【恋の行方】

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2010.10.09
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カテゴリ: ミキオとメグミ
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メグミもミキオもそれぞれの第一印象はよくなかった。
特にメグミのミキオに対するイメージは最悪だった。
どこがどうイヤなのかさえ説明できない。
生理的に受け付けなかった。
なのに、何故?しかもデートに誘ったのはメグミのほうだった。
わからない。
どこをどうすればこういう話になるのか、まったくわからない。
そして、メグミはいつも不機嫌だった。

ミキオはメグミを押し倒した。
唇は重ねられたまま。
むさぼるように唇を吸い上げる。
ミキオの手はメグミの胸をまさぐった。
が、すぐに動きを止めた。
体を起こし、メグミに言った。

「服脱ごうか?」
「え?」
「恥ずかしい?」
「…」
「自分で脱ぐ?それとも脱がせて欲しい?」

メグミは立ち上がると、出口に向かって歩き出した。

え? そんな…。
ミキオが後を追う。
メグミはトイレのドアを開け、中に入った。
バタンと音を立ててドアが閉まった。
ミキオはホッとした。
ベッドに腰を下ろし、タバコに火をつけると、大きく息を吸い込んだ。

トイレのドアが開き、閉まる音がした。
メグミはミキオと目が合うと、「驚いた?」と聞いた。
「別に」とミキオが答えると、メグミが笑った。
ミキオはメグミの笑顔をはじめて見たような気がした。
「そんなことより早く脱げよ」
ミキオは吸いかけのタバコを灰皿でつぶした。
「自分で脱ぐ」と答えるメグミ。

セーター、ブラウス、スカート…。
気持ちいいくらいの脱ぎっぷりだ。
ブラとパンティ姿になると
「これでいい?」と言う。
「ブラは?」
「ブラも?」
「うん」

メグミがブラを取った。
ただ胸は両手で覆い隠していた。

「おいで」とミキオが手招きすると、ベッドに腰を下ろした。
隣りにミキオが座ると、ベッドにまた押し倒された。

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Last updated  2010.10.10 22:13:51
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