのよ。お花見は、ここ駒場公園にて。桜吹雪の中での数時間。思えばここは、ふた昔以上前に、子供を連れてお花見して、子供の上にふりかかる桜の花びらに見とれたものです。この日も同じような光景があり、時を経て同じ場所にいると、何やら不思議な気分になります。あの日と同じような、親子連れが、沢山いました。似た名前だけど、こちらは駒場野公園。田んぼもあるんですよ。渋谷の直ぐ近くだっていうのに。贅沢な空間です。最後は、とっておき、2012・4月の桜編。撮影者は夫です。千鳥ヶ淵 拡大写真
April 22, 2012
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モラタメのタメせるで、送られてきたミネラルウオーターです。ノンシュガー、ノンカロリーなのに、レモンフレーバーですから単なる炭酸水より、ちょっと満足感があります。炭酸系飲料が好きな私には嬉しい飲み物。爽やかな飲み心地は、これから暖かい季節になると益々、美味しさを実感出来そうだし、災害時の備蓄にも、スパークリング系を入れておくのも良いかもしれませんね。お料理にも、デザートにも合うし、ウオーキングやテニスの良き友になってくれるでしょう。
March 29, 2012
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久しぶりのモラタメの試せるで送られてきた「ファイテン桑葉青汁」です。青汁…。結構好きなんです。色々な青汁を飲んでいますが、粉末はやはり便利。旅先でも飲めるし、ジュースに混ぜたりできるし。この桑葉青汁は、お茶代わりに飲めて美味しい。ほんのりと玄米の風味がして玄米茶のような感じで、続けられそうです。
February 26, 2012
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ブログをご無沙汰しているうちに、2月になりました。備忘録でもあるので、美しい出来事のみ記しておきます。1月半ばに、行った世田谷ボロ市催事の名前は知っていても、行ったことのないものって多いです。ボロ市は、予想通りの凄い人出、で、買ったものは殆どなし。楽しかったのは、その後にご招待のあったテニス仲間様宅にてのランチです。こちらはドイツに関係ある方なので、どことなくドイツ風吹くテーブルで、お家も歴史の感じられる知的な雰囲気に溢れていました。居は心を映すって本当だわ。ドラマの撮影に使えそうです。下旬には、びっくりの雪にて、都心にも非日常の世界が繰り広げられました。蝋梅や正月桜が雪に耐え、けなげに咲いています。蝋梅正月桜まだまだ寒い日が続く2月です。
February 5, 2012
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大変だった、2011年が明けました。2012年は、世界が平和であることを願うのみです。新年2日は、恒例の夫高校同級会初詣で、鶴岡八幡宮へ。いつも通りの、人出です。1人ずつの御参り時間が長いような気がしたのですけれど。初詣後は、常盤の「ラ・シャンソン」にてランチ、総勢13名。高校を卒業してン十年にもなるのに、こうして和やかな、ひと時が持てるのって羨ましく思います。その後、至近のお宅にて、新春飲み会。高校の成績表の詳細や、過去と現在の比較など!?話題内容は多岐にわたり、楽しい・・・。学年に10パーセントしかいなかった女子の話題は必ず出て、花を?添えますね~。会ったこともないのに、私も知っている人のようになりつつあります・・・。さて新年早々ですが、明日からパソコンが検診?治療?にて入院しますので、暫く、更新出来ません。皆様、お元気でお過ごし下さいね。
January 3, 2012
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あっという間に、師走は駆け抜けていきます。思えば昨年の今頃、わが家は空き巣が入り、今年は、ただ今、給湯器が壊れ、このパソコンももうすぐ入院予定。なにかと物入りになることが恒例にならないことを願う年末ですが、写真だけでも平和に締め括りたいと思います。2週間前の、神宮外苑の銀杏並木。銀杏並木は色々あれど、都会のど真ん中に、こういう場所があるのがトーキョーだなあと。ちょっとシャンゼリゼ?拡大写真西荻の寿司店。自慢ではありませんが、私って殆ど、寿司屋カウンターに座っったことがないのです。なのでとても新鮮気分♪父は酸素ボンベ付きでしたが・・・。美味美味♪その後に入った喫茶店。こんなところよく見つけましたね。父。西荻は、グルメどころがいっぱいの模様です。すし屋 磯はん喫茶店「丸の内にタカラヅカがやってきた」という催しがあり、丸ビルにこんな展示がありました。キラキラと魔法の粉がビジネス街ににかかります。皆様、今年もお世話になりました。来年は、世界も日本も平和で、そして皆様が健康でありますように♪
December 26, 2011
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このところ、実家の老親たちの具合が悪く、先日など突然タクシー内で意識不明になったと、交番から電話がかかってきたり、不調のため病院にかけつけたりと、気の休まる暇のない日々です。そんな時に、またまたお声を掛けて頂き、テニス~お茶会というなによりのストレス解消の嬉しいひとときが持てました。感謝。こちらのマダムは、パリから帰国したばかりだったのでワタシは又又、パリ気分に浸ることができたのでした。生姜の砂糖がけや、カリソンというひし形のお菓子。これは15世紀から南仏にあるフルーツで、香りがアーモンドペーストのお菓子です。味覚がガイジン寄りの私は、大好物です。そして、今やパリで一番買いたいクッキー、ポアラーヌのクッキー。バターが違うのだと思います。食べると止まらなくなる危険なクッキー。カリソンポアラーヌのクッキーアンジェリーナのマロンペーストを使ったマダムお手製のモンブラン。当然ながら美味しいー美味しい、セ・ボーン♪おまけ・ヴァンブの蚤の市の戦利品。ここ、ワタシも行きたかったんです。違う日のお茶、こちらはアメリカにご縁がある方なので、曰くアメリカ風。アボガドペーストやホットワインが、テニス後の疲労感を癒してくれます(ってこれは嘘、そんなにやってない)。ピザやアップルパイを、クリスマスムードいっぱいのお部屋で頂き、幸せでした~。次はウチの番かしら? でもテニスコートからウチまで1時間45分もかかるんですけど…。どうなのかしら。メルシー、皆様。
December 11, 2011
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旧古河庭園の薔薇青い空に映え、凛と咲きます。荻窪・角川源養邸(春樹氏父)この家を見た時、石坂洋次郎「陽の当たる坂道」を思い出しました。平和な昭和、こんな家で育ってみたかった。昭和記念公園の銀杏いつもながら、しかし殊更に、秋を実感。こちらの盆栽は全国から精選された寄付品だそう。盆栽のエリートですね。国分寺・殿ヶ谷戸庭園の紅葉近場ながら、紅葉のタイミングにはなかなか巡り合わなかったのすが、今日はばっちりでした。岩崎様は、ここをゆるゆると歩かれたのでしょうか。先月下旬の、友人息子様結婚式にて。若く、美しい人たちの記念すべき日に同席できて感動しました。それにしても私の頭の中では、息子と一緒に半ズボンで、駆け回り、夢中でファミコンをやり、プールで歓声をあげていた、新郎の幼き日の姿が走馬灯のように蘇りました。いつまでも、お幸せにね♪
December 4, 2011
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パリから、ニューヨークへ行きました。って今帝劇で上演中の「ニューヨークに行きたい」のこと。若い友人がチケットを入手してくれ、観に行くことができました。帝劇は今年開場100周年です。かなりレトロムードの漂うミュージカルで、ストーリーは他愛がないけれど、見終わった後にはハッピーな気分に。何故観にいったかって。それは、宝塚在団当時から贔屓にしていた瀬奈じゅんが主演、しかも今までで一番ニンに合ってそうな役柄だったから。キュートに役をこなしていました。ラッキーだったのは、別の若い友人の手配により「1日消防署長」の姿や、偶然義援金募金に立つ、瀬奈さんの姿が至近で見られたこと~。お綺麗で、素敵でした~♪やはり、コスチュームものよりもこういうモダンな役柄を見たい、ショースターの瀬奈じゅん、もっともっと歌って踊りまくって欲しいです。別な日、転勤時代にご一緒だった方たちと、2年ぶりくらいにお会いして小石川後楽園や、神楽坂を散策、楽しい秋の1日の上に、お土産を色々と頂いてしまいました。皆様、有り難う~♪
November 19, 2011
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頭の中が、まだパリモードの帰国して2週間たった或る日、マダム・パリ宅にての「午後のお茶」にご招待されました。午後3時過ぎでしたので、当然、お茶と思って伺うとなんとそこには、フレンチのフルコースのセッティングが。これは、頂く前の静寂なひととき。そこへ、仏蘭西語堪能なマダム・パリが登場。先ずはスフレですよ。海の幸のスフレ。エビ、帆立、かにが入ったその味は、まさに優しく、幸せな味、こんなに美味しいのは初めてかも。大体、一般家庭でテニスの後に、スフレが食べられるなんて誰が思うでしょうか。しかも7人分も!子羊の煮込み・ブルギニヨン風。そして、クスクスのソテーも。子羊は全く臭みがなく柔らかく、上等なワインの香り、クスクスはしっとりとしていて、野菜もたっぷりでいくらでも頂けそうです。この間に、グリーンサラダと、マダムがつい先日パリにて!買い求めた沢山のチーズがワインと共に振舞われました。が、おしゃべりと食べるのに夢中で写真がありません。チーズの写真はこんなにブレました・・・。デセールはタルトタタンとヌガーグラッセ。タルトタタンはなんと、王林10ヶを使用、秋のスイーツの女王ですね。グラッセは、イタリアンドルチェで、ナッツ、レーズン、ブルーベリー、レッドカレント、アーモンド、胡桃、カボチャの種、マルメロコンフィチュールが入り、生クリーム、ハニー、メレンゲ、砂糖の入った手の込んだものです。勿論、セ・ボーン♪カプチーノも結構なお味でした~。フランスでも、こんなに美味しいものは、食べられない~。「マダム、メルシーボクー♪セ・ボーン♪」と言うだけでひたすら食べているだけのワタシなのでした。
November 10, 2011
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パリ最終日の朝、いつものように早く起床し、オランジェリー美術館開館10分前にはチュルリー庭園に到着しました。「チュルリー庭園」ムソルグスキー「展覧会の絵」に出てくる曲は愛らしいけれど、朝の公園は静寂で、清清しい。元はオレンジなどの果樹園の温室だった「オランジェリー美術館」空いていて、大きさもちょうど良く、なんといってもモネ「睡蓮」を天井からの自然光の中で堪能できる。独り占めの瞑想ルームです♪再び、早朝のシテ島を歩き、最終日のショッピングをして出発までの時間を、リュクサンブール公園に行きます。パリで一番広く、市民憩いの場らしく、昼寝人や、チェス人多数。テニスもやっていて、なんとなく世田谷公園にも似てるかも。暑くなければ、ここで「草上の昼食」をしたかったです。シテ島の突端ブーランジェリー「ポワラーヌ」のパンとクッキーリュクサンブール公園公園に近いカルチエ・ラタン、ソルボンヌ大学を中心とした学生の町、独特の安心感と知的で自由な雰囲気です。ソルボンヌ大学パンテオンは緩やかな坂の上にあり、壁画のパリの守護聖人ジュヌヴィエーヴが見守っており、フーコーの振り子があって、地球の自転を実感することが出来ます。パリを見守る聖ジュヌヴィエーヴフーコーの振り子パンテオンからの眺め 遠くにエッフェル塔パリ屈指の教会で、ダヴィンチ・コードで有名になったサン・シュルピス教会を見て、サンジェルマン・デ・プレ界隈を歩きます。観光というよりもぶらぶらと歩いたり、カフェやブーランジェリーに寄ったりの街歩きに、最適のエリアと思います。パリ最後のランチはカルチェラタン「美麗華酒家」にて。香港麺と、エビワンタンスープが暑さに疲れた身体に染み渡りました。ホテルに戻り、タクシーで空港に行きます。タクシーに乗る前、スタッフに「ナイスホテル♪アビヤント~♪」と英仏ぐちゃぐちゃで言ったら、とても喜ばれました。だって本当に素敵なホテルでした。このホテルの最上階はエッフェル塔が見えるそうです。パリのキャッチフレーズ「たゆたえど沈まず」ノルマン人の進攻から、ドイツ軍の占領まで、幾多の危機を乗り越えては再生、発展した街です・・・。さらぱ、パリ。世界最大の観光地・パリは本当に魅力的でした。空港スタバで、探していたプティマグカップを発見。ここにしかありませんでした。オリジナル茶のボトルがあまりに素敵でつい購入。液体持ち込みで没収される前に飲み干すやら捨てるやらでやっと持ち帰りました。(だけど、これはUSAのでした・・・。ガクッ)最後に、この旅の最高の羅針盤の夫に感謝。方位磁石と、地図を片手に全くのロスタイムなくスムーズに移動できたのは全てこの方のおかげです。私もこうなりたいものですが、無理だろう・・・。今日のお気に入りの1枚、オランジェリーでの校内勉強。贅沢な情操教育です。
November 6, 2011
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グルメの都パリにいたのに、食事記事が少ないのでは?と思われたことでしょう。全てはこの朝食に原因が・・・。こんなに美味しい素材が並んでいると、もう止まらない~。で、夕方くらいまで、日々お腹いっぱいだったのですね。もう、一生この朝食でよい、と言っていたくらい美味しかったのです。(パンの仕入先を聞きましたが、分りませんでした。)この日は、エッフェル塔を目の前で見よう!ということでマルス公園に行きました。絵葉書のようなエッフェル塔です。私にとっては絵本でお馴染みのマドレーヌ寺院に立ち寄り、北マレのマルシェ・アンファンルージュ(パリ最古)に。屋根つきマルシェは、築地のかほりがしました。ここは和食が好評のようですが、他の食べ物もとっても偏差値が高そう。でも残念ながら満腹で食べられません。このマレ地区では、バッグを買いましたが、入れてくれた紙袋がキュート♪そして、ここからカルナヴァレ博物館へ。マルシェ・アンファンルージュ貴族の屋敷が立ち並ぶ、このエリアでもひときわ立派な建物ですが、私の目当ては、マリー・アントワネットの遺髪。これを見ると忽ちのうちに、生身の人間としてのマリー様が身近に感じられます。中庭は一休みに最適、二階からは音楽も聞こえてきます。マリー・アントワネットの遺髪カルナヴァレ博物館の中庭マレ地区のロジェ通りはパリのユダヤ人街として知られ、他のパリの街が日曜日が休みなのに、ここは安息日の関係から開いているのです。で、そのため日曜日は観光客が押し寄せて、結果、竹下通りのようになり、食べたかったユダヤ風ファーストフードのファラフェルも食べそこねました・・・。心残り・・・。ボージュ広場のカフェでランチ後、向かったのはポンピドゥー近代芸術センター。1977年に非難の的の中、完成したパイプむき出しの斬新なデザインのミュゼーです。目当てのDUFYが1枚しかないのに驚きつつも、マチスやブラックを、そして、パリの景観を楽しみ、ホテルへ戻りました。マチス作 「Liseuse sur fond noir 」拡大写真パリ最後の夜は豪華でもなんでもなく、サンジェルマン・デ・プレの超有名カフェ「レ・ドゥ・マゴ」へ。ドゥ・マゴとは店内にある2つの中国人人形のこと。良い雰囲気を醸し出しています。今回の旅で、最も印象に残っているのが、この夜のサンジェルマン・デ・プレの光景です。落ち着きの中に華やかさがあり、ここから、次の日に行くカルチエ・ラタンの辺りが私の中のパリのイメージに一番近かったです。サンジェルマン・デ・プレ教会カフェ・ドゥ・マゴ 拡大写真笑えるほど慇懃(無礼寸前)な東洋系ギャルソン(呼ぶときはムッシュー)と対峙しながら頼んだのは、単なるクラブ・ハウス・サンドですわ。でもでも、これが絶品の美味しさでした!テラス席は満員でも室内は空いていて、座りたいと思っていた「ボーヴォワールの指定席」に案内されました。ソファの背もたれ部分には「シモーヌ・ド・ボーヴォワール」と記され、隣の背もたれは「ジャン・ポール・サルトル」です!わが家の本棚に、著作「レ・マンダラン」「老い」とかあるけど読んでないなあ。ピカソや、劇作家ジロドゥなども常連だったらしく、写真がありました。サンジェルマン・デ・プレの夜は更けていきました。ボーヴォワールのプレート今日のお気に入りの1枚ポンピドゥ・センターから、眺める人と彫刻、そして水。パリ4日目(10月1日)へ←→パリ最終日(10月3日)へ
October 31, 2011
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