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シロに当たると大きな籠がすぐに一杯になってしまうアカモミタケ。食感がパサついて感じるからか、人気としてはイマイチです。熱を加えても色変わりせず、ゴミさえ取り除けば調理しやすいので、見つけたら適量をいただいてきます。(極力虫入りを除いて)じっくり炒めてからシチューに入れたり、色合いを活かしてオムレツにつかいますが、今回はお好み焼きです。使う野菜は長ネギだけで、たっぷり入れて・・・。きのこは、シモフリシメジ・アカモミタケそして塩豚です。このレシピ、友人のミサちゃんから教わったのですが、長ネギの甘みが活きて美味しいこと。ちなみに生地に和風出汁が効いているので、ソースではなくて醤油味です。今年のアカモミタケは、全部お好み焼きでいただきました。最近豚肉の塊を求めて塩豚を仕込み、豚肉料理は全て塩豚を使っております。日持ちはするし、日が経つにつれて塩がなじみ肉の色が鮮やかになってきます。里山さんからいただいた保存イタドリと塩豚で、中華風の炒めものを拵えました。イタドリは歯ざわりも残っていて、お酒のつまみ・おかずにと重宝しました。ご飯を食べすぎてしまうというおまけがありましたが・・・。そろそろ茹でた状態のきのこが残り少なくなってきました。これからは冷凍きのこの出番、寒くなるにつれ鍋物料理が増えていきます。
2012.11.06
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もみじは紅くコシアブラは光を透かした黄色。足元の積もった落ち葉は、歩を進める度にサクサクと「ほら、上を見てごらん」と語りかけるよう。場所を変えた山はいよいよ冬支度が整ったようで、黄葉だけが残る。心躍る錦とは違い静寂と安心に満たされるような景色。どこかで見たような・・・東山魁夷さんの絵画を思い出しました。初めての森は出会う人もいなくて、はてこんな場所にナメコがあるのかしらと恐る恐る笹薮をかき分けると、ビックリ!立ち枯れをぐるりと一周して、まさに採り頃のナメコが。チャレンジ精神って必要なのですね。出始めのマメも沢山あったので、都合がついたらまた来ましょうと、「GPSにポイントしてね」・・・「あっ、えっ、GPS車に忘れた」と相方。笹薮を歩き廻ったので、二度と行けない場所。幻のナメコポイントになりました。ナメコが採れたんだから欲は出さないと自分に言い聞かせながら歩きますが、やっぱりヒラタケも欲しい。採るには早い出始めを三株ほど見つけ、迷った末にやっぱり頂いてきました。数カ所の朽ち果てた倒木にはキナメツムタケが出ていますが、やや採り頃を過ぎていたので見るだけ。同定に自信がなくて帰宅後ネット検索すると、仲間の天目さんの数年前の記事にヒット。読んでみると、あら・・私も同行していた。そうそう思い出しました、チャナメやシロナメよりもずっと美味しいとBさんに教わったのを。紅葉の魅力に誘われて、そこにきのこが出ていればなお良し。納籠という言葉を脇に置いての散策は、雪が降る頃まで続きそうで、我ながら「きのこバカ」だな~と。あと一回は行けるかな。
2019.11.18
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