恒例の大相撲観戦。一月場所7日目です。
母ちゃんの勤務先の社長さんから招待を受け、行ってきました。
向う正面の桝席、今回はかなり前の方で、自宅に居た息子に確認すると、しっかりテレビに映っているとのこと。欠伸をしたり、鼻の穴をほじくるわけにはいきません。
席に落ち着いたのは幕下上位の取組みが行われている頃。大相撲人気が復活したのでしょうか、何となく客席の埋まりが早いようです。「満員御礼」の予感がします。
十両土俵入り。今場所負け越せば引退が決まっている高見盛が土俵に上がると、館内は大きな拍手と声援が起こります。軽く足を引きずっているようで、元気がありません。「もう36歳」なのか「まだ36歳」なのか…。
右は土俵入りでも生彩がない高見盛、左は押し出しで敗れた高見盛
土俵上でのユニークなパフォーマンスで人気の高い高見盛。この日まで3勝3敗の成績です。7日目の対戦は誉富士。幕内在籍中は永谷園の懸賞が何本も出ていましたが、十両下位まで落ちた彼の土俵には懸賞もなく、寂しさを感じます。
勝負はあっけなく、押し出しで誉富士が勝ちました。
中入り後。前頭7枚目の舛ノ山が前頭12枚目の玉鷲と対戦します。舛ノ山は心臓が悪く20秒取り組むのが限界といわれている力士。応援せずにはいられません。
持ち時間の短い舛ノ山が一気に攻めたて、玉鷲を引き倒し。行司の軍配が舛ノ山を指しました。が、審判の手が上がります。
長びく協議。土俵下で待つ舛ノ山は、呼吸も困難なようで苦しげ。
写真を見てもおかしげなところはありません。
舛ノ山の引き倒しがきれいに決まったと思ったが…
「なんでや、土俵を割ったとでもいうノンかなぁ」
「倒れるんじゃないの」
「審判は何やってんだ!」
結局玉鷲の勝ち。苦し紛れの舛ノ山が玉鷲の髷を引いたという判定で、反則負けです。髷を引いたかどうか、観客にはわかりません。会場全体にブーイングが起こりますが、これは仕方のないこと。花道を引き揚げる舛ノ山に激励の大きな拍手が贈られました。
その後は、ほぼ順当な勝負が続きます。全勝の日馬富士は魁聖を送り出しで破り、白鵬は豊響を豪快な上手投げで破りました。昨年5月場所を観戦した日、豊響は白鵬を小手投げで破り金星を上げました。
豪快な白鵬の上手投げ
弓取り式も終わり、はね太鼓に送られて国技館を出たところで、時ならぬ喧騒。大横綱・大鵬が午後3時15分急死したと、毎日新聞、日刊スポーツがそれぞれ号外を配布していました。
「巨人・大鵬・卵焼き」と言われる一時代を作り上げた名力士の冥福を祈ります。
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