ふらりかずたま ひとり言 

ふらりかずたま ひとり言 

2010年08月12日
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カテゴリ: 釣り関係
またしても遅ればせの日記。7月の3連休、引っ越しでけっこうボロボロになった体を癒しに、母ちゃんと栃木県・塩原温泉にある会社の保養所に行ってきました。
私たちの渓流釣りのホームグラウンド男鹿川は、塩原から山を一つ越えた所にあります。塩原まで行くんだったら男鹿川は外せません。そこで、1日目は釣り、2日目は温泉、3日目は渋滞を避けて早々に撤収という日程にしました。

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三依への入口にあたる五十里湖。手前の鉄橋は野岩鉄道。奥のトンネルは西会津街道

翌日に渓流釣り大会を控えた男鹿川。母ちゃんが安心して入れるポイントは釣り大会のメイン会場になるので、いつ大会用の放流をするのか気にしながらの釣行です。確か放流は夕方のはず。私たちは朝のうち釣って短時間でおしまいの釣行パターンですから気にする必要もないのですが「放流後は釣り禁止」ですから何となく気ぜわしい釣りになりました。

川は増水気味で流れが速く、餌を沈めるのに苦労する状態です。引っ越しで痛めた膝が気になりますが、何ともあれ入渓。「まるみの湯」を起点に、私は芹沢方向へ釣り下がり、母ちゃんは古代村方向へ釣り上がります。

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カチンカチンに冷凍されたイワナ・ヤマメたち

流れが速すぎるときは、岸際のたるみ、巻き返しを丁寧に探るしかありません。少し大きなたるみはチビヤマメの溜まり場。ちょっと流し方を間違えると猛攻を受け、みるみる餌がなくなります。丁寧に針を抜いてやらないとリリースしても生き残れません。だから、えらく手間がかかるのです。やめてくれ~! 
27センチのイワナを筆頭に3匹キープしたところでUターン。芹沢橋まで行くつもりが増水に阻まれて身動きとれなくなったのです。「まあ、ええわ」とあっさり諦めます。釣りに命をかけるわけにはいきません。

戻る途中、流れの中で膝を支えきれなくなり、思わず膝をついて腰まで水につかってしまった私。服もずぶ濡れです。と、携帯が鳴りました。母ちゃんが「いまどこ? 前に進めなくて困ってる!」。何が起こったのか、理由も聞かず「すぐに行く! とにかくその場で待ってろ」と強引に川を遡行して母ちゃんのところへ。

くだらない理由です。木の枝が大きく垂れて、しかも背の高い草が茫々、怖くて前に進めない、とのこと。おいおい、それだけで俺を呼んだのか!
「後ろ付いといで」と、私は草を分けて前進。後ろから母ちゃんが恐る恐る付いてきます。「しゃ~ないなあ。こんな草くらいどうってことないやろ」

ようやく落ち着いた母ちゃん。「大きなイワナ、タモにすくい上げる手前でバラした」と悔しそう。母ちゃんのほうもチビヤマメの猛攻を受けているそうです。
そのあとは2人そろって支流・入山沢と男鹿川本流の合流点まで釣り上がっていきました。相変わらずチビの猛攻を受けながらも、母ちゃんはきれいなイワナを1匹キープ。私は合流点上流の「オキムラ」まで拾い釣り。3匹を追加して6匹という結果でした。

餌がすっかりなくなってしまいましたが、チビたちにさんざん遊んでもらえたので、母ちゃんは大喜び、私も増水の中まずまずの結果で納得でした。

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「あけび」入口。趣ある門構えに期待が高まる

男鹿川は川治温泉付近で鬼怒川に合流し、渓谷美で名高い龍王峡を経て、鬼怒川温泉郷に至ります。付近には東武ワールドスクウェア、日光江戸村など全国的に有名なレジャー施設が点在しています。
それらレジャーランドに近い鬼怒川沿いにある日帰り温泉施設「あけび」。全10棟の離れ屋になった個室が人気を呼んでいます。家族連れ、カップルにとってはありがたい施設です。

入口は国道沿いですが、和風の趣あるたたずまい。受付・休憩所も凝った造りで、個室への期待が高まります。鍵を渡され部屋に向かいますが、コテージ風の建物(小屋)が並んでいます。

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受付奥の休憩所。これまた凝ったレイアウト

部屋に入ると和風インテリアで統一され、檜の浴槽は木々の緑に囲まれて、いい雰囲気を醸し出しています。
部屋には湯沸かしポットと持ち込み用冷蔵庫はありますが、お茶はじめ飲み物は一切ありません。また、部屋にあるのはバスタオルだけで、自分でタオルや湯上りの浴衣あるいはジャージなども用意しなくてはなりません。

籐のソファーで少し寛いで、さっそくお風呂へ。浴槽は半露天の檜風呂と露天の陶製浴槽がありました。温泉は温めで長い時間入っていられます。体が温まると、鬼怒川を吹き渡る風でクールダウンして、また浴槽に体を沈め…この繰り返しです。
階段を降りた陶製の露天は、屋根が無いので木の葉や虫が浮いていて、ちょっと入る気がしません。私が試しに入ってみました。湯温は問題ありませんが、アリが次々と浴槽の縁を登ってきます。これはちょっと・・・。
木の間隠れにライン下りの舟が見えます。この肉体美が船の人から見えているんではないかというくらいの近距離。あわてて浴槽に飛び込みました。

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自然の風景を生かした露天風呂。眼下に鬼怒川の流れ

風呂からあがって、しばらくソファーで休憩。再び浴槽、これを繰り返しているうちに予定の2時間が経ってしまいました。30分刻みで料金設定されており、自分たちのスケジュールに合わせて利用できるのです。1室(何人で利用しても)1時間3600円。2時間なら5800円。高いと思うか安いと思うかは、人それぞれです。

部屋にはロフトがあり布団が一組置いてありました。使っていいものかどうか分からなかったし、横になる時間も無かったので使いませんでしたが、これは湯あたりなどで気分が悪くなったとき使ってもらうために置いてあるとのこと。そう説明しておかないと営業許可下りないか?・・・
建前はともかく、完全個室でどう使うかは客の勝手(店は一切関知しておりません)と、下品な想像をたくましくする私でありました。

健全な私たちは温泉をたっぷり楽しんで、疲れを癒しました。





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最終更新日  2010年08月12日 16時38分41秒
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