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2013年09月12日
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これより後編です!
前編はこちらをどうぞ
http://plaza.rakuten.co.jp/korrida/diary/201309120000/

抗酸化物質のポリフェノールについて、鬼的に気になるもの、あまり知られていないものを少し解説していきたいと思います。


ポリフェノールの種類

★フラボノイド系★

●アントシアニジン (赤ワイン、ブドウ、ブルーベリー、クランベリー、イチゴ、紫芋など)
●ケルセチン (玉ねぎ、りんご、赤ワイン、カカオ、ブロッコリー、ケール、パセリ、プロポリスなど)
●ルチン、ヘスペリジン (蕎麦(特に韃靼そば)、柑橘類(特に薄皮)、なす、アスパラガス、ほうれん草、くこ)
●イソフラボン (大豆、吉野葛、レッドクローバー)
●カテキン (緑茶)
●エピカテキン (カカオ)



★フェノール酸系★

●エラグ酸 (イチゴ、ラズベリー、ザクロ、りんご、ナッツ)
●リグナン (ごま、亜麻仁)
●クルクミノイド (ウコン)
●クマリン(桜の葉、パセリ、桃、柚子、柑橘系)
●ロズマリン酸 (シソ、ローズマリー、レモンバーム)


まずはケルセチンです。
血流を改善、コレステロール値を下げる、動脈硬化を予防する、関節痛の症状をやわらげるなどの効果があります。
ドイツでは坑ヒスタミン剤として、かゆみ抑制にアトピー患者に使用されています。





だから最初、玉ねぎの外皮のケルセチンでサンスクリーンを作ったんですが、匂いが強かったので同じケルセチンの多いビルベリーの葉などを今は使用しています。
抗酸化作用でDNAへのダメージを抑えることで、光老化にも打ち勝てるポリフェノールです。

次に韃靼そばで有名なルチンですが、ビタミンCの抗酸化作用を支える役割もあるし、毛細血管を丈夫にして、血流を改善し、脳血管障害を予防します。
脳梗塞の予後にも、ビタミンCに効果的に働いてもらうためにも、韃靼そば茶はいいですね。

ルチンと共にビタミンPと呼ばれるヘスペリジンは、青みかんなどの柑橘類の皮やすじに多く含まれ、花粉症や高血圧、骨そしょう症を予防する効果があります。
柑橘系は皮は出来たら食べた方がいいし、すじは取ったらもったいないですね。
血流を改善する効果も高いので、お風呂に入れたりするのもいいですね。


それから女性ホルモン「エストロゲン」と似た化学構造と働きをすることが分かっているイソフラボン。
実は葛やレッドクローバーにも多いと言うことはあまり知られていません。


吉野葛などは体も温めますし、冷え性にも良いです。
この秋冬は葛湯とレッドクローバーのハーブティーで、ほっと一息してはいかがでしょうか?





あまり知られていないですが、フェノール系の「リグナン」も腸内細菌の働きで、女性ホルモンのエストロゲンと同様の働きを持つ成分に変わります。
リグナンが多い食品はゴマですが、実は亜麻仁にはゴマより多い1.2%ものリグナンが含まれています。
リグナンには強力な抗酸化作用もあるので、亜麻仁油はリグナンのためにも、もちろんオメガ3のためにも摂りたいですね。

イチゴ、ラズベリー、ザクロ、りんご、ナッツに多いエラグ酸も高い抗酸化力があります。
食べることでは抗がん作用、肌につけると肌のくすみが抜けます。
私のコスメにもエラグ酸の多い植物をよく使います。


さて、最後にカカオポリフェノールです。
カカオポリフェノールというものがあるわけではなく、カカオにはいろいろな種類のポリフェノールが複合的に含まれていることがすごいのです。
まずは、お茶の4倍のカテキン類(エピカテキン)が含まれています。

それだけではなく、フェノール類として、プロトカテキュ酸、フロログルシノール、バニリン酸、カフェ酸、クロバミドなどのポリフェノールが含まれており、フラボノイド類としてはカテキン以外にも、ケルセチン、シアニジン、プロシアニジンなど盛りだくさんです。

カカオは中央アメリカから南アメリカの熱帯地域を原産とするアオギリ科の常緑樹。
テオブロマとも呼ばれ、これは神様のたべものという意味で、昔は王様や貴族あるいはお金持ちだけが食べていたと言われます。

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カカオの複合的なポリフェノールの力で、以下の効果が分かっています。

●動脈硬化を防ぐ
●がん予防
●アレルギーやリウマチの改善
●ストレスに作用する
●病原菌をおさえ、傷の治癒の促進
●血流改善、基礎代謝のアップ、脱くすみ
●虫歯予防


この中で面白いなと思うのは、ストレスに対する作用なんですよね。
以前も書いたことありますが、ストレスによって増加する「コルチゾール」というストレスホルモンの分泌を抑えてくれる働きがあります。
この「コルチゾール」が過剰なストレスで多量に分泌されると、過食に走りやすく、脂肪を蓄えやすくなり、ニキビが出来やすくなり、アレルギーを悪化させ、むくみやすくなり、高血圧や月経異常が起こることもあります。まさに最悪。


カカオポリフェノールはこの老化ホルモンコルチゾールを抑制してくれます。
しかもあらかじめカカオポリフェノールを摂っておくと、ストレスを感じてもダメージを弱められ、心理的ストレスに対して抵抗力を強めることが確かめられているそうです。



また、胃がんの原因菌と言われるピロリ菌やO-157の増殖を防いだり、傷の治りが早くなるというのも、面白い作用なんですが、もっと面白いのは虫歯菌を抑える作用です。
なんとウーロン茶や緑茶以上に虫歯菌をおさえる効果があり、しかも虫歯の進行を抑えることまで実験で分かっています。

こんなポリフェノールの宝庫のカカオ。
問題点はチョコレートに多い白砂糖や乳製品、遺伝子組み換え大豆のレシチン、香料などの添加物です。
そこで、そういうものを払拭すれば、楽しくカカオの素晴らしさを味わえると思い、チョコレートを作っているわけです。

ココアでもいいと思いますので、ぜひ砂糖を入れずに、アガベシロップやGI値が低めのRAWハニーなどで飲んで下さい。



ちなみにカカオには恋した時に分泌される「フェニールエチルアミン」という物質が含まれます。
これは恋に落ちた時に脳から出る神経伝達物質と同じものです。

フェニールエチルアミンは、恋した瞬間に脳内で大量に分泌され、高揚した気分になり、快楽物質「ドーパミン」の濃度を増大させる働きもあります。
相手を追いかけている時は、分泌がさかんですが、恋愛が安定してくると減ってきます。
ずっと大量に出続けると脳に悪いので、これが脳から出るのは最大でも3年と言われます。

よく3年目の浮気と言うのはそのせいですね。
ただ、この時本当に二人の相性が良ければ、今度はβエンドルフィンという神経伝達物質が出て、信頼、愛着の関係になるそうです。
ここまでくれば、ただの恋ではなく、愛の域に入ります。


正直私は、もう恋はいいって感じですが、チョコレートのドキドキは
おいしくってアンチエイジングにも最高です!!








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Last updated  2013年09月12日 22時55分15秒
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