着物を着たネコ

ネガティブにポジティブ

私の不安障害というものは（メンタルヘルスには閾値なんぞないだろうから傾向？）、自分的には「ちょっと常軌を逸した心配性」くらいかなと自分では思っている。もちろん個人差の大きいものですが。思い返せば中学生くらいからドアのカギを何度も何度も確認していたので、もともと性質上存在していたけど、名前がついていなかっただけかもだし。年取って心配するものや思い出が増えた分、もともと持っていたものが増幅したようなもんなのか。咳喘息や古傷、更年期障害などの要因にプラスしてそれなら、もう治るようなもんじゃないと思ってはいるんですけど。薬飲んで穏やかにしていられるんだからいいや、別に悲惨事じゃない。でもまぁ、この心配性がいつも不利に働いたかっていったら、それはないんですよね。心配や不安がしんどくてつらいのはもちろんそうなんですけど、それで危機を回避できてきたことがいっぱいあるんだとは思っているんですよ。確かに怖がりだけど怖がりじゃないと証明するために危険なことをするのがどんなに愚かしいか、というのも学習できたので、怖がりでもいいじゃないかとも思っている。ネガティブであることが悪いことばかりじゃないっていうポジティブ思想。私は多少常軌を逸したから薬を飲んでいるけれど、もともと不安というものは普通に存在しているものだから、うまく付き合えるのなら付き合って共に生きていくしかないんでしょう。逆に楽しくなければいけない、とか、そういうのに縛られてシンドイことを否定するから、しんどいことを受け入れられずシンドイのかなとも思う。人生のすべてが楽しいことだけで済むわけがないので、楽しかったらラッキーだね、というくらいで死なないで生きていけたらそれはそれでいいのかなと。ポジティブに。不安を抑える薬を飲んでいるから言っているののかもだけど。まー薬飲んでいてね、情緒を多少安定させているわけですが、これって本来の自分なのかね、という不安も少しある。不安障害だから（？）。もともと鍵を何度もガチャガチャして確かめて、出先で家電の電源を心配して、見当違いの不安で周りを巻き込んで迷惑かけて、そういうのが本来の自分なのかもしれない。でもなぁ、そんな自分よりは薬飲んでいる自分のほうが人に迷惑かけずに済むから薬飲んでいるんですけどね。一応リスクとベネフィット天秤かけてはいる。ポジティブに。この症状に特有みたいですが、自分でもこの心配は見当違いでおかしいという自覚はあるので、薬でコントロールするという目的意識をもって服用しているわけですし。ポジティブに。そもそもネガティブ思考がないとポジティブ思考ができるのかという疑問もある。比較対象を作ってリスク管理をしないポジティブ思考は、通常に考えて「何も考えていない」というのと同義に近いと思うんよね。悪いわけではないが。ネガティブ。両方考えて実現可能な最善を選択しないといかんのではないかと思う。反射神経だけで人は生きていけるわけではないからというポジティブ。ネガティブは人生に必要だというポジティブ。ネガティブなことが必ずしも不要ではないというポジティブ。ほらネガティブにポジティブでしょう。でも、あんましんどいのがつらいなら病院行ってね！！！