全5645件 (5645件中 1-50件目)

ⓒ2006 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.「【NHK BSシネマ】2026年3月の映画」でお薦め紹介していた「プラダを着た悪魔」を録画視聴した。現在ロードショーの「プラダを着た悪魔2」の予習として復習した(笑)。約20年前に一度見ているだけなので、見ておもしろかった印象が残っているだけで話の内容の細部は忘れてしまっているのだから。あらためて見て、主要キャスト4人のうち、当時、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、スタンリー・トゥッチの3人は認識があったけれどエミリー・ブラントは認知していず、今は主役スターとなった彼女の進出ぶりに敬意を表する。さて、物語はファッションに全く興味のないジャーナリスト志望の英才女子がファンション誌編集責任者のアシスタントになって、悪戦苦闘する話。仕事をするうちに英才女子は洗練されたファッションを身に着けることになりファビュラスでゴージャスな女性へと変身していく。24時間仕事モードのは当時のハードワーカーのあるべき姿だった。それがまた望むべき姿でもあっただろう。ラストまですったもんだはありつつドタバタと展開するドラマを平常心で見ていたが、ラスト、クライマックスでグッときてしまった。感動してしまった。20年前、どのような感情を抱いたかは覚えていないが、今見てグッときてしまう映画。やはり素晴らしいのだろう。さあ、続編新作を見に行こうか!!2006年/アメリカ/110分/監督:デビッド・フランケル原作:ローレン・ワイズバーガー脚本:アライン・ブロッシュ・マッケンナ出演:メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、スタンリー・トゥッチ、サイモン・ベイカー、エミリー・ブラント、エイドリアン・グレニアー、デビッド・マーシャル・グラント、ジェームズ・ノートン、トレイシー・トムズ、ダニエル・サンジャタ、レベッカ・メイダー、リッチ・ソマー原題:The Devil Wears Prada(「プラダを着た悪魔」)お薦め度「プラダを着た悪魔」★★★★(80%)〔初見時のお薦め度は★★★★☆(90%)〕字幕:松浦美奈
2026.05.02
コメント(0)

Pabanneu (2026)Xにてヒューマンドラマならぬラブストーリー。おじさんが泣いたという文字を見て、ならば見らねばと見てみた。しかし、なんとも私好みではなく、恋愛要素も芥子粒くらいしかなかったものが、どうしてふくらみ命をかけた恋にまで発展したのか理解しがたく、残念に思った。刺さる人には刺さるのか。(以下、Filmarksより)’’心を閉ざして生きる3 人の男女が、少しずつ心を通わせ、互いの存在に救われながら再び人生と愛に向き合えるようになっていく物語。’’(以下、Filmarksより)女性の主席卒業者が事務職社員として採用されていながら、不美人という理由だけで地下の倉庫番になっていて、まずこの設定から飲み込めなかった。ありえない配置転換と思えるが、これが納得できる韓国社会なのだろうか。あくまで映画のつくりごとだと思いたい。バイトで入ったダンサー志望のイケメンがどこが気に入り彼女を好きになったかがまったく描かれていない。ゆえに置いてきぼりをくらった感じで作品に入り込めなかった。クライマックスで結末に予想がついた。その結末の描きかたがもどかしい。結果、私は泣かなかった。残念。Netflix にて2026年/韓国/113分/監督:イ・ジョンピル原作:パク・ミンギュ脚本:イ・ジョンピル、ソン・ミ出演:コ・アソン、ピョン・ヨハン、ムン・サンミン原題:파반느英語題名:Pavane(「バヴァーヌ」(舞踏伴奏音楽の名称))お薦め度「パヴァーヌ」★★★(60%)パヴァーヌ - Netflix
2026.05.02
コメント(0)

これは……ベリーショートな小説なのか。いや、ベリーショートなんて言わなくてもショートショートという区分けがあったなと思い出す。さて、本書は対象となる人物が二人以上登場し、まず一方の思いで話は終わる。BOX1。BOX1を読み終えてBOX2を読みだすと、同じ状況での他者。つまりBOX1の主人公の相手となる対象者が思いを語る。BOX2。対になった物語。これは作家・青山美智子が体験した物語と経験した(聞いたりした)物語で構成されているように思う。思えば、ある時、たまたま本屋で手に取った「木曜日にはココアを」の文庫本を読んで、しみじみと感じ入り、ジーンとなったり、微笑み、さめざめと泣いた。何か心の琴線に触れたやさしく温かい連作短編。その後、この連作短編が青山美智子のスタイルとなり、短編が各々書かれていると思って読み進めると、ラストではすべてがつながっているとわかる、脈絡のある物語。これが青山美智子の真骨頂である。連作に連作を重ね、書き疲れてはいないかと心配になっていたところ、このような本を出版した。これも意味があることだろう。「木曜日にはココアを」読み終えた時、立派な作家になってほしいと思った。そして、彼女は私の思い以上に立派で素敵な作家となった。著名な賞を手にすることはないと思えど、この本の作家紹介で“『お探し物は図書室まで』は、米『TIME』誌が発表する「2023年の必読書100冊」に、唯一の日本人作家の作品として選ばれた。”とある。素晴らしいじゃないか。デビュー本「木曜日にはココアを」を脇に置けば、『お探し物は図書室まで』は現時点での彼女の最高傑作だと思う。ところで本書「チョコレート・ピース」であるが、チョコレートにまつわる思い出、思いがこれほどあって甘く切なく温かい。いつかチョコレートの長編小説が読みたいものである。カカオ86%の……。チョコレート・ピース [ 青山美智子 ]
2026.05.01
コメント(0)

NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。5月のおすすめ作品は「さらば、わが愛/覇王別姫 4K」5/2、「アポロ13」5/4、「イングロリアス・バスターズ」5/7、「ラスト・シューティスト」5/8、「ナバロンの要塞」5/9、「ブレードランナー ファイナル・カット 4K版」5/16、「ザ・コンサルタント」5/18、「ある日どこかで」5/21、「ヤングガン」5/22、「ダークナイト 4K版」5/23、「ブラッド・ダイヤモンド」5/25、「日の名残(なご)り」5/26、「アパートの鍵貸します」5/27、「炎の人ゴッホ」5/28、「左きゝの拳銃」5/29、「乱 4Kデジタル修復版」5/30。この作品の中から選んだ5作品はこれら。未見の「炎の人ゴッホ」「左きゝの拳銃」を除き、また紹介済みの「さらば、わが愛/覇王別姫」、「ナバロンの要塞」、「ブレードランナー ファイナル・カット」、「ダークナイト 4K版」、「日の名残(なご)り」「アパートの鍵貸します」を除く。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)写真提供:アマナイメージズ「アポロ13」2026年5月4日(月)午後1時00分~Apollo 13 1995 アメリカ/141分/G月面着陸に成功したアポロ11号と12号に続いて月面着陸を目指すアポロ13号はまであとわずかで爆発事故が発生。決死の地球生還を目指すことになる。見た時の評価は高いけれど、記憶ではいい印象がない。お薦め度★★★★☆(90%)映画.com4.0/Filmarks3.8映画.com ALL TIME BEST配信:prime video/U-NEXT/Lemino/TNetflix/J:COM STREAM/TSUTAYA DISCAS1995年8月4日吉祥寺セントラルにて鑑賞(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED「ザ・コンサルタント」2026年5月18日(月)午後1時00分~The Accountant 2016 アメリカ/131分/G秘密裏の殺し屋、表向きは会計士である。女優アナ・ケンドリックスを知った記念すべき映画。一度見たことも忘れ、二度見している。お薦め度★★★★(80%)映画.com3.8/Filmarks3.7配信:U-NEXT/DMM TV/Lemino/TSUTAYA DISCAS2017.09.1 鑑賞ブログ「コンサルタント」2021.04.17 鑑賞ブログ「ザ・コンサルタント」ある日どこかで : ポスター画像「ある日どこかで」2026年5月21日(木)午後1時00分~Somewhere in Time 1980 アメリカ/103分/G見た気がするのだが、映画館鑑賞一覧には見当たらない。書き漏れがあったりして未整理なもので覚えが悪いと探せない。ならば、また見てみるか。お薦め度(%)映画.com3.9/Filmarks3.8配信:prime video/U-NEXT/TSUTAYA DISCASヤングガン(1988) : ポスター画像「ヤングガン」2026年5月22日(金)午後1時00分~Young Guns 1988 アメリカ/107分西部劇が作られなくなっていた時代に若者たちがもろ手を挙げて西部劇製作に取り組んだ。期待と注目の作品。エミリオ・エステベス、頑張っていたなぁ。お薦め度★★★★(80%)映画.com3.0/Filmarks3.6配信:U-NEXT/TELSA/J:COM STREAM/TSUTAYA DISCAS(C)2006 Warner Bros. Entertainment Inc.ALL RIGHTS RESERVED.「ブラッド・ダイヤモンド」2026年5月25日(月)午後1時00分~Blood Diamond 2006 アメリカ/143分演技巧者でありながら賞レースでは認められないディカプリオに私も縁はあまりなかった。ゆえにこの作品も配信で見た。’’内戦下のアフリカで発見された巨大なピンク・ダイヤモンドを巡って繰り広げられる争いをサスペンスフルに描く社会派ドラマ。’’(映画.COM)とのこと。お薦め度★★★☆(70%)映画.com4.0/Filmarks3.9映画.com ALL TIME BEST配信:prime video/U-NEXT/DMM TV/Lemino/WOWOWオンデマンド/TSUTAYA DISCAS2008.10.25 鑑賞ブログ「ブラッド・ダイヤモンド」
2026.05.01
コメント(0)

プロフィール|藤竜也エージェンシーオフィシャルウェブサイト藤竜也を初めて見たのはテレビドラマ「寺内貫太郎一家」である。このドラマで寺内家長女・静江を演じる梶芽衣子の恋人役であった。口数少なく強面でありいなせな感じのちょい悪オヤジであった。1974年のことだから藤竜也は33歳とまだ若かった。その後、彼を見たのは三浦友和と共演した映画「黄金のパートナー」だった。紺野美沙子の映画デビュー作でもあり、彼女への注目度が高かった気がする。この後「友よ、静かに瞑れ」を見た気がする。そして1986年映画「化身」を見た。「化身」は黒木瞳の映画初主演作で彼女の全裸が話題となった。この時、彼は45歳、男っぷりの良い中年であった。その後に見たのは映画「海猿ウミザル」である。海上保安大学校の主任教官を演じていたが、2004年の公開で63歳。ロートルの年齢であったが屈強な厳しい人物を演じていた。その後も出演作は続いたが、話題となったのは2021年の朝ドラ「おかえりモネ」のじいさん役だった。この時、80歳。その前のテレビドラマ「やすらぎの郷」(2017年)にも出演していた(76歳)。高齢であるが、この度の「魯山人のかまど」では主役の北大路魯山人を演じて誕生日前なので84歳。老いても活躍、すごいものである。とはいえ、日活の若手スター候補であったけれど、いわゆる日活のスターとして君臨したこともなく、共演者として名を連ねる存在だったようである。私が見た若かりし出演作映画での藤竜也はがたいの良い長身な荒ぶる若者だった。その彼が日活の看板主演スター女優芦川いづみと結婚し、結婚を機に彼女は引退したのだから、これまたすごい。ちなみに共演作は「四つの恋の物語」(1965年)(私は未見)の一本しかなく、この映画での出会いがきっかけとなり、交際へ発展し、共演からわずか1か月半で結婚したというのだから驚きである。昭和40年だから女性は結婚したら家庭に納まるものというのが常識だった時代だったと思う。さて、藤竜也についてだが、1986年「化身」で全裸の女優と絡む役と前述したが、ポルノ映画や一般映画で本番を演じた稀有な俳優である。「阿部定事件」を題材にとった大島渚監督作「愛のコリーダ」で、阿部定に局部を切り取られる吉蔵という男を演じている(1976年公開)。先駆者と言えるのか、一般映画での本番ものは佐藤慶が出演した「白日夢」(1981年)と親王塚貴子が主演した「花魁」(1983年)くらいしかない。藤竜也の代表作として何があるかcopilotに8本ピックアップしてもらった。「愛のコリーダ」(1976)大島渚監督作。藤竜也の名を世界に知らしめた代表作で、報知映画賞主演男優賞を受賞。「愛の亡霊」(1978)大島渚監督。カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した作品で、藤の国際的評価を決定づけた。「野獣を消せ」(1968)日活ニューアクション期の重要作。脇役ながら強烈な存在感を示し、藤竜也の転機となった作品。「野良猫ロック」 シリーズ(1969〜)日活アクションの象徴的シリーズ。藤竜也は主要キャストとして存在感を確立。「村の写真集」(2004)三原光尋監督作。上海国際映画祭 最優秀男優賞を受賞した名演。「アカルイミライ」(2003)黒沢清監督作。藤は高崎映画祭 最優秀助演男優賞を受賞。「海猿 ウミザル」(2004)大ヒットシリーズの重要キャストとして出演。一般的知名度が非常に高い。「龍三と七人の子分たち」(2015)北野武監督作。藤竜也が主演し、晩年の代表作として評価が高い。こうしてみると稀有な俳優である
2026.04.30
コメント(0)

(以下、Amazonより)’’★第25回本格ミステリ大賞【小説部門】受賞作品森田みどりは、高校時代に探偵の真似事をして以来、人の〈本性〉を暴くことに執着して生きてきた。気づけば二児の母となり、探偵社では部下を育てる立場に。時計職人の父を亡くした少年(「時の子」)、千里眼を持つという少年(「縞馬のコード」)、父を殺す計画をノートに綴る少年(「陸橋の向こう側」)。〈子どもたち〉をめぐる謎にのめり込むうちに彼女は、真実に囚われて人を傷つけてきた自らの探偵人生と向き合っていく。謎解きが生んだ犠牲に光は差すのか。痛切で美しい全5編。’’(以上、Amazonより)表題は意味深である。と思える。もし、彼女が探偵でなければ、どうなっていたのだろう。5編は時の子縞馬のコード陸橋の向こう側太陽は引き裂かれて探偵の子である。興味深く読んだ。彼女が探偵でなければ [ 逸木 裕 ]
2026.04.29
コメント(1)

Apex (2026)しまった!早合点して映画「プレデター」の新作をNetflixがシャリーズ・セロンで作ったものと勘違いした。Netflix今日の映画TOP1にランキングされていたので、迷わず見たのだ。ところが宇宙捕食者であるプレデターは一切出てこず、内容は国立公園内で起こった猟奇的事件の顛末であった。題名は’’APEX’’。この意味が分からずググると頂上ということで、地球上最強、最上の動物のことらしい。ライオンとか人間とか。冒頭は断崖絶壁の切り立った山。トロール壁と呼ばれる山の登頂を目指し、男女二人で登攀する。折しも天候があれだし、登頂を諦め下山を始めるもアクシデントが……。男はエリック・バナが演じ、女はシャリーズ・セロンが演じる。エリック・バナ演じる登山者はオーストラリア人、ゆえにオーストラリア人である彼がキャスティングされたのだろうか。かわった国立公園はオーストラリア。彼を偲んでシャリーズ・セロンが訪れるといったもの。そこで出会うのが近くに住んでいそうな男。その男を演じるのがタロン・エガートン。この男はイギリス人という設定で、それゆえイギリス人である彼がキャスティングされたのでは。Netflixが資金豊富なのでリアルな人種の俳優をキャスティングできるのだろう。ハリウッドでも可能だろうけれど、日本などアジアでは難しいかも。さて、女(シャリーズ・セロン)は荒くれ者のハンターを避けて、ハードな道からのカヌーの急流下りを楽しむ。滝を越えて下ってきた先は墓標のような身分証明書を張り付けた柵に出会う。その翌日……。このおどろおどろしいハンターごっこ、いや儀式は壮絶な追いかけっことなる。プレデターの映画を期待して見たところ、広大な森林の生死の追撃を見せられて、面食らってしまった。この手の作品が好みの人には良いだろうかと思う。Netflix にて2026年/アメリカ/95分/監督:バルタザール・コルマウクル脚本:ジェレミー・ロビンズ出演:シャーリーズ・セロン、タロン・エガートン、エリック・バナ原題:Apex(「頂点」)お薦め度「エイペックス・プレデター」★★★☆(70%)
2026.04.29
コメント(1)

(C)2025 FOCUS FEATURES LLC.いつものごとく予習せずに初見で見る。男女の不思議な関係性にとまどいながら、終わってみればシェイクスピアのハムレットにまつわるネタと知る。暗く静かな銀幕は睡魔との闘いであった。アグネスが英語での発音はアニエスなんだなぁと聞きながら……。物語の導入では森の魔女と目される女の話と思え、その女に懸想した借金のかたの家庭教師。ふたりは所帯を持つけれど、夫の生業がなんなのか、わからない。子供が3人もできている。夫はロンドンへの単身赴任。子供の不幸から生み出した戯曲は「ハムレット」。退屈な映画が一気に力を持ったのはクライマックス。「ハムレット」の上演だった。この映画でハムレット役者を演じた彼は素晴らしかった。ノア・ジュープ。将来を期待したい。2025年/イギリス/126分/G監督:クロエ・ジャオ原作:マギー・オレファーレル脚本:クロエ・ジャオ、マギー・オレファール出演:ジェシー・バックリー、ポール・メスカル、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィン、デビッド・ウィルモット、ボディ・レイ・ブレスナック、オリビア・ライン、ジャコビ・ジュープ、ノア・ジュープ原題:Hamnet(「ハムネット」)お薦め度「ハムネット」★★★☆(70%)字幕翻訳:風間綾平字幕監修:河合祥一郎
2026.04.26
コメント(1)

(C)2025 Focus Features LLC. All rights reserved.ヒュー・ジャックマン主演のミュージカルでヒット作品というだけで見に行った。’’Song Sung Blue’’とは映画字幕で’’憂鬱な気分になってしまう歌’’と訳されていたけれど、挿入歌として何度も歌われ、エンディングにも流れる。原作は『ソング・サン・ブルー』は、グレッグ・コースが脚本・共同製作・監督を務めた2008年のアメリカの伝記ミュージカルドキュメンタリー映画とのこと。ドキュメンタリーをもとに劇的にドラマチックに映画化したというものだろう。さて、ニール・ダイヤモンドというアメリカの大歌手のコピー・バンドとして人気を博したLightning & Thunderという夫妻の実話ネタ。時折、藪から棒の展開に驚愕しつつ感動しつつ夫婦愛、家族愛、そして、ニール・ダイヤモンドに対する並々ならぬ音楽愛を怒涛の如く描いている。ところどころ泣いて、泣いて、泣いて見た感動ものである。妻役のケイト・ハドソンが第98回 アカデミー賞(2026年)主演女優賞ノミネート、第83回 ゴールデングローブ賞(2026年)最優秀主演女優賞(ミュージカル/コメディ)ノミネートが実感できるみごとな演技であった。2025年/アメリカ/133分/G監督:クレイグ・ブリュワー原作:グレッグ・コーズ脚本:クレイグ・ブリュワー出演:ヒュー・ジャックマン、ケイト・ハドソン、マイケル・インペリオリ、エラ・アンダーソン、キング・プリンセス、ムスタファ・シャキール、ハドソン・ヘンズリー、フィッシャー・スティーブンス、ジム・ベルーシ、ジョン・ベックウィス、ジェイソン・ワーナー・スミス、シシリア・リデット、ショーン・アラン・クリル原題:Song Sung Blue(「憂鬱になってしまう歌」)お薦め度「ソング・サング・ブルー」★★★★☆(90%)字幕翻訳:稲田嵯裕里
2026.04.26
コメント(1)

魯山人のかまどの最新情報 - NHK藤竜也が北大路魯山人をやる。それだけの情報で見てみた。北大路魯山人については多くを知らず、原作:雁屋哲・作画:花咲アキラによる、あの人気グルメ漫画作品「美味しんぼ」の海原雄山のモデルだったのが、北大路魯山人である。ということくらいか。和食の巨人というイメージである。第一話の「(1)初夏編」はすごかった。魯山人が初対面の吉田茂に料理を提供する話。(1)初夏編 | 魯山人のかまど | NHK より''食と美の巨人、北大路魯山人(きたおおじろさんじん)の晩年を描くドラマ。魯山人(藤竜也)のもとへ雑誌記者のヨネ子(古川琴音)が取材に訪ねてくる。傲慢で人を寄せつけないと言われる魯山人だったがヨネ子の感性を気に入り、時の首相・吉田茂(柄本明)をもてなす手伝いをしないかと誘う。京都で鮎を調達することを命じられたヨネ子は、訳がわからぬまま京都に向かうのだが……''京都に興味がある女性記者を京を見てきなさいといざない、山奥の清流まで行かせて鮎を生け捕りさせ、大磯の吉田の自宅まで運ばせる。わけもわからずなすすべもなく使いまわされる女性記者を古川琴音が素のままのように演じていた。そして、魯山人(藤竜也)が吉田茂と対面する時、前振りとしてテーブルにひとり座る吉田茂を背後から映し出し、その居住まいが吉田茂がいるように撮られていた。写真やニュース映像で見る吉田茂その者のように見えた。誰だ?正面から映っても誰だかわからない。しゃべりだしてようやく柄本明だと気づくけれど、それでも吉田茂に見えてしまう。メイク、演技、カメラの絶妙さ。料理された鮎のはらわたをひとくちガブリッ!旨い!「もう一匹くれ」「一匹しかないんです。二匹目はありません」極上のものはひとくちが絶品と知り尽くしている魯山人の言葉である。感嘆し、感心した柄本明の吉田茂であった。第二話の「(2)晩夏編」は第一話に圧倒されややものたりなく感じられたが(2)晩夏編 | 魯山人のかまど | NHKより’’魯山人(藤竜也)の料理を食べに、大物政治家・大河原角造(伊武雅刀)一派がやってくる。大河原らの不遜な態度に腹を立てるヨネ子(古川琴音)に、魯山人は「今日の料理は芝居」と割り切ってもてなすよう諭す。彼らを楽しませ、金を出させるのが目当てなのだ。仕方なく我慢して給仕を続けるヨネ子。しかし割り切ったはずの魯山人自身が、大河原のある言葉にカチンときてしまい……’’人をもてなすことに細やかな神経を使う魯山人であるが、ちょっとしたことに腹を据えかね客人を追い出してしまうとは、粋人でありながら偏屈な人である面を描いていた。第三話の「(3)秋編」はこれまた良かった。(3)秋編 | 魯山人のかまど | NHKより’’魯山人(藤竜也)の家に、世界的彫刻家イサム・ノグチ(筒井道隆)と山口淑子(一青窈)夫妻が訪ねてきて、ヨネ子(古川琴音)たちは二人を温かくもてなす。普段は人を寄せつけない魯山人だが、居場所を失ったというイサムに一緒に住むよう優しく言うのだった。一方で自分の娘(藤野涼子)への態度は頑ななままの魯山人を使用人の春子(中村優子)とヨネ子は諭そうとするのだが……’’女優でもない一青窈が山口淑子=李香蘭を演じる。劇団四季のミュージカル「李香蘭」を何度か見ていてなじみがあるので、細面の一青窈が平面顔の李香蘭に似ているはずもないのだけれど、これまたよく知らない李香蘭なのに李香蘭のように思えて不思議と感心した。夫のイサム・ノグチの「パパ・ロサンジン」と呼びかける口調も感じが良くて、この回の二人はよかったなぁ。それに対峙するように長年家事を勤めてきた家政婦を即座に首切りとは。チャップリンのお抱え運転手の首切りを思い出した。第四話、最終回である「(4)冬編」英国俳優のサイモン・ペッグの登場に驚く(4)冬編 | 魯山人のかまど | NHKより’’世界的な大富豪ロックフェラー3世(サイモン・ペッグ)が魯山人(藤竜也)を訪ねてくる。またしても手伝いに駆り出されるヨネ子(古川琴音)。魯山人はロックフェラー夫妻を茶室に通し、なぜか白いご飯を三度に分けて出す。その理由を聞いてロックフェラーは感銘を受けるのだった。正月、魯山人のもとにヨネ子や知人たちが集まり、新年を祝う。魯山人は、おのおの故郷の雑煮を作ろうと提案する。’’著名俳優のサイモン・ペッグを起用とは、NHKの恐るべき力。ロックフェラー夫妻については知識がないので似ているかいないか皆目わからない。それにしても庭の石畳の上で炭を焚いていた意味がロックフェラーの言葉で知れて良かった。細やかに細やかな魯山人の心づくし。通して見ると時には激昂するけれど大袈裟なふるまいをすることなく、その佇まいで魯山人を演じきった藤竜也。お見事である。ちなみに藤竜也は84歳。北大路魯山人は76歳でなくなっているので、そんな年長者をキャスティングしたNHKに驚く。気遣いと傍若無人が同居した誰にも頭を下げない頂点を極めた人。そこかしこにそのような人はいるなぁと感慨と実感を呼び覚ましたドラマであった。
2026.04.24
コメント(1)

本書の内容は「総理にされた男」なのだが、説明すぎる題名にもっと違う題名が良かったのではと思える。とはいえ、どのような題名が良いかはすぐには浮かんでこない。表紙裏の文(導入あらすじ)には“売れない舞台役者・加納慎策は、内閣総理大臣・真垣統一郎に瓜二つの容姿とその精緻なものまね芸で、ファンたちの間で密かに話題を集めていた。ある日、慎策は「国家の一大事」を秘密裏に告げられ、総理の”替え玉“を引き受けることに。慎策が直面するのは、政治や経済の課題とは別次元で繰り広げられる、国民の切実な願いを置き去りにした不条理な現実ばかり。理想の政治家とは?国民の望む政治のかたちとは?義憤にかられた慎策は国民の声を代弁して政治を動かすため、その純粋で実直な思いを載せて演説で政治家たちに挑み始める。そして、襲い掛かる未曽有の事態に、慎策の声は皆の心に響くのかー”真摯に素直に日本の未来を考えるならば、加納慎策のような青二才と言えそうな人物がトップをやったら良いのかもしれない。二転三転の展開に妙味を感じつつ、実際はどうだかわからない政治の世界の裏社会を描き、最終盤のクライマックスでの意思表明は読者である私の心を打った。なかなかな本である。総理にされた男 (宝島社文庫) [ 中山七里 ]
2026.04.23
コメント(1)

あした晴れるか | 映画 | 日活この映画、たまたま芦川いづみを見たいなぁと思って何がいいか検索したところ、これまた、たまたま神保町シアター特集上映「恋する女優・芦川いづみ2026」 5/9からの上映作品決定!! | 株式会社ハピネットのプレスリリースというものをやっていて、第一位となった「あした晴れるか」を見ようとあちこち配信を探したところamazon prime video の+日活というサブスクの無料体験7日間にエントリーして見ることが出来た。芦川いづみの魅力を堪能したいと思って見たのだけれど、物語は主役・石原裕次郎演じる有望なカメラマン・三杉耕平が大活躍する話で、軽妙なせりふに軽快なフットワーク。伊達メガネをかけた芦川いづみはかわいさも美しさも潜め、上記「恋する女優・芦川いづみ2026」で2位となった「あいつと私」の美しさときらめきを感じた芦川いづみは存在しなかった。期待が大きすぎたのかもしれない。とはいえかわってこれまで見た映画作品以上に石原裕次郎のアクターとしての快活な魅力を感じることが出来、これはこれで発見であった。また、若き渡辺美佐子の美しさに気づき、西村晃のセリフの明瞭さに感嘆した。昔の俳優はみんな芝居が出来たのだと思えた。皆様にお薦めしたいと思えるほどの傑作ではないけれど、軽妙洒脱なコメディとしては上出来な作品と思えた。さて、次はどの作品をみようか。amazon prime video にて1960年/日本/90分/監督:中平康原作:菊原到脚色:池田一朗、中平康出演:石原裕次郎、三島雅夫、清川玉枝、芦川いづみ、渡辺美佐子、杉山俊夫、信欣三、高野由美、中原早苗、東野英治郎、安部徹、草薙幸二郎、藤村有弘、庄司永建、殿山泰司、宮城千賀子、西村晃、日野道夫、堺美紀子、安田千永子、刈屋ヒデ子お薦め度「あした晴れるか」★★★☆(70%)
2026.04.19
コメント(1)

(C)2026 映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会表題「人はなぜラブレターを書くのか」という問いに対する答えはこの映画にはない。この作品は十代の時に電車内で知り合った男子高校生が事故で亡くなった。その高校生と通学電車で顔見知りであったが声をかけ合ったことがなかった。それから20年。女子高生だった彼女は手紙を書く。いや、手紙を書くきっかけをこの映画で描いていたのかもしれない。しかし、私にはその記憶がない。不自然な手紙の投函。その中身を読んで知っている娘。この点は不思議だ。綾瀬はるかはいいとして、その若かりし頃を當真あみというのは少々不満。無口な女子というのでは似合っているのかもしれないが。富久信介さんを演じるのは細田佳央太。富久信介さん自身の画像を見るともう少し野性味というかガッツを感じられる容貌の人が良かったかと思える。優しさがにじみ出てるような俳優さんなので。店員の富田望生はいい感じ。富久信介さんの両親役、原日出子、佐藤浩市ともによかったと思う。ナズナの夫は妻夫木聡。演じどころの難しい役柄なのだが妻夫木らしく演じていたと思う。娘役の西川愛莉は女子高生だと思って見ていた。中学生14歳の設定に驚く。また、現実では娘ではなく息子なのだけれど、実際と性別を変えたのは現実の息子への配慮なのか、描きたい物語性のためなのか。この作品で目を見張ったのは菅田将暉であった。うだつの上がらないひとりロードワークに励むボクシング・ジムの先輩・川嶋勝重を演じた。菅田演じる川嶋は当初むさく野暮ったい感じの髭面だったが、富久信介さんとの交流では快活さを見せ、事故死を知り大橋ジムに駆け付けて報道陣から逃れてジムの大橋会長ともつれ合うシーンは胸に迫るものがあった。その後、世界戦挑戦前夜、亡き彼の墓前で合掌し立ち上がった川嶋(菅田将暉)は精悍で凛々しい髭面となっていた。世界戦のリングでのフットワーク、対戦もみごと。一発一発が打つ方も受ける方もとてもリアルであった。クライマックスから終盤、泣いては拭い、泣いては拭い、シーンがかわるたびに泣いていた。泣きながら見た。人生の無情と哀切、温情を感じる作品であった。2026年/日本/122分/G監督:石井裕也脚本:石井裕也出演:綾瀬はるか、當真あみ、細田佳央太、妻夫木聡、音尾琢真、富田望生、西川愛莉、菅田将暉、笠原秀幸、津田寛治、原日出子、佐藤浩市お薦め度「人はなぜラブレターを書くのか」★★★★(80%)
2026.04.19
コメント(1)

(以下、Amazonより)''研修医の春田は実習のため北海道へ行くことになり、過疎地医療協力で派遣される城崎と、温泉湖の近くにある山奥の病院へと向かう。ところが二人が辿り着いた直後、病院一帯は濃霧に覆われて誰も出入りができない状況になってしまう。そんな中、院内で病院スタッフが変死体となって発見される。さらに翌朝に発生した大地震の影響で、病院の周囲には硫化水素ガスが流れ込んでしまう。そして、霧とガスにより孤立した病院で不可能犯罪が発生して──。過疎地医療の現実と、災害下で患者を守り共に生き抜こうとする医療従事者たちの極限を描いた本格ミステリ。2025年本屋大賞ノミネートの『禁忌の子』に連なる、シリーズ第2弾。''(以上、Amazonより)シリーズ第2弾と書かれると何か関係しているのか、と思えるが、わからない。医療ミステリーという繋がりなのだろうか。これはなんという小難しい題材を選んだものだと思えた。表現するのも難しく感じてもらうのも難しいと思える毒ガスの危機。人里離れた不便な山間の中腹に建てられた交通の便の悪い病院。住民が多い時にはそれなりに採算が取れていたのだろうけれど地域の産業が撤退した後は過疎化が進み、病院経営は不振となっていた。そんな地域医療を支え・研修するために派遣された研修医が到着早々濃霧にのまれ、事件に巻き込まれる。山間に孤立した病院に逃げ場はない。加えて、硫化水素ガスが流れ込んでしまう。そのガスの濃度は濃さを強め上昇してきて一階を死の海にし、二階も瀕死の場となり三階建ての三階に非難している患者、医療従事者たちを恐怖に陥れる。加えて殺人事件の犯人がその中にいるという恐怖。極限状態での死の恐怖と殺人事件のジレンマ。手に汗握るというよりは心情的に重く辛い時間であった。クライマックスで犯人がわかってからの終盤は肩透かしではないけれど、足を踏み外したような底抜け感を感じた。なんかあっけない。巻末を見ると相当に探し物をし大量に読破し、数多くの人から助言や説明を聞いて結実した作品ということがわかる。白魔の檻 [ 山口未桜 ]
2026.04.18
コメント(1)

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』|12月27日千秋楽決定!|東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演中驚きの開幕。一糸乱れぬパフォーマンス。まるでマーチングバンドやマーチングダンスのように人と人の間をすり抜けるように入れ替わり旅行鞄をくみ上げ展開し列車の客車にしてしまう。この妙技に感心した。その後の舞台転換も素晴らしい演出だ。とにかく早くしゃべらなければという強迫観念に押されるように話すハリー・ポッターこと平岡祐太は慣れていないように思えたが、過去の出演者としてあるので慣れていないというよりは出演回数が少ないので感を取り戻せていない、すなわち出演回数がすくないのでこなれていないということではなかったか。全体的に早口のセリフは演出の意図するところと思える。演者によっては早口であっても余裕を感じる者もいて慣れや力量の違いなのかも。ハリーの息子であるアルバス・ポッターがあ新入生から二年生、三年生、四年生へと次々と進級し時の流れの素早さに驚く。そして、五年生に事件は起きる。あの人が蘇る?第一幕は存分に見せてくれて演出の醍醐味と素晴らしさに圧倒された。この一幕だけでも一本の作品として十分に成り立つのではないだろうか。恐怖に陥れられての幕間休憩はトイレへの長蛇の列で終わった。とはいえ劇場スタッフの適宜適切な誘導の元、速やかに終えられたと思う。恐るべき敵(?)との攻防が迫る中、空中から舞い降りるデス・イーターは妖しくおどろおどろしく、客席上空に舞うデス・イーターに驚いた。マントを羽織って回転すると衣装や場面が変わったり、戦いでの優美なのけぞりや空中浮揚は飛び去りなどワイヤーアクションだと思えるものは見事で杖から噴き出す炎には感嘆するしかなかった。みごとな仕掛けであり、演出であった。演出の素晴らしさが演者を手助けし、よって数多くのキャストが入れ替わり立ち代わり同じ役を演じても素晴らしい舞台が表現できているのだと思えた。本当に素晴らしく感嘆ばかりしていた気がした。大人になったハリー・ポッターを描いてどうするのか、と遠い昔に思ったけれど、見てみて感心する内容であった。ブラボー!!
2026.04.15
コメント(1)

クライム101 : ポスター画像映画館で見たかった作品である。クリス・ヘムズワース主演。私の好きなニック・ノルティが出演しているが年老いて容貌が変容していた。他にマーク・ラファロ、バリー・コーガン、ハル・ベリーとそうそうたる人員だ。物語は高速道路101号線界隈で出没する負傷者が一切出ないスタイリッシュな窃盗事件をLAPDがそうお刺しているというもの。主人公はその窃盗犯役のクリス・ヘムズワースなので犯人側から描く社会の裏側となる。また、表側の見えないガラスの女性蔑視・差別や浮浪者たちについても語り、予期せぬ事故で知り合った女性との恋の動向についても描くといった盛りだくさんの内容である。登場人物それぞれが不満や欺瞞をかかえながら、なんとか正攻法に生きようとする。バリー・コーガン演じる無軌道な若者だけはその人物像が良識のある者として描かれていなかったけれど、この彼にも彼なりの道理があったのだろうと推察される。痛快でも爽快でもない終わり方であるけれど、これがこの映画の良さなのかもしれない。2026年/アメリカ/140分/G監督:バート・レイトン原作:ドン・ウィンズロウ脚本:バート・レイトン出演:クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、バリー・コーガン、モニカ・バルバロ、コーリー・ホーキンズ、ジェニファー・ジェイソン・リー、ニック・ノルティ、ハル・ベリー原題:Crime 101(「犯罪101」)お薦め度「クライム101」★★★☆(70%)
2026.04.12
コメント(1)

洲崎パラダイス 赤信号 映画 チラシ - 検索 画像芦川いづみを見たくて評価された作品を選んだら新珠三千代が主役だった。若かりし三橋達也が相手役。芦川いづみは三橋達也が出前で働くそば屋の店員。テレビドラマでの「細腕繁盛記」の新珠三千代しか知らない私にとってみごとに演じる彼女は驚きだった。芦川いづみはまだ駆け出しなのか重き役どころではない。さて、本筋は駆け落ちして逃げ出してきたはいいけれど行き場がなくここ’’洲崎パラダイス’’という赤線地帯の玄関口の食堂に転がり込む。食堂もとい一杯飲み屋はシングルマザーが一人で切り盛りしていて手伝いを必要としていた。女(新珠三千代)は食堂、いや一杯飲み屋を手伝うが、男(三橋美智也)は行き場がなく紹介されたそば屋の出前として働き始める。意に添わず別居することになった恋仲の二人。女は店に来た切符の良い電気屋の親父にくっついていってしまう。女を探す男は行き倒れに……。一杯飲み屋のシングルマザーの下に10年前に女と出奔していた夫が出戻ってくる。そこで、刃傷沙汰の殺人が起こる……。駆け落ちまでした二人が行き場をなくし、ふらふらとあちらこちらのひとに袖振り合うも他生の縁なのか迷惑(?)をかけながら、やがて行き場を失くして元の木阿弥に戻ってしまうのは、なんとも人情というものかもしれない。そんな映画であった。U-NEXTにて1956年/日本/81分/監督:川島雄三原作:芝木好子脚色:井手俊郎、寺田信義出演:新珠三千代、三橋達也、轟夕起子、植村謙二郎、平沼徹、松本薫、芦川いづみ、牧真介、津田朝子、河津清三郎、加藤義朗、冬木京三、小沢昭一、田中筆子、山田禅一お薦め度「洲崎パラダイス 赤信号」★★★(60%)
2026.04.12
コメント(1)

(C)2026 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会題名から劇場版という文字がなくなっている。映画は良かった。最後に泣いたよ。映画.comより’’青山剛昌原作の漫画をアニメ化し、国民的大ヒットシリーズへと成長した「名探偵コナン」の劇場版第29作。コナンと蘭、園子、小五郎は、バイク好きの世良真純とともに、バイクの祭典「神奈川モーターサイクルフェスティバル」が開催される横浜・みなとみらいに向かう途中、暴走する謎の黒いバイクに遭遇する。その黒いバイクを、神奈川県警交通機動隊の萩原千速が追跡していた…’’今回は神奈川県警の白バイ・萩原千速がメインキャスト。颯爽とかっこいい彼女の重みをもった声にしびれる。弟とその友であり彼女の恋人の死を振り返り簡単に説明しているが、過去作でその一部始終を見てきたコナンファンでなければ思い入れ強く感動できるものではないだろう。とはいえ、初見の人にも理解できるようにとの説明は親切であるし、万一忘れているファンの記憶を呼び覚ますことにもなった。さて、黒いバイクに黒づくめのレーサーの登場。頭無しで自動走行するバイク。謎で始まる展開はオートバイに魅せられた人たちの事故死が続き、その真相を探ることになる。毛利小五郎の出番も活躍もなく、蘭ねえちゃんがここぞというときにコナンを助けてくれる。推理というよりは行動力がものをいう展開となった。荒々しい無茶苦茶なクライマックスはどのようなスタントマンでもこなせない神業のアクションがあり、アニメならではであり、コナンならではであった。このクライマックスで流した私の涙は感動によるものであろう。今回も素敵な映画であった。2026年/日本/109分/G監督:蓮井隆弘原作:青山剛昌脚本:大倉崇裕声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、林原めぐみ、沢城みゆき、三木眞一郎、神奈延年、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、横浜流星、畑芽育お薦め度「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」★★★★(80%)
2026.04.11
コメント(1)

(C)2015 / LES PRODUCTIONS DU TRESOR - STUDIOCANAL映画.comより''大人の男女の官能的な恋愛を描き、第68回カンヌ国際映画祭でエマニュエル・ベルコが女優賞を受賞、第41回セザール賞主要8部門にノミネートされたマイウェン監督作品。スキー事故で負傷し、入院した弁護士のトニーは、リハビリに励みながら、心から愛したジョルジオとの過去を振り返り、ジョルジオという男はいったい何者だったのか、なぜジョルジオとトニーは愛し合うことになったのかに思いをはせる。''ROI(王)という単語は暴君としての意味で使われているのだと思える。MON ROI(我が王)というタイトル・ロールはヴァンサン・カッセル演じる夫である。主人公はその妻トニである。演じるはエマニュエル・ベルコ。飲食系経営者として富に恵まれた生活を送っていたジョルジオ(ヴァンサン・カッセル)はディスコでトニに水をかけられて知り合う。トニにとっては顔なじみがあってもジョルジオには覚えがなかった(?)トニは弁護士である。長身でかっこ良く気前の良い男と関係を持ってトニは有頂天だったが、過去の女の影と実像に翻弄されることになる。ジョルジオの懇願で妊娠するけれど……。遊び人で年長者のジョルジオとトニは正反対の性格だったかも知れない。そんな二人のすったもんだの10年間。ジョルジオの行動が常軌を逸しているのは薬の影響があるのかもしれない。また、トニの言動がおかしくなるのも精神安定剤と夫からの精神的圧迫によるものかもしれない。仲のいい時もあるけれど荒れた関係を見せられるのは精神的に良くない。感情の生々しさと荒々しさは同情よりは反発を感じた。私にはそぐわない作品なのかもしれない。U-NEXTにて2015年/フランス/126分/R15+監督:マイウェン脚本:マイウェン、エチエンヌ・コマール出演:バンサン・カッセル、エマニュエル・ベルコ、ルイ・ガレル、イジルド・ル・ベスコ、クリステル・サン・ルイ・オギュスタン、パトリック・レナル、ポール・アミ、ヤン・ゴバン、ジャメル・バレク、マリー・ギラール、スリム・エル・エドリ、ナビル・ケシューアン、ノルマン・タボー、アマンダ・アデッド、アブデルガーニ・アダラ、フェリックス・ボシュエ原題:Mon Roi(「私の王様」)お薦め度「モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由」★★★☆(70%)
2026.04.11
コメント(1)

The Lost Weekend (1945)新作映画を見て外れたと落胆するよりは、旧き名画を鑑賞する方がいいかと思い、「サンセット大通り」を見た時の傑作感が心に残っていたのでビリー・ワイルダー監督作を見ることにする。「失われた週末」は題名が脳裏に残っていたので配信をクリックした。「失われた週末」は楽しみにしていた週末が不慮の出来事で損なわれたものを考えていたけれど、本作は外的要因ではなくアルコール依存症にふりまわされる内的要因により自ら週末を悲惨なものにしてしまったものであった。主役のレイ・ミランドの映画は見た記憶がなく今、ググってみたところ唯一「ある愛の詩」のみ見ていた。役柄は主人公の父親役というので、若い二人の結婚に大反対したセレブ親父を思い出した。さて本作である。高層ビルが立ち並ぶ景色から一つの窓。その中に入ると、旅支度をしている男がいた。それがドン・バーナム(レイ・ミランド)。自称作家で何の仕事もしていない彼は兄に面倒を見てもらっていた。この週末は兄と二人で金曜から月曜までの5日間親戚を訪れるようであった。(金曜から月曜までなら4日間なのだが木曜日出発だったのかもしれない)支度を急がせる兄の目を盗んで何とか酒瓶を旅行鞄に忍ばせようとする。が、うまくいかない。そこへ恋人であるヘレン(ジェーン・ワイマン)が訪問。お見送りに顔を見せ、音楽会を聴きに行くという。二枚チケットがあるけれど、一枚無駄にしてはいけない。あれこれ言って兄と恋人で聴きに行かせることができた。さあ、鬼の居ぬ間にではないが、兄のいない間に酒をと思ったが、酒瓶は割れてしまい、現金は手元にない。兄の忠言によりどの店でもツケがきかない。と、訪問者、誰かと思えば清掃婦。今日は清掃しなくてよいと言ったら、お手当の現金が砂糖の壺に入ってないかと問われる。そんな金はないと掃除婦を追い返し、まんまとくすねた10ドルでバーに飲みに出かける。兄が戻る前に帰るからその時間になったら忠告してくれとバーレンダーに頼むも酔いに任せて時を過ごしてしまった……。帰宅して弟がいないことに業を煮やした兄は弟を見限って1人旅立った。1人残ったドン・バーナムは酒を求め酒に飲まれる週末を過ごすことになる。そんな時でも彼を見捨てない恋人ヘレンの献身に驚くばかり。すったもんだの末にアル中の看護院にまで運び込まれる始末だが、そこを脱してからのクライマックス、エンディングは見事な顛末だったといえる。総じてみても傑作とは思えないのだけれどアル中に困っていた時代性が評判を呼んだのかもしれない。AIによると“『失われた週末』はビリー・ワイルダーのキャリア初期における“最も冷徹で臨床的な人間観察映画”であり、アルコール依存症を真正面から描いた映画史上の転換点です。アカデミー賞主要4部門(作品・監督・主演男優・脚色)とカンヌ国際映画祭グランプリを同時受賞した、極めて稀有な一本です。“とあった。学生時代、19歳が最高だったと作家人生を振り返る主人公は大学生の時に書けなくなり、つぎこそ名作をを思いながら不動産会社に勤めたりしながら生活してきたらしい。書くために作家一本となって兄に面倒を見てもらってからはロクに書けず、酒に逃げ込み、アル中になり、アル中から脱する闘いに明け暮れしてきたようだ。その彼が恋人に促され再起を誓うエンディングは部屋の窓から脱してオープニングの都会の風景に戻る。クロージングがオープニングの絵につながるというのは数多ある映画の手法である。見てみて楽しい内容とは言えないけれど、本が書けないことに真摯に悩む彼の苦悩と二人の出会いを振り返る出会い・恋のときめき、さらに彼女の献身的な行動と愛情の深さ、アル中から立ち直れない自らを悲観した主人公の驚くべき行動と見るべきものがある。アルコール依存症を真正面から描いて当時のタブーに挑戦した快挙ある作品なのだと思える。U-NEXTにて1945年/アメリカ/101分/監督:ビリー・ワイルダー原作:チャールズ・R・ジャクソン脚本:チャールズ・ブラケット、ビリー・ワイルダー出演:レイ・ミランド、ジェーン・ワイマン、フィリップ・テリー、ドリス・ダウリング原題:The Lost Weekend(「失われた週末」)お薦め度「失われた週末」★★★☆(70%)
2026.04.10
コメント(1)

(C)2023 Content Wavve Corp. ALL RIGHTS RESERVED.原作は韓国のWEB漫画だそうだ。ゆえに、現代の世相を反映していると言えるだろう。貧富の差、階級差別がはびこっているのだろう。リアルに描いているのか、映画的誇張があるのかはわからないけれど、これが日本映画であればもっと正義のヒーローは強く、悪を成敗、粛清してくれる内容となったであろう。悪がはびこり、上下の差、貧富の差が覆されるものではないという認識がベースにある気がする。私から見れば、中途半端な解決に思えるのだけれど、これで韓国映画ファンの溜飲が下がるのだとしたら現実社会はなんともいえない負の要素が多いものなのかもしれない。爽快で痛快なクライマックスは望むべくもなく、陰鬱であるけれど新天地に挑む結末であった。U-NEXTにて2023年/韓国/112分/PG12監督:パク・ジンピョ原作:キム・ジョン脚本:出演:シン・ヘソン、イ・ジュニョン、パク・ジョンウ、パク・ヒョックォン、チャ・チョンファ英語題名:Brave Citizen(「勇敢な市民」)お薦め度「勇敢な市民」★★★(60%)
2026.04.09
コメント(1)

ベストセラー「青い壺」を読む。青磁の壺が出来上がってから古色がつくまでの年月、盗難にもあい、流れ流れて日本からスペイン、そして日本へ。時折々の13話。最後の13話では青磁の壺との再会がある。大いなる感動もなく日々の暮らし悲喜こもごもが描かれ、各話各人の不満、やるせなさ、状態異常を描いている。読んで良かったとは思わない。されど、読まなければよかったとも思わない。日々の暮らし、日常のいざこざを描いて、淡々としているのが見事なのかもしれない。富める者の教養や見識を披露しながら、美たるものの存在。美の認識、慧眼を問う物語である。青い壷 新装版 (文春文庫) [ 有吉 佐和子 ]
2026.04.09
コメント(1)

プロジェクト・ヘイル・メアリー : ポスター画像この映画の鑑賞は無残に終わった。そもそも私が万全の態勢で見なかったのが良くなかったか。いや、万全の態勢で見ていてものめり込まなかったのかも。午後3時の回なのでお昼を咀嚼してから見た。満腹でもないが食後の睡魔と暗闇の睡魔と闘い、目を開け閉めの繰り返し、ボウっとした頭で見たものを十分理解できていたのか?何かのアクシデントで冬眠状態から脱した科学者で元教師のグレース(ライアン・ゴズリング)が同じく搭乗員である宇宙飛行士たち二人を確認すると二人とも死んでいた。無音の宇宙での孤独。任務も使命も地球から遠く隔絶された宇宙船の中では遂行する意味を持たない。と思われたが生きる岩石である宇宙人(?)と出会い意思疎通を図り、ロッキーだという名を知れる。この岩はどのようにして生存しているのかさっぱりわからない。このロッキーもグレース同様、滅亡の危機に瀕した星のために謎の物体、アメーバのようなのもを取得する任務を負っていた。言葉が通じない相手に隔靴掻痒しながらも意思疎通を図り、力わせてその物体を手に入れるために悪戦苦闘する……。そして悪戦苦闘の末の後日談になるかと思いきや、これまたアクシデントが発生し、グレースは地球かロッキーの星かの二者択一に迫られる。グレースの決断は!?このように書いてくるとわりと内容を把握していると思える。しかし、面白く思えなかったし、ワクワクも感動もなかった。やはり眠気が良くなかったのだろう。とはいえ、とびぬけて術らしい作品であるならば、目も覚めるものではないだろうか。よってこの作品は私にとって大したことのないものとなってしまった。私としても作品にとっても残念なことである。2026年/アメリカ/156分/G監督:フィル・ロード、クリストファー・ミラー原作:アンディ・ウィアー脚本:ドリュー・ゴダードオ出演:ライアン・ゴズリング、ザンドラ・ヒュラー、ライオネル・ボイス、ケン・レオン、ミラーナ・バイントゥルーブ、ロッキー(声)・ジェームズ・オルティス原題:Project Hail Mary(「万歳マリア様計画(一発逆転計画)」)お薦め度「プロジェクト・ヘイル・メアリー」★★★(60%)字幕翻訳:アンゼたかし
2026.04.08
コメント(1)

世界でいちばん不運で幸せな私 : ポスター画像なんだこの物語は!?幼い頃始めたゲームでも、思春期の時点で、終了しようとならなかったのか。その後は思いの行き違い、恋も結婚も思いの外。いじましくあるけれど、憤慨するほどの関係でもあり、まわりにいる人々は迷惑千万。わけのわからない状況は見ている者には納得させつつ、でも、この終わり方って。やはり、これは映画ならでは!?びっくりして見なければよかったとさえ思える奇想天外なラブストーリー。U-NEXTにて2003年/フランス・ベルギー/94分/監督:ヤン・サミュエル演出:マルク・デルマン脚本:ヤン・サミュエル出演:ギョーム・カネ、マリオン・コティヤール、チボー・ベルアーゲ、ジョゼフィーヌ・ルバ=ジョリー、エマニュエル・グリュンボルド、ジェラール・ワトキンス、ジル・ルルーシュ、ジュリア・フォール、レティシア・ヴェネチア、エロディー・ナバール原題:Jeux d'enfants(「子供の遊び」)英語題名:Love Me If You Dare(「もし勇気があるなら私を愛して」)お薦め度「世界でいちばん不運で幸せな私」★★★(60%)
2026.04.05
コメント(1)

マンゴーって南国の果物ではなかったのか。スペインで栽培されているなんて。農園と果樹園はどう違うのだろう?デンマークの映画なのでデンマーク人が主役なのだろうけれど、場所がスペインなのでスペイン語が話され、でも農園主がデンマーク人でスペイン語より英語が話せるので、挨拶に立った時には「あとは英語で」と英語で話すことに。デンマーク人同士の会話はデンマーク語である。デンマーク語、スペイン語、英語と国際色豊かである。物語は立ち行かなくなった中古店舗物件を買い取り、リフォームしてホテルとしてオープン。利益を上げている再開発事業部の敏腕女性マネージャーが上司の指令でバカンスをキャンセルしてバカンス同行予定だった娘を元夫のもとに迎えに行き、一緒にスペインへ旅立つ。電波も水道も電気も十分に通っていない山間地のマンゴー果樹園を買い取れるのか。果樹園主を訪れるも冒頭で決裂、不首尾に終わる。しかし、上司からすぐにでも契約にこぎつけるよう発破をかけられ、再度アタックする、が……。これがどうして恋物語に発展するのか。デンマークとスペインを行きつ戻りつ、めくるめく恋は破談するも……。急展開のクライマックス、終幕は驚きであるが、コメディ映画らしい、前向きな内容で良かった。Netflix にて2025年/デンマーク/96分/監督:メヒディ・アバス脚本:ミラド・シュワルツ・アバス出演:ヨセフィーネ・パークダール・サリムジョセフィン・チャバリア・ホイビアサラ・ヒメネスアンダース・W・ベアテルセンパプリカ・スティーンセバスチャン・イェセンリーゼ・バーストルップニントン・サンチェスヤコブ・ヨルグショルムローガン・コナー・カルバートフアンマ・ケサーダ原題:Mango(「マンゴー」)お薦め度「マンゴー」★★★☆(70%)
2026.04.05
コメント(1)

The Rip (2026)これはすごい傑作である。心理戦と思わなかった。冒頭で女性刑事を殺したのは誰なのか。彼女の最期のメールでがさ入れをしたことで大事が始まる。実際の事件をネタとしてしびれるサスペンスアクションドラマに仕上げている。そして、その裏切者、通報者が誰であり、正義の者が誰であるのか、刑事たちの中にいるのか、マット・デイモンは悪者なのか?対するベン・アフレックは悪者なのか?はたまた……?銃撃戦もカー・チェイスも見どころ見ごたえあり。警察官殺しは割に合わない。その警察官(刑事)を殺したのは誰なのか。腐敗はびこる警察内部で、裏切者をあぶりだす。これはそういう映画だ。すごい、とにかくすごい!!Netflix にて2026年/アメリカ/112分/監督:ジョー・カーナハン原案:ジョー・カーナハン、マイケル・マグレイル脚本:ジョー・カーナハン出演:マット・デイモン、ベン・アフレック、スティーブン・ユァン、テヤナ・テイラー、サッシャ・カジェ、カタリーナ・サンディノ・モレノ、スコット・アドキンス、カイル・チャンドラー、ネスター・カーボネル、ホセ・パブロ・カンティージョ、リナ・エスコ、クリフ・チェンバレン、アレクサンドル・エルナンデス、辻大介原題:The Rip(「騙す」)お薦め度「Rip/リップ」★★★★★(100%)
2026.04.04
コメント(1)

読み終えて、題名の「おいしいごはんがたべられますように」は皮肉に思えた。読み始めて、読み進めると「ん?」と思った。書かれている対象が違っている(かわっている)と思えたので、前に戻り読み返すと、二谷(さん)の相手の女性が別の人だとわかった。男1女2の三角関係の話、なのかと思いきやそうでもなく。職場で保護される対象と保護されない対象。偏頭痛も言った者が勝ち。「おいしいごはんが食べられますように」で終わるのだが、二谷(さん)はこの後おいしいごはんが食べられるのだろうか。おいしいものを食べておいしいと思うのはいいけれど、おいしいと言わなければならないものを食べておいしいと言ってしまうのはおいしくない。そんなこんなの話である。2022.07.23のブログ 読書レビュー 「おいしいごはんが食べられますように」高瀬隼子:著 講談社おいしいごはんが食べられますように (講談社文庫) [ 高瀬 隼子 ]
2026.04.04
コメント(1)

東北の震災、東日本大震災に絡めて、このような悲劇を描くとは。惹き込まれて読み続ける推進力のある作品である。犯人の思いとは違い次々と襲い掛かる不運。事件へと発展してしまったのは激昂したせいである。怒りに任せてしまったことがすべての始まりであった。いや、そもそも誘われてやむなしと飯についていったことが良くなかった、か。作者はこの作品で何を描きたかったのか。何を伝えたかったのか。読み応えのする展開に答えはないのかもしれない。逃亡者は北へ向かう [ 柚月 裕子 ]
2026.04.02
コメント(1)

ばけばけの最新情報 - NHK何が良かったか、よくはわからない。恐い話が大好きな夫婦の何気ない日常を描いた作品は、何気ない日常が良かったという風に終わりを迎えました。小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの後半生を描いた作品は、彼が松江にやって来た当初は異邦人が訪日して出会う不思議な体験をおかしく映し出していたのでおもしろく見ることが出来ました。物語が佳境に入り、熊本に転居してからは新しいおもしろみを発見することはできず、その後、年を経ての上京。東京での暮らしにおいては、最終的には東京帝大をくびになってしまうのでうらぶれた感じがしました。そして、満を持して出版されたKWAIDANは幼稚な読み物とされ、不評を買い、意気消沈した晩年となってしまいました。この後半で知って感慨深かったのは熊本の八高も東京の一高も夏目漱石の先人であったということです。外国人教師なきあとをイギリス・ロンドンに留学した夏目漱石が継承したと思うとひとつ勉強した気になりました。さて、放送前はキャスティングされた主役・髙石あかりの演技巧者ぶりに期待大でした。ドラマ「御上先生」では注目する出番もなく、Netflixドラマ「グラスハート」のゆきの役はなるほどと思えるきらりと光る演技を見せてはいたけれど、朝ドラ主演ではいかがか、と見ていました。ドラマに劇的なことがあまりないのでこれぞと肩入れできる演技はなかったけれど、泣き笑いの日常を細やかに演じていたように思います。1年間お疲れさまでした。(放送は半年だけれど)朝ドラ女優の看板を背負った彼女の今後に期待します。
2026.04.01
コメント(1)

NHK BSシネマで放送される映画の中からおすすめ作品を紹介します。4月のおすすめ作品は「天使にラブ・ソングを・・・」4/1、「グラン・トリノ」4/2、「ミッション:インポッシブル」4/4、「僕のワンダフル・ライフ」4/6、「グロリア」4/8、「M:I-2」4/11、「評決」4/14、「蒲田行進曲」4/15、「奇跡の人」4/16、「M:I:III」4/18、「クィーン」4/21、「PLAN75」4/22、「シャイン」4/23、「犬神家の一族」4/25、「レディ・プレイヤー1」4/27、「ラストサムライ」4/30。この作品の中から選んだ5作品はこれら。未見の「僕のワンダフル・ライフ」「奇跡の人」「クィーン」「PLAN75」「犬神家の一族」を除き、また紹介済みの「ミッション:インポッシブル」、「M:I-2」、「蒲田行進曲」、「M:I:III」、「シャイン」、「ラストサムライ」を除く。(チラシ画像の下のリンクは画像の出展元を掲載)すでに紹介した作品が多く、残り物で選出したのだが、5作品すべて映画.comのALL TIME BESTに選出されていて驚いた!天使にラブ・ソングを… : ポスター画像「天使にラブ・ソングを…」2026年4月1日(水)午後1時00分~SISTER ACT 1992 アメリカ/101分ブロードウェイ・ミュージカルにもなった傑作コメディ・ミュージカル作品。ウーピー・ゴールドバーグの人気を不動のものにし、1993年には、続編の『天使にラブ・ソングを2』も公開された。ウキウキ・ワクワク、楽しい映画だ。お薦め度★★★★☆(90%)映画.com4.1/Filmarks4.1映画.com ALL TIME BEST配信:prime video/DMM TV/DIsney+/TELSA/LEmino/Hulu/J:COM STREAM/TSUTAYA DISCAS1993年5月15日新宿グランドオデオン座にて鑑賞(C)2009 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.「グラン・トリノ」2026年4月2日(月)午後1時00分~GRAN TORINO 2008 アメリカ/118分移民社会で銃社会のアメリカがもたらす悲劇。街を一人で歩けないアメリカ社会の不幸。オープニングとエンディングにて、人の死というものを考えることとなる。お薦め度★★★★(80%)映画.com4.2/Filmarks4.1映画.com ALL TIME BEST配信:prime video/U-NEXT/Hulu/J:COM STREAM/TSUTAYA DISCAS2013.09.28TV録画鑑賞グロリア(1980) : ポスター画像「グロリア」2026年4月8日(水)午後1時00分~GLORIA 1980 アメリカ/123分へちゃむくれのジーナ・ローランズゆえに圧巻だった!圧倒される押し出しの強さは演技だけではないと思えた。タフなヒロインに賞賛あれ!1999年にシャロン・ストーンでリメイク。お薦め度★★★★(80%)映画.com3.6/Filmarks3.8映画.com ALL TIME BEST配信:U-NEXT/TSUTAYA DISCAS映画館鑑賞評決(1982) : ポスター画像「評決」2026年4月14日(火)午後1時00分~THE VERDICT 1982 アメリカ/130分ポール・ニューマンの勇姿を見に映画館へ行った。お薦め度★★★☆(70%)映画.com4.1/Filmarks3.7映画.com ALL TIME BEST配信:DMM TV/TSUTAYA DISCAS1983年11月17日大毎地下劇場にて映画館鑑賞(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED「レディ・プレイヤー1」2026年4月27日(月)午後1時00分~READY PLAYER ONE 2018 アメリカ/141分すごい作品という記憶があるのにデータにない。記録漏れ?存分に楽しめた作品。お薦め度★★★★(80%)映画.com3.8/Filmarks4.0映画.com ALL TIME BEST配信:prime video/U-NEXT/Hulu/J:COM STREAM/TSUTAYA DISCAS家で見たはず……
2026.03.31
コメント(1)

村木嵐の作品は読みごたえがあると思って手に取った。戦国時代、中でも武田信玄にまつわる話で始まり、姫たちの思いが、胸中が描かれる。(以下、Amazonより)’’今川、武田、北条の同盟で政略結婚をさせられた、三人の姫――嶺松院、黄梅院、早川殿。束の間の幸せは三家の対立によって崩れてしまう……。戦国の世の道理に翻弄されながらも、愛する家族のために生きる女たちの運命とは!? 本願寺顕如の室・如春と亡き朝倉義景の娘や、信玄の娘・松姫の悲恋なども収録した渾身の短編集!’’(以上、Amazonより)読みどころあり。村木嵐の今後の作品に期待する。天下取 (光文社文庫) [ 村木嵐 ]
2026.03.29
コメント(1)

(c)2025「ナイトフラワー」製作委員会合う合わないがあると思う、映画には。ヒットしたうわさを耳にして見に行ってみようと思ったけれど、やはりやめたと映画館では見なかった作品。そのまま未見で終わるはずが日本アカデミー賞助演女優賞をこの作品で森田望智(もりたみさと)が受賞したので、見てみることにした。借金地獄の母子家庭の母と格闘家で成り上がる夢を追うデリヘル嬢が出会い、合成麻薬の密売人で稼ぎ家族になっていくドラマ。田中麗奈演ずる母親の行動がわけがわからない。そのためか終盤、幕切れが意味不明である。映さないことで観客にゆだねたのだろう。しかし、わけがわからないクライマックスからの終盤、映さないことによる皆目わからないことは観客が想像するしかないのだけれど、想像するにはあまりにも材料が不足している。懇切丁寧に説明したり、理解する材料を観客に与える必要はないけれど、映画という映像は映すこと、つまり見せることによって成り立つ。映さないことにより映すことよりも衝撃や意味を与えることはあるけれど、この作品に関しては意味不明なままだ。この作品を理解しない私は相性が悪いのか、それとも監督の不出来なのか。2025年/日本/124分/PG12監督:内田英治原案:内田英治脚本:内田英治出演:北川景子、森田望智、佐久間大介、渋谷龍太、渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研お薦め度「ナイトフラワー」★★★(60%)
2026.03.29
コメント(1)

『鬼神の如く―黒田叛臣伝―』 葉室麟 | 新潮社より’’「わが主君に謀反の疑いあり」。筑前黒田藩家老・栗山大膳は、自藩が幕府の大名家取り潰しの標的となったことを悟りながら、あえて主君の黒田忠之を幕府に訴え出た。九州の覇権を求める細川家、海外出兵を目指す将軍家光、そして忠之――。様々な思惑のもと、藩主に疎まれながらも鬼となり幕府と戦う大膳を狙い刺客が押し寄せる。本当の忠義とは何かを描く著者会心の歴史小説。司馬遼太郎賞受賞。’’九州に育った葉室麟は地方の武士を描いたとのこと。幕府の標的となった不利不運をなんとか跳ね返そうと黒田藩の殿様と対峙しながらも、本当の忠義を貫こうとする。目端が効き、剣技の腕も立ち、能を舞うこともできる筑前黒田藩家老・栗山大膳。その胆力も知力も素晴らしい。また、この本で描かれるキリシタンや天草四郎のことなどもキリスト教徒は何かを知り感じる上で宗教の本質にも迫り、棄教の是非も問い描いているのはすごいことだと思う。武士のなんたるか、宗教の何たるか、人の何たるか。読み応えのある内容である。鬼神の如く 黒田叛臣伝 (新潮文庫) [ 葉室 麟 ]
2026.03.28
コメント(1)

かわった題名の小説が流行っているものだ、と思った。手に取るとエッセイであることがわかった。自費出版したものが人気を呼び、改めて実業之日本社から出版されたものだと知る。なんだかなぁ。「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」の表題作はいの一番に書かれていた。うーむ。うむ、うーむ……。勘違い(?)で美容師の道へ進み、上京し、あくせく寝る暇もなく働く毎日。その刹那、その暮らし、その気持ちを綴っている。ふむ、ふむふむ。「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」という掲示。見ている人がいる者なんだなぁ……。ここで唐揚げ弁当を食べないでください [ 小原 晩 ]
2026.03.25
コメント(1)

(C)2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.なんとハチャメチャな暴力最高!!の映画である。何がいいのか皆目わからないわけでもないけれど、その理由、その発端などよりも九龍城砦へのノスタルジーがあるせいか、丁々発止の攻防戦も気功による無敵さもわけわかないながら必死さに手に汗握って見入る。必殺必死の殺し合い。終わってみれば何だったのか。思い出の香港。ということにしておこう。U-NEXT にて2024年/香港/125分/PG12監督:ソイ・チェン脚本:アウ・キンイー、チャン・タイリー、サム・クァンシン、ジャック・ライチュン撮影:チェン・シウキョン出演:ルイス・クー、レイモンド・ラム、テレンス・ラウ、フィリップ・ン、トニー・ウー、ジャーマン・チョン、リッチー・レン、ケニー・ウォン、サモ・ハン、アーロン・クォック原題または英題:九龍城寨之圍城 Twilight of the Warriors: Walled Inお薦め度「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」★★★☆(70%)
2026.03.22
コメント(1)

(C)2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED.この作品がコメディと聞き、耳を疑った。コメディならばブラック・コメディだろうか。題名といい、内容といい、とてもコメディではない。映画.comに’’アイロニーとブラックユーモアを交えて描いたサスペンスドラマ’’とあったが、それならばわかる。まさにブラック・ユーモアである。韓国ドラマ「愛の不時着」で再発見したソン・イエジン(손예진)の出産後復帰作になるのであろうか。推し女優となった彼女の作品は評判も呼んでいるので見に行かねばならない。映画館の観客は大人ばかり。一人で鑑賞に来ている人も多い。かくいう私も一人鑑賞だ。製紙会社に勤めるエリート会社員(イ・ビョンホン)が勤続25年を感賞された、つまり褒めたたえられたと思った賞品のウナギが実は手切れの品。首切りにあってしまった。再就職を試みるも製紙業界一筋、紙の素晴らしさを骨の髄まで叩き込んでいるので他業種にいくこともかなわない。機械化による人員整理の荒波で他社のエリートも軒並み首切りにあっている。自身が製紙会社に再就職するにはライバルである彼らを亡き者にしないとと実行へ……。そんな夫の隠れた行状に気づいた妻(ソン・イエジン)は問いただすこともなく応援しようと……。最後まで見ると管理者一人で済んでしまう最新鋭の工場は驚くほど斬新で、山林で木を切り倒す仕事も伐採機械でまったく人出がいらない優れもの。その工場内や山林での伐採作業を見るや労働力がいらないことに衝撃を受ける。ライバルの妻役のヨム・ヘランの演技はとても良かった。このダークサイドの作品は韓国映画らしく、日本映画では作られない質のものと思えるが、韓流にはまる日本の若者たちであるならばこのような作品も作ってしまうのだろうか。真っ当なものがなくなってしまうことが恐ろしい。2025年/韓国/139分/PG12監督:パク・チャヌク原作:ドナルド・E・ウェストレイク脚本:パク・チャヌク、イ・ギョンミ、ドン・マッケラー、イ・ジャヘ出演:イ・ビョンホン、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォン原題:No Other Choice(「他の選択肢なし」)お薦め度「しあわせな選択」★★★☆(70%)字幕翻訳:根本理恵
2026.03.22
コメント(1)

Made in Korea (2026)ここはインドの片田舎。象の背中に乗って電波を受信しなければならないほど。そんな田舎でも一人一台スマートフォンを持っているのは驚きである。さすが世界のITを支えるインドである。さて、主人公の若き女性は韓国びいきでドラマなどネット視聴している様子。いつか韓国に行きたいという夢を持っているが目下無職の定食屋の箱入り娘である。9年の付き合いになる借金まみれの彼がいるけれど、都会に出た同級生と違いボーイのアルバイト、将来は見えない。そんなおり、二人の交際が彼女の父親に露見したことをきっかけに駆け落ちし、彼女の夢である韓国へ、となる。がしかし、韓国行きの飛行機には彼女一人、彼は彼女の父親に託された大金を持ってムンバイへと高跳びする。韓国・ソウルに1人となった彼女は騒動に巻き込まれて……。夢見まで見た韓国で、夢の実現へ、言葉の通じない国で、新たな仲間と出会い、紆余曲折、山あり谷ありの日々はこれからどうなるのか。インドから見た韓国は素晴らしい国なのだろうか?と楽しみに見た。韓国での仕事、老婆の看護で出会ったその老女との交流は人情を感じさせてくれて、良かった。Netflix にて2026年/インド/113分/監督:ラ・カルティック脚本:ラ・カルティック出演:プリヤンカー・アルル・モーハン、リシカンス、パク・ヘジン、ペク・シフン、チャン・ジェヒョン、キム・ソリ、チョ・ハラム、キム・ロク、ティルナブッカラス、ジェンソン・ディバカル、ジャヤ原題:Made in Korea(「韓国製」)お薦め度「マイ・ソウル・ダイアリー」★★★☆(70%)
2026.03.22
コメント(1)

直木賞に関連する文藝春秋社から出版している。内容は当代の人気ベストセラー作家が直木賞ノミネートの常連となるも受賞できず、賞を渇望する物語。そう思い読み進めた。作家としての立ち振る舞い、編集者との繋がり、軋轢、行き違い。それらを詰めた作品。そのように思う。題材と作家が作家を書くということに価値を感じ読んだ。興味深くはあったが、その内容は固く、楽しみ読むには深みがない気がした。これだと本屋大賞受賞にはならない、と思えた。ところがである。終盤の直木賞ノミネートのクライマックス。受賞するのか、しないのか。不覚にも肝心の部分をさらっと読み進めた。その後の展開に疑義を感じ、その箇所に戻って確かめ、それより前の出来事を反芻し、理解するに及んだ。もう少し注意深く読んでいれば、読んだ瞬間に震えるほどの衝撃を味わったであろう。それなくして、振り返り、理解し、吟味したのでは、そのカタルシスも減少した。この部分、クライマックスである。すべてを忘れてもう一度読み直したい。この「PRIZE」は本屋大賞受賞となるや。PRIZE-プライズー [ 村山 由佳 ]
2026.03.21
コメント(1)

(C)Universal Studios. All Rights Reserved.2025.03.20に前作を見ている。映画レビュー 「ウィキッド ふたりの魔女」ちょうど一年前。その偶然に驚く。さて、続編にて結末の本作である。しかし、目新しさはなく、歌唱も楽曲も前作を凌ぐものはなかった。もちろん歌は素晴らしく映像も美しい。ただ、それぞれの関係性が入り組んでややこしく、私の記憶が希薄なせいもあって、素直に受け取れない。恋や友情の亀裂や破談がはたしてどうなのか、ラストの王国外への逃亡もなんなのか、正しいものが疎まれ、人民を騙す人が賞賛される。そう見ると良い話には思えなくなってくる。終演、クレジットの最期でウィキッドの初演と現在も上演している人々に感謝していたけれど、前作を凌ぐ続編でなければ、なぜ2作品に分けたのだろうと思ってしまう。2025年/アメリカ/137分/G監督:ジョン・M・チュウ原作:グレゴリー・マグワイア原作ミュージカル(作詞・作曲):スティーブン・シュワルツ原作ミュージカル(脚本):ウィニー・ホルツマン脚本:ウィニー・ホルツマン、デイナ・フォックス撮影:アリス・ブルックス美術:ネイサン・クロウリー衣装:ポール・タズウェル編集:マイロン・カースタイン音楽:ジョン・パウエル、スティーブン・シュワルツ音楽監修:マギー・ロッドフォード視覚効果監修:パブロ・ヘルマン出演:シンシア・エリボ、アリアナ・グランデ、ジョナサン・ベイリー、イーサン・スレイター、ボーウェン・ヤン、マリッサ・ボーディ、ミシェル・ヨー、ジェフ・ゴールドブラム、ブロンウィン・ジェームズ、(声)シャロン・D・クラーク、(声)コールマン・ドミンゴ原題:Wicked: For Good(「ウィキッド:ずっと、永遠に」)お薦め度「ウィキッド 永遠の約束」★★★★(80%)字幕翻訳:石田泰子
2026.03.20
コメント(1)

(C)2025 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.スティーブン・ソダーバーグ監督にケイト・ブランシェット主演。ソダーバーグ監督には崇高さというか一級品を作る匠のような感じを抱いているのだけれど、本作はちょっと高尚で熟慮深い内容になっている。見ていても理解しているのかいないのか、小難しい感じがした。国家機密情報部員であると思われる彼らはエリート中のエリート、カップル3組6人が集う。この中に裏切者がいるので探し出して消せという指令を受けて男(マイケル・ファスベンダー)は妻(ケイト・ブランシェット)を含む5人を嘘発見器にかけたりして調査する。入り組んだ人間関係に悩殺される内容である。U-NEXT にて2025年/アメリカ/94分/G監督:スティーブン・ソダーバーグ脚本:デビッド・コープ出演:ケイト・ブランシェット、マイケル・ファスベンダー、マリサ・アベラ、トム・バーク、ナオミ・ハリス、レゲ=ジャン・ペイジ、ピアース・ブロスナン原題:Black Bag(「黒い鞄」)お薦め度「ブラック・バッグ」★★★☆(70%)
2026.03.19
コメント(1)

(以下、Amazonより)’’昔の記憶って、いったん思い出すと、どうして止まらなくなるのだろう――。実家は、元花街、東京・尾久のとんかつ屋「どん平」。話題作にひっぱりだこの個性派俳優が綴る破天荒な家族と愉快な街の記憶話題の映像作品や舞台で鮮烈な印象を残す俳優の安藤玉恵さんの実家は、元花街、東京・尾久のとんかつ屋「どん平」。阿部定事件が起きた尾久三業通りの待合茶屋は、「どん平」から20メートルくらいのところ。一家の大黒柱だった祖母、放蕩する祖父、数々の地元の伝説を持つ父、太宰治好きで、ファンキーで臥せがちな母、そんな母を一緒に看病した兄。まわりにはいつも商店街の人たちがいた――。若手芸人が小学校の通学路で稽古し、着物を着たお姉さんが歩いていた時代、昭和の最後のほうの話。なつかしくて、おかしくて、バカバカしいのに、涙が出ちゃう。そんなノスタルジックな感情を呼び起こす名エッセイ。’’(以上、Amazonより)私のお気に入り女優、安藤玉恵の初エッセイである。WEB版と考えてエッセイを依頼されたのだが、毎回の締め切りに耐えられないと彼女はすべてを書き終えてから提出する。まとまっているので、ならば本として出版しようということになり昨年、出版された。出版されたことを知らず、たまたま見つけた私は勇んで図書館に予約した。が、しばし待機、ようやく回ってきたので一気に読んだ。エッセイなので小説と違いスラスラ読める。彼女の文章も読みやすく、下町の庶民的な風合いがこれまた良かった。さて、読み終えて、見るともなく表紙を眺めていると作者の名前、安藤玉恵の恵がちょっと傾いている。四角四面なものではなく「気楽に読んで下せえ」と言っているように見える。表紙の女の子も後ろ姿。はにかんだ感じがこれまたいい。読んで知ったが、彼女の父母は歳の離れた夫婦であって、父親と彼女はずいぶんと年が離れた親子だったと思える。また、かわいがってもらった祖母は父親の母なので、これまた相当歳が離れていたと思える。それゆえか昭和の時代の古き良き(?)時代の空気をまとい、高度成長を生きた空気感がある。私は彼女の14歳年上だが同時代を生きていたような内容のエッセイに懐かしさと親しみを感じた。働きづめだった彼女の両親はこの世にいない。102歳(と書いていたと思う)で長寿を全うした祖母と違い、50歳を迎えた彼女に両親はもういない。わきあいあいと元気にかわいがられて生きてきた安藤玉恵。彼女の勇姿を見かけたら、精一杯応援したい。安堵するエッセイであった。とんかつ屋のたまちゃん [ 安藤 玉恵 ]
2026.03.18
コメント(1)

日本 vs ベネズエラ | 2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™ | 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイトなんてこった!負けてしまった。初回、先頭打者ホームランで1点を献上してしまった山本由伸。好調とはいいがたい立ち上がりである。その嫌なムードを打ち破ったのが同じく先頭打者ホームランとなった大谷翔平。やはり、ここぞという時の「OOTANI SAN!」である。しかるに、その後、フォアボールで塁に出るも盗塁失敗で怪我までしてしまった鈴木誠也の走塁は大誤算であった。好転しないムードを引きずったのか、2回も山本由伸は打たれて失点。その後ももうひとつピリッとしない投球だった。しかし、踏ん張るところは踏ん張り良くないながらも2失点で登板を終えた。1-2のビハインドのまま、良くない流れを3回先頭で源田壮亮がフォアボールを選び、若月健矢のバントの後、大谷翔平に申告敬遠。勝負を避けたベネズエラに佐藤輝明がツーベースで同点とし、続く森下翔太の3ランホームランで5-2とし気勢を上げた。がぜんムードは良くなり、日本が勝てると意気込んだ。しかし、山本由伸から交代した隅田知一郎が2ランを浴び5-4に。代わった藤平尚真が抑えるも、次にかわった伊藤大海が3ランを打たれて5-7となった。甘く入ったボールを打たれてしまったのは何ともしがたい。打撃は爆発力があるので打たれてしまった投手の失投ということになるだろう。その後にけん制悪送球により誰もいないボールが外野に転がり追加点を献上して5-8となってしまった。これでは反撃ムードも高まらず、9回裏は三振、三振、ショートフライの三者凡退でジ・エンド。リリーフ投手でなく先発ばかりの布陣になってしまった悪いところが出てしまったのか、とも思える。ラストバッターは大谷翔平であった。大谷翔平の先頭打者ホームランで始まり、大谷翔平の内野フライにて日本のWBCは終わった。もちろん多くの選手はがんばったけれど、大谷翔平に依存しすぎた気がしないでもない。超スーパースターに頼るのではなく、もっと他の選手が頑張ってほしかった。
2026.03.15
コメント(1)

Sult (2025)なかなか小難しい内容であった。邦題から連想されるめくるめく恋物語ではなく、妥協ともなりゆきともいえる交際開始からずるずるっと内縁関係?結婚?みたいな、デンマークの夫婦事情・家庭事情がわからないため見続けることしかできなかった。その中で、不妊治療があり自らの子が欲しい女性の苦悩、煩悶が描かれている。現代を生きる女性のひとつの生き様を描いた作品。Netflix にて2025年/デンマーク/105分/監督:ルイーズ・ミエリッツ、ディッテ・ハンセン脚本:ルイーズ・ミエリッツ、ディッテ・ハンセン出演:ロザリンデ・ミンスター、ヨアキム・フィェルストロプ、サラ・ファンタ・トラオレ、マグヌス・ミラン、ウィリアム・ハウガード・ピーターセン、サルグン・オシャナ、ミレ・ホフマイーヤ・リーフェルト、ビヨルカ・ファガン、デビッド・ダム・イェクセン原題:Sult(「飢え」)お薦め度「コペンハーゲン・ラブストーリー」★★★☆(70%)
2026.03.15
コメント(1)

(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNERBROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCロバート・デュバルの晩年の代表作という「ジャッジ 裁かれる判事」をようやく見た。ロバート・デュバルは地方の判事で都会で敏腕弁護士で名を馳せる息子であるロバート・ダウニーJR.の父親である。親子の仲が悪いけれど病気治療で記憶障害がある父がひき逃げ犯人として裁かれる弁護士となるダウニーJR.はいい演技を見せたと思う。相対する検事役にビリー・ボブ・ソーントンで渋みに切れのある演技を見せた。親子、兄弟、恋愛、家族愛などいろいろなものがないまぜになったいいドラマである。U-NEXT にて2014年/アメリカ/142分/G監督:デビッド・ドブキン原案:デビッド・ドブキン、ニック・シェンク脚本:ニック・シェンク、ビル・ドゥビューク出演:ロバート・ダウニー・Jr.、ロバート・デュバル、ベラ・ファーミガ、ビンセント・ドノフリオ、ジェレミー・ストロング、ダックス・シェパード、ビリー・ボブ・ソーントン、レイトン・ミースター、ケン・ハワード、エマ・トレンブレイ、バルサザール・ゲティ、デビッド・クラムホルツ、グレイス・ザブリスキー、デニス・オヘア、サラ・ランカスター、マーク・キーリー原題:The Judge(「判事」)お薦め度「ジャッジ 裁かれる判事」★★★☆(70%)
2026.03.14
コメント(1)

(以下、Amazonより)’’現実では引きこもりながら正義のユーチューバー“ジョン”として活躍する青年・純。悪徳請求業者に電話をかけ、相手をおちょくったところ大好評。キャラの濃い関西弁男を懲らしめた動画は爆発的に再生数を伸ばす。味をしめたジョンは、男とリアルに会って対決し、それも配信しようと画策する。一方、請求業者の鉄平もジョンを捕まえようと動き始めた。2人が顔を合わせた時、半グレや女子高生をも巻き込む大事件に発展する!’’(以上、Amazonより)日頃、読まない感じの作品。予測できない展開に、エンタメ感に振り回される感じで読み切った。なんなんだ、この正義の申し子とは。軟弱なユーチューバーと暴走族あがりの悪徳詐欺者。それぞれの境遇を個別に描きながら、やむにやまれぬ状況で大阪から東京へ対決のステージが交錯する。ラストのクルーザーに至るまで驚天動地の展開があり、手に汗握る修羅場、修羅場。すごい物語を読んだ。
2026.03.14
コメント(1)

日本 vs チェコ | 2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ | 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト予選第4戦は1位通過が決まっていたため大活躍の大谷翔平と鈴木誠也を休ませた。森下 翔太、佐藤 輝明、村上 宗隆、吉田 正尚、岡本 和真、小園 海斗、周東 佑京、中村 悠平、牧原 大成の攻撃陣。三連敗で最下位敗退が決まっていたチェコとの対戦は楽勝に思えたが7回までは無失点。なかなか勝機に恵まれないので勝ち切れるかと思い始めた。そして8回裏、相手の送球エラーにより得点すると、やっとという安堵感。これでようやく、と思ったところを目の覚めるような周東の3ランホームラン!!!ビックリ!!スゲー!としか言いようのないアーチであった。このホームランが効いたのかチョコはピッチャーを代えても代えてもフォアボールを出し、ついには押し出しで1点。そして村上の満塁ホーマー!!!!とうとう、ついに、ようやくといった感じである。圧勝ムードでの満塁ホーマーは得点ほどの衝撃度はなかった感じだが、勝利に花を添えた。走攻守、すべてにわたって冴えを見せた周東の素晴らしさ。あっぱれである。
2026.03.10
コメント(1)

日本 vs オーストラリア | 2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ | 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト昨日の韓国戦以上にヒリヒリというかヒヤヒヤというか、鬱屈した感じで中盤まで過ごした。特に6回に先制されてからはどん底にいるような、追い詰められた空気。何ともしがたい感じが7回表を三者凡退で打ち取って、7回裏1番大谷からの攻撃。ランナーは出るも続けず、どうなることかというところで吉田正尚の一発!!2ラン!!一気に逆転打!8回裏もなんだかんだで2点追加4-1にした。苦労して攻めていたのが嘘のよう。必勝パターンで大勢が登板し安心ムードも、あれ!?あれ、れれれ?2本もホームランを浴びてしまい4-3。不穏な空気も感じだしたが、次のバッターを打ち取りゲームセット。安堵した。今日のヒーローインタビューは吉田正尚。三日続けてメジャー・リーガーの活躍。万歳!!
2026.03.08
コメント(1)

(以下、Amazonより)’’金沢城で生まれた私の結婚相手はわずか生後半年で決まった。(中略)早すぎると思うかも知れないが、当時ではごくごく当たり前のことで、大名の子の結婚はすべて政略結婚、祝言の日まで互いに顔を合わせず、文も交わさぬのが慣習である。私の生まれた文化の世とはそういう時代であった。――第一章「てんさいの君」より不思議な縁(えにし)でつながる、三つの時代を生き抜いた三人の女性たち。聡明さとしなやかさを兼ね備え、自然体で激動の時代を生き抜く彼女らを三部構成でドラマチックに描き出した壮大な大河ロマン!―――加賀藩主前田斉広(なりなが)の三女・勇(いさ)は、生後半年で加賀大聖寺藩主前田利之(としこれ)の次男・利極(としなか)のもとに嫁ぐことが決まっていた。やがて生まれ育った金沢を離れ江戸へと嫁いだ勇は、広大な屋敷のなかの複雑な人間関係や新しいしきたりに戸惑いながらも順応し、大聖寺藩になくてはならない人物になっていく。だが、石高十万石を誇る大聖寺藩の内実は苦しかった。その財政を改善させるような産業が必要と考えた利極と勇が注目したのは――(「第一章 てんさいの君」)。加賀藩の分家・小松藩の子孫である万里子。パリで生まれ、ロンドンで育った彼女は、明治41年帰国し、頑なな日本の伝統文化にカルチャーショックを受ける。やがて家とも深い縁のある九谷焼をアメリカで売る輸出業に携わることとなり、徐々に職業夫人への展望をいだくが、万里子の上に日本伝統のお家の問題が重くのしかかる。日本で始めてサンフランシスコ万博の華族出身コンパニオンガールになった女性は、文明開化をどう生きるのか――(「第二章 プリンセス・クタニ」)。貴族院議員・深草也親を祖父に持つ花音子は、瀟洒豪壮な洋館に生まれ育ち、何不自由なく暮らした。だが、花音子が幼稚園に上がるちょうどその頃、昭和恐慌によって生活は激変。すべてを失った花音子と母・衣子は、新宿の劇場・ラヴィアンローズ武蔵野座に辿り着く。学習院に通いながら身分を隠して舞台に立つ花音子は一躍スターダムにのし上がるが――(「第三章 華族女優」)。’’(以上、Amazonより)「第一章 てんさいの君」を読んでみて、ありきたりの江戸時代の姫としての境遇を語った内容で、強いて読むべきものなのか、とさえ感じた。続く「第二章 プリンセス・クタニ」は長編で、これだけで一作品となりえる分量。読みごたえは十分で小説となりうるものだと思えた。しかるに、高殿円の「グランドシャトー」ほどの感動はなかった。ところがである。分量としては少ないが、「第三章 華族女優」は圧巻であった。武家の出で華族として生きた明治・大正を過ぎ、没落しその称号さえなくした元華族であった家の娘が成長し社会の荒波を生きていく姿は圧巻で豪快で素敵だった。女優という職業も元俳優であった私の心を揺さぶったのかもしれない。舞台の魅力、観客の声援、見る者感じる者の恍惚。波乱万丈の彼女の人生は魅力的でさえあった。この締めくくりでいい本読んだな、と思えた。政略結婚 (角川文庫) [ 高殿 円 ]政略結婚【電子限定イラスト収録版】 (角川ebook)【電子書籍】[ 高殿 円 ]
2026.03.08
コメント(1)

Killer Heat (2024)ギリシャ・クレタ島での葬儀のhシーンから始まる。この葬儀を遠方から車の中で一眼レフカメラで撮る黒人の男。謎めいた始まりである。このクレタ島に一人の男がやって来た。探偵である。夫がフリークライミング中に落下して事故死となったことを不審に思った妻が依頼した男である。義母や義弟に秘密の捜査が始まる。しかし、その捜査を中断するように脅しが……。予想できないカラクリにあ然となる。とはいえ、このようなことがあるのだろうか。嫉妬心に燃えた男の妬みは恐ろしい。物語の展開も決着もすっきりしないものであった。2024年/アメリカ/96分/監督:フィリップ・ラコート原作:ジョー・ネスボ脚本:マット・シャルマン、ロベルト・ベンティベーニャ出演:ジョセフ・ゴードン=レビット、シャイリーン・ウッドリー、リチャード・マッデン、バボー・シーセイ、クレア・ホルマン、アビー・リー原題:Killer Heat(「殺人的な暑さ」)お薦め度「キラーヒート 殺意の交差」★★★(60%)
2026.03.08
コメント(1)

日本 vs 韓国 | 2026 ワールドベースボールクラシック™ 東京プール presented by ディップ | 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト今日も帰宅が遅く、テレビのスイッチを入れた時点で5-5のタイブレークだった。NetflixなのだがJ:COM経由でテレビで視聴できる状況なので配信モニターでなくテレビ画面で見る。途中からのライブ観戦でもよかったけれど、遡れるので試合開始から後追いで見ることにした。韓国相手というせいかヒリヒリとした緊張感。昨日のチャイニー・タイペイの先行ではなく、今日は後攻め。菊池雄星がWBC初先発ということで気負っているのか、ピリッとせず(?)連打を受けて1失点、続いての2失点。初回の3点は痛手であった。1回裏の日本の攻撃は大谷がフォアボールを選んで、続く近藤がセカンドゴロ。微妙な雰囲気を感じるところ鈴木誠也が2ランホームラン!これで、やれるぞと落ち込むことなく鼓舞された。2回は難なく過ぎての3回。大谷、鈴木、吉田とメジャー・リーガーによる3ホーマー!!!さすがメジャーと思わせる活躍で5-3とし、優勢となった。素晴らしい。4回表で菊池 雄星から伊藤 大海へピッチャー交代。しめていく、ところが金慧成に2ランを浴びた。金慧成もドジャーズということだから、ドジャーズ恐るべし。これで5-5。その後は決め手に欠けていた。7回になって日本の攻撃は牧のフォアボールから始まり、今大会初の大谷の申告敬遠があり、続く近藤もフォアボール、満塁になったところで鈴木誠也もフォアボールを選び、追加点。そして4番の吉田正尚のヒットで2点と8-5のスコアに。8回表に1点をとられて8-6となり、8回裏に俊足の周東が登場の甲斐もなく無得点に終わる。そして9回の守備で見せた周東のミラクルキャッチ!最高だぜ!!
2026.03.07
コメント(1)
全5645件 (5645件中 1-50件目)


