名演プロムナード
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チャイコフスキー3大バレエ全曲ボニング指揮ナショナルフィルハーモニー・オーケストラ「白鳥の湖」(1975年録音)「くるみわり人形」(1974年録音)「眠りの森の美女」(1977年録音)DECCA 460 411-2(6CD)このところ、チャイコフスキーにかけられた甘美な魔法の世界に浸っている。美しく、せつなく、感傷的で楽しく、そしてワクワクするすばらしい世界だ。いま聴いているのはボニング指揮ナショナルフィルハーモニーの「白鳥の湖」全曲。チャイコフスキーの3大バレエは、先日DVDを紹介したが、音楽の3大バレエ全曲はアンセルメ(LP)、プレヴィン(CD)とこのボニング(CD)をもっている。「白鳥の湖」は3者とも、それぞれ良さがあるが、ボニングのはドラマチックでスペクタクル性に富む。輝かしく活き活きとして楽しく、迫力満点であり、ワクワクしながら聴いてしまう。そしてメローディアスなところは美しく、情感たっぷりに歌っている。思わず体が左右に揺れて一緒に歌ってしまう。テンポ設定も抜群で全く違和感がない。初めから終わりまでしびれっぱなしだ。音楽だけ聴いているのに、バレエの舞台と踊りが見えてくる感じである。2時間45分の長い曲だが、チャイコフスキーの魔法にかかった楽団の演奏に浸って、こちらも魔法にかかり、その世界に酔いしれるというのはなんという幸せなのだろうか。
2009年01月12日
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