バルコニーでガーデニング

バルコニーでガーデニング

2015/05/08
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カテゴリ: 映画
今日も朝から空が晴れ渡っていた。
水やりのためにバルコニーに出てみると空気はまだ涼しく気持ちよかった。

最近見た映画、といっても映画館ではなく、もっぱら録画しておいた映画だが、三作ほど続けて観たので感想を書き留めておく。

一作目はエイリアンと人類のバトルを描いた2012年公開の「バトルシップ」だ。
この手の映画は何作があると思うが、戦う場所が海というのが唯一の売りになっている作品だ。
海上での戦闘シーンは迫力もあり、それなりに楽しめた。
ただ、人間の描き方が雑で、主人公に魅力がとぼしかったのは残念だ。
日本人俳優が出演しているが、主人公と共闘する自衛官役で、結構重要な役で出ていた。
これもいきなり軍事訓練で出てくるが、この人物の物語も少し入れて人物像をある程度描いてから主人公との絡みに入ればよかったのにと思った。
そうすれば二人の間に生まれる連帯感というか、友情というか、つながりが生まれていく過程がもっと魅力的になったと思う。
気になってネットで調べたら、批評家からは年間ワースト映画の一つと酷評されたそうだ。

二作目は一作目同様エイリアンと人類の戦いを描いた1996年公開の「インデペンデンスデイ」だ。
この映画を観るのは二回目だが、細かいところはほとんど忘れていたので、楽しむのに大きな支障にはならなかった。
こちらは、「バトルシップ」と違って、様々な人間模様も描かれていてよかった。
その絡みがありながらクライマックスへと進行していくので、この映画の世界にどんどん惹きこまれていった。
ただし、エイリアンのシールドを破るためにコンピュータウィルスを感染させるという手段をとるのだが、これはちょっと無理があると思った。
相手のコンピュータがどんな言語で書かれているかもわからない状況で、そんなウィルスをすぐに作るのは不可能に近いと考えたからだ。
これがエイリアンとの戦に勝つ最も重要なポイントだったので、私としてはちょっとがっかりした感、残念感は否めない。
それでも全体的には十分楽しむことができた。
どうやら続編を製作中で、来年公開予定のようだが、さてどんな出来栄えになるのか。

三作目は去年公開されたばかりの「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」だ。
ミステリー小説が原作で、本作がシリーズ化された完結編になるようだが、私は他のシリーズを観ていない。
しかし、これはこれで完結しているので、これだけで楽しむことができた。
冒頭のシーンから前振りが始まり、そして複数の死体が発見されるシーンへと続く。
薬害がもたらす悲劇の連鎖に医療過誤というもう一つの不幸が絡んで物語が展開していく。
なかなか小気味いいテンポで、最後まで映画の世界に惹きこまれた。
日本は過去サリドマイド・キノホルムなどの大きな薬害事故を起こしており、それを教訓にして今日では様々な対応策がとられているし、被害者の救済システムもできている。
しかし、薬害はほとんどの場合人災で、どんなシステムを作り上げても、それを施行する人間に問題があると悲劇は起こりうる。
だからこの映画のようなことは起きてはならないことだが、起こらないとも限らないリアリティがある。
その他にも現代の医療制度がかかえる問題もいくつかあり、この映画の根底に流れていたように思う。
素直に面白かったと言える作品だ。





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Last updated  2015/05/08 09:29:26 PM
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