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地元に住んでいますのでね、友人関係は割と続いてます。まあ、会わないけどね。みんな多忙。それでも、時々は昔の友人が今有名になってるとか、テレビ出たとか、LINEで盛り上がることがあるのです。友人の1人が、芸能界でも実業界でも、なんかスキャンダルがあるたびに「某社長」として名前の出る有名人なので、今日も最初はその彼の話だったのですが、流れで「そういえば、〇〇くんも社長で、この前テレビのインタビュー番組に出てたよ」となって…うわー、懐かしい。youtube にあった彼のインタビューを見たら、蘇ってきましたよ、あの頃が。その彼は、まあ八王子のデフォといった感じの柄の悪い公立中学校男子ではありましたが、妙に成績はいいし、話も冷静にできる子でした。インタビューの中で、「親のいない家庭で長男として育って、時にはその環境を恨んだこともありますが…」と語っているのを聞いて、なんか鮮烈に「3年B組」的なストーリーが浮かんだ。あの頃ね、みんな貧しかったのよ。大人は暴力的だったし、少年少女だって荒れるしかなかったよね…その彼に、一度、頼まれごとをしたことがありました。「友人がある女子に毎日、ラブレターを渡されて、病んでしまっているので、なんとかやめさせてくれないか」って。ある女子ちゃんは、私のご近所で幼馴染だったんだけど、まあとにかく無邪気で、悪意なんかこれっぽっちもない子だったの。で、悪い女子たちに煽られて、悪ノリでやってしまってただけなの。まあ、ターゲットにされた繊細男子には、とんでもない迷惑よね。一応、やめるように言いはしたけど、どうなったのかなあ…そんな話をしているうちに、他のメンバーも「あの頃」の暴露話を始めて‥なんか有意義なLINEトークでした。まあ、もう40年以上前のことだからね。全て時効だ。昔の友達って、いいね。という話。卒アル、ちゃんと持ってる自分に驚き‼️
2024年05月22日
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いつも集まるナチュラルカフェではなく、今日は「パンケーキが食べたい」という1人の提案で、近くのおしゃれカフェに集合しました。きれいなお店でした〜❣️今朝は、免許の試験に行く娘が「5時に起きるから、ママも起きてね」というので、長い一日…ランチタイムに集合した時には、すでに疲労困憊。「お互い若くはないから、突っ走るのはやめようね」なんて、ちょっとだけ人生の先輩に言われたり…うん、自分で鏡見ても、なんかいつもと顔が違うもんね。私、疲れてる〜!まあ、それでも楽しい時間を過ごしました。娘ちゃんの結婚式の写真を見せてもらったり、「実はウチ、〇〇駅前にマンション持ってるから、老後は不動産管理で安泰なの」と羨ましい話を聞いたり、定年退職して家にいたダンナさんが、ケンカした勢いで四国巡礼の歩き旅に出ちゃって、あと1ヶ月は帰らないと思うわ、なんて衝撃告白もあって、いやー、みんな元気でよかった、よかった。私は、あと2年はダブル学費を払うという境遇が同情されてます。うん、まあ、大丈夫、だと思うんだけどな。健康であれば、という前提なので、やっぱり無理はいかんな。色々考えた一日。ザクロシロップとフルーツのお飲み物。これに炭酸水を注ぎます。酸っぱいけど、爽やか〜
2024年04月19日
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中学生の頃、ものすごく「寒い地域」に憧れたことがありました。白夜の真夜中の太陽、妖精の住む森、ムーミン大好き❤そして子供ゆえの妙な行動力爆発、フィンランドとノルウェーとスウェーデンとアイスランドの中学校の住所を探し出し、校長先生宛に「お友達を紹介して下さい♪」とお手紙を出しました。その当時はメールもSNSもないからね、「海外文通」ってやつです。苦労しました〜。結果。スウェーデンは失敗、でもノルウェー、アイスランド、フィンランドからはお返事が。特にフィンランドのお友達は、それ以来ずっと連絡取り合ってます。大学生になって、ヘルシンキに行った時は空港にお迎えに来て、泊めてくれました。彼女と一緒にいろいろ案内してくれたカレシがね、すっごく良い子で、なんか当時一緒のバイトで親友だった私の現夫にそっくりでね、うわー、外国人とは思えねえ、と喜んでました。その後、偶然、息子と娘を同じ年に産み、その後、うちには娘、あちらには息子ちゃんが生まれて、どちらも3人子。そして、コワイコワイ、と言い合ったのは、母が亡くなった時でした。母の訃報を彼女に伝えたところ、「え、ウチのママも、実は同じ日に亡くなったのよ」…なんか私たち、シンクロしてる!?写真家の彼女、毎年私家版カレンダーを作って送ってくれます。ステキな日常写真の数々。嬉しい☺️サウナの後、この湖に飛び込むんですって。そして、今日メールをもらったのは、デンマークのお友達。この前、水牛のツノで作ったナイフを下さった方です。「バターナイフ」だと思ったら、「ハニーナイフ」、パンにハチミツを塗る用だったみたいです♪デンマークの超有名なキルターさんです。大先生。展示会で来日された時、お手伝いをさせていただきました。キルト作りの他に本業を持たれていて、それが偶然ウチの夫の仕事に関連があるということで、なんかすっごく親近感。仲良しになりました。もう15年?くらい、ずっと連絡取り合ってます。今はもうキルト作りは引退されて、悠々自適だとか。クリスマスと年越しは、毎年デンマークの北端の海辺の街で過ごすんですって。環境保護のために、とうとう電気自動車に買い替えたとか、アクティブで楽しいメールをもらって、また嬉しい。‥なんか私、こんなじゃダメだな。最近、あんまり元気じゃない。疲れちゃって。友人たちを見習って、もっと素敵に暮らしたい!‥と決意する年末です。…とりあえず、年賀状作るか〜。
2023年12月27日
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出身高校近くのカフェで、ね。私にとっては、子供たち3人が2年前まで合計7年通った学校で、2ヶ月前にもアーティスト会で来た「行きつけ」のお店なのですが、他のみんなは割と住居が分散しているので、初めて。「すっごーーい、こんなカフェだったんだ〜」と感動。よかった。常連の私は、先乗りしていい環境を整えておきましたよ!まあ、還暦近くなると、みんなそれぞれ事情を抱えている。病気だったり介護だったり、実は離婚したんだよね〜なんて言ってくるキャリアウーマンもいたりして。お互いの越し方をじっくり聞いて、慰め合い、励まし合う会でした。優しい世界。
2023年12月16日
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水牛のツノで出来たバターナイフ!オシャレすぎて、ぶっ飛びそうです! ありがとうございます♪なぜかこのナイフ、みこたんが気に入っちゃって、大変なの。匂いを嗅ぎまくり、舐めまわし、咥えて運んで行こうとするので、慌てて阻止。なんだろう、アフリカはナイジェリアから買い付けたツノを加工して…とパンフレットにありますが、なんか美味しそうな匂いがするのかな。大切にしたいので、みこたん、ごめんね。隠したいと思います♪
2023年12月14日
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霧のかかる高尾山を眺めながら…。高校からの大親友、⭕️ちゃんのお墓参り。同級生だった「部長」と約束して、行ってきました。部長は、⭕️ちゃんとは高三で初めて知り合ったのよね。最初、一緒の部活の私と同じクラスだ〜、と駆け寄ってきた部長、私は⭕️ちゃんと「また一緒だね!!」と大騒ぎしていて、そのまま部長もノリで「やった、やった〜」とエキサイト。お弁当仲間になりました。私はよく部長とケンカしたけど、大人しくていつも笑顔の⭕️ちゃんは、辛辣な冗談も上手く流して、すっごくウマの合う友人関係だったね。口はきついけど人情に篤く、心がまっすぐな部長、変わってなかったわ〜。今日はぶつかることもなく、しみじみ思い出話をしてきました。なんか不思議なんだけど、⭕️ちゃんも一緒にいて、たくさん会話したような錯覚を覚えました。本当にいたのかもしれない。会えてよかったって、言ってくれたかな。すらっと背が高くて、笑うとすっごく可愛かった⭕️ちゃん。百合の花にそっくりだった。部長も「うん、お花、グッチョイス」と言ってました。よかった。
2023年11月07日
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今度、仕切り屋「部長」の呼びかけで、高校時代の友人4人で忘年会チックなランチ会をすることになったのですよ。最初、彼女から「幹事やってね、場所の選定は任せる」と電話されたので、貧しい自分の感覚なりに、指定された駅近くで「駅近、駐車場広くて無料、時間制限無くゆっくり話せるお店」を探して、下見に行ったりしていたのですよ。昨日。メンバーの1人、◉ちゃんが、「❌駅だったら駅から遠いけど、どこそこがいい感じのお店よ、でもちょっと遠出するなら、小田急沿線の▶️駅前に、アフタヌーンティーが出来るいいお店があるよ」と。それはいいの。情報くれたわけだし、そうか、駅からちょっと歩くくらいでもいいか、と、また駐車場状況などを見に行って、みんなと情報共有していたわけです。ところが。そこでいきなり、部長の仕切り発動。「◉の言ってたアフタヌーンティー、もう予約したから。ここで決まりね」…ええと、幹事しろって言ったの、あんたでしょ、ワシのこれまでの活動はどうなるの?ちょっとイラッと💢来たので…いつもはすぐに返す返事を遅らせてあげました!(セコイ&しょぼい&伝わりにくい…)。。。2時間後、個人的なLINE着信。「あのね、◉がせっかく提案してくれたし、アフタヌーンティーって一度やってみたかったしさ…、いろいろ調べてくれたの、後から考えたら幹事しろって言ったの、こっちだよね…」…あはは。まあ、◉ちゃんは部長の大親友なので、最初から2人で決めるって言ってくれればよかったってことなんですがね。なんか私、割と怒ってて「じゃあ当日ドタキャンしてやる〜」とか「行くのは行くけど、ずっと無言で不機嫌ハラスメントしてやる〜」なんて黒いことを考えていたのですが、素直に謝れない部長のLINEを読んでいたら、うわー、すぐ怒っちゃう私も含めて、ワシら高校時代と変わんねーなーと思って、笑ってしまった。「ジム行ってたので、連絡遅れてごめんね〜」、オトナですから、フォローはします。アフタヌーンティーは2時間制なので、その後みんなでぶらぶらすればいいよね、という部長に、「冬の最中、彷徨う年でもないでしょ、どこか予約して落ち着けるようにしようよ」ワハハ、幹事押し付けてやった!!結局、アフタヌーンティー前に軽くランチ出来るお店を予約したって連絡が。実に有能な人なんですよ。それも変わらない。8年ぶりに会うみんな。元気かな。楽しみです。…怒ってた間に、夫のスーツをクリーニング店に持って行ったのですが、割引券が見つからなくて焦ったわ〜!やっぱり怒ると、脳が正常に働かなくなりますね。平常心、これ一番大事。
2023年10月27日
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がんじがらめの世間様に縛られた古い街の中学生だった頃、私はもんたさんの隠れファンでした。親に知られようもんなら、絶対貶されて怒られるとわかっていたので、ひっそりとね。なんかこの前買ってしまった昭和のマンガも音楽関係だし、私は多分、ロックンロール! したかったんだな〜。残念ながら憧れだけで、精神を持ち合わせて無かったので、今現在、普通の人になっているわけですが。中学校に入学した時、すっごく口の悪い友人と一緒のクラスになりました。その子とは、小学1年から一緒のクラスだったので、まあまあ仲良しグループではあったのですが、まあとにかく怖かった。だって、ちょっと気分を損ねると、すっごい勢いで口撃してくるんだもん。割とお勉強できるし、ピアノも上手だし、大人しくしてればいい子なんだけどね…その子に、ついつい「もんた愛」を語ってしまった私、うちの親よりもすごい勢いで怒られました。「不良! ピアノやってるくせに、もんたとか信じらんない!!」…えらい言いがかりやな。そして同じクラスに、小柄でお顔の可愛い、もんたさんに言われてみればちょっと似てる男子、○○君がいたのですが、「ちょっと知ってる!? コイツ(私のことね)、○○のファンなんだって〜! チョー貧乏で、チョーみっともない!」…いや、○○君は家庭の事情で、朝晩新聞配達のアルバイトをしていた勤労13歳だったのですが、なんにも悪いことをしてない同級生に、いきなりビンボーって、そりゃちょっと言い過ぎでしょうよ…っていうか、私は「もんたファン」であって、○○君、無関係でしょうよ!老獪なおばちゃんとなった今なら、相手にきちんとわかるように反論出来ますが、当時は相手も自分も13歳。私が言ったのは、「お前、大っ嫌い!」怒りに震えて、ただ一言。で、言いたい放題人間は、大抵反論に弱い。いきなり「なんで嫌いとかいうのよ!」と大泣き。中学生基準では、泣けば被害者、悪者は私…もう、まったく!…呼び出しは喰らわなかったものの、その後の家庭訪問で、母は担任から「もうちょっとお友達に思いやりを持てるようになるといいですね」と言われてました。小学校の頃からの彼女と私の関係を知ってる母は、「あー、またあの子」と流してくれましたが。彼女はその後、しっかり進学して、専門職に就いて、いい会社にお勤めしました。最後に会ったのは、27年前。私が結婚した頃。(なんやかんやで、地元枠が続いていた。古い街あるあるね。)。「結婚式、出たくないから、その前に会おうよ」(なんだよ、それ)と言われ、「お前、幸せな奴が払えよ!」と、くだを巻く奴に散々奢らされました。変わってねーなーと思いました。今はどうしてるのかな…いつのまにか年賀状も来なくなった。そう言えば。まあ元気で優秀な人には違いない。きっとパワフルに生きているでしょう。それから…もんたさん似と言われた○○君、君はどこでどうしていますか?中学卒業の時、「進学せず、芸能界に行く」って劇団の入学許可証を見せてくれたけど、上手く行ったかなあ?…もんたさんの訃報を聞いて、中学生の頃が鮮やかに甦りました。思い出は永遠。もんたさんも、永遠に!
2023年10月25日
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高校2年の春、永遠の友情を約束した⭕️ちゃんのお墓。同じ高校で、仲良しだった夫もお参りしたい、というので、行ってきました。八王子の古い街を通る甲州街道。多摩御陵を過ぎ、かなり走った先に、小さな霊園がありました。静かで空の広い丘の上に、⭕️ちゃん、いました。急に連絡が途絶えてから10年近く。ずっと探していた名前が、きれいな石にきれいな字体で刻まれていました。そうか、こんなところにいたんだね。突き抜けた空。寂しい場所だけど、誇り高く歩いてきた孤高のひとに似合う気もする。⭕️ちゃん、安らかに。また来月、今度は同級生と来ます。
2023年10月16日
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先日出したハガキ。高校時代の仲間「部長」に宛てて、⭕️ちゃんの訃報とお墓参りの提案でしたが、さすがテキパキさん。すぐに色々話をまとめて、連絡くれました。思えば高校時代、一緒の部活だったしクラスも一緒で、大人になってからも「1ヶ月に一回は、みんなで『異業種交流会』(バブリーな時代感が‥)しようよ」と呼びかけてくれる元気な奴でした。一番最初に結婚して、母になってからは、さすがにあまり連絡してこなくなったけど、それでも「子連れランチ会するよ」と自宅を開放してくれたり、なんやかんやで年一回は会ってました。子供たちがママべったりじゃなくなったくらいからかな…会わなくなったのは。随分前に本当に10年ぶりの飲み会をしたけど(確かその時、私は母のお葬式の報告と息子の大学入学話をしたんだった。もう7、8年前だわ…)、それっきり年賀状のやりとりのみでした。そりゃ、電話番号もメアドも変わってるわね。分かるのは自宅住所だけだったので、アナログにハガキ。でも、内容的にもその方が良かった。大事なことは、手書きで伝えたかったというのもあってね。久々に聞いた友の声は、相変わらずパワフルでした。「11月の初めだったら都合がいいから、お墓参り行こう、お線香は用意する。お花はお願いね。彼女の好みは、あんたが一番知ってるでしょ」「お供えのお菓子はお墓に放置できないから、持ってくだけ持ってって、分けちゃおう。こっちで例の名物買ってくから。⭕️ちゃん、確か好きだったよね」そして近況報告。「最近、姉妹の黒ネコ2匹飼い始めたんだけど、可愛くて可愛くて、まさか自分が猫派になるなんて思いもしなかったよ」高校生の時、あまりに飼っていたワン自慢をする彼女に、猫派の私が反論。部を二分する大喧嘩になり、顧問に呼び出しを食らったことがありました。でも職員室でまたまた私たち、大騒ぎ。「先生は犬派、猫派、どっちの味方ですか!!!??」とか叫んで、呆れた顧問に「知らないよ!」とキレられたりしたものです。時が経つと電話番号だけじゃなく、人も変わるねえ。。。丸くなった、お互いに。(私は20キロ増えました)。先月、衝動買いしたエコバッグ。私は白ネコの方を使ってます。黒バッグ、使わないまましまってあったので、黒猫飼いの部長にプレゼントしようっと。⭕️ちゃん、部長と一緒に会いに行くからね。⭕️ちゃんの好きな華やかなお花、用意していくよ。部長も、⭕️ちゃんの好きな某サブレを買ってきてくれるって。待っててね。
2023年10月12日
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先週末。ある日の夕方。最近は家の電話ってほとんどセールスしかかかって来ないので、出る時も適当に「もしもしー」みたいにして、名乗らないのですが、この一本はちょっと違ったの。「いきなりごめんなさい、**(私の高校時代の呼び名)ちゃんのご自宅でしょうか?」私を**ちゃんというのは、⭕️ちゃん以外にいません。⭕️ちゃんとは高校の新学年、私が海外から復学した日の朝、登校中のバスで出会いました。すらっとしたロングヘアの後ろ姿が、シドニーの友人にそっくりで、思わずガン見してしまったら、彼女が振り向きました。「なんか、ぜってーヤバいヤツにガンつけられてると思って、あの時ビビったわ〜」と、のちに彼女は言ってました。なんとなく挨拶して、バス停から一緒に歩いてクラス発表を見たら、なんか同じクラスで、それ以来ずっと仲良し。大学生になっても、どこか行くとなるとお互い誘って、プロ並みに歌の上手い彼女と元コーラス部ソロの私、最後は必ずカラオケ。社会人になってからは一緒に合コン行ったりもしました。締めは、男子も一緒にまたまたカラオケ。上手すぎる私たちが歌いまくるので、皆にドン引きされて、モテなかったな〜、あの頃。私の結婚式では、ステージ衣装のようなキラッキラのドレスで「愛の讃歌」を歌い上げて、親族一同は皆、「お友達にプロの歌い手さんがいるのねえ」と感心してました。でもね、彼女、歌はあくまで趣味。高校の部活は美術部で、先生に「本気で美大受けろ」と言われるレベルだったし、大学の専攻は会計学で本職はそちらの資格持ち。大手の事務所に所属して、美人会計士とか言われて活躍してたのよ。「忙しすぎて出会いがないよ」と言っていた彼女に、お節介なウチの両親がお見合いをさせたこともありました…お相手は八王子市内の大きな商店の跡取りさんで、穏やかで優しい立派な方だったけど、ちょうどその頃、実は彼女、ある病気が発覚して…「ご迷惑をかけちゃうから、このお話は無かったことに」となりました。大手の事務所は退職して、家に近い小さなところで仕事に就き、ウチの小さかった娘たちのバレエの発表会というと、可愛いプレゼントを持って駆けつけてくれました。でもね、ある時急に連絡が取れなくなりました。その年、年末恒例「くるみ割り人形」の舞台のお誘いをしたのだけどメールが宛先不明で返ってしまい、電話も繋がらず。ご実家も応答なし。そしてその年の年賀状も返ってきてしまいました。高校の同窓会があった際には、[行方不明]名簿に彼女の名前があり、みんなからは「あなたが知らないなら、誰も彼女の連絡先はわからないよ」と言われました。そうだよね、高校での彼女はどちらかというと人見知りで、グループはあったけど、一番の仲良しは私だったから。…時折「どうしてるのかな」と彼女の名前をネット検索するようなそんな日々が続いて10年近く。お電話は、⭕️ちゃんのお姉さんからでした。「長いことお知らせしないでごめんね。⭕️ちゃん、実は9年前の今日、亡くなりました」「かわいそうな亡くなり方で、こちらも辛くて、立て続けに母が立ち直れないままに亡くなったりして、どなたにも連絡しなかったの」「最近、やっと遺品整理する気になってきて、手帳を見たらあなたの連絡先に丸がついててね、お知らせしてって言われてる気がして、お電話しました」…なんか予想はしていた。夫(高校一緒だし、彼も仲良し)と、「…もしかして、もうこの世にいないのかなあ…」と話したこともありました。こんなに時間が経っていると、衝撃とかそんなことよりも、「そうだったのか…」という納得の方が優ってきます。高校時代、⭕️ちゃんと一緒に地元のお店で、試食品の食べ歩きをしました(迷惑)。美味しいケーキがあって買おうと思ったけど、2人合わせても一個分のお金しかなくて、お店の人に「半分に切ってください」とお願いしたら、たまたまその店員さんが同じ高校の卒業生で(特徴的な制服なので、八王子人だったら誰でも一目瞭然)、「閉店近いし、いいよ、おまけしちゃう」と、一個の値段で2個もらっちゃったこともありました。そのケーキ屋さん、あまりに私たちが試食を荒らしに行くというのを聞いて、心配したウチの母が、お客さんや親族へのお遣い物は、絶対にそこのクッキーとかゼリーの詰め合わせを買うようにしていたみたい。今思えば「ちょっとは遠慮しろや」ですが、でもその当時は「ウチのママ、お得意さんみたいだよ〜」と、ますます突撃しては笑顔で荒らしてました。すみません。。。2人とも生クリームが好きで、ある時、「大学受験が終わったらボール一杯に泡立てて、貪ろう」と約束しました。ご家族皆多忙で、いつも1人だった彼女の家は秘密基地。レンタルしたホラービデオを見ながら、クリーム舐めました。最高でした。大人になってからは、お互い子供自慢をしました。私はうちの子、彼女はお姉さんの2人の娘ちゃん。「すっごく可愛いもんだね…生意気でワガママで、でもとにかく大切」と、出かけるたびに可愛い小物をお土産に買っていました。「同年代だし、ウチの子とお宅の子、その内どこかで会うかもよ。目印になるように、お揃いのマスコットを持たせよう」と言って、着物屋さんで縮緬のウサちゃんを買ってくれたこともありました。今も、大事に持ってるよ。その後、娘たちが京都の修学旅行で買った2人も加えて、4人になりました。⭕️ちゃん、ウチの下の娘、あなたの下の姪っ子ちゃんと一緒の大学だよ。お姉さんに聞きました。どこかですれ違ってるかもしれないね。同学年だし、同じ般教の教室に座ったこともあるかも。縁って、あるんだね。⭕️ちゃん、どんな突飛な変な提案も面白がってくれるあなたがいてくれたおかげで、私の若い日々は多彩に輝きました。結婚式のスピーチで「一緒にいられた高校時代、遊びまくった大学時代、そして今現在と、**と出会ってからの私は、ずっとこれまでで一番幸せだよ」って言ってくれたよね。私も少しは⭕️ちゃんの日々を照らすことが出来ましたか?お姉さんから頼まれました。「高校のお友達に、このことを知らせて欲しいの」。。。一緒のお弁当グループだった「部長」(仕切り屋でテキパキさんなので、あだ名)に、お手紙出そうと思います。⭕️ちゃん、忘れないよ。あなたの生きた「伝説」を、周りのみんなに語り継ぐよ。
2023年10月04日
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