2004/11/20
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カテゴリ: 自作俳句
11/16
「捕鯨」鯨突 勇名取 捕鯨船 鯨見 5句
 わが国の捕鯨の歴史は『古事記』や『万葉集』に、久治良、勇魚の名で出ており、たまたま岸に流れ着いたものを捕獲したことから始まる。船による捕鯨は、江戸時代の初め紀州太地浦で始まり長崎・高知・山口などでも行われていた。最近までは大船団を組んで南氷洋に赴き、鯨油をとり、肉は食用としていたが、資源保護の国際世論が高まり、現在では調査捕鯨しか認められていない。(現代俳句歳時記 冬 角川春樹編 より)

捕鯨船海泳ぐ姿見ず朽ちる
金魚鉢と写真の中の捕鯨船
ロビンソン モビー・ディックに種付けし
獲物なくオーロラ巻き取る捕鯨船
捕鯨船海鳴り止まぬ泣き止まぬ

 給食に鯨の肉出てたとか知らない世代。3句、ロビンソン・クルーソーとモビー・ディックを無理やり結びつけて完全に失敗して捕鯨でもなんでもなくなってる。4句好き。5句、こういうのは簡単だけどやりすぎてもだめ。

11/17「蒟蒻(こんにゃく)掘る」蒟蒻干す 5句
 地下の球茎を蒟蒻玉というが、傷つけないように掘り出すのである。十月の下旬からこの仕事は始まる。洗い上げた蒟蒻玉は、皮を除いて薄切りにし一週間ほど干して粉末にする。群馬県が主産地。(同上)

蒟蒻玉硬いと怒る孫にやる
蒟蒻掘る嫁探す手つき三十路かな
蒟蒻を掘る人の影追う土竜
カメラの眼蒟蒻干す背に忍び寄る
移ろわぬ日々破る為蒟蒻掘る

 1句、蒟蒻好きの孫に「ほらこれが蒟蒻だよ」と掘り出した蒟蒻玉をあげる祖父。当然食っても硬い。怒る孫。次々と蒟蒻玉を放る祖父。次々と噛んでは次々に怒る孫。2句、三十代農夫になったつもりで。あんまり自分らしさを無くすとダメダメになる。

11/18
「冬の雨」6句
 寒の内に雨が降るのは気温が高いからである。冬にしてはわりに暖かい気候になると雨が降り、感じは暗いがなんとなくやわらいだ気分になる。冬の雨といっても、北国では雨は珍しい。さあっと通り過ぎてゆく時雨に対して、音もなく冷やかに長めに降るのを特徴とする。(同上)

降るものに白髪混じれる冬の雨
冬の雨降り終わる様繰返し
冬の雨水の留まるところなし
迷い子の崩れる上に冬の雨
冬の雨将軍の供血を流し
冬の雨色街に降り歌となる

 この日雨降ってたから。5句、冬将軍の先触れとしてやってくる将軍の子分、彼らは雪ではなくやや冷たい雨として自らの体を降らしながらやってくる。6句、自分で書いた手帳の文字が判別するのに時間がかかった。何書いたかも覚えてなかったから。何千人と詠んできたようなのは作っちゃいけない。






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Last updated  2004/11/20 01:23:55 AM
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