2004/12/02
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カテゴリ: 自作俳句
 本は読んだ。眠気の中でいい加減な感想書くのも勿体ないようなものを。

12/1
「冬田」冬の田 冬田道 冬田面(ふゆたのも) 雪の田 冬田打つ 8句
 稲を刈り取ったあと、なにも作らずそのままにしてある田のことである。麦を蒔き、また菜などをつくる二毛作の田は冬田とはいわない。刈り株から伸びた※ひつじ(のぎへんに魯)も枯れ、その刈り株じたいも黒ずんで、さむざむとした風景となる。真っ白く霜が降りていたり、薄く氷が張っていたりする。また、雪に覆われてしまうこともある。この間に地味を回復させ、春の耕しに備えるのである。荒涼とした冬田に美を見いだしたのは近代に入ってからであった。(現代俳句歳時記 冬 角川春樹編 より)

 12月に入ったからいきなり「師走」を選ぶというのも芸がなく。大体一日で師走の何を詠めるのだろうか。


冬の田に泣き崩れるものおらぬ日も
冬田からとめどなく蟻流れ出す
靴・ボール・老犬冬田に降り積もる
冬田とは糞の母らの斬首跡
冬田二枚雌雄の区別つけ歩く
冬田に潜む二百年後咲く柿の種
ザリザリと陰音響く冬田かな
若者のまなこ濁せし冬田道


 実際冬田の前で考えながら詠むべきだったか。昨日の最後で「枯れ色のいぼむしり」を使ったあとでは、僅か三文字の音に却って縛られた。
 4句、「糞」をどうにかしたいとは思ったものの。斬首跡は刈り株の並ぶ様。稲はやがて脱穀され精米され売られ洗米され炊かれ人の口に入り糞の素となる。6句、音が崩れ過ぎ。「二百年」「柿の種」と奇抜な語を詰め込みすぎ。7句、夕方、夜の冬田の風景を思い出して、色事に絡めて、と考えて結びついたのは陰毛だった。が、それを入れるとあからさま過ぎて下品。造語は使わないに超したことはないが、いちいち立ち止まらず思いついたら使っていこう、ということで「陰音」。結果やっぱり解りにくくなった。

 冬田にはいつでもカラスが居たな。それを詠み込むのを忘れた。





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Last updated  2004/12/02 02:28:36 AM
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