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今回の漫画は思いっきりほのぼの系でした。

29歳独身中堅冒険者の日常 1

奈良一平

29歳独身中堅冒険者の日常 1　講談社コミックス
奈良一平

個性的に ダンジョン飯 のように坦々と進んでいくファンタジーも面白いですが、今回のように少しほのぼのとしたファンタジーも面白いです。ギャグだらけみたいないな感じでもないので「ジャングルはいつもハレのちグゥ」や「魔法陣グルグル」や「南国少年パプワくん」のような作品とはまた違った面白さがありました。
ちなみに私は「ジャングルはいつもハレのちグゥ」はかなり好きです。
原作コミックスは何度も読みましたしDVDも何度も観ました。
さて物語りはファンタジー世界のありふれた田舎村からはじまります。
主人公は若かりし頃に荒んだ冒険者生活をおくってた白銀等級冒険者 シノノメ ハジメ です。タイトルにもあるように29歳独身。田舎村で村人からの依頼をこなしたり、ダンジョンに潜ってモンスター退治しながら食肉を確保したりで、魔王を倒す！とか英雄になる！とか一山当てる！みたいな王道ファンタジーとは違ったかたちの物語です。
モンスター肉の確保にダンジョンに潜るとスライムに捕食されそうになってる少女 リルイ を発見。救助してみたら親に捨てられたので一人で生きていくと断言するも危なっかしいことこの上なし。
見捨てることもできずなし崩し的に仲間になるんですけど、はたから見れば親子にしか見えないほのぼの展開。
で、そのままそういう展開が続くのかと思いきや リルイ が夜になると大人に変身。
古代種の子供であることが判明。
しかしながら重い鬱展開になることなくほのぼのが続くのが素晴らしい。
リルイはサキュバス(淫魔)でした(笑)
でも中身は子供のままですから大人的展開になることはないです。
連載誌が少年誌ですし。
とりあえずハジメの知り合いの外見も中身も大人のサキュバス・ヴェロニカに手紙をだしてサキュバスにつて詳しいことを教えてもらおうってことで、手紙を受け取って登場したヴェロニカは性悪ドSで娼館の店長で女王様的なアレでした。
リルイの存在に戸惑いながらも一緒に生きるハジメと、必死でハジメの役に立とうとするリルイの先の物語が気になってしかたがないので続巻が出たら確実に買います。
とにかく美味しそうに飯を食うリルイの姿が良いです。
2巻は2016年秋発売予定らしいです。

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