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2022/09/25
カテゴリ： 新聞記事
日経新聞朝刊６面（22/09/25）の 「先読み」
というコーナーに "■安倍氏国葬27日、世論分断のなかで"と"対象基準づくり必須"
という見出しで記事が載っていた。
この記事は日経新聞の電子版には昼頃チェックした時点では載っていなかった。書いたのは大石格編集委員。
記事の中盤くらいに、岸田首相が国葬にすると決めた理由として説明した4項目を書いてあり、それを受けて記事は
>この説明に世論が納得しているとは言い難い。日本経済新聞社とテレビ東京の9月世論調査では、国葬に賛成（33％）は反対（60％）を大きく下回った。
と書きます。
日本経済新聞社の9月世論調査は㈱日経リサーチのサイトに載ってるデータでは
2022/9/16～22/9/18 957 42.3 2,263
とあります。2022年1月定例調査～同年9月定例調査を通じて 回収率は40.8～44.2%と低い です。
https://www.nikkei-r.co.jp/pollsurvey/results/
アンケート調査、世論調査の統計的信頼性を一定程度以上に確保するためには、調査の設計をきちんと行うことは勿論ですが、回収率は60％以上必要です、ってアンケート調査、世論調査の多くの専門書に書いてあります（のはず）。40%ちょいしか回収率がない調査結果に基づいて、大石格編集委員はなぜそんなに偉そうなもの言いが出来るのかさっぱり判りません。で、日経新聞のサイトを見ても無料会員が読める範囲では、上記957名の回収者（回答者）の性別、年齢層別内訳は開示されていない。ひょっとすると、ペーパーの方には載っていたのかもしれませんが、多分載ってないでしょう。オイオイ！、ちゃんと押し入れから新聞出してきて調べろよな（苦笑
まぁ、ペーパーの日経新聞はざっと一通りは全面見てるつもりなので、多分見逃してはいないと思うんで・・・
自社の世論調査の信頼性に関しては「絶対の自信があるかのように」振る舞うのが新聞記者の作法なんでしょうが、そんなもんをこちらが受け入れる必要も義理もありません。
で、この「先読み」の一番の問題点と私が思うのは後半部分の
>ここまで割れた国論を収束させるには、きちんとした後始末が必要となる。国葬を開催するのであれば該当するのは誰なのかの選定基準づくりは、必須だ。
>吉田氏の国葬にも反対論はあった。当時の最大野党の社会党が参列したことで、大騒動にはならなかった。国葬を決める場合、国会の一定の関与を要件にするのかも論点になる。
『国葬を開催するのであれば該当するのは誰なのかの選定基準づくりは、必須だ』なんてものが現実問題として可能かどうか3分も考えれば不可能であることは自明でしょうよ。
バカなの？、この編集委員。まぁ、大石格編集委員は本心では「そんなことできるわけなかろうもん」と思っているのだろうが（そうでなければバカ確定です 笑）、当たり障りのない文章書いておけば自分の職責が果たせた、てなもんでしょうよ。
文化勲章授与者の選定基準は多分何らかのものがあるのでしょう。理工学部門にしろ社会科学部門の研究者であれば、ノーベル賞やフィールズ賞等の国際的に権威ある賞の受賞実績や論文の世界での引用数、研究成果が社会において具体的に利用され国際社会にも日本の経済にも大いに貢献している、あるいは商品化されて国民の生活質の向上に大いに貢献している、等などある程度明確な判断基準を作れるかもしれない。古典芸能、演劇、映画等など部門であれば明確な判断基準は難しいかもしれません。いずれにしても、文化勲章授与者の選定が政治的問題になる可能性は相当に低いです。
それに対して、 政治家の国葬選定基準なんて国会で三ヶ月議論しても決まらないだろうし、仮に決まったとしても反対する政党はいちゃもんつけて「政治家A（故人）が選定基準に該当するとは認められない」と主張するに決まってるじゃんか。
当然、左巻きマスゴミ、左巻き知識人（笑）及び情弱左巻き老人も全く同じ。「選定基準」を策定しようがしよまいが、反対する勢力は必ず存在します。
この記事の最後は「国葬儀」での台湾の扱いの問題（弔問団の席次）について書いているが、これは「国葬儀」とは本質的に違う問題です。この記事で書くべき内容ではありません。
この記事は日経新聞の電子版には昼頃チェックした時点では載っていなかった。書いたのは大石格編集委員。
記事の中盤くらいに、岸田首相が国葬にすると決めた理由として説明した4項目を書いてあり、それを受けて記事は
>この説明に世論が納得しているとは言い難い。日本経済新聞社とテレビ東京の9月世論調査では、国葬に賛成（33％）は反対（60％）を大きく下回った。
と書きます。
日本経済新聞社の9月世論調査は㈱日経リサーチのサイトに載ってるデータでは
2022/9/16～22/9/18 957 42.3 2,263
とあります。2022年1月定例調査～同年9月定例調査を通じて 回収率は40.8～44.2%と低い です。
https://www.nikkei-r.co.jp/pollsurvey/results/
アンケート調査、世論調査の統計的信頼性を一定程度以上に確保するためには、調査の設計をきちんと行うことは勿論ですが、回収率は60％以上必要です、ってアンケート調査、世論調査の多くの専門書に書いてあります（のはず）。40%ちょいしか回収率がない調査結果に基づいて、大石格編集委員はなぜそんなに偉そうなもの言いが出来るのかさっぱり判りません。で、日経新聞のサイトを見ても無料会員が読める範囲では、上記957名の回収者（回答者）の性別、年齢層別内訳は開示されていない。ひょっとすると、ペーパーの方には載っていたのかもしれませんが、多分載ってないでしょう。オイオイ！、ちゃんと押し入れから新聞出してきて調べろよな（苦笑
まぁ、ペーパーの日経新聞はざっと一通りは全面見てるつもりなので、多分見逃してはいないと思うんで・・・
自社の世論調査の信頼性に関しては「絶対の自信があるかのように」振る舞うのが新聞記者の作法なんでしょうが、そんなもんをこちらが受け入れる必要も義理もありません。
で、この「先読み」の一番の問題点と私が思うのは後半部分の
>ここまで割れた国論を収束させるには、きちんとした後始末が必要となる。国葬を開催するのであれば該当するのは誰なのかの選定基準づくりは、必須だ。
>吉田氏の国葬にも反対論はあった。当時の最大野党の社会党が参列したことで、大騒動にはならなかった。国葬を決める場合、国会の一定の関与を要件にするのかも論点になる。
『国葬を開催するのであれば該当するのは誰なのかの選定基準づくりは、必須だ』なんてものが現実問題として可能かどうか3分も考えれば不可能であることは自明でしょうよ。
バカなの？、この編集委員。まぁ、大石格編集委員は本心では「そんなことできるわけなかろうもん」と思っているのだろうが（そうでなければバカ確定です 笑）、当たり障りのない文章書いておけば自分の職責が果たせた、てなもんでしょうよ。
文化勲章授与者の選定基準は多分何らかのものがあるのでしょう。理工学部門にしろ社会科学部門の研究者であれば、ノーベル賞やフィールズ賞等の国際的に権威ある賞の受賞実績や論文の世界での引用数、研究成果が社会において具体的に利用され国際社会にも日本の経済にも大いに貢献している、あるいは商品化されて国民の生活質の向上に大いに貢献している、等などある程度明確な判断基準を作れるかもしれない。古典芸能、演劇、映画等など部門であれば明確な判断基準は難しいかもしれません。いずれにしても、文化勲章授与者の選定が政治的問題になる可能性は相当に低いです。
それに対して、 政治家の国葬選定基準なんて国会で三ヶ月議論しても決まらないだろうし、仮に決まったとしても反対する政党はいちゃもんつけて「政治家A（故人）が選定基準に該当するとは認められない」と主張するに決まってるじゃんか。
当然、左巻きマスゴミ、左巻き知識人（笑）及び情弱左巻き老人も全く同じ。「選定基準」を策定しようがしよまいが、反対する勢力は必ず存在します。
この記事の最後は「国葬儀」での台湾の扱いの問題（弔問団の席次）について書いているが、これは「国葬儀」とは本質的に違う問題です。この記事で書くべき内容ではありません。
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