着物を着たネコ
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さて、予告した感想2ですが、これは十二国記を中心に、今はやりの異世界転移もしくは転生を取り上げてみましょう。十二国記の海客は、周囲に理解者を持たず、孤立し、孤独なのに普通の中に埋没するという人生を送ってきた方々が多いと勝手に思う。四十路を過ぎた今となっちゃあ、どうせ人間そもそも孤独だよ、理解できるなんて幻さ、思い通りにならないことが多いんだ、強くイキロと思いますが、中高生諸君にはこれがキツイのかもしんない。孤独であることを違和感ととらえ、実は異世界の人間であったというオチ。現世界では見いだせなかった居場所が見つかると思ってしまうのかもしれない。そこでイッツ異世界ワールド!大概望んだわけでもないのに強制的に地球外。なぜかというと望んでいくと、異世界転移後の苦労が自業自得になってしまうから…!!!日本人責任取るの嫌だから、長いものに巻かれて、いやがおうにもなじまざるをえない状況作らないとファンタジーできないのか。世の中の理不尽さを乗り越えるというシンパシーを描くためには仕方ないのか。現世界の理不尽から逃れたかったのに、異世界でもこれまた理不尽とはこれいかに。ぱられるぱられる。なんつうか、十二国記が出た当初っちゅーのは確かまだゆとり教育の前で、詰め込み式教育の中でまじめに生きると閉塞感ばかりがつのるという時代だった気がしますね。スマホもSNSもあの頃はなかった。携帯…は出始めてはいたけど持ってなくても別に、みたいな…。PC通信がやっとってことですか。閉塞感を吐き出す場所、なかったでしょうね。ぴ~ひょ~ろ~ヴ~・・・n・・・懐かしい。て、今から十二国記読む人ってそこの閉塞感わからんのか。oh…。創作としていうなら、異世界で異能力発揮して、天下無敵に!てのがないわけじゃないんですけど、それじゃ面白くないんでしょう。だって異世界なんてなくて現世の人々は日々の生活に追い詰められているから。まあ、「何もかもうまくいかない、思い切って環境変えたらうまくいくかも!」とかって学校や会社から飛び出したら、やっぱりうまくいかないってケースが多いと思うので、読書の中の登場人物はなじめない現実から連れ去らわれて、現実世界とはまた違う苦労をしながら大体ハッピーエンドというところに最大のファンタジーがあるのかな。現実世界ではハッピーエンドという定義はない?つーか曖昧?人生は続くので。私としては読書は現実からの逃避場所ですが、登場人物も現実から飛び出しているのが面白いですね。そういうのも主人公にシンパシーを感じさせることができるんでしょう。十二国記読んで思い出したのが、全然違うけど映画「ヘウィグアンドザアングリー1インチ」さらっとネタバレあらすじ書くと、東ドイツのゲイなロック少年が、おのれの自由を求めて1インチにして(意図的ではない)アメリカ亡命したら全然うまくいかないっつー…まぁ苦しんで苦しんで落としどころを獲得するわけですが、そう考えると世界の人間どこでも似たような鬱屈があるのかもしれん…。あと全然若いころは思いもしなかったことですが、現実で行方不明だったり、死亡したりする人が、異世界で元気にしてたらいいなというのを最近の異世界ジャンルを読んでいると思いますね。年ですかね…。十二国記が出てから色々色々ありましたけんね…。短編楽しみにしてます。老眼でも頑張るよ!白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫) [ 小野 不由美 ]白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫) [ 小野 不由美 ]白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫) [ 小野 不由美 ]白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫) [ 小野 不由美 ]
2020.01.21
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