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2026.05.30
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カテゴリ: 映画館で見た映画



「箱の中の羊」この題名の意味は見始めてしばらくするとわかる。
ヒューマノイドにお休み前の寝物語代わりに絵本ならぬ’’Le Petit Prince''(星の王子様)の中の一節。男の羊が出てきておばあさんの羊が出てきて、次に箱、箱の中に羊がいる。’’大切なものは目には見えない’’という有名な文句も出て来る。
果たしてそれが何を意味するのか。終幕間際にヒューマノイドの胸に手を当てママとされる甲本音々(綾瀬はるか)が「わかった」と告げる。その意味するところが正解なのかどうかわからないけれど、「箱の中の羊」なのであろう。

監督が「箱の中の羊」として伝えたかったのは、児童誘拐の罪なのか、ヒューマノイドが出現する未来なのか、子を亡くした親の思いなのか、最後に伝わわる言葉が何を表現しているのだろう。
注文住宅販売を仕事とする甲本音々(綾瀬はるか)が作り出すジオラマ模型で成長する樹木が出て来る。そこにも監督が思いする樹木へのこだわりがあるのだろう。そしてそれが後半のヒューマノイドたちの行き先の樹齢数百年の樹に通ずるのだろう。しかし、監督の思いは私に届かなかった。残念である。
世界的知名度のある監督ゆえ素晴らしい俳優たちが顔をそろえて、それぞれが見事な演技をする。清野菜名、寛一郎、余貴美子、田中泯に加え、注文住宅の施工主である夫婦役の角田晃広、野呂佳代。さらに、星野真里、中島歩。みな、実績のある芝居巧者である。綾瀬はるかも並々ならぬ演技を見せる。特筆すべきはオーディションで選ばれた桒木里夢(くわきりむ)である。ヒューマノイドであり人間らしさを演じていた。ただ、大悟に関しては本人へのあて書きなのか、キャラクターとして見るよりは大悟を意識してしまった。これもまた残念。
映画は見てみないとわからない。映画は監督のものである。「大切なものは目には見えない」を表現したかったのかもしれないけれど、もっともっと伝えてほしかった。


2026年/日本/125分/G

監督: 是枝裕和
原案:是枝裕和
脚本:是枝裕和
編集:是枝裕和
出演: 綾瀬はるか、大悟、桒木里夢、清野菜名、寛一郎、余貴美子、田中泯角田晃広、野呂佳代、星野真里、中島歩、柊木陽太

「​ 箱の中の羊 ​」★★★(60%)





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最終更新日  2026.05.31 11:53:41
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Re:映画レビュー 「箱の中の羊」(05/30)  
ミリオン さん
こんにちは。
映画レビューがありましたね。応援します。頑張って下さい。 (2026.06.01 14:11:55)

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