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2011.01.23
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『將東遊題壁』


男兒立志出郷關   
學若無成不復還  
埋骨何期墳墓地  
人間到処有青山   


『将に東遊せんとして壁に題す』 

男児志を立て郷関を出ず 
学もし成る無くんばまた還らず 
骨を埋むること何ぞ墳墓の地を期せん
人間到る処青山あり



釈月性

※埋骨豈惟墳墓地としているものもある。

(読み)
まさにとうゆうせんとしてへきにだいす

だんじこころざしをたててきょうかんをいづ
がくもしなるなくんばまたかえらず
ほねをうずむることなんぞふんぼのちをきせん
じんかんいたるところせいざんあり


※人間は、漢詩では(じんかん)と読むが諺では(にんげん)と読むことが多いようだ。
(じんかん)は世の中という意味。
※青山は(せいざん)と読み、骨を埋めるにふさわしい場所という意味。
※墳墓地は、(祖宗を祀っている)墳墓ということから故郷の地という意味合いも持つ。



釈月性(しゃくげっしょう)
(文化14年9月27日(1817年11月6日) - 安政5年5月11日(1858年6月21日))
幕末期の僧(浄土真宗本願寺派)。周防国遠崎村(山口県柳井市遠崎)、妙円寺の住職。
詩文に多くの業績を遺した詩僧。尊皇攘夷の勤皇僧。
大衆に対し持論である尊皇攘夷思想を流布・教化した実践活動は維新に大きく貢献した。
時局を論じ特に海防の重要性を説いたことから海防僧と呼ばれた。
釈は苗字ではなく釈門の意味。
(釈門・・・釈迦の教えを奉ずる門流をいう。仏門。僧侶。仏家。)



叔父が萩で住職をしていたため、早くから萩の諸名士と交際する機会を得ていた。
特に吉田松陰の兄杉梅太郎と親交が深く、吉田松陰とも交友があったことで知られる。
周防の松下村塾ともいわれる「清狂草堂(時習館)」という私塾を主宰。


この人はこの漢詩で有名だが、どんな人だったかはあまり知られていない。
ところが、まさしく八面六臂の大活躍。


生家が本願寺派のお寺だったのでその住職となるが、その総本山本願寺の広如法主より
時局に対する意見を求められ、「護法意見封事」として上呈。
これは後に「仏法護国論」として出版、全国の本願寺派一万寺に配布され、僧徒の決起を
促したものとなる。明治維新に大きく貢献。


また、長州藩主に献じた藩政改革の意見書「意見封事」において藩侯への献策を述べ、
長州藩こそ率先して討幕の主唱者たれと主張し、激しい言葉で藩侯自身の公私生活をも
非難している。
「内海杞憂」は、海防の必要性が差し迫った時のの具体的対応策を諭したもの。
海防五策をたてて異国襲来への準備をすべきだとした。
そして士農工商を問わずに近代的な新しい兵制を確立すべきを唱えた。
(後に高杉晋作が設立した奇兵隊の元となる。モデルになったのは山田方谷の農兵隊。)


紀州藩友が島の防備を厳重にすることの急が論ぜられたときには、
梅田雲浜が月性を最適任者として遊説を薦め、
ひと月かけて紀州に講説に赴き、その大任を果たしている。




冒頭の「将東遊題壁」という漢詩は、27歳の月性が大阪に遊学する為に郷里を
発つ時に詠んだ詩。(1843(天保14)年夏)
(当時大阪における名儒、條崎小竹の梅花塾に入塾、その後塾頭に抜擢。)
この決意の詩は「男児立志の詩」「勤王立志の詩」と呼ばれ、
勤王の志士たちに愛唱されたそうだ。


詩吟にもあり、そちらでは
「男子志を立て、郷関を出ず
学もし成らずんば死すとも帰らず。
骨をうずむ豈(あに)ただ墳墓の地のみならんや
人間いたる処青山あり」
“死すとも”“豈ただ”と若干の違いがある。


タイトルとした 「人間到る処青山あり」 は諺ともなっており、
(人はどこで死んでも骨を埋める場所くらいはあるという意から。)
大志を抱いて、故郷を出て大いに活躍すべきである、躊躇してはいけないということ。




現代の日本人は、青山をおしゃれな地名のイメージも手伝って(?)、木々が茂った
緑いっぱいの山と思って、素晴らしいところを想像している人もいるかもしれない。
「人間どこに行っても到るところ素晴らしいところがあるよ」?
ま、この意味でも教訓を得られるかも知れないが・・・。汗
そのおしゃれな青山にも墓地があるのは不思議な偶然?(何言ってんだか?笑)




漢詩は引き締まる。背骨から筋が通り、気合が入る。
現代のやわらかい詩、優しく暖かい心になり、たまに考えさせるという詩もいいが、
「ビシッと来る」この感じは漢詩がうわまわる。
カッコいい!(何か浮ついた感想で恥ずかしいが・・・汗)


特に、この詩は覚悟が伝わってくる。
この覚悟、胆を括るということが現代人に欠けているところじゃないだろうか。

どこで野垂れ死んでも構わないとは言わないが、この気概は見習いたい。




以前取り上げた 商人の道 (福沢諭吉の言葉とされる)にも似た一節がある。
おそらく月性を意識して作られたのだろう。

農民は土着を喜ぶ。 大地に根を深く下ろそうとする。
商人は何処からでも養分を吸い上げられる浮き草でなければならぬ。
其の故郷は住むところすべてである。
自分の墓所はこの全世界である。




ちなみにこの題、実は「将東遊題壁二首」となっている。
そう、壁に題したのは 二首
もう一つの一首は冒頭の詩の前にある。

意味は通してみる事が出来るよう、最後に冒頭のものと併記しておく。


二十七年雲水身
又尋師友向三津
児烏反哺応無日
忍別北堂垂白親



(読み)
にじゅうひちねんうんすいのみ
しゆうをたずねてさんしんにむかう
じうはんぽまさにひなかるべし
わかるるにしのびんやほくどうすいはくのしん


(意味)
二十七歳となり、未だ修行の身である
私は、こうして師や友を訪ねて三津(大阪)に向かう。
(今日まで勉学の為とはいえ、)
親の恩に報いて孝養を尽くす日もなかった。
老いて白髪交じりの親となった母と別れるのが忍びない。
(不孝の罪を感じずにはいられない。)

(しかしながら、この天下騒然時、壮士止め難く、)
男子が一旦志を立てて郷里を出るからには、
もし学業が成就しないなら再び帰らない決意である。
骨を埋めるのにどうして故郷の墓地に執着しょうか。
世の中には、どこへ行っても骨を埋める青々とした墓地があるではないか。
(そこに埋めてもらえば充分である。)


※児烏反哺
四字熟語にある「慈烏反哺」のことだろう。
意味
子が親の恩に報いて孝養を尽くすこと。親孝行のたとえ。
からすは幼いとき親が口移しで餌を与えてくれた恩を忘れず、
成長すると同じように老いた親に口移しで餌えさを与える意から。
「哺」は口中の食物のこと。

※北堂
古代中国で、家の北側の堂は主婦の居室となることが多かったことから、母親を指す。
また、他人の母の敬称としても使う。母堂。ははぎみ。

※垂白
(白垂)は能の仮髪の一つ。左右の鬢(びん)から肩の下まで垂らす白い毛髪。
そこからすると、白髪が垂れている様子のことだろう。




本当は親想いな孝行を大事に思う人だった。
母急死の翌年、四十二才の若さで没した。



ちなみに、明治維新に関心のあった毛沢東が十七歳の時に『留呈父親』
「孩兒立志出郷關, 學不成名誓不還;埋骨何須桑梓地,人間無處不青山。」と、
この作品に基づいて、作詞し父親に贈っている。
漢詩の本場中国の人が、感激し参考にするとは詩としての完成度も高いということだろう。











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Last updated  2011.01.23 12:47:09
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